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A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

色鍋島

2018年02月10日 12時43分11秒 | 陶芸
2月5日(月)

横浜のそごう美術館で開催されている
今右衛門の色鍋島=人間国宝の技と美」を見学した。



佐賀県有田市。約400年前、
磁器の原土となる磁石が発見されたことで有田焼が生まれ、
日本の磁器発祥の地と言われている。

なかでも今泉今右衛門窯は、360年という長い歴史を持ち、
色鍋島の伝統技術を今日まで継承してきた。
色鍋島。なんとも優雅な響きを持つこの色絵磁器は江戸時代、
市場に流通せず将軍家や宮中への献上品、
他大名への贈答品だったという。







色鍋島は元来、古伊万里の豪華絢爛な世界と一線を画し、
大胆な構図などデザイン的にもモダンな作風を持っている。

初代から人間国宝である父、十三代を経て
当代の十四代今泉今右衛門まで作品が常に代々変わり続けてきた。

伝統は相続できない,代々が手仕事の技術を受け継ぎながら、
自分で気づき自分で積み上げていくものと十三代は言っている。

当然、各代の生きた時代背景、人間性や考え方が作品に表れ、変化している。
つまり常に新しい表現を追求していくということだ。


会場では日本の年中行事の食卓の展示(撮影可)があった。

お正月
雛祭り
七夕
お月見
クリスマス


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