【虹と桜の頃~米沢市松ヶ岬公園にて/2016.04.15撮影】
【艶姿・シダレザクラ~南陽市烏帽子山公園にて/2016.04.16撮影】
長距離移動をする際には、たいていカーステレオで音楽を聞きながら運転する私だが、この朝は
ラジオのスイッチをひねったら熊本の地震を伝えるニュース番組を延々やっていたので、
報道に耳を傾け続け重い気分のまま車を走らせた。
道中雨が降り続いたが米沢市に着く頃には青空も見え始め、駐車場で待機し、雨の上がるのを
待っていた。突如雲間から強い日差しがきたので、「もしや」と思い車外に出ると、案の定虹が
かかっていて、あわててカメラをセッティングして撮影した。
初めての場所でいきなりだから、ロケーションを考える余裕などなく、とにかく虹が消えないうちに
素早くシャッターを切るだけだ。しかし雨が完全に止んだわけではないので、撮影機材はけっこう
濡らしてしまった。虹の撮影には、たいていこのリスクがつきまとう。
二度目となる烏帽子山公園は、またも満開のいいタイミングで訪れることができて、ここは
初めてじゃあないからとそれなりの余裕があったはずが、前回とは微妙に桜の咲き具合が
異なるなどし、どう写していいのやらと、結局アタフタと走り回っている。
この立派なシダレザクラをうまく写したいと考え、行きつ戻りつ三度くらい撮影に挑んだ。
でも結局満足ゆく作品にはならず、シダレザクラ撮影の難しさを改めて思い知る。この写真などは、
撮影時には自分ではかなりいい感触で写せたと思っていたのに、いざ現像してみると
思い描いていたような出来栄えとはならず、本来もっと迫力あるはずのこのシダレザクラの
雄大な姿を活かしきれずに不本意だ。
おまけにPLフィルターの弱点が出て、背景の青空にムラがある。もし次に撮影チャンスが
あったとしても、また同じ過ちを繰り返してしまうであろう。それが私だ。
今日イオン和歌山店へ買い物に行って、目に付いて買ったのが「東ハト・オールあずき・
クリームチーズ仕立て」。正直味の想像ができず、怖いもの見たさに買ってみたって感じです。
あと、「カルビー・さつまりこ・大学いも味」ってのもついでに買ってみました。これは
期間限定商品みたいですね。ポテトチップス用のジャガイモが不足していると聞いているけど、
サツマイモは大丈夫なんですかねえ。
先日Loweproのカメラバック「Toploader Zoom 50AWⅡ」(写真左)を購入しました。
これはこれまで愛用してきた50AW(旧型・写真右)の改良型(新型)です。私は両方持っているので
違いを比較してみましょう。
そもそも新型を購入した動機は、収容能力(内容量)がアップしたからなんですね。
基本スタイルを、EOS5D3+24-70mm/F4標準ズームとしている私。その際の
収納バックとして旧型はピッタリのサイズで、まったく問題なく使えていました。他の撮影域の
レンズに交換しても、原則F4標準ズームに戻して収容、移動するんですね。
ところがたまに16-35mm/F4広角ズームを装着したまま移動したい場合があって、
その際には旧型には収まらなくて困ることがあったんです。F4広角ズームは全長が長いので、
旧型バックの規格では収まりきらなくなったのです。
さらに、最近購入した24-70mm/F2.8標準ズームも全長が長く、これをメインレンズとして
持ち歩く際にも、旧型バックには入りません。これは近年キヤノンから新発売されるレンズ群が、
全般大型化傾向なのに起因していると思われます。高性能を求めるあまりに全長が長くなり、
ますます重量化してますからねえ。これは主に野外で持ち歩いて、移動しながら撮影することの
多い私にはちょっと困った傾向です。ぜひ性能と反比例させて、小型化、軽量化を望みたいです。
