秋の旅の天気の話を。パート1の時は、ほぼ連日安定した晴天が続きました。
天気はいいものの「見に行くべき紅葉がない」つらい状態でもありましたが…
パート2の頃。全国版の天気予報的には「天気のいい日が多かった」と
なるはずですが、そう一筋縄にはいかないのが、秋の大雪山の天候です。
変わりやすく、日替わり状態で、20(土)、22(月)は快晴といっていいくらい
雲の少ない安定した晴天、山もほぼ一日中見えっぱなしの特異日でしたが、
その前後は予報の割に山は天気が悪く、特に19(金)は一日中
猛烈な風が吹き荒れました。泊り装備で高原温泉から登り始めたものの、
ガレ場下で待機。1時間半ほど粘りましたが、良くなる気配がなく、逆に
雨まで降り出し、撤退を余儀なくされました。昨年の テント崩壊事件 が
記憶に新しいところですが、やはり山の上に吹く風は怖いですよね。
その強風の中、一張りだけテント泊者(二人組)がいたそうです。
ツワモノってのはどこにでもいるものなんですね。
その強風は夜まで吹き続けましたが、夜中、ピタッと風はやみ、雲はなく、
月明かりが皓皓と高原温泉辺りを照らしていました。その翌朝が私の滞在中
最も冷え込んで、車が凍りついていました。
22日の快晴が一転、その夜から天気は崩れ、翌日は強い冬型、
寒気が流れ込み、山は一気に雪景色に。それまで日中は夏のような暑さが
続いていただけに、これにも驚かされました。今年は特に変化が極端だったのかも
しれませんが、やはり秋山は怖い。最新の天気情報、山情報を集め、
お互い十分注意して、紅葉狩りを楽しみたいですね。
♪ 木枯らしに揺れて乱れた
亜麻色の髪を掻き上げている
溜息さえも 凍てつく風に
熱い涙と 唇噛んで
目を閉じて 手探りしても
探したものは 摑めなかったよ
憶病なんだと 俯かないで
あいつのせいだと 笑い飛ばして
そうさ あいつの心のようにくるくる回る
移り気秋の空 まるで気まぐれ 秋の風が吹く
(まるで気まぐれ秋の風/詩:細坪基佳)
*先ほどのNHKのニュースで屋久島が取り上げられていた。
世界遺産登録から15年経って、少しは落ち着いたのかなと思っていたけど、
観光客は増加の一途、トイレ問題等大変なことになっているみたいですね。
静かだった頃に訪れておいて良かったと思うとともに、一日も早く異常人気が
沈静化してほしいと願わずにはおれません。
大雪山は世界遺産とは無縁であってほしい…