旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

旅にしあれば(2019.05-2)~九州初夏編②

2019-05-31 23:59:59 | 旅にしあれば

   

                         【月夜のミヤマキリシマ群落と九重連山~扇ヶ鼻にて/2018.06.04撮影】

   

                          【朝日に輝くミヤマキリシマと九重連山~扇ヶ鼻にて/2018.06.04撮影】

前回から一日開けて再び未明、扇ヶ鼻へ向け歩き始めた。晴天続きなのに間を開けたのは、
キリシマの開花がさらに進んでいることを期待してのことだ。

前よりもさらに早い時間に扇ヶ鼻に着いたので、あたりはまだほとんど真っ暗であった。
月明かりだけでどんな風に写るのかと、試しに撮ってみたのが上の写真。暗くて被写体は
まったく見えないので適当に構えて写す。撮影場所や構図をもう少し考えたなら、今後
何か面白い写真が写せそうな気もする。


日の出の写真を、前回とは別の地点で写してみた。花の密度が少なく、トップライトでは
つまらない写真になりがちなのを、正面からの斜光(逆光)で花を浮かび上がらせ、また、
明暗をつけることで、「たくさん咲いているように見せる」ことには成功しただろうか。



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20190529~0601 大分県九重町 坊がつるテント泊・第一部パート7

2019-05-31 05:31:01 | Weblog




5月31日(金) 雨のち曇り

未明すっかり曇り込んでいたのがわかったので、あきらめ、この時点で切り上げて
一度下山することに決めた。朝食を済ませ、調理器具、寝袋などをしまい、撤収への
第一段階は終了し、歯を磨き、用を足し、テントに戻ってきたとたん雨がパラつき始めた。

新型テントでの撤収がいきなり雨の中とはついていない。ここでしばし迷った挙句、
当初予定通りの第二案、もう一泊することに変更することとした。予報では昼以降
天気は回復し明日は晴れとのことだったので、あわよくば本日夕方と明日早朝の二回
平治岳に登れるチャンスにかけたのだ。


結局早朝の雨はパラついた程度で上がり、その後二時間ほど止み間もあってフライシートも
ほぼ乾いていたので、結果的にはあまり濡らさず撤収を終えられた可能性もあった。
しかし再び降り始めた雨は昼頃小一時間止み間があった以外はしぶとく降り続き、しかも
本降りとなった時間帯もあったので、車にたどり着く頃にはそれなりに濡れ鼠となって
いただろう。しかも明日予報通り晴れたところで下で指をくわえているだけだったので、
この前向きといえる判断には自己責任で納得するしかない。

気の毒なのはこの天候にもかかわらず、かなり多くいた登山者の方々だ。強い雨には
ならなかったとはいえ止み間少なく降り続き、つらい山行となったはずだ。予報よりも
天候回復も遅れ、夕方近くようやく雨は上がったが日が差す気配はまるでなく、結局私も
一日中なにもできずじまいであった。

お昼頃の止み間に歯磨きと小用を足しに外に出た以外は、ほとんどをテント室内の天井を
見上げながら一日を過ごした。食料は元々三日分用意していたのでどうにかやりくりがつき、
お酒のみが切れたのでビールと日本酒を調達しに法華院温泉まで往復した。これが唯一の
仕事である。


初めて使ったモンベルの新型ステラリッジテントについて、長短所様々あれど、一番
気になった点だけ述べておくと、それは前のアライテントと比べ室内が狭いことである。
同じフロア面積のはずなのになぜ?と思ったら、吊り下げ型の構造上そうなることに
やっと気が付いた。

テント生地とポールとの接合方法がアライのはスリーブ式で、フレームに沿うギリギリまで
室内高があるが、モンベルの新型は吊り下げ式なので、吊り下げるパーツ分室内高が低くなり、
推定およそ10%程度、スリーブ式と比べると室内容積が小さくなっている気がする。

