【灯りをつけましょボンボリに~富良野市山部・太陽の里にて/2014.05.10 撮影】
【春のさけび~美瑛にて/2015.05.12 撮影】
2014年度作品集その2
芦別岳と桜を一緒に写せるところを探して、予備知識なしで山部の「太陽の里」へ行ってみた。
緑の芝生の広場に若い山桜の木々が規則正しく植えられていた。しかし私が訪れた時には、悪いことに
ちょうど若者(学生?)20名ほどが宴会中。「あちゃー」と思ったら、すぐお開きとなり、すんなり撤退。
しかも雲の切れ目からちょうど強い日差しがきて、丸っこい樹影が地面に映る、面白い写真が撮れた。
芦別岳に近すぎて山と一緒には写し込めず、支線の稜線がかろうじて奥に写っている。
早春のカラマツやダケカンバなどの芽吹きは淡い緑色でとても素敵。しかしちょっと地味なので
うまく表現できないことが多かったが、朝の斜光を利用して、春のみどりの勢いをどうにかとらえられたか。
港の駐車場で二度寝して目覚めると、急速に天気が回復してきたので行動開始。
「知床~元地灯台」まで往復散策する途中で撮った写真。海とフェリーと利尻富士。
「北のカナリアパーク」。映画のロケセットがそのまま残り、観光地になっている。私は映画を見ていないし、
サユリストでもないが、のこのことやってきた。
いや、実は「隠れサユリスト」だったりして。利尻富士を独り占めするかのようなロケーション。
この日は空気がすっきりして、とにかく利尻山が美しかった。
桃岩展望台~元地灯台までを往復トレッキング。ここは一回目に島を訪れて以来だ、懐かしい。
しかし記憶はおぼろげ。あの時歩けた、利尻が背景に入るお花畑への道が「閉鎖」されていたのが
とても残念。開発され便利になった部分と共に、逆に自由気ままに歩けていた小道がほとんど
立ち入り禁止になってしまったようで、それがつらい。
これも例年よりかなり早いというハクサンイチゲが、海を見下ろす斜面に群生していた。
ややピークを過ぎていたがレブンコザクラも多く見られた。6月中旬にしか訪れたことのない私は、
この花を見るのはたぶん初めてだ。
「幻日」。突然ヒヤっとした風が吹いたので空を見上げたら太陽が三つになっていた。
夕方から天気が崩れ、未明雨が降った。
過去二度来たときにはなかった日帰り温泉施設「うすゆきの湯」。
車中泊組みがほぼ毎日お世話になるし、悪天時などに長期滞在者がたむろできるありがたい
存在である。
こちらも当時はなかった島唯一のコンビニ・セイコーマート。皆さん、店内のカゴを手に日常品を大量購入していく
様子が、都市部のコンビニと似て非なる光景。私もここがあるおかげで、食料計画が立てやすくて大助かり。
「海鮮処かふか」は漁港直営の食堂で、その後何度もお世話になることに。
『ほっけのチャンチャン焼き定食』 1100円。目の前で炭火で焼いてくれる。「皮せんべい」は
日本酒が進みそうなお味だが、このあとまだ運転しなければならない。
『海鮮フライ定食』 1100円。
『天ぷら定食』 1100円。
礼文島へ上陸後、観光案内所のお姉ちゃんに尋ね、情報を仕入れる。「アツモリソウが満開ですよ!」
と聞き、まず群生地を訪れた。やはり島の花も10日ほど前倒しで開花が進んでいるらしい。
この日見た中では、この株がひときわ大きく目を引いた。
これは翌日の写真。昨日までのルートは閉鎖され、別の道が歩けるようになっていた。
ここまでまとまって生えていると、「群生地」って感じがする。
「クルマバツクバネソウ」。何度聞いても覚えられそうになく、手帳にメモった。
礼文島、旅の基点・香深港フェリーターミナル」。おそらく島中の公衆トイレ(ここのは本来「公衆」では
ないだろうが)の中で一番で清潔なのがここで、ウォシュレットもあり、しばしば利用させていただく。
夜間閉鎖されるのが難で、しぶしぶ横の公園のトイレに行く(夜間、ライトが消されている!)。
宗谷地方に足を踏み入れるのは約20年ぶりなので、記憶はもうおぼろげにしか残っていないが、
稚内駅がこんなおしゃれでなかったことは確かだろう。
フェリーターミナルは場所すら当時とは変わっているらしい。こちらも新しく、とてもきれいで驚いた。
「ボレアース宗谷」、当然、その頃の船ではなく、新しい船を動かせるのは、古い水夫ではないのであろう。
一番前の席に陣取ろうとしたら、「揺れが大きいから、後の方がいいよ」と乗船員に促され、そそくさと
移動した。この頃、稚内は強風が吹き荒れ、湾内ですら白波が立っていた。旨い酒には酔えても、
船には酔いたくないものだ。
「海編」の旅の始まりを告げる汽笛が鳴り響く。
今朝、またカマキリが二匹孵化していました。数日前に一匹が先行して生まれていた卵からです。
アリが群がっていましたが、全滅ではなかったようでよかったです。場所を移つすなど、それなりの
援助が報われたかもしれなく、ホッとしました。
上と同じ個体。撮影を嫌がって、ここまで退避しました。
これは別の個体。ひとまわり小さいように見えます。
