9月13日(水)
散歩がてら横浜高島屋で開催中の「民藝の日本」展を見学。
民藝運動は、柳宗悦・河井寛次郎・浜田庄司らによって提唱された
生活文化運動である。

当時の工芸界は華美な装飾を施した観賞用の作品が主流であった。
そんな中、柳たちは、名も無き職人の手から生み出された日常の生活道具を
「民藝(民衆的工芸)」と名付け、美術品に負けない美しさがあると唱え、
美は生活の中にあると主張していた。

そして、各地の風土から生まれ、生活に根ざした民藝には、
用に則した「健全な美」が宿っていると、
新しい「美の見方」や「美の価値観」を提示したのである。