最初からこれを使ってきたならばそんなものかと思うのかもしれないが、前の広さを長く
体感してきただけにこの一割程度の狭まさが窮屈で仕方がない。特にヘッドクリアランスが
狭まったのが致命的で、天井に頭がつかない居場所が中央付近にわずかしかない感じなので、
以前と同じ感覚で少し背を傾けると天井に頭をこすりつけてしまうのだ。

おそらく身長180cm以上の日本人としては大柄な体格の方々には、かなり窮屈に感じる
可能性がより高いと思われるので、購入される前に熟慮されたい。


ただしその吊り下げ式構造のメリットで、設営撤収がより容易になったのと、フライシートと
テント本体の生地が接触しづらくなったため雨漏り対策としても有効で、今回いきなり雨天での
使用となった際、その効果を実感した。

私の場合、これを選んでしまった以上すぐに買い替えるわけにもいかないし、しばらくは
うまく付き合っていくしかない。自分の置かれている立場をよく理解し、「肩身を狭く」
テント内で身を潜めるとしよう。






 

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20190529~0601 大分県九重町 坊がつるテント泊・第一部パート6

2019-05-30 05:30:04 | Weblog




南峰との鞍部あたりから本峰を望む。斜面のキリシマはかなりまばらな咲き方に見え、やはり
まだまだピークは先なのか?

    

ところがである。本峰先端部まで足を延ばすと、十分見ごたえがあるくらいに咲きそろっていたので
これには驚いた。少し待っていたら雲間から日差しが差すタイミングもあり、思わぬ撮影セッションと
なった。

山頂部全体で言えばまだ五分咲き程度であろう。しかし今未開のものが咲きそろう頃、この時点で
咲ききっているものが持ちこたえているかどうか微妙なところだ。虫害がまったくないのはいいとして、
花付きはけっして良くなく、樹にも勢いが感じられず、状態としては万全ではないよう見える今年の
平治岳である。

最終的にどうなるかは不明ながら、これは早めに来たのが功を奏したかもと思ったものだ。


     

南峰先端部で撮影するのはいつ以来だろう、ここでもたまたま日が差して写真を写せた。
先端部に関しては、この時点でほぼピークではなかったか。

西の方面にはたくさん雲があったし、これ以上天候が好転しそうな気配を感じなかったのと、
持ち上げた水(スポーツ飲料1リットル)がもう底をつきかけていたこともあり、下山を急いだ。
途中からのどの渇きを抑えられず、しょっちゅう潤さねばならず頻繁に水分補給したからだ。

体に異変までは出なかったようには思うが、こののどの渇きはもしかしたら注意信号なのかも
しれなかった。別に触れたように、脱水症状の前触れだった可能性もある。坊がつるでは
水に困ることはないのでいつでものどを潤せると、かえって油断したのかもしれない。

まあ最低限度仕事もこなせたし、後悔することもなくここで下山したのだ。


またもやところがである。下山後しばらくすると嘘のように雲が晴れ、すっきりした晴天となった。
これやからねえ。外すときってこういうもの。水の残量と体調を考慮するとあれ以上は無理
できなかったであろうから、神の啓示とあきらめるしかないのだ。






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20190529~0601 大分県九重町 坊がつるテント泊・第一部パート5

2019-05-30 05:30:03 | Weblog




テントに戻り昼食&休憩。この間晴天&高温が続き、蒸し風呂のようなテント内での昼寝の最中
かなり発汗したようで、知らぬ間に水分不足に陥ったのか、のち軽い脱水症状を覚えることに。


下から見上げた限りまず間違いなくピークには早そうではあったが、下見だけでもしておこうと、
平治岳に向かう。ここへはかなりのアルバイト量を要するので、軽い気持ちでは臨めない。
この時点で薄雲が広がり始め日差しが弱まった。下見だから、かえって涼しく都合がいいくらいだ。

大戸越(うとんごし)到着。平日で、しかもまだピークには早そうなのに、さすがは
ミヤマキリシマの殿堂・平治岳だ、広場では登山客が多く憩っていた。峠のあたり、キリシマが
見頃を迎えつつあった。

