慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

『自己肯定と感謝の気持ち』『1回きりの死の経験』

2024年10月01日 | 医療
🌸上手な最期”を迎えるには(最終回)

最後は自己肯定と感謝の気持ち
 ☆父は亡くなる少し前に、何度も
 *「いい人生やった」と自分につぶやくように言っていた
 *そう思って死ねるのなら、上手な最期といえる
 ☆自己肯定した最後
 *だれの人生にも、イヤなことやつらいことはつきもので
 *それをいつまでも気にしたり、悔やんだりしていては、
 *楽しい気分で死ぬことはできません
 *自己肯定できるかどうかは、性格にもよるでしょうから
 *若いうちからそういう性格になる努力をしておいたほうがいいかも
 *死ぬ間際、独りよがりな自己肯定筆者はしたいと思います
 *最後まで自己肯定できず、人生に悔いを残しているとしたら
 *それはある種の騎りではないかと筆者は思う
 ☆運不運もありますが、今さら悔やんでもはじまらない
 *もっと不運な人もいるし、理不尽な目に遭った人もいます
 *視野を広く持てば、すべてはうたかたの諸行にすぎず
 *目先の比較で一喜一憂しても仕方がないとも言えます
 ☆人生の最後の残り時間には、思い切り自分に都合よく
 *自己肯定の悦楽に身を任せるのも悪くはないでしょう
 ☆どうしてもそうはできないと言うのなら
 *今一度、感謝の気持ちに立ちもどることも一法です
 ☆感謝の気持ちを深めれば、不平も不足も不満もかすみ
 *自分に与えられた多くの恵みや親切、幸運に気づき
 *穏やかな気持ちになれる可能性が高いです
 ☆上手な最期を迎える秘訣は
 *いろいろな方策を求めることではなく
 *自分の都合を捨ててあるがままを受け入れる
 *心の準備が肝要ということです

⛳おわりに
 ☆『朝日新聞』望ましい最期の迎え方を読者に聞いた特集
 *「最期まで元気で自宅でぼっくり逝きたい」とか
 *「夕食後お風呂に入ってゆっくり寝て、そのまま終わりたい」とか
 *「庭のキンモクセイの甘い香りに包まれ、妻にみとられたい」など
 *夢物語のような答えがほとんどでした
 ☆「理想の最期」ですから仕方ないのかもしれませんが
 *そんなふうに自分の死をロマンチックに考えていて
 *大丈夫なのかと、他人事ながら心配になりました
 ☆何の準備もせずのんきに構えていても
 *上手に亡くなる人もいるでしょう
 *最後はうまくいくんだと安心するほど
 *危険なことはありません
 ☆危機管理的には、最悪の事態をできるだけ多く見て
 *備えるほうが安全に決まっています
 ☆死に関しては
 *悲惨な例や深い悔いを残すような例を、メディアは余り報じません
 *不吉で不快だからでしょうが
 *そういう例が現実にあるのなら
 *情報提供するのがメディアの務めではないのかと思います
 ☆メディアばかりでなく
 *フィクションの世界でも
 *医療がらみのジャンルでは
 *明るく楽しく感動的な物語がもてはやされています
 ☆医療等のハッピーエンドのドラマを見て
 *視聴者が現実の医療が素晴らしいとは、思わないでしょうが
 *それでも心の準備を怠らせ
 *いざ自分が深刻な病気になったとき
 *深い絶望と怒りを味わう危険が高まります
 ☆実際に医療の限界や矛盾、不条理を見聞きした者として
 *不愉快な事実であっても、率直に伝える義務があると思っています
 ☆筆者は海外を含め、職場をあちこち替えたおかげで
 *ふつうの医者より多くの死のあり方に接したと思う
 *ですがこうすればうまく死ねるという方法は見つかっていません
 *死には思いがけないことがつきもので
 *思惑通りにはいかないのが常だからです
 ☆筆者自身、どんな最期を迎えるのかわかりません
 *上手に死ぬ自信もありません
 *在宅死を勧めていたのに、筆者は病院で死ぬかもしれません
 *最後の最後まで治療にこだわり、チューブや機械につながれて
 *尊厳のない状態で死ぬ可能性もあります
 ☆だれしも1回きりの死
 *自分自身の死を死ぬ以外に経験しないということです
 *少しでも多くの方が、そのときをうまくやりおおせることを
 *筆者は、心から願らています
                        (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『人はどう死ぬのか』





『自己肯定と感謝の気持ち』『1回きりの死の経験』
『人はどう死ぬのか』他より画像引用)
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『安心への渇望』『ネガティブ・ケイパビリティ』

2024年09月30日 | 医療
🌸“上手な最期”を迎えるには5

⛳コロナ禍で露呈した安心への渇望
 ☆ワクチン接種の是非でさまざまな情報が飛び交い
 *″自粛警察″と呼ばれる動きが広まった
 *医療現場が崩壊の危機にさらされたりと、混乱が続く
 ☆筆者はそれを見ながら首を傾げていた
 *新型コロナウイルスは新型なのだから
 *わからないことも多いだろうし 
 *観察された事象や得られたデータも
 *確認するだけの時間的余裕はないはずだから
 *公表される情報はすべて″見込み″にすぎないのにと思ったので
 ☆テレビに出る専門家は、「まだわかりません」などと言うと
 *次から番組に呼んでもらえなくなるので
 *うまく語尾を調整しながら、視聴者が納得しそうな情報を伝えていた
 ☆アルコール消毒やマスクに
 *どれだけの予防効果があるのかのエビデンスはありません
 *マスクでの予防は、いくら飛沫のシミュレーションをしても
 *エビデンスにはなりません
 ☆仮に公正で信頼に足るエビデンスが出たとしても
 *それはあくまで統計上のデータで
 *個人に当てはまるかどうかはまた別問題です
 ☆何を信じたらいいのか
 *それが取りも直さず、安心への渇望です
 *答えを求める気持ちが
 *フェイクニュースやSNSの情報を含め
 *巷に玉石混活の情報があふれる素地となり
 *人々を惑わす
 ☆新型コロナのみならず、老いや死に関するきれい事情報も同様
 *安心への渇望に取り入った楽観的すぎる発言等が
 *人々を油断させ、上手な最期への準備を怠らせている

⛳求めない力
 ☆「ネガティブ・ケイパビリティ」という言葉
 *「答えの出ない事態に耐える力」
 ☆「どうにも対処しようのない事態に耐える能力」
 *性急に証明や理由を求めずに
 *不確実さや不思議さ、懐疑の中にいることができる能力です
 ☆コロナ禍で玉石混滑の情報が氾濫する中で
 *多くの無駄や混乱が引き起こされたとき
 *必要なのは、ネガティブ・ケイパビリティ(求めない力)です
 ☆上手な最期を迎えた人は、「求めない力」の強い人たち
 *あらかじめ自分の死に注文などつけず
 *虚心坦懐にあるがままを受け入れる心構えができている人が多い
 ☆「求めない力」を会得するのは、簡単ではない
 ☆詩人でもある加島祥造氏が出した詩集『求めない』
 *求めない―すると
  いまじゅうぶんに持らていると気づく
 *求めない―すると
  求めた時、見えなかったものが見えてくる
 *求めない―すると
  命の求めているのは別のものだと知る
 ☆筆者はこの詩集を読むたびに
 *穏やかな気持ちになり
 *死を受け入れることも悪くないと思えてきます
                        (敬称略)
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『胃ろうの是非』『老人力』『老人力発揮』