しかし現状はこれとは真逆で、交換レンズは重厚長大化するばかりですから、これに対応
できるようにこちらのスタイルを臨機応変にするしかないようです。その対策として今回
このカメラバックを購入してみたってわけですね。おそらくそのあたりの傾向をLoweproが
察知して、新型はサイズアップしたのではないかと思われます。
さていよいよ新旧比較です。まずは大きさ。カタログ値では新旧とも全長(長さ)はなぜか同じ。
どうやらこれは、旧型はハンドル(取っ手)を含んでの長さを全長としているようで、新型は
ハンドルを含んでいない正味の長さが全長ですから、その分旧型よりサイズアップ(約2cmくらい)
しています。新型のハンドルは取り付け位置がサイド(裏手)に変更されているんですね。
【真上から比較した写真。サイズの違いがわかりやすいか】
【新型(写真右)のハンドル位置がわかりやすい写真。慣れの問題もあろうが、使い勝手は旧型のほうがいいか】
横幅は(最大部分で)ざっと1cm強くらい大きくなって、厚み(カメラ本体でいうところの高さ)は
1cm弱程度大きくなりました。よって、全体の印象として、明らかに新型のほうがひとまわり以上
大きくなった感じがします。
【フタを開けて写してみた。内容量の違いがわかろうか(写真左が新型)】
さっそく5D3にF2.8標準ズームとF4広角ズームを取り付けて試してみたところ、どちらの
組み合わせもほぼピッタリと新型バックに収納することができました。この結果にまずは大満足です。
旧型ではまったく収まりませんでしたからね。ちなみに、F2.8広角ズームを取り付けて試してみたの
ですが、これはさすがに許容範囲を超えているようで、ジッパーは無理やり閉められたものの蓋は大きく
膨らみ、お勧めできる使い方ではありません。F2.8広角があまりにもデカ過ぎるんですね。まあ、
この組み合わせは最初からあきらめていましたけどね。
【5D3+フードをつけたF2.8標準を装着したカメラと新型バック】
【この組み合わせを収めた写真。ジャストサイズなのがわかろうか】
新旧のカメラバック、重さはほぼ一緒のようで、これまでどおり軽快に使用できそうです。
新型は大きさの割りに軽いということで、旧型よりかは若干つくりがチャチな印象もあります。
全体に薄めの素材を使用しているようで、中でも一番の違いが底の部分(レンズの先端が
あたるところ)で、ここのスポンジの厚さが明らかに新型のほうが薄くなっています。
新型でも十分な強度があると信じてはいますが、ラフな使い方が多くなる野外では、やはり
より信頼性を高めてくれるような素材を使ってほしいとも思います。これは軽量化と相反する
問題なので、難しい部分ではあるのですが。
なので私は、今のところ空中戦(山頂泊など)ではこれまでどおり旧型(F4標準ズームを収納)を使い、
新型はF2.8標準ズームレンズをメインに装着して地上戦を中心にと、使い分けようかなと考えています。
無論新型を実際使ってみて、明らかに使い勝手が上だと判断したら、すべて新型に移行する可能性は
ありますがね。なのでF4広角ズームレンズを装着したまま移動できない問題は未解決なので、
これは面倒がらず、こまめにレンズ交換することで対応するしかないですかな。
ほかの違いは、アクセサリーポケット内にメッシュの内ポケットとキーホルダーが新たに設置されたこと
くらいでしょうか。ポケット自体のサイズもやや大きくなったようです。いまのところ私としてはうまい
活用方法は思いつかないのですが、工夫次第では便利なのかも。
【アクセサリーポケット内部】
結論としては新型もほぼ違和感なく使え、これまでどおり野外での使用で威力を発揮してくれそうです。