   

一息入れた後南峰の急斜面を登る。息せき切らせ泣きが入る急登を乗り越えねば、あの楽園へは
たどり着けないのだ。


   

南峰山頂部から南側斜面を見下ろす。咲き方にばらつきが大きいが、予想以上には咲いている印象。


   

南側斜面越しの三俣山。場所によってはかなりの密度で咲いていて、十分写真が撮れるというのが
第一印象。




   

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20190529~0601 大分県九重町 坊がつるテント泊・第一部パート4

2019-05-30 05:30:02 | Weblog



法華院温泉山荘の休憩所でしばし休んだのち、スガモリ越えコースを登る。ここの道、こんなに
急登だったっけ? 通るのずいぶん久しぶりなのだ。

三俣山山腹の断崖に咲くミヤマキリシマが、遠目にたくさん咲いているように見え、撮影できないか
気になって確かめに来た。でもまあ、近くで見てみたらそんな密集した群落でもないことがわかった。

写真小さくてわかりづらいが、三角に尖った岩山の右下に、昨秋訪れたスガモリ越え避難小屋が
小さく見えている。これで一応このコースが久々つながったと自分では納得して、ここで引き返した。


   

下山後法華院温泉山荘全景を撮影。この山小屋の裏手からスガモリ越えルートが始まる。




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20190529~0601 大分県九重町 坊がつるテント泊・第一部パート3

2019-05-30 05:30:01 | Weblog




5月30日(木) 晴れ時々曇り

未明天の川が上空に掛かり、星がたくさん輝いていた、上天気のようだ。薄暗いうちから出発、
目指すは立中山だ。早朝にここを訪れるのは、おそらく今回が初めてとなる。

陽が昇る前からハーフNDを用いてあれやこれや撮影を試みた。日が当たったほうがミヤマキリシマの
妖艶さが増すが、大船山方面は完全に逆光だし、白口岳方面は影が長く伸び、どちらも自由に構図を
つけるのがとても難しそうだ。

写真は日の出後の白口岳方面。


   

長らく撮影を楽しんだ後、下山口付近まで下りてきて山頂部を振り返る。ここまで誰とも
遭遇せず、景色を独り占めした気分は悪くない感じ。結果はともかく、初めての早朝撮影
セッションはまずまず成功だったとしておく。




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20190529~0601 大分県九重町 坊がつるテント泊・第一部パート2

2019-05-29 05:29:02 | Weblog



鉾立峠到着。背景の山は白口岳。距離は短いながら滑りやすい急登がここから始まる。
が…行きも帰りもまったく足を取られない。これまでなら「ここは間違いなく危ない」と
事前に察知でき身構える、いかにもな場所でもだ。

その時すぐには気づかず後からわかったのは、この前登山靴S-8のソールを張り替えたので
グリップ力がよみがえったのだと。ソールの新調でここまで改善されるとは予想以上である。
足を滑らせる機会が増えたのは、脚力の衰えばかりが理由ではなかったようだ。もっと早く
張り替えておけばと後悔&反省。


   

立中山山頂より大船山。立中山のミヤマキリシマは全般よく咲いていて今がちょうど見頃。
皆さんそれがわかっているのだろう、平日にもかかわらず入れ代わり立ち代わり登山者が訪れる。


   

この頃雲が切れ晴れ間も多くなり、撮影も楽しむ。写真は白口岳方面。


   

テントに戻り昼食&休憩後、再び立中山へ。最後の登山者とすれ違って以降、山頂は私だけしか
いなかった。夕方の立中山はものすごく久しぶりな気がする。斜光がミヤマキリシマをより
美しく演出するが、自分の影が映り込むので自由に構図を選べないのがもどかしい。

すっかり晴れ渡った空の下、あーでもないこーでもないと撮影を楽しんだ。




   

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20190529~0601 大分県九重町 坊がつるテント泊・第一部パート1