2024年09月29日 | 医療
🌸“上手な最期”を迎えるには4

胃ろうの是非
 ☆飲み込むたびに食べたものが気管に入ってむせるようになる
 *若い人なら誤嚥しても咳反射で全部吐き出すが
 *高齢者は反射が鈍っているので、食べたものが気管に残り
 *雑菌が繁殖して「誤嚥性肺炎」を起こす
 *高齢者は体力が落ちているので、命に関わる危険がある
 ☆老化で嚥下機能が落ちてくると
 *胃ろうにして嚥下肺炎を防ぎ、肺炎の危険性は減るが
 *口から食べたり飲んだりすることを止められる
 *口から飲み食いする喜びを優先するのか
 *この悩ましい二択を追られる
 ☆胃ろうには、さらなる問題がある
 *脳卒中などで植物状態になったときや
 *超・高齢で衰弱し、口からものが食べられなくなったときでも
 *胃ろうで栄養補給をすると、患者さんが死ななくなる
 ☆植物状態のときなどは
 *意識もなく、無言無動の状態で、
 *床ずれ予防に一日に何度も体位変換が必要
 *導尿カテーテルを入れていても便の処理も必要
 ☆意識があっても、衰弱して胃ろうにした場合
 *一日中寝たきりで、本人は何の楽しみもなく
 *生かされ続けることになる
 *それが果たして人間として好ましい状態でしょうか
 ☆欧米では、高齢で食事を摂らなくなった人に
 *無理に食べさせることは虐待と判断されている
 ☆日本人の家族が
 *善意で高齢者に食べさせようとするのとは、正反対の発想
 ☆今は胃ろうに慎重な人が増えている
 *理由はほかの延命治療と同じく
 *いったんはじめてしまうと中止するのがむずかしいから

「老人力」のすすめ
 ☆「老人力」は、 作家の赤瀬川氏が書いエッセイのタイトルです
 *たとえば、高齢になって記憶力が落ちたら
 *それはもの忘れがひどくなったのではなく
 *″忘却力”という老人ならではの能力がついたと見る考え方
 *つまりは発想の転換です
 ☆年がいって動きがのろくなってきたら
 *″ゆっくり力”がついたと言い
 ☆効率的に動いたり考えたりできないのは
 *″のんびり力″だと言う
 *つまり、”あきらめ力”がついてきたわけです

⛳老人力の発揮とは
 ☆現状に対する″満足力″や″感謝力″を発揮して
 *毎日を平穏かつ温厚にすごすのが良いのです
 ☆満足と不満には絶対的な尺度などなく
 *自分の期待と現実との比較で決まるもの
 *期待値を下げれば下げるほど、満足感は高まる
 *″満足力”とは″期待値を下げる力″ということです
 *言うは易し、行うは難しで、人は不足にばかり目を向けがち
 ☆老いれば自制心や忍耐力も落ち
 *不安や疑心暗鬼にも陥りやすくなるので
 *よほど心の準備をしておかないと
 ☆マイナスの老人力
 *不平力、怒り力、嘆き力、心配力、自己中力、
 *嫉妬力、被害妄想力などが増大しかねない
 *それで不愉快になるのは自分です
                        (敬称略)
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『人生会議のポスター』『救急車を呼ぶべきか否か』

2024年09月28日 | 医療
🌸“上手な最期”を迎えるには3

⛳「人生会議」ポスターの失敗
 ☆ACPを厚労省も積極的に広報に努めている
 *ACPを「人生会議」と意訳して作ったポスター
 *大きな批判にさらされた
 ☆「全国がん患者団体連合会」や、その他の患者団体から
 *がん=死を連想させる
 *がん患者の遺族を傷つけるという批判が出て
 *厚労省は1日でポスターの掲載を取りやめた
 ☆ACPは直訳すれば「事前のケアの計画」
 *「死に方計画」、あるいは「死ぬときの計画」です
 *筆者はそういう嘘のない表現にすれば成功していたと思う
 ☆ACPの重要性を理解してもらうには
 *インパクトが強いと批判の嵐となり、地味だと広がらない
 *悲惨で悔いに満ちた死に方をした人に
 *自らの経験を語ってもらえると効果もあるのでしょうが
 *死者となっていいるので、それは無理です

⛳救急車を呼ぶべきか否か
 ☆どんなとき救急車を呼ぶべきで、どんなとき呼ばないほうがいいのか
 *多くの人が迷うことでしょう
 ☆わかりやすいのは、超・高齢者の意識がない状態のとき
 *この場合は、そのまま静かに見守ってあげるのがベストです
 *かかりつけ医または、在宅医療の主治医がいれば
 *連絡して看取りに来てもらいましょう
 ☆間に合わなくても大丈夫です
 *逆に、間に合っても医者にできることはありません
 *命が終わってからでも、医者が死亡確認するまでは
 *法的には死んでいなく、死亡診断書も書いてもらえる
 ☆この場合、救急車を呼んでしまうと、悲惨なことになる
 *超・高齢者が死に瀕しているとき、救急隊員は
 *「どうして救急車なんか呼ぶんだ」と思いつつも
 *当然、口には出せず、型通り人工呼吸をしたりする
 *心臓マッサージをしたりしながら、病院に連ばぎるを得ない
 ☆運び込まれた病院の医者も
 *どうして病院になんか連れてくるんだと思いつつも
 *やはり口には出せず、型通りに蘇生処置をし
 *運悪く心拍が再開などしたら、気管チューブを挿入し
 *人工呼吸器につなぎ、肺のⅩ線検査をし
 *点滴をし、導尿カテーテルを入れと、せぎるを得なくなる
 ☆それでまた退院できるくらい元気になればいいですが
 *超・高齢者の場合はその可能性は低く
 *仮に復活したとしても、病気や年齢が回復するわけではない
 *またすぐ同じ状態になるのが関の山
 ☆冷静に考えれば理解していただけると思いますが
 *ふだんから心の準備をしていないと
 *救急車を呼ばない状況に耐えるのがむずかしくなります
 *だから、つい救急車を呼んでしまう
 *それは倒れているお年寄りのためではなく
 *不安に耐えられない家族が自分の安心のために呼んでいる
 ☆病院に運ばれたお年寄り
 *せっかく自宅で静かに亡くなりかけていたのに
 *余計な苦しみを負わされることになる
 ☆超・高齢者の身内がいる人は
 *最後の孝行のためにも、意識がない状態なら、救急車は呼ばないと
 *ふだんからしっかり気持ちを決めておくのがよいと思う
                        (敬称略)
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『在宅医療』『メメント・モリ』『ACP(事前準備)』