F2.8標準ズームレンズをメインで使うユーザーには特にお勧めのカメラバックです。
……しかし、すでに50AW(旧型)が製造中止され手に入らないんだとしたら、これけっこう貴重かも。
小型の標準ズームレンズを多用したい方にとっては、サイズ的には旧型のほうがぴったりで、
新型は大きすぎて持て余しそうです。大は小を兼ねるから使えなくはないけど…。
幸い私は旧型を色違い(もう片方はブルー)でふたつ持っているので、トラブルなく大事に使えば
末永く付き合えそう、個人的には困らないとは思うのですが。
ようやくムラサキタマネギ(赤タマネギ)の収穫にこぎ着けられました。春先からこっち、少雨の影響なども
あるのかなかなか玉太りせず、これはもうダメかもなと諦めかけたこともありました。あとでもう一度追肥した
のも功を奏したのかもしれません。
写真手前の4個が特大です。1個うまく育たなかったけど、あとの9個はそろい踏み。
キュウリはすでに1本収穫済みで、これはたぶん明日収穫できそうな2本のうちの1本です。
最終の支柱の横棒を設置しました。
理由は不明ながらナスビは相変わらず絶好調。近々初収穫(2個)できそうです。
本日のフダンソウ(うまい菜)の収穫分です。明日までおいていたらもうひとまわり葉っぱが大きく
なるのはわかっていても、のちのスケジュールの都合もありまして。
赤い花がワンサカ咲いてます。
百日草が咲き始めました。
雨の時期の主役・アジサイ登場。見頃が間近です。
レモンの枝先にアゲハチョウのさなぎを見つけました。レモンは下枝をほとんど払ってしまったので、
見上げなければ観察できなくなってしまいました。
*明治製菓のカールが販売不振で全国展開を中止、西日本でのみの販売となるってニュースは
驚きでした。個人的にカールはそれほど好みではなく、そういえばもうずいぶん長いこと
食べていないことにあとから気がつきました。これからは東日本方面に出かける際に、
カールを手土産にしたら喜ばれるのかしらねえ。
昨日より曇る時間が多くなりました。おかげで少ししのぎやすい一日でした。
それでも気温は軽く25℃越え。全国的にはもっと気温上昇した地点もあったようですね。
アマリリスが咲き始めました。
アマリリスも今年はたくさんつぼみをつけました。その分、花はやや小ぶりみたいです。
本来なら、そろそろ株分けが必要な頃でもあるらしいですわ。
毎年のように咲き続けているこの赤い花も花数が例年よりも多いように感じます。
今年は花の当たり年なのか、どの花もいつもの年よりもたくさん花を咲かせている気がします。
サフィニア。
ユキノシタ、満開ですね。
今日収穫したフダンソウ(うまい菜)。先週のようなてんこ盛りとはいきませんでしたが、まだまだ
好調を維持しています。原則隔週ごとに肥料を施していて、そのタイミングと雨の量などで
収穫量が微妙に左右されるのではと思います。前回の収穫後は、一滴の雨も降らなかったですからね。
先週分の三分の一ほどがご近所さんへ嫁ぎ、本日分の半分は妹が持ち帰りました。今現在、
我が家の一番の社交家としてフダンソウが活躍中です。
ここ数日カラッとした晴天が続く和歌山市です。職場では休憩時間中に散歩するのを日課として
いまして、でも5月ってこんなに暑かったっけなあ。紫外線が容赦なく突き刺さってくるのをヒシヒシ感じ、
はや日陰を選びながら歩いている始末です。
今日もほとんど翳ることのない快晴の上天気で、野外作業は涼しい早朝に行いました。
まずオクラの苗を覆っていたビニールを外し、支柱を設置し、それに結わえました。一部の葉に
虫害を確認しましたが、原因(犯人)を突き止められませんでした、悔しい。ナメクジか?