2019-05-29 05:29:01 | Weblog



5月29日(水) 曇りのち晴れ

三泊分の食料を背負い出発する。もちろんミヤマキリシマ鑑賞が目的なのだが、このところの異常な
高温続きでも昨年ほども開花が早まらず、メインの平治岳のキリシマの見頃はまだみたいだ。

ルートのほぼ中間地点の雨ガ池でキリシマが咲いていた。花付きはさほど良くないようだ。



   

予報では晴れだったはずだが上空薄い雲が広がり日差しはない。おかげで涼しく歩きやすかった。

坊がつるに到着して驚いたのは、そのテントの数だ。その後滞在した日もすべて30張り程度はあり、
法華院温泉山荘も多数の宿泊者で連日にぎわっていたようだ。ここに併設されている有料のテントサイトも
大人気で、金曜日の夜などはスペースに入りきらずあふれたテントが、サイト外に張られていたのを見た。

私のこれまでの経験では、キリシマの時期でも平日ならば、坊がつるのテントは多くてもせいぜい20張り
程度だと記憶している。たまたまなのか、それとも何かの理由でここでのテン泊がブームとなっているの
だろうか?

長者原の駐車場が夕方になってもなかなか空いてこないのが、これで腑に落ちた気がする。日帰りでなく、
宿泊目的での入山が以前にも増して多くなっているからではなかろうか。


新調したモンベルのテントを設営。念のため一度練習してきたかいあって、難なく組み立て完了。
背景の山は三俣山。



   

休息後立中山へ向かう。法華院温泉周辺のミヤマキリシマが見頃。


   

坊がつる方面を振り返る。奥の双耳峰が平治岳。山頂部、うっすらとピンク色に色づいているのが
下からもわかるが、やはりまだピークには早いかもしれない。



   

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20190527~28 泉大津~新門司港~長者原 阪九フェリーで九州上陸したがモンベルは休みだった

2019-05-27 05:27:01 | Weblog




5月27日(月) 晴れのち曇り

前回の帰宅から丸々一か月が経過しての出発となった。お尻に根が生えてしまい、それを引き剥がし
旅立つのは容易でないくらい、怠惰な生活にすっかり馴染んでしまっていた。

17:30 泉大津港発の阪九フェリー、バイクは団体客?がいて満車、乗用車やトラックもいっぱいで
乗客も結構多く船内にぎわっている、こんな時期の平日なのにねえ。

前線の通過の影響で、瀬戸内海としては珍しく白波が立ち、船体も時々動揺した。


   

翌朝5:00頃、船内レストラン開店直後の写真。それまで順番待ちの客が列をつくっていた。


5月28日(火)5月28日  曇り時々雨

6:00 新門司港着。時々小雨が降る中をゆっくり移動して登山口の長者原へ向かう。


   

レストハウス内にモンベルがオープンしたと聞いていたので品ぞろえなどを確認に行く。
が、火曜日は定休日らしくやってなくてがっかり。

ここがそれなりに品ぞろえが充実し、当てにできそうならとても助かる。出先で買い直したり、
買い足したいものって意外とあるものなのだ。





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こしひかり越後ビール

2019-05-26 19:27:00 | Uncle あるちゅうの唄




甥っ子の結婚式の引き出物でいただいた品です。地ビール専門カタログギフトが含まれていて、掲載された
全国各地の地ビールから自分好みのを選び、送付されてくるシステムです。今時こんなのがあるんやねえ。

迷った末私が選んだのが、この「こしひかり越後ビール/エチゴビール醸造」です。


   

「全国第一号地ビール」とラベルの裏に記載されていて、このブランドが日本の地ビール発祥なのかしら?

さっそく飲んでみたら、これが意外に拍子抜けしそうなインパクトのない淡白なお味で、ちょっと
期待はずれ。まあでも、一般に広く流通している大手のビールの味とは一線を画す味なのは間違いないし、
変化球を楽しみたいと思いますわ。


   

寒冷紗にとまっていたマメコガネ。


         

直植えのアジサイも見頃となりつつあります。アリストメリアとのコラボレーション。





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