2024年09月27日 | 医療
🌸“上手な最期”を迎えるには2

⛳メメント・モリの効用
 ☆上手な最期を迎えるために
 *最期が遠いうちから、死を意識して備えておくこと
 ☆長らく在宅医療をやっていると
 *死を受け入れて自宅に帰ってきた人は
 *おしなべてある種の落ち着きがあるように思う
 ☆在宅医療では、苦痛は可能なかぎり薬で抑えますが
 *病気を治すとか、命を延ばすための治療や検査はしない
 *治療の効果や検査の結果を気にすることもなく
 *無用の副作用に苦しむこともありません
 *自宅で安寧な状態が続くと
 *病院に行く必要がないこともわかります
 *住み慣れた家で最後の時間をすごす貴重さを実感できる
 *それはやはり迫りくる死を拒否せず
 *現実として受け入れているからでしょう
 ☆「メメント・モリ(死を想え)」による心の平安
 *死を忘れているほうが気楽なのはわかりますが
 *準備を怠ることが、下手な最期につながるので
 *死に向き合うほうが安全と思います
 ☆筆者自身は常に自分の死を意識し
 *死病に取り憑かれる危険性
 *事故や災害や事件に巻き込まれる危険性を意識しています
 *それは、不吉だとか、縁起でもないとは思いません
 ☆リアルに想像すると、そんなことが起こっていない今が
 *どれほど幸運でありがたいことかも実感できます
 ☆死を意識するのは恐ろしいと思う人もいるかもしれませんが
 *慣れてしまえば怖くも何ともありません
 *むしろ、当たり前のように感じられます

⛳ACP=最期に向けての事前準備

 ☆悲惨な延命治療を受けないために
 *もっとも確実な方法は、病院へ行かないこと
 *死に対して医療は無力なのだから、病院に行っても何もいいことはない
 ☆本人が自らの意思で病院に行き
 *望まない検査や治療を受けさせられる場合は
 *ある種、自業自得なので致し方ないかもしれません
 ☆困るのは、本人は延命治療を望んでいないのに
 *家族が本人の意思を無視して、病院に運んでしまうこと
 *悲惨な延命治療のコースに乗ってしまえば取り返しがつきません
 ☆そんな事態を避けるために
 *前もって自分の意思をはっきりと決めておくのが必要
 *「アドバンス・ケア・プランニング」=ACP
 *人工呼吸器をつけるのかどうか、胃ろうをつけるのかなどについて
 *前もって自分の希望を明確にしておく
 ☆家族みんなで話し合い、あらかじめ合意を得ておけば
 *たとえその場で本人が意識を失っていたり
 *認知症などで意思表示が明確にできなくなっていたりしても
 *無闇に病院に運ばれる危険は少なくなる

⛳ACPが、日本社会には広まっていない理由
 ☆そんな死ぬ間際のことなど、今から決められない
 *不吉だとか、考えるのが恐いという人が多いからです
 ☆言えるのは、助かるならしてほしいけれど
 *悲惨な延命治療になるのならしてほしくないということ
 *延命治療で助かるか悲惨になるかは
 *やってみなければわからない
 *ご本人の希望を尊重するのが、医療者側の姿勢です
 ☆困るのが、本人は延命治療を拒否しているのに
 *家族が治療を望む場合
 ☆刻一刻と患者さんの容態が悪くなりつつあるとき
 *本人と家族の間で意見が不一致だと
 *医療者はどちらに従っても恨まれる
 ☆そういう事態を避けるために、ACPがある
                        (敬称略)
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⛳出典、『人はどう死ぬのか』




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『“上手な最期”』『”下手な最期”』『在宅死と病院死』

2024年09月26日 | 医療
🌸“上手な最期”を迎えるには1

″上手な最期″とは
 ☆”上手な最期”とは何かを考えると
 *思いつくのは、苦しみや痛みのない死でしょう
 *それを避けることは、ある程度は可能です
 *医療用の麻薬や鎮静剤を医者に頼めばいいのです
 *入院しなくても在宅医療で使えます
 *苦痛を完全にゼロにしたいというなら
 *苦痛が発生しはじめたときに、人為的に意識を消す以外ない
 *これは早すぎる安楽死に通じます
 ☆死は生物としての生命の終わりです
 *ある程度は苦しいのは当たり前です
 *痛みや苦しみは、忌避すればするほど強く感じられます
 *逆に、受け入れる気持ちになれば、少しは和らぎます
 ☆死ぬときはある程度は苦しいものだと
 *今から覚悟を決めておくほうが
 *落ち着いて最期を迎えられるでしょう

⛳”下手な最期”とは
 ☆激しい苦痛に苛まれながら
 *死ぬに死ねない状態で時間を長引かせる死に方
 *そんなことになる理由は、無理やり命が引き延ばされるから
 ☆回復の見込みがないのに、延命治療で生かされ続けるから
 *麻薬や鎮静剤も効かないほどの苦痛に襲われる
 *たくさんのチューブやカテーテルを差し込まれ
 *意識もないまま、あちこちから出血し
 *浮腫や黄疸で生きたまま肉体が腐っていくような状態になりながら
 *機械によって生かされる最期も、当然、好ましくありません
 *命を延ばすための医療を受けたときに起こる状態です
 ☆最期を迎えるに当たっては
 *高度な医療は受けないほうがいい
 *医療は死に対しては無力と言われる所以です


病院死より在宅死
 ☆最後は病院に行くのが当たり前と思っている人が多いです
 *現に今も7割以上の人が、病院で亡くなっている

 ☆病院は診療が建て前
 *患者さんが来たら検査と治療をせざるを得ません
 *そこで医療にイケイケの医者や
 *家族や″遠くの親威″に文句を言われることを怖れる医者が登場
 *不毛な延命治療のベルトコンベアに載せられる
 *それがイヤなら病院に行かないようにする以外にない
 ☆長らく特別養護老人ホーム勤務の医師
 *病院での死より、高度な医療をせずに看取る老人ホームでの死が
 *はるかに好ましいと気づき「平穏死」の効用を説いている
 ☆施設での看取りも
 *家族さえ納得していれば、望ましい状況が可能です
 *施設では余計な医療的処置はじませんから
 ☆未だにいざとなったら病院へと思っている人が多いのは
 *死に対する心配と不安のせいでしょう
 *もしかしたら病院に行けば助かるかもという
 *ワラにもすがる思いがあるのかもしれません
 *そういう思いに引かれて病院に行ってしまうと
 *下手な最期になる危険性が高いです
 ☆症状によっては病院に行くべきときもある
 *一般的には、それまで元気だった人が急に倒れたときや
 *新型コロナウイルスを含む感染症などの場合は
 *病院に行ったほうがいい
 ☆超高齢の人や、末期がんの人で、徐々に死に近づいている場合
 *病院に行かずにいたほうがいいでしょう
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『彼女は安楽死を選んだ』『患者が”命を終えたい”と言ったとき』