キュウリも順調に背丈を伸ばし、三番目の横棒にもうすぐ届きそうです。
ナスビは絶好調で、こんなに大きく育ち、すでに花も咲き始めています。でもナスビとかトマトは、
ここからが難しいんですよね。
覆っていたビニール(ゴミ袋)をやめて、寒冷紗に替えました。ビニールだとさすがにちょっと
暑過ぎるかなと思い直したんですね。使い古したものなので大きな穴が開いていますが、虫除けを
狙ったわけではないので、まあこんな使い方なら十分役に立ってくれるでしょう。
ピーマン、キュウリと共に追肥を施しました。
紫色のカンパネルラが鈴なりに花を咲かせました。キンセンカとの「原色対決」ですね。
花壇が一気に華やかになりました。
布団を干して、ベットカバーを外して洗濯、さらにマットレスをあげてベットの下を掃除して
風を通しました。最低年に一度行うことを目標にしている作業ができて気分良好です。
マットレスのローテーションもできましたしね。花粉や黄砂もおおむね収まったのかな。
でも光化学スモッグに注意とか言ってたな。いまどきは本当に物騒。
日照時間が多くて野菜も順調に育ち、休日の好天は諸々作業がはかどり大助かりだけど、
ある程度の間隔でまとまった雨が降ってくれないと、やっぱ困りますね。
*(関西では)本日深夜放映の「月がきれい」は、第6.5話(タイトルは道程)と題し、前半戦の
総集編(あらすじ)みたいです。なので、これまで見逃していた方でも、この回を視聴したら、
後半戦がより見やすくなるかもしれませんよ。ただし前にも述べたように、元々が難解な
ストーリーではないので、そもそもこのような総集編が必要なのかはちょっと疑問です。
しかしやり手の監督さんなので、単純なあらすじ紹介だけでは終わらず、なにかしら仕掛けが
あるような気もしますから、まずは楽しみにしましょうか。
このスタイルは、「幼女戦記」も同じでした。このところのアニメって、たいてい12話で
完結なんですね。幼女~も12回(総集編を入れると13回)で終わっちゃったのが残念で、
この独特の世界観をもう少し楽しみたいのになと思いました。終盤、ようやく真のライバル
らしき同じような神の力を持った少女が現れ、さらに物語が盛り上がるのだろうと期待したら、
駆け足で終了しちゃいましたからねえ。原作はどうなっているんだろう、もっと先まで続いている
んじゃあないのかな。続編を心待ちにしています。
鉢植えのユキノシタが咲き始めました。マクロレンズで撮影。
少しひいて写した写真。
ベゴニアの盛りが続いています。
アヤメとカラーのコンビネーション。
今日にちなんだ花、カーネーション。
ここまでが室内で撮影したもの。以降は庭先での撮影。
咲き始めのカラー(かゆ)をクローズアップしたもの。
アリストメリアが開花しました。大繁殖したアリストメリア。これ以上放置したら花壇を占拠されそうだったので、
春先に思い切って、地植えしていたのをすべて掘り起こしてプランターなどへ移植したのです。
地下茎(芋状の根)が広範囲に勢力を拡大していて、なるほど、これではあちこちから芽吹いて
広がり続けるはずです。花もきれいですし、丈夫で長持ちなのはいいとしても、あまりに繁殖能力が
強すぎるので、プランターなどで育てるほうが無難なようです。
毎年咲き続けている赤い花。
大咲きしたキンセンカ。当たり年なんでしょうか?ここまでたくさん花を咲かせたのは初めてです。
これでもすでにそうとう切花にしているんですからねえ。
オクラを一本立ち(最終形態)にして、追肥しました。
作戦が功を奏したのか、ここまでアブラムシの発生がなく、たくましく育ってくれています。
その代わり、キュウリに少しアブラムシがついているようです。今日フダンソウ(うまい菜)を収穫中、
飛行形態のを2匹見つけたので捕殺しました。今年はここまで少雨傾向が続いているので、
アブラムシの大量発生を危惧しているんです。
ピーマン、さらにひとまわり大きくなりました。
キュウリもまずまず順調みたいで、支柱の横棒を一本追加しました。
花も咲き始めました。
ナスビの苗がグンとたくましさを増しました。支柱をどうしようか思案した末、ピーマンと同じように
