パート1の旅の9月9日、暗いうちから歩き出し、赤岳の第三雪渓まで行きますが、
いったんピークを迎えたナナカマドはほぼ散ってしまっていて、状態は良くなかった。
せっかくいい光線が来ていたのにね。
意気消沈して戻ってきたんですが、紅葉がダメならせめて花の写真でもと、
気を取り直してここで初めてフィルムを装着しました。
タカネトウウチソウですかね。この時期は夏の終わりに咲く花を見かけることが
多いのですが、なかなか見事な群落でした。奥の平にて撮影。

翌10日。この日も夜明け前から銀泉台へ車を走らせました。
第一花園もすでに一部のナナカマドがピークを迎えたあとのようで、
その葉はすでに散ってしまい、その時色付かなかった葉が残っているものの、
9月に入って高温続きで、その色付きは進んでいませんでした。
朝の光を入れてごまかせるかなと思い、撮影しましたが…
ごまかしきれませんでしたね。できるだけ「枯れている部分」はフレーム内に
入れないようにしたんですが…
でも、この写真をよく見ると、まだまだ緑緑しているナナカマドがあるし、その後
そのナナカマドとダケカンバの黄葉の色付きが進み、予想以上には
持ち直したみたいですね。
私はこの日で見切りをつけてしまい、のち、訪れることはありませんでしたが。