2024年09月25日 | 医療
🌸安楽死と尊厳死の是非非々3

⛳画期的だったNHKのドキュメンタリー
 ☆NHKスペシャルで「彼女は安楽死を選んだ」ドキュメンタリー
 *全身が麻痺する進行性の難病「多系統萎縮症」を患う女性
 *スイスでの安楽死を遂げるまでを追った内容
 ☆多系統萎縮症は全身の筋肉が萎縮しやがて死に至る神経筋疾患で
 *今のところ治療法はありません
 *患者さんは、歩行困難と軽度の言語障害ありました
 *このままだといずれ寝たきりになり
 *人工呼吸と胃ろうが必要だと医者に言われ
 *その状態を拒否するために安楽死を選んだのです
 *家族は反対しましたが、自殺未遂を繰り返したことから
 *家族も、本人の希望を受け入れる気持ちになったようです
 ☆ドキュメンタリーで画期的だったのは
 *彼女が、スイスで家族に見守られながら
 *致死薬の点滴を全開にし、意識を失う場面までを映し出したこと
 ☆安楽死に好ましい印象を与える映像だった
 *番組内で同じ病気を患いながら
 *生きることを選んだ患者さんも紹介されたことです
 *その患者さんは、病気の進行でやせ衰え
 *身体を動かすことも、しゃべることさえもできずに横たわっていた
 *印象としては悲惨だと感じた人が多かったのでは
 *両者を比べた場合、、安楽死に肯定的な内容だった
 ☆彼女には症状が進んでしまってからでは
 *スイスに行けないという恐怖があった
 *日本では安楽死ができないからです
 *動けなくなったら、死ぬまで死ねない恐怖が、彼女を急き立てた
 ☆日本に安楽死法が制定されていれば
 *彼女も早すぎる決断をしなくてすんだでしょう
 *そういう意味でも、選択肢としての
 *安楽死を認める状況が求められていることを感じさせる番組でした

番組には強い反発が
 ☆このドキュメンタリーには、強い反発もありました
 *「日本自立生活センター」
 *この番組を『討助自殺報道』だとする声明を発表した
 *番組が人工呼吸器をつけている患者さんや
 *難病で長期入院の患者さんの尊厳を蔑ろにし
 *『介護殺人や尊属殺人』も後押ししかねないという批判です
 *他に障害学会理事会等より、批判的な意見が多く出されていた
 ☆安楽死の実際を少しでも知る意味で、このドキュメンタリーは
 *安楽死を正面から考える第一歩になると、筆者は思っていました

翌年のNHKスペシャル「患者が”命を終えたい”と言ったとき」
 ☆安楽死の論調が後退していました
 ☆番組では、ALS患者の男性が
 *人工呼吸器をつけない選択をしている状況を追っていた
 *男性は人工呼吸器をつけずに寿命を終えたいと希望していました
 *奥さんは男性が人工呼吸器をつけて生き延びることを希望していた
 ☆番組では、いよいよ男性の呼吸機能が弱って
 *このままだと残り時間はわずかとなったところで
 *男性が翻意し、奥さんのために人工呼吸器をつける決断を下した
 ☆これを見た多くの視聴者
 *安堵の胸をなでおろし、感動した人もいたでしょう

⛳番組を視て、筆者は暗澹たる気分になりました
 ☆人工呼吸器をつけた男性の今後を思うので
 *男性があれほど忌避したつらい状況が
 *これからずつと続くのです
 *番組ではそのことにはほとんど触れず
 *ハツピーエンドのような終わり方になっていました
 ☆障害を持った人や、重度の介護を必要とする人の尊厳
 *もちろん守らなければなりません
 *そういう人々の生きる意思も、当然、最優先に尊重されるべきです
 *自分が納得できる形で生きる権利があることも、十分に理解しています
 ☆自分が死んでほしくないからと言って
 *家族を含め、自分以外の人間に
 *生きることを強いる権利があるのでしょうか
 *もちろん簡単なことではないでしょうが
 ☆ふだん死ぬことを意識していない人にとっては
 *大事な人の死を受け入れることがむずかしいのは当たり前です
 *しかし、死を遠ざけようとすることが
 *本人には大きな苦痛であったり、つらい思いであったりすることを
 *もう一度、考えてほしいと思います
 ☆家族や近しい人の最期に直面し
 *むずかしい決断を迫られたとき
 *いきなりそんなことを言われてもと
 *感じる人は少なくないでしょう
 *戸惑い混乱して、大事な決断を誤り
 *あとで悔いを残すこともあり得ます
 ☆そうならないためにも、ふだんからイザというときのために
 *情報を集め、心の準備をしておくことが肝要だと思います
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『彼女は安楽死を選んだ』『患者が”命を終えたい”と言ったとき』
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『若者の苦痛』『川崎協同病院』『射水市民病院』他

2024年09月24日 | 医療
🌸安楽死と尊厳死の是非非々2

⛳ウィーンの病院で起きた慈悲殺人事件
 ☆安楽死法が制定してないオーストリアで、 衝撃的な事件が発覚した
 *ウイーンにある国立ラインツ病院
 *4人の看護師が数年にわたり、計42人の患者を殺害した
 ☆4人は高齢で治癒の見込みのない患者さんが
 *呼吸困難やがんの末期症状に苦しんでいるのが
 *あまりに気の毒だったので
 *見るに見かねて安楽死をさせたのだということでした
 ☆慈悲による殺人ですが、手のかかる患者、文句の多い患者が
 *「慈悲」名のもとにあの世に送られた
 *いわゆる”滑りやすい坂”が現実の事例になった
 *方法、インシュリンの致死量投与、気管チューブに水を入れる等です

⛳安楽死ならぬ苦悶死の現実(筆者の経験)
 ☆21歳の肛門がんの患者さんが末期の状態で手術した
 *がんが骨に転移して、ひどい苦しみようでした
 *モルヒネはとうに効かなくなっており
 *鎮静剤も投与可能な最大量を注射しても
 *苦痛が強すぎて意識を取ることができない状態
 ☆重症回診で診に行くと、堂々とした体格の青年
 *荒い息 「痛い、苦しい、痛い、苦しい」とうめいていた
 *父親が付き添っていて、「何とかしてもらえないでしょうか」と
 *悲愴な面持ちで訴えてきた
 ☆筆者は、ケタラールという麻酔薬を使うことにした
 *最初に麻酔をかけるときに使う量を注射し
 *あとは点滴で維持量を投与すれば
 *患者さんを眠らせることができるのではないか
 *通常の使用法からははずれていますが、背に腹は代えられません
 *病室にもどって父親に方法を説明したあと
 *ケタラールを点滴の側管から注入する
 *うまい具合に青年の意識は薄れ
 *うめき声も不明瞭なものになった
 ☆ケタラールには呼吸抑制の副作用があり、あまり量を増やせない
 *しかし、中途半端な量ではまた意識がもどってしまいまう
 *父親はベッドの横の椅子にへたり込むように腰を下ろしました
 *私も安心して当直室にもどる
 ☆二時間ほどしてようすを見に行くと
 *青年がうめき声をあげない代わりに、呼吸が浅くなっている
 *点滴を見ると、私が調節したのよりかなり速いスピードで滴下していた
 *父親がクレンメを自分で緩めた
 ☆筆者は急いでクレンメをもとにもどし、父親を振り返りました
 *父親は壁際に立ったままうつむいていた
 *点滴にはぜったいに触らないでください
 *今度、同じようなことがあったら、薬の投与をやめますから
 *まだ若かった私は、とっさに強い口調で言ってしまいました
 ☆患者さんが亡くなったらだれの責任になると思ってるんだ
 *そんな気持ちもあったと思います
 ☆その後、青年はうめき声はあげていましたが
 *幸い意識がもどることはなく、朝を迎えることができました
 *朝が来れば当直医は務めを終えます
 *筆者はそのままアルバイト先の病院をあとにしました