ゴミ袋で囲ってみました。
遅れている赤タマネギの収穫。ようやく玉太りが顕著になってきました。この遅れも少雨の影響だと
思われます。
フダンソウの収穫がますます好調で、おそらく過去最高の収穫量だと思われます。これは一時
衰退していた先に植えたカゴ×3個分が勢力を盛り返したからです。もうどちらがどちらか
わからないくらいてんこ盛りにとれました。
ただし好事魔多し。今日も小さなナメクジを2匹見つけたし、寒冷紗で覆っているとはいえ、
無農薬でつくるのはそろそろ限界が近づいているのを感じます。
『月がきれい』は、4月から新たに見始めたたくさんのテレビアニメのひとつだ。しかし中学3年生が
主人公の学園ラブストーリーもの、これはさすがについていけないなと、早々音を上げかけた。
このことは以前放映されていた『風夏』も同じで、そちらは高校生たちが主人公、第2話まで
見て放棄、以降、そのまま見ずに消去しようかと放りっぱなしであった。だが、しばらくして渋々
見てみたら、突然急展開したストーリーに引き込まれ、結局最後はまとめて一気見してしまった。
いまだこのような学園ラブコメものについていけるのが「すごい!」と我ながら感心したのも束の間、
またも『月が~』で同じようにつまづいてしまった。中学生たちの胸キュン初恋もの、これはもう
ギブアップだろうと、やはり第2話を見終わったあと、しばらく数話分見ずに放置していた。
ハードディスクの容量にも限界があるので、ここが消去か録り続けるのかの分岐点。第3話を見てから
判断しようと嫌々視聴を再開して、またもここでハマってしまい、その後やはり一気見してしまう。
監督は『暗殺教室』の岸誠二さん。『暗殺~』も中学3年生たちが主役、ハイクオリティの演出で完成度の
高い作品に仕上がっていた。今度の『月が~』も同じように中学校が舞台とはいえ、もちろん「超生物」や
「死神」が登場する異次元の仕掛けはなく、また、『まどか☆マギカ』のように「契約して魔法少女」となった
登場人物たちが、死と隣りあわせとなる恐怖の非日常が描かれる展開にはまず間違いなくならないだろう。
『月が~』の原作がどのようなものか知らないので、世界観をどの程度のレベルで再現できているのかは
まったく不明ながら、今回は突拍子のない設定がない分、中学生たちの日常を淡々と丁寧に描写されて
いることにとっても好感が持てる。この手の地味なアニメは、おそらく投票で決まる「アニメベスト100」
みたいなのにはランクインされにくく、強烈な印象を広く浅く残さなくても、秀作のアニメ作品として、
一部のファンには長く語り継がれるのかもしれない。
主題歌など、使われている音楽のレベルが高いのも気に入っていて、『暗殺~』のエンディング曲も
すごくいいなと思い感心して見た記憶があるので、だとすればこれは監督のセンスによるものだろうか。
第3話だったか、故村下孝蔵が作った『初恋』が挿入歌として使われていた際にも聞き惚れてしまった。
これが村下さんが歌ったオリジナルのアップテンポのままなら、逆に興醒めしていたかもしれない。
だが、スローテンポのバラードとして仕上がっているカバー曲は、しっとりと場面に溶け込んでいて
画面に引き込まれた。放課後の校庭を走る君がいた… 焦がれるヒロインが陸上部という設定なので
シチュエーションもドンピシャだったのである。これを選曲し場面に挿入したのが監督なのか音楽担当者
なのかは存じ上げないが、おそらく私と同年代か、あるいは少し下の世代の方ではなかろうか。
『暗殺~』との共通点をもうひとつあげるとすれば、「月」がテーマ(あるいは隠れテーマ)となって
いることか。これは私のような月好き人間にとっては、まず単純に素直にうれしい。
“ I love you を「月がきれいですね」と訳したのは、太宰治だっけ、夏目漱石だっけ… ”
主人公は作家志望の文学少年という設定で、時々場面に応じ古の文学的表現を引用しつぶやく
モノローグが粋で、満月の下、ヒロインにコクる(=告白する。今時の言葉らしい。これ、次の試験に
