🌸これからどう老いればいいのか(最終回)
⛳すべては比較の問題
☆医療でも食事でも映画でも人付き合いでも
☆医療でも食事でも映画でも人付き合いでも
*満足するかどうかは、事前の期待値と現実の比較で決まる
*事前の期待値より現実のほうがよければ満足しますし
*事前の期待値より現実のほうがよければ満足しますし
*低ければ不満を感じるということです
*事前の期待値はできるだけ下げておいたほうが
*現実に満足を得やすいことになります
☆医療も同じで、病気を治してほしいと思っていると
☆医療も同じで、病気を治してほしいと思っていると
*治らないときに絶望しますが
*むずかしい病気だし、医療にも限界があるから
*よくならないときのことも覚悟しておこうと
*心の準備をしていると、状況を受け入れやすくなる
☆筆者が老いや医療について、ネガティブな側面に目を向けるのは
☆筆者が老いや医療について、ネガティブな側面に目を向けるのは
*現実に対する失望の危険を減らすためです
*危機管理とは最悪の状況を想定し、それに備えるということ
*うまくいくこと、最良の結果を想定では、危機管理にはならない
☆危機管理がおろそかで
*現実に腹を立てたり、失望したりするのは
*備えが足りないと言われても仕方がない
☆管理として最悪の状況も意識しておくことは
*老いや死のように厳しい現実に立ち向かうとき必要なことだ
⛳武士はなぜ切腹できた理由
☆子どものころ、筆者は武士がなぜ切腹できたのか不思議だった
*切腹の理由が名誉のためであったり、謝罪の証であったり
⛳武士はなぜ切腹できた理由
☆子どものころ、筆者は武士がなぜ切腹できたのか不思議だった
*切腹の理由が名誉のためであったり、謝罪の証であったり
*降伏の代わりであったりしたことが理解できなかった
☆切腹に関する本などを読んでいると、徐々にその気持ちがわかった
☆切腹に関する本などを読んでいると、徐々にその気持ちがわかった
*それはふだんから常に「死」というものを意識して生きるという
*メンタリティがあったということ
☆「武士道と云うは死ぬことと見つけたり」と「葉隠」にもある通り
☆「武士道と云うは死ぬことと見つけたり」と「葉隠」にもある通り
*常に死を意識して生きると自由度を増し、その場そのときを大事にし
*自分の道を誤らずにすむという考えだ
☆死をうわべだけでなく、本気で考えているので
*ときが来れば逃げることなく
*死を受け入れることができた
☆人は必ず死ぬのだから
☆人は必ず死ぬのだから
*悪い死に方よりよい死に方をしたいという気持ちもあった
*無様に生き延びても、恥と悔いに苛まれ
*肩身の狭い思いでいるより
*いさぎよく人生を終わらせたほうがいい
*これはやはり命を粗末にする発想ですが
*命より名誉や忠義や尊厳を重視した発想とも言えます
☆今は、命が何より大事な時代ですから
☆今は、命が何より大事な時代ですから
*こんな価値観は一蹴されてしまうでしょうが、
*かっては、命より大事なものがあった
☆筆者も今、命より大事なものがあると思っている
*かっては、命より大事なものがあった
☆筆者も今、命より大事なものがあると思っている
*それは苦しまずにいるということ
*救いようのない苦しみに苛まれたら
*筆者も命を捨ててでも楽になりたい
*それでも命より大事なものはないと言う人は
*それでも命より大事なものはないと言う人は
*たぶん今、苦しんでいない人でしょう
☆生きていてほしいと、延命を望むのはたいてい家族
*苦しんでいる本人は、坂本龍一氏のように
*「もう逝かせてくれ」と思っているにちがいない
☆医療が発達した今
☆医療が発達した今
*高度な治療や検査で自然な寿命は受け入れられ
*悲惨な延命治療、苦しい長寿、過酷な介護等問題を引き起こす
*人間は必ず死ぬのだから、それを常に意識し
*人間は必ず死ぬのだから、それを常に意識し
*悔いのない毎日を送っていれば
☆死が迫ってきても、ある程度は従容として受け入れば