筆者は、青年と肩をすぼめてうつむいていた父親のことが気になる
 ☆ケタラールがいつまで有効だったのか
 *青年はどんな最期を迎えるのか
 *安楽死が行われなければ、苦悶の時間が徒に引き延ばされ
 *本人にも家族にもつらい状況が続きます
 ☆なまじ若くて心臓や肺が強い若者
 *苦痛にも耐えてなかなか機能を停止してくれない
 *安楽死をほんとうに必要とするのは、高齢者ではなく
 *若い患者さんと、思わぎるを得ませんでした

思いがけないことが起こる本番の死
 ☆尊厳死や安楽死でも、似たようなことが起こり得えます
 *川崎協同病院事件の場合
 ☆主治医はこのまま延命治療を続けて生きたまま
 *身体が腐っていくような悲惨な状態になる前に
 *治療を終えたほうがいいと判断し
 *家族の同意を得た上で、気管チューブを抜きました
 *家族にも病室に集まってもらい
 *最後のお別れをしてからの処置です
 ☆そのまま安らかに亡くなるはずだったの
 *患者さんが背中をのけぞらせて苦しみだした
 *予想外の事態に、主治医は同僚医師のアドバイスで
 *筋弛緩剤を投与して患者さんを看取りました
 ☆主治医の予測が甘かったとも言えますが、それは結果論
 *脳死と思われる患者さんがそんな反応をすることは
 *ふつうは考えられません
 *それでも主治医は懸命に対応し、なんとかその場を収めたのです
 *家族も最後は主治医に礼を述べて帰って行ったそうです
 *人間関係のこじれによる安楽死・尊厳死の発覚
 ☆射水市民病院の事例
 *当事者の外科部長と、病院長の間に確執があったようです
 *善意の判断で治療を中止し、家族も納得していても
 *あとで病院内の人間関係がこじれると
 *いつ内部告発されるかわからないとなると
 *医者はおいそれと尊厳死や、安楽死に手を出せないことになる
 ☆それでつらい目を見るのは、患者さんでありご家族です
 *せめて尊厳死法の制定だけでも急ぐ必要があるのでは
                        (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『人はどう死ぬのか』






『若者の苦痛』『川崎協同病院』『射水市民病院』他
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『安楽死・尊厳死』『安楽死日本の状況』『安楽死海外の状況』

2024年09月23日 | 医療
🌸安楽死と尊厳死の是非非々1

安楽死と尊厳死のちがい
 ☆安楽死とは
 *苦痛を避けるために
 *致死的な薬(呼吸停止を引き起こす筋弛緩剤等)の投与
 *心停止を引き起こす塩化カリウムなどを投与で
 *患者さんを意図的に死なすこと
 ☆尊厳死とは
 *尊厳のない状態を避けるため
 *生命の維持に必要な医療を中止して
 *患者を死なせること

安楽死法と尊厳死法、賛成派と反対派の言い分
 ☆安楽死法と尊厳死法、何十年と議論が交わされている
 *未だに法案として国会に提出されるまでには至っていない
 *反対派の力が強いからである
 ☆現況では「安楽死・尊厳死禁止法」
 *施行されているのと同じ状況
 ①賛成派の言い分
 *死ぬ以外に極度の苦しみから逃れることができない場合
 *医療で、無理やり生かされることは、人間の尊厳を損ねる
 *人には、自分の最期を決める権利がある
 ➁反対派の意見
 *尊厳死も安楽死も命を見捨てる行為である
 (死んでもいい命などは存在しない)
 *いつたん失われたらもどらないから、早まった行為は慎むべき
 *尊厳死や安楽死は、”滑りやすい坂”
 (いったん許容すると、坂道を滑るように歯止めが利かなくなる)
 *社会的圧力や周囲への遠慮などで
 (本人が望まない安楽死や尊厳死が行われる危険性がある)
 *家族や医療者が自らの利益のために
 *法律を悪用する危険性がある
 *安楽死や尊厳死に潜む危険性や弊害を重視している
 ☆「死んでもいい命などは存在しない」というのは
 *「人の命は地球より重い」などと言うのと同様
 *筆者には教条主義的に思えて共感できない
 *しかし、それ以外はなるほどと思わせるものも少なくありません

海外の安楽死事情
 ☆世界で最初に安楽死法を可決した国はオランダ
 *オランダの安楽死法では、耐えがたい肉体的苦痛以外
 *精神的な苦痛でも安楽死が容認されている
 *身体に異常がなくても
 *心の苦痛でも耐えがたいと判定されると、安楽死が認められている
 ☆オランダに続いて、ベルギーが続いたのを皮切りに
 *アメリカのワシントン州、カリフォルニア州、数州
 *カナダ、オーストラリアのビクトリア州、ニュージーランドなどが
 *安楽死を合法化している
 ☆スイスでは安楽死ではなく
 *医師による自殺ほう助が認められている
 *海外からの安楽死の希望者を受け入れている
 *実質的には安楽死の許容と同じです
                        (敬称略)
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『がん人相判断』『がん細胞の生検』『血行性転移』

2024年09月22日 | 医療
🌸がんに関する世間の誤解4

がんの診断は人相判断がん
 ☆がんの確定診断は
 *生検や、スメア検査、喀痰や分泌物を採取して
 *そこにがん細胞が含まれるかどうかを、顕微鏡で見て判断する
 ☆がん細胞は正常の細胞とちがい
 *形がいびつ、異様にサイズが大きかったりm核が肥大していたりしいる
 *但し、病理医が判定に苦慮するケースもある
 ☆胃がんや大腸がん
 *グループ判定というのが導入され
 *病理医は細胞の″顔″を見て
 *がんかどうかを判定している
 ☆進行の速さとか、転移するかどうかは
 *DNAの変異によるので
 *顕微鏡では見分けることができない
 *腫瘍ががんと診断されたら、手術で切除ということになっている
 ☆顔は凶悪だが、殺人は犯さない腫瘍(””がんもどき”)細胞もある
 *今後、DNAのどの遺伝子に変異がある場合に
 *転移する可能性があるとわかるようになれば
 *”ほんもの”のがんと″がんもどき”が判別できるようになるのでは

