

☆大脳の左右二つの半球は、脳の中心部にある脳梁という部分で神経繊維で結ばれる
☆大脳の左右二つの半球は、相互に連絡し合い補い合っている
☆両半球と、体のあらゆる器官を結ぶ神経は、中脳から橋をくだり、延髄で左右が交差する
☆右脳が、体の左半分を支配し、左脳が体の右半分を支配する
*右脳の血管が詰まったりすると、左半身にまひなどの障害が出る
*左脳の血管が詰まったりすると、右半身に障害が出る
☆二つの半球は、同じ働きをすることもあれば、違った働きをすることもある

☆右脳は感覚的、直感的な分野の担当(音楽や絵画などの理解をする)
☆左脳は論理的思考の担当(言語や計算など)

☆右脳が効く人は、直感的で情感豊かな文系タイプ
☆左脳が効く人は、論理的で計算がよくでき、現実的な理系人間
*機能の働きは、大脳皮質の領野によって違いが生じる
*優位半球の差は、領野の差でもある

☆小脳は、大脳におおわれる形で、中央には虫部と呼ばれる小さい部分がある
☆その両側に小脳半球がある
☆中央の虫部(古脳と呼ばれ古い脳で、体のバランスをとるなど平衡感覚の中枢)
*古脳は下等動物にもある
☆新小脳(両サイドの小脳半球は進化とともに発達した)
*新小脳で、大脳からの運動命令を細かく調節し、全身に送り出す
*人間が微妙な動きができるのは、小脳半球の働きによる
☆小脳にトラブルが起こる
*物を上手につかめない、体のバランスが保てないなどの障害が出る

☆脳幹(大脳半球と小脳を除いた部分)
☆脳幹は、間脳、中脳、橋、延髄の四つの器官からなる
☆間脳は、視床と視床下部に大別される
☆中脳から橋、延髄にかけて、網様体という網の目のような神経群がある
*意識の状態や睡眠・覚醒と深くかかわりを持っている
*脳と全身とをつなぐ神経繊維が集中し、生命活動の中枢である
☆脳幹の機能が損なわれると、生命を維持することができなくなる


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脳(体のあらゆる機能をコントロールしている生命中枢システム)
(『病気のメカニズムがわかる事典』記事より画像引用)