ようちゃんばあば日記

お米と野菜をつくり、保存食作り 編みものなどの日常を綴っています。

年賀状

2019-12-24 | 友達といっしょ
先日  こんな葉書が届きました。



昔勤めていた会社の同僚からです。

喪中はがきを送っていたら お悔やみのはがきが届きました。

かわいいお遍路さんの絵も 彼女の手描きイラストをもとに

印刷したのでしょう。

最近は 断捨離ブームに火がついて 生活の見直しをするうちに

形だけの年賀状なんかやめてしまった という人が

増えているご時世です。

年賀状の欠礼はがきが届いた人に こうしたはがきを送ることは

心がこもって 素敵なことだなあと しばし手にしてながめ 

お仏前にお供えしたところです。
 

彼女は 昔 息子さんを突然亡くされて 2歳だったお孫さんが

「おとうさんはどこ?」ときくので

「一生懸命お経をとなえたらおとうさんに会えるよ」と教え

それからは勤めが休みの毎週末 ちいさな孫を連れて

小豆島のお遍路から始め 

それ以来 四国88ヶ所は何十回も回っている

先達さんなのです。

名刺は じぶんで書いた観世音経と仏画を

縮小コピーして 制作されており

それを 3年前のOB会の時に 一枚くれたことがあったので 

私は いまも大事に財布に入れて持ち歩いております。

彼女は 知り合いがお亡くなりになったと聞けば

すぐに 心を込めて般若心経を書き上げて 

どうぞお棺に入れてください と駆けつける…

そんな素晴らしい人です。


 
名刺の表は 観世音菩薩の仏画です。

ご存知の方も多いと思いますが この観世音菩薩の姿を

描く線は お経を一文字づつ連ねて描かれているのです。

信じられないほどの根気と熱意を感じ 

わたしも 一度は描いてみたいと思っています。

シルバー書道展などで見かけることがあり 思わず目を凝らしてしまいます。
      
名刺サイズに縮小しているので文字は読めませんが 

もとは半切ていどの 大きな紙に書かれていると思います。

裏には 観音経です。


 
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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ようさんへ (くりまんじゅう)
2019-12-24 07:33:44
喪中欠礼を出した家が こんな心のこもったお悔やみ葉書をもらい
ようさんが仏壇に上げたとのこと。聞いたこちらまで
心に灯がともる気持ちになります。つらい過去があったその方は
何十回もお四国を結願し 先達さんにまでなられたのですね。

写経のようにお経の文字を書き 菩薩様にするとは
これもまた根気がいる作業になりますが 般若心経を唱えつつ
書いておられるでしょうね。
朝から心が清々しくなる いいお話を聞かせてもらいました。
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Unknown (タカコ)
2019-12-24 08:30:35
夫の知人から、お悔やみのはがきが届きました。私に対する心遣いも添えられ、
一度しかお目に掛かったことのない その方のお人柄を偲びました。
母も写経をしたものを掛け軸に仕立ててあったはず、
何処に仕舞ってあるのか?

そして【花へんろ】って、ドラマで主人公の義兄嫁と義兄のお妾、共に戦争で子供を亡くした二人がお遍路に旅立つのに付き添う主人公。
女三人のお遍路の場面を思い出しました。



返信する
ようちゃんへ (ミッキー)
2019-12-24 08:40:18
心温まるお悔やみのはがき
1枚のはがきに込めた思いが、はがきからあふれるほどの慈悲の思いでお届けいただける
有難いですね。
お供えされずっと大切に
良いお話です。
返信する
気持ちのこもった (ぐり)
2019-12-24 12:11:47
お悔やみのはがきですね
え~線が写経になっているのですか
そういうのは見たことがありません
どれほどの手間がかかっていることでしょう
すごいですね
ドラマ「花遍路」は私も見ていました
人柄の良い主人公夫婦心が和みましたね
沢村貞子さんがお姑さんで出て見えました
返信する
ようさんへ (まりも)
2019-12-24 13:47:37
悲しい経験をすると 人にも優しく出来るのですね
年賀状 年々少なくなりますね
そうした中でも こんな風に葉書を送って下さったら 嬉しいですね
般若心経を書いてくださったり なかなか出来ないのに 素敵な方ですね
見習いたいです!
そのお孫さんも きっと素敵な人に育ったことでしょうね
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くりまんじゅうさん (よう)
2019-12-25 06:57:54
このはがきを受け取って ハッとしましました。
今まで私は何十通もの喪中はがきを受け取りながら ああ~亡くなられたのね
と言う程度の感じで受け取っていただけの自分を反省しました。
写経による菩薩像 いつか挑戦したいと思っていますが
あまり先になると集中力ね。いつかと言わず早く挑戦したいです。
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タカコさん (よう)
2019-12-25 07:05:00
タカコさんに届いたはがきも 心がこもっていて 素晴らしいですね。
最近は年賀状だって印刷がほとんどの時代 段々 人の交流が希薄になることが
加速化されているだけに 心に響きますね。
気が付けば 懸賞だってスマホだし(笑)はがきを全然使わなくなりましたねえ。
花遍路・・・昔勤めていたころは 全然テレビを見る間がなくて
すてきなドラマを見損なっています。
返信する
ミッキーさん (よう)
2019-12-25 07:09:33
昔 電話もない時代なら 手紙やはがきはこまめに書いたものですが
最近はすっかりでした。
はがき一枚の大きな力を 感じました。
また 何かの機会に 1か月ほどたって父が亡くなったことを知った昔の知り合いが
40年ぶりにくらいに わざわざ迷子になりながら訪ねてきてくださる方もいて 
人ひとり亡くなることについて 色々考えさせらます。
返信する
ぐりさん (よう)
2019-12-25 07:14:12
写経による菩薩様の絵は 最近シルバー書道展では時々見かける機会がありました。
目をくっつけるように見たり 遠くから眺めたり あきません。
そして それぞれ その方独自の文字の癖があって おもしろいです。
花遍路・・・むかしはテレビをみるじかんが ほとんどなかったので
特に 続き物のドラマはみることがなかったので残念です。
 
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まりもさん (よう)
2019-12-25 07:22:24
ほんとうにねえ やっぱり 人が生きていくのに大変な時期が必ずあって
そこをどう乗り越えるかが 生まれてきた意味のように感じますね。
このお孫さんが小さい頃には青少年先達として もうお四国では有名で 
ケーブルテレビでは この子が主人公のちびっこ遍路の番組があり 
おばあちゃんは本を書き 瀬戸内寂聴さんにお会いしたら
本の紹介文を書いてくださったりと まあすごい人生です。
彼は 順調に成長し 日本最高峰の大学を卒業し すでに 
日本を支える大きな仕事についています。
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