タブーへの疑問(生検による転移の危険性)
 ☆がんの転移
 *「血行性転移」「リンパ行性転移」「播種性転移」「浸潤」がある
 ①血行性転移はがん細胞が血流に乗って広がる
 ➁リンパ行性転移はリンパ管を通じて広がるもの
 ③播種(はしゅう)性転移
 *がんからはばれた細胞が
 *腹膜や胸膜に種をまいたように広がる転移
 ④浸潤はとなり合った臓器にしみ出るように移る転移
 ☆問題になる血行性転移
 *がん細胞が血流に乗るためには
 *血管の中に入らなければなりません
 *通常の血行性転移、がんが浸潤して血管の壁を破って中に侵入する
 ☆がんの確定診断をつけるための生検
 *鉗子で腫瘍の一部をちぎり取ります
 *当然、出血しますし、がん細胞も剥がれる
 *その剥がれた細胞が、血管内に入ることはないのか
 ☆出血するということは血管が破れているということ
 *生検で剥がれ落ちたがん細胞が吸い込まれることもある
 *がん細胞にすれば、血管の壁に浸潤してもぐり込むより
 *はるかに楽に侵入できることになる
 ☆これが血行性転移を引き起こすのでは
 *これくらいのことは多くの医師が気づいている
 *その先は恐ろしくて考えられないのでしょう
 *何人かの医師に聞いてみましたが
 *言わばがん診断界のタブーです
 ☆生検で転移が引き起こされることが証明されれば
 *がんから細胞が採れなくなり
 *確定診断がむずかしくなる

がんは見た目では判定できない
 ☆生検ができないとなると
 *良性腫瘍でも切除せぎるを得なくなる
 ☆出血させずに細胞を採取できればいいですが
 *がんの表面はもろく、少し強くこすると出血します
 *弱くこすると肝心の細胞が得られず
 *マイナスでも検査の結果が信用できないことになる
 ☆生検をすればすべて、転移するわけではありませんから
 *今は危険を冒してでも検査を受ける以外にないでしょう
                       (敬称略)
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『がん人相判断』『がん細胞の生検』『血行性転移』
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『早期がん』『がんの再発』『がんもどき理論』『がんの治療不要』

2024年09月21日 | 医療
🌸がんに関する世間の誤解3

⛳誤解を与えるがんの用語、世間に誤解が残っている

 ☆胃がんの場合早期がんの定義
 *「がんの浸潤が粘膜下層までにとどまっているがん」ということ
 *固有筋層までがんが進むとここには血管が豊富で
 *血流に乗ってがんが遠隔転移を起こしやすくなるから
 *いつがんができたかは関係ない
 ☆がんの「再発」の定義
 *新たにまたがんができたという印象を与えかねる
 *がんは「再発」するのではなく
 *もともとあったものが、診断できる大きさになったということ
 ☆今はX線検査やCTスキャン、超音波診断でも解析度が上がり
 *以前よりは小さい転移も見つかるようになった
 *しかし、5ミリ以下ではなかなか診断がつかない
 *小さな転移なら、命に関わることなく心配は無用
 ☆完治を願って、強い抗がん剤や放射線治療をすると
 *副作用で逆に寿命を縮めてしまう
 *失敗は、これまで無数に繰り返されてきました
 *医者がやめておいたほうがいいと言っても
 *強引に治療を望む患者さんも多かったからです
 ☆がんとの共存という戦略
 *小さな転移はあっても許すという事前の心がけが大事
 ☆がん検診、受けたほうがいいと思っている人も多いでしょう
 *がん検診にもメリットとデメリットがある
 ①メリットは
 *検診でがんが早期発見され、治療で命が助かる可能性がある
 *一見、これは大きなことのように思われがちですが
 *そのがんは治療の必要がないがんの場合もある
 *いわゆる″がんもどき″
 ☆日本は検査被曝による発がんが世界中でダントツに多い
 *欧米は全がん患者の1%前後であるのに対し、日本は3%もある
 ☆がん検診で一人でも助かる人がいるなら
 *検診は行うべきだと言うなら、 
 ☆がん検診で一人でもがんになる人がいるなら
 *検診はやめるべきだとも言える

否定しにくい『がんもどき理論』
 ☆「がんもどき理論」(近藤誠理論)
 *がんには命に関わる″ほんもの″のがんと
 *放置しても命に関わらない″がんもどき″がある
 *これまで外科医が手術で治癒させたがん、すべて”がんもどき″だ
 *手術をしなくても患者は死ななかったという理論
 ☆がんの患者さんは手術をしなければ確実に死んでいた
 *全国の外科医たちは主張したかったでしょうが
 *この反論は成立しなかった
 ☆すでに手術が行われているので
 *手術をしなければ、死んでいたとの証拠を
 *出すことができなかった
 *荒唐無稽とも思える「がんもどき理論」の仮説
 *五分の引き分けに持ち込まれた
 ☆近藤氏の仮説は理屈の上ではひじょうによくできている
 *いくら早期がんの段階で見つかっても
 *”ほんもの”のがんであれば
 *すでに他の細胞転移しているので
 *副作用のある治療は無駄だという
 ☆.”がんもどき″のがん細胞は
 *転移する能力がなく
 *大きくなっても通過障害などの弊害がないかぎり、治療の必要はない
 ☆がん「″ほんもの″」も「″がんもどき”」も
 *副作用のある治療は無用ということになる
 *いわゆるがんの「放置療法」
 ☆これには多くの批判があります
 *検診や治療をすれば救える命を
 *みすみす死なせてしまう危険性があるからで
 ☆「がんもどき理論」
 *不必要な検査や過剰な治療に対する
 *アンチテーゼとして提言された 
 *検診や治療は受けたほうがいいという主張と
 *無意味な検診や治療はしないほうが身のためという主張
 *どちらを取るべきか、がんにはよくわかっていないことが多い
                       (敬称略)
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『がんの治癒判定の誤解』『がんの告知と有名人の公表』

2024年09月20日 | 医療
🌸がんに関する世間の誤解2

がんの治癒判定の誤解
 ☆がん細胞を完全に体内から駆逐したい、そう思うのは当然
 ☆病院で治療を受けても
 *がんが完全に治ったかどうかは、実は判定不能
 *細胞レベルでがんが、存在する可能性があるから
 ☆がんの治癒の判定、「5年生存率」の言葉が使われる
 *がんの診断、治療を開始し、5年後に生きている人の割合
 *治癒の目安のように扱われることも多い
 *しかし、必ずしも治ったという意味ではなく
 *単に5年後に生きているというだけの割合
 ☆現在、ほんとうに治ったかどうかの見極める目安
 *「全生存期間」生死だけを問題にした指標
 *「無再発生存期間」治療後に再発が確認されない状態
 *「無増悪生存期間」再発はあっても病勢の増悪がない状態で生存
 ☆「無再発生存期間」でも、細胞レベルでの再発は診断できない
 *ほんとうに再発がないかどうかは確認のしようがない
 ☆患者さんがいちばん知りたいこと
 *治ったか治っていないのかは
 *専門家でも断言することはできない
 ☆今すぐ死ぬわけではないと、″今”に気持ちを向けて
 *最期が近づいたときに、後悔しないようにしたほうがいい