出るからね)シーンがとても秀逸、いい! 私もどこかで使わせてもらおうと思いながら見ていたよ。
いずれ私が「月がきれい」を連発してささやくだろうから、婦女子の方々はその都度耳を塞がれたほうが
よかろう。先の初恋の挿入歌が流れるシーンといい、たしかいずれも第3話であったと思われ、
全般を通して見たときに、おそらくこの回のエピソードが作品の世界観、空気感を集約したものになる
気がする。早々にリタイアせずに、無理してでもここまで見続けてよかったよな。ちなみにこの回の
タイトルは、「月に吠える」である。
携帯電話が普及した昨今、すれ違いのメロドラマが描けなくなってしまったと聞いていたが、
これを逆手にとって、「あわや」のシーンを演出していたのも印象に残った。今後は、ヒロインの友人が
主人公を気にいってしまい、どうやら三角関係に発展しそうな気配である。この友人が健気で
まっすぐな娘なので、本来ヒロイン側を応援するのが視聴者の立場上の基本スタンスだと思いつつ、
彼女にも肩入れしてしまいそうになる私は一体どうしたらいいのやら。
すでに物語はかなり進んでしまってはいても、もとより複雑な設定のお話ではないので今からでも
間に合うかもしれない、胸のときめきを感じ、あの頃の気持ちを思い出せそうな方は、一度チェックして
ほしい珠玉のアニメ作品である(まだ放映中なので、ここまで言い切るのは時期尚早か)。
もちろん私にも、遠い昔に戻ってやり直したいことがたくさんあって、でも憶病で不器用だから、
きっとまた同じ過ちを繰り返してしまうだろう。
♪ 想い出を歌にして
歌うだけの僕じゃなく
憶病で嘘つきな
本当の僕を見てほしい
嫌な奴の悪口も云ってしまうから
遅れてもいないのに
恋人に逢うためだけで
坂道を息切らし
走った事がありました
ずっと前に忘れてた初めての恋のように
胸のときめき感じる事で
遠い昔に帰ろうよ
帰れぬ昔に帰れたならば
やり直す事でいっぱいさ
悲しみを売り物にして
男に抱かれる君じゃなく
ふるさとを思い出し
なつかしがってる君がいい
僕には本当のことを云ってしまいなさいね
胸のときめき感じる事で
遠い昔に帰ろうよ
帰れぬ昔に帰れたならば
やり直す事でいっぱいさ
(追想の詩/詩:曲:歌 天野滋)
ゴールデンウイークの最終日(といっても、私自身は普段とあまり変わらない休日が5日続いた
だけでしたが)に、ワインをいただきました。妹のお土産、勝沼ワインの「イケダワイナリー・樽熟甲州」の
白・やや辛口です。
ワインの産地・勝沼には一度行ってみたいと思いつつ、私はまだ訪れたことはありません。
個人的にはは北海道ワイン製造のフルーティーな、かなりお子様向けの味が好みで、日頃よくいただいて
おります。まあ、たまには他流試合、やや本格派のを試してみるのもいいでしょう。
花粉が収まりつつあると思ったら、今日は黄砂が今年初めて和歌山でも観測されたようです。
マスク着用を延長して、少なくとも今週中くらいはしていたほうが無難なのかもしれません。
今晩はこのワインと共にグラタンやサラダをいただきましたが、使ったタマネギがとても甘いので、
いつもにも増して美味でしたわ。「手前タマネギ」で申し訳ない。でも、やはり新タマは格別ですね。
ややドライ風味なワインも、おかげでどしどしグイグイすすみます。
「アニメベスト100」の上位にランクした『劇場版・魔法少女まどか☆マギカ(前編)』を見ました。
このアニメが、従来の魔法使いアニメもののセオリーを無視した過激な内容だとは聞いていたのですが、
もちろん私が見たのはこれが初めて、なるほどダークでヘビーな内容が濃かったですわ。
普通の学園物のアニメなら、キャピキャピしてルンルンのキャンパスライフを送れるはずの
美少女たちが、重い十字架を背負わされる、あるいは背負うことの選択を迫られるのですから、
悲壮感が漂いっぱなしで、この悲劇性は大人のアニメファンをもひきつけるはずです。
NHK様、近々この映画の後編を放送していただきますよう、こころからお願い申し上げまする。
結局、テレビ三昧、酒三昧の連休でした。まあそれなりには充実していたと、日記には書けそうです。