ゴーヤを這わせるネットを張るための支柱に卵をくくりつけておきました。ここにいてはなかなかエサを
得られないでしょうから、あとは自力でいい餌場を確保すべく、旅立たねばなりません。
カマキリだけではありません。私も再び潮が満ちて、旅立つ時が来たようです。
今から港へ向かいます。
車中泊しながら旅を続ける際の車生活は、テント生活とほぼ同じと考えていただけたら、
おおよその暮らしぶりが想像できるかと思います。「暑さ」「寒さ」が極端に堪えるのです。
5月の中旬でさえ日中はすでに暑くて、車内で長居するのは苦痛だったので、6~9月の真夏は、
さらなる地獄が待っています。(そのくせ、朝晩は冷えて、とても寒かったりするので、温度差への
対応にも苦慮します) 窓を開け放していたら、虫の進入を許し放題ですしね。5月中でも、
すでに虫が飛んでいました。
これまでは、車中泊しながら旅しているらしい車が、自作らしい「網戸」をつけているのを何回か
見かけたことがあって、正直「そこまでするか!」とちょっと呆れていたのです。しかし、いざ
自分がその立場になると、それがけっして大げさではなく、必要最低限の装備ではないかと
思い始めました。
それで地元のオートバックスで見つけたのが、「カンタン装着・涼風ネット(フロントドア用)」です。
税込み3000円くらいと、けっこういい値段しました。本来は自分の車に合わせて自作するのが
一番いいかもしれませんが、日曜大工のまったくできない私は、多少高くても、市販品に頼るほうが
結果無難だったりします。
一応試しにマイカーに取り付けてみました。汎用タイプなので、自分の車にピッタリ・サイズって
わけにはいかないけど、まあ何とかなりそうな感じ。慣れれば、取り付けにはそれほど時間は
かからないと思われます。もしうまく使えるなら、「リアドア用」ってのもお店にあったので、
追加購入する可能性もありますね。
加えて、DC→AC インバーターを再購入しました。以前買った廉価品は、電源供給が不安定で、
すぐに保護回路が働いて供給がストップされてしまうので、携帯電話などの電圧の低いもの以外には
使えそうにありません。今度のは、税込み約3000円と、前の倍以上大枚を叩いたし、定格出力も
4倍なので、それなりに働いてもらわなきゃ困るんだけど、使ってみないと、実力のほどはわかりませんねえ。
「安物買いの銭失い」に注意。もし同じようなインバーターの購入をお考えの方は、それなりのを
買ったほうがいいかもしれませんよ。
*日に日に気温が高くなって、今日は真夏日寸前って感じでした。5月ってこんなに暑かったっけ?
カマキリの卵のすぐ裏にあったアリの巣はどこかへ引越ししたようで、その卵から一匹孵化していたのを
今朝発見しました。全滅ってわけではなかったらしく、少しでも孵ってくれたらうれしいのですが。
反面、被害がなかったので元の場所に戻した卵に、アリの魔の手が迫っていて、あわてて場所を移動
させました。ドタバタですが、こちらからも無事生まれてくれたらいいのにね。
今朝、このところの日課、カマキリの卵を観察に行って驚きました、卵に無数のアリが群がっているでは
アリませんか! (シャレてる場合ではない) 写真中央の先日一匹が孵化したのと、写真左の卵にです。
あわてて水をかけて蹴散らして枝を外し、自転車のかごへ避難させたのが上の写真です。数匹が孵化して
脱出を試みたようでしたが、まだ変態するには時期尚早だったのか、途中でこと切れていました。
以前にも孵化直前の卵がアリに急襲されているのを見たことがあったので、できるだけ高い位置に
卵を設置したつもりだったのに、それでもまだ配慮が足りなかったようです。
ところが、すべてアリを排除したつもりだったのに、いつまでたっても姿が失せないなと思ったら、なんと、
左側の卵のすぐ裏側の小さな穴がアリの巣だったのです、これにはさらに驚きました! いつの間に…
しかもこんな狭い空間に… 小さなアリですが、はたしてこれは純粋な日本産のアリなのでしょうか?
最近、南米からだったか? 外来種のアリが日本で繁殖し、その種のアリはかなり獰猛だと聞いたことがあり、
もしかしたらそいつらじゃあないかと疑っています。
被害のなかった右端のを元の場所へ戻し、中央のはまったく別の場所へ取り付けました、いまさら手遅れかも
しれませんが… 写真左の卵は、アリの巣だけを別にすることもできず、どうしようもアリません。
そのまま枝ごと廃棄処分にしようかとも考えましたが、そう易々と生き物の命を奪うこともできず、地面近くに
突き刺して放置しました。その情けが裏目に出なければいいのですが。
カマキリは成虫になると食物連鎖のかなり上位に位置すると思われますが、それまでは立場が逆で、
無事成虫までたどり着けるのはほんの一部なのでしょう。すでに天敵のハナグモの仲間を
多く見かけるようになりました。
私の知らない場所にある卵が無事に孵化して、大量に子カマキリが発生することを願います。