日本でがんの告知ができるようになった理由
 ☆従来家族には病名を告げても
 *本人には事実を隠すのが当たり前でした
 *がんの告知はたいへんハードルの高いものでした
 ☆告知してしまうと
 *患者さんがうつ病になったり
 *自殺しかねないほど落ち込んだりするケースもある
 ☆状況が変わったのは、有名人のがんのカミングアウト
 *俳優の渡哲也さんが大腸がんを公表し、無事に手術を終えました
 *ゴルフの杉原輝雄プロも、前立腺がんを公表
 (プレイを続けたいから手術は受けず、放射線治療を選択したと発表)
 *立川談志師匠や赤塚不二夫氏も、食道がんを公表し種手術で生還した
 ☆世間が、がんでも死なないのかという印象を持ちはじめた
 *それまでがんの告知が難しかったのは
 *がん=死という思い込みが世間に広がっていたから
 ☆がんの治療もやりすぎたら恐いという印象を広めたのが
 *人気アナウンサーだった逸見政孝氏の胃がん治療
 *末期の進行がんで、再発が明らかだったのに
 *大きな手術を受けて死期を早めた可能性が高かった
 ☆無名の人が死んでもインパクトはありませんが
 *有名人が亡くなると、強い印象を与えるのです
                       (敬称略)
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『医者が告げる余命とは』『新戦略=がんとの共存』

2024年09月18日 | 医療
🌸がんに関する世間の誤解1

余命の意味
 ☆自分がいつ死ぬのかがわからないのは、いいことだ

 ☆しかし、がんで治癒が望めない状態になると
 *医者は患者さんや家族に余命を告げることがある
 *あらかじめ心づもりをしてもらうほうが
 *患者さんの側にも医療者側にもよい効果があるから
 ☆医者の告げる余命の意味
 *医者は予言者でなく、ピタリと余命を言い当てること出来ない
 *実際、患者さんの認識のズレは
 *医療者の想像をはるかに超えることがある
 ☆医者は余命を告げるとき、短めに言う
 ①例、余命半年と言って4ケ月で亡くなると
 *「半年だと聞いていたのに」と、ご遺族が怒ったりする
 ➁「余命は3年」と言う代わりに
 *「余命は年単位です」などと言うこともある
 ③余命が半年とか3ケ月のときは、「月単位」
 ④1ケ月を切ると「週単位です」などと言う
 ⑤この病気「平均余命は0年0ケ月です」などと
 *告げられるのは、「中央値」である
 ☆中央値とは
 *100人の患者さんに治療をしたとき
 *50番目に亡くなった人の余命
 ☆医者に余命を告げられても、あまり気にしないのがよい
 *気にしたって、余命が延びるわけではない

新戦略=がんとの共存
 ☆がんになったら、治るかどうかが最大の関心事
 *以前は、転移とか再発が明らかになって、治らないとなると
 *死の宣告にも等しいというのが、多くの人の印象である
 ☆以前は、がんは治るか、死ぬかのどちらかでした
 *今は治らないけれど
 *死なないという状況も可能で「がんとの共存」です
 ☆がんが人の命を奪うのは
 *全身に転移して体力や免疫力を奪うからです
 *体力さえあれば、生命維持に関係のない臓器(骨等)に転移しても
 *人は死ぬわけではありません
 ☆がんとの共存では、がん細胞を全滅させるのではなく
 *患者さんの命を奪わない範囲なら
 *転移があってもようすを見るという戦略です
 *患者さんとしては、何ともすっきりしない状況でしょうが
 *何事も過ぎたるは猶及ばぎるがごとし
 ☆以前は、がんを徹底的にやっつけようとしたために
 *副作用が強く出て、逆にがんの病勢を強めたりしていた
 ☆がんとの共存を受け持つのは
 *腫瘍内科、または化学療法科
 *抗がん剤や免疫療法を行う
 ☆以前は、がんの治療はまず外科手術
 *手術でがんを切除できれば治癒
 *取り切れなかったり、再発があれば不治で
 *あとは死あるのみでした
 ☆患者さんの命を救うことが目的の外科医から見れば
 *腫瘍内科は治らない患者さんを受け持つ科
 *言わば敗戦処理の科のように思われていた

⛳ガンに対する治療法の進歩
 ☆がんとの共存という新戦略が可能になった
 *がんが恐ろしいのは死ぬ病気だからで
 *死なないのならほかの慢性疾患と同じ
 *ずっと死なないわけではなく
 *いつかは最期を迎えるわけです
 *それはがんでなくても同じでしょう
 ☆がんになって治らないとわかっても
 *絶望する必要はありません
 ☆残り時間を、有意義にすごす道はいくらでもあります
 *筆者は、こういう励ましの言葉好きではありません
 *口で言うのは簡単ですが
 *実際にはそうとうな精神力が必要です
 *がんになってから慌てないためにも
 *正しい情報を知り、心の準備をしておくことが重要です
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『人気の死因1位ガン』『ガンで死ぬ効用』『自分の死はカルマ』

2024年09月17日 | 医療
🌸不愉快な事実は伝えないメディア3

 ☆文字ばかりで恐縮ですが
 *医師側から見た『看取り』の内容なので
 ☆何か『人間のライフクロック』を感じさせられます

⛳人気の死因、 1位はがん
 ☆どんな死に方がいいのか
 *望ましい死に方のイメージにポックリ死がある

 *具体的にポックリ死の可能性がある疾患
 *心筋梗塞か脳梗塞、クモ膜下出血などです
 ☆実際は発作と同時に意識を失うわけではない
 *心筋梗塞なら胸、脳梗塞・クモ膜下出血なら頭、激しい痛みを感じる
 *命を落とすくらいの痛みですから、激烈なと言ってもいい
 ☆死神の手に拉致されるままになるのが、ポックリ死
 *ポツクリ死は突然の死ですから、死後の準備ができていません
 *恥ずかしいことや、隠しておきたいこともそのままです
 ☆望ましい死に方として思い浮かぶのは、老衰死
 *十分に長生きをして、最後は眠るように亡くなる
 *なんとなく安らかなイメージがあるのでしょう
 *実際の老衰死はそんなに生やさしいものではありません
 *死のかなり前から全身が衰え不如意と不自由と惨めさに
 *長い間、耐えたあとで楽になれる
 *視力も聴力も衰えますから、見たり聴いたりの楽しみはなく
 *味覚も落ちますから美味しいものを食べてもわからず
 *それどころか食べたら誤嚥して激しくむせる
 *腰、膝、肘とあらゆる関節痛に耐え、寝たきり
 *下の世話はもちろん、清拭や陰部洗浄、口腔ケアなどを受ける
 *心不全と筋力低下で身体は動かせず
 *呼吸も苦しく、言葉を発するのも無理というような状況にならないと
 *死ねないのが老衰死