*最後は自宅か施設で自然な死を迎えられます
*自然な死はさほど苦しくない
*自然な死はさほど苦しくない
*死の直前に苦しむのは、医療が発達したせいで
*無意味に死が引き延ばされるから
*それは武士が切腹を受け入れるよりも、はるかに簡単なはずです
☆実は今がいちばん幸せこれからどう老いるべきか
*人によって境遇もちがえば、価値観もちがえば
*人によって境遇もちがえば、価値観もちがえば
*持って生まれた体質もちがう
*一概にこれが正解という答えはないでしょう
☆何を大事にするかによっても、優先順位は異なる
*多少のコツや秘訣はあるかもしれませんが
*老いは自然現象ですから、人間の浅知恵で
*あれがいいこれがいいと言ってみても、誤差範囲です
☆日野原重明氏は、著書で
☆日野原重明氏は、著書で
*「人はえてして自分の不幸には敏感なものです」と書いている
*逆に言えば「幸福には鈍感」ということ
*不平や不満を言う人は不幸な人です
*不平や不満を言う人は不幸な人です
*幸福な人は文句を言いません
*幸福かどうかは自分が感じることですし
*すべては比較の問題ですから
*どんな状況でも人は幸福にも不幸にもなれるわけです
☆今がいちばん幸福なんだと気づけば
☆今がいちばん幸福なんだと気づけば
*これからどう老いるべきかとぃうことも考えずにすむ
*幸福に浸っているときには
*幸福に浸っているときには
*人はあれこれ考えないものですから
🌸おわりに
☆本書はこれから老いる人や、すでに老いている人の中で
*ある程度、心に余裕のある人に向けて書きました
*余裕はあるけれど、老いや死についての心配
*上手な最期を迎えるためには
*いずれも受け入れることが大切なのですが
*それがいちばんむずかしいこともわかっている
☆老いと死が受け入れられないいちばんの原因
☆老いと死が受け入れられないいちばんの原因
*本能的に老いたくない、死にたくないと思うからでしょう
*自立して元気に暮らすために、節制や運動などの努力は必要ですが
*しかし、そちらにばかり目を向けていていいのか
*努力してもあるいは、持つて生まれた体質がどれほど優れていても
*やがて老いによる不都合は迫ってきます
☆死も、また確実にやってきます
*そちらに向けて心の準備をすることも必要でしょう
☆アメリカで「民衆のための医師」の著書でこう語っています
*現代医学を構成する医者・病院・薬品・医療機器の9割
*現代医学を構成する医者・病院・薬品・医療機器の9割
*この世から消えてなくなれば
*人々の体調はたちどころによくなる、これは私の確信であると
☆額面通りには受け取れませんが
*まったくのデタラメとも思えません
*平均寿命は少し短くなるでしょうが
*介護負担もぐっと軽減され
*悲惨な長生きに苦しむ人も減ると思う
☆老いも死もイヤなことですが、直視しすれば次第に慣れます
☆老いも死もイヤなことですが、直視しすれば次第に慣れます
*自然なこと、当たり前のことと受け止められれば
*無闇に抗おうとはせず、受け入れる気持ちも生まれてきます
*そうなれば心も落ち着き、穏やかに暮らせるようになるでしょう
*読者のみなさんがそういぅ気持ちになることを、心より願っています
*そうなれば心も落ち着き、穏やかに暮らせるようになるでしょう
*読者のみなさんがそういぅ気持ちになることを、心より願っています
(敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『人はどう老いるのか』
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⛳出典、『人はどう老いるのか』


『比較の問題』『武士の切腹』『幸福』『死の受け入れ』
(『人はどう老いるのか』記事より画像引用)
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