⛳がんで死ぬことの効用
 ☆がんは治療さえしなければ、ある程度の死期がわかる
 *それに向けて準備ができる、あとは死ぬだけ
 *何の努力も我慢も必要なく、自由気ままにすごせる
 *超高齢の不如意、不自由、情けなさに直面する危険、避けらる
 *医者たちが、「死ぬならがん」と言うのは当然です
 ☆がんで死ぬときに大事なことは、無理に治ろうとしないこと
 *かっては、がんは治るか死ぬかのいずれかでしたが
 *今は、がんは、治らないけれど死なない状態が作られています
 ☆がんを根絶しようと思うと
 *過度な治療を受けて副作用で苦しんだり
 *場合によっては逆に命を縮めてしまったりします
 ☆がんの治療は、過激な治療ではなく
 *ほどほどの治療でようすを見て
 *治療の効果より副作用のほうが大きくなったら
 *潔く治療をやめる、これががん治療の要諦です
 ☆治療をやめたら死ぬじゃないかと思うかもしれませんが
 *治療を続けても、さらにはがんを根絶しても、人は死にます
 ☆上手に死ぬというふうに発想を変えれば
 *治療の中止も大いに好ましい選択であることがわかる
 *いつまでも治療に執着していると
 *せっかくの残された時間を、つらい副作用で無駄にする危険性が高い
 ☆がんを放置して、人生の残り時間
 *自分なりに充実させる選択肢、あながち悪いものではない
 ☆メディアはがんで死ぬことのメリット
 *一行たりとも伝えません
 ☆まだがんになっていない人に
 *がんのメリットをあらかじめ伝えておくことは
 *心の準備として有意義だと筆者は思います

⛳筆者の希望する死因
 ☆筆者はがんで死にたいのかと聞かれたら
 *筆者はすぐに「はい」とは答えられません
 ☆いったい何で死にたいのだと聞かれたら
 *それは考えないことにしていると答えます
 ☆自分が何で死ぬか、それは自殺以外に決められません
 *自分で決められないことについて
 *あれこれ希望を考えるのは、意味のないことです
 ☆死について、希望とか順位を決めても、叶う保証はどこにもない
 *希望することが却って現実に対する絶望の原因となる
 *がんでゆっくり死にたいと思っていたのに
 *心筋梗塞での突然死等
 ☆筆者は自分の死に、希望を持たないようにしている
 *死に関しても、あれイヤ、これイヤの気持ちを捨てて
 *死に向かったらそのまま受け入れるのがいちばんだと思っている
 ☆それだと苦しい死に方をするかもしれませんが
 *それも自分の死だと心得ておけば
 *なんで自分がこんな苦しい死に方をと
 *嘆きながら死ぬことだけは避けられるです
                       (敬称略)
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『ピンピンコロリ』『達人・富士氏最期とメディア』

2024年09月16日 | 医療
🌸不愉快な事実は伝えないメディア2

 ☆文字ばかりで恐縮ですが
 *医師側から見た『看取り』の内容なので
 ☆何か『人間のライフクロック』を感じさせられます

「ピンピンコロリ」を実践するには
 ☆「ピンピンコロリ」とは
 *ピンピンと元気に老いて
 *死ぬときは寝つかずコロリと逝こうという意味の標語
 ☆平均寿命と健康寿命の差をなくす運動
 *「平均寿命」は今年生まれた赤ん坊の推定余命
 *今生きている人の寿命平均ではない
 ☆出版本は「ピンピン元気に老いる秘訣」が中心
 *「コロリと逝く方法」については、どの本も触れていない
 *それは片手落ちだし、ズルイことのように感じた
 ☆若いときから健康に注意して
 *節制しながら生活していれ
 *内臓が丈夫な分、コロリとは死ねません
 ☆コロリと死ぬのは
 *若いうちから不摂生をしてきた人です
 *ヘビースモーカーで、毎晩酒を飲み
 *カロリーオーバーで肥満等の人で
 *ストレスいっぱいの生活で、睡眠不足、運動不足等で
 *脳梗塞や脳卒中でコロリと死ぬのです
 ☆健康増進に努めてきた人はなかなか死ねない
 *ピンピンダラダラ・ヨロヨロヘトヘトになってしまう
 *医療にかかったら、簡単には死なせてもらえない
 *さまざまな老いの苦しみを抱えたまま、人生の最後をすごす
 ☆筆者は高齢者医療の現場の印象として
 *死ぬよりましと、死んだほうがましの差は、それほどないと感じる

達人の最期―富士正晴氏の場合
 ☆「ピンピンコロリ」ではありませんが
 ☆筆者が達人の死だと感心したのは
 *作家の富士正晴氏の最期です
 ☆富士氏は歯が抜けても入れ歯などはせず
 *食事も構わず、酒も好き放題に飲むという生活
 *当時から亡くなる前の点滴などは不要と
 *公言する進歩的な考えの持ち主でした
 ☆富士氏が亡くなったのは74歳の誕生日前
 *夫人が入院していたため独り暮らしで
 ☆筆者も亡くなる5日前に訪問しましたが、元気との印象でした
 *亡くなったという連絡を受けたときには、びっくりしました
 *病院にはかかっていなかつたので、死因は不明です
 *血液検査や血圧測定さえもしていなかった
 *富士氏がどんな体調だったのかはだれにもわかりません
 ☆急性心不全だろうということになり
 *警察沙汰にはならず、行政解剖も行われませんでした
 ☆通夜と聞いて驚いたのは編集者だった
 *前夜に富士氏と電話で話し、打ち合わせを兼ねて
 *いっしょに飲もうという話になったの
 *翌日に飲む約束をして、寝たまま死ぬ
 *こんな楽で気持ちのいい死に方が、ほかにあるでしょうか
 ☆翌日、新聞はいっせいに富士氏の死亡を大きく伝えました
 *死を悼む記事ばかりで、死に様の見事さを讃える記事は皆無
 *そんな記事を載せると、不謹慎だ、失礼だ、死を肯定するのか
 *富士氏がいちばん嫌った欺瞞的な批判が殺到するからでしょう
 ☆メディアはほんとうに批判に弱い
 ☆富士氏がこの見事な最期を迎えたのは
 *生きることに執着しなかったからだと思われます
 *妙な言い方ですが、病院に近づかなかったおかげでしょう
 ☆長生きを求めて病院にかかると
 *治してもらえる病気もある代わりに
 *何度も病院に通わされ、いろいろ検査を受けさせられ
 *不具合を見つけられ
 *その治療のためにまた病院からは解放されず
 *不安と心配と面倒な毎日が続く危険性が高いでしょう
 ☆病院にかかっても、死ぬときは死にます
 *医療は死に対して無力です
 *それなら自分の寿命を受け入れ
 *好き放題に残り時間をすごしたほうが
 *よほど気楽と思うのは筆者だけでしょうか
                       (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『人はどう死ぬのか』




                        (冨士正晴氏)
『ピンピンコロリ』『達人・富士氏最期とメディア』
(ネットより画像引用)
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