ようちゃんばあば日記

お米と野菜をつくり、保存食作り 編みものなどの日常を綴っています。

おじちゃんからの宿題

2020-08-17 | 家族とともに
13日にお参りに来てくれた従兄は 亡き父の妹の長男にあたり 

私とは 同級生でもありました。

叔母は 53歳ごろだったか すい臓がんで亡くなりました。

彼にとって 母親の生まれ育った家は 自身のルーツでもあり

懐かしさは ひとしおなのでしょう。

うちの古いお仏壇は 正面から扉を開けても見えない場所に

奥をのぞくと 横に棚があって 古いお位牌がたくさん並べてあり

いつか来た時に知り 驚いて 興味津々。

うちへ来ると のぞいてみたくなるようでした。

住職さんは「50年を過ぎたお位牌は お寺に持ってきてくだされば 

お焚き上げさせてもらいます。」と言われたことがありましたが 

父に伝えると

「その必要はない。」と言うことで その通りに。
 
いとこは 当家のもの(わたし)が出して見せてくれないものを

横から取り出してみることはできない遠慮があったのでしょう。

孫のYに「この奥にある ご先祖様たちのお位牌をいちど 

全部しらべてみたいと思わんか?おじちゃんは 知りたいなあ。

夏休みの宿題にやってよ。頼んだよ!」

と言いながら 帰っていきました。

孫Yは 即答できず 困っていた風でしたが

翌日に「Yちゃん おじちゃんの宿題 どうする?」と聞いたら

「やってみようかなと思ってる。」という返事。

それなら 早速に~ と ひと柱づつ 取り出して 

埃をぬぐい レポート用紙に 表と裏に書かれた戒名などを

書き移していきました。


全部で 17柱ありましたが 夫婦位牌もあれば 単独のものもあります。

いちばん古いのは 安政10年に亡くなった女性です。


この家であったことを 色々想像しながら もう一度 手分けして 

半紙に 筆ペンで清書しました。

江戸時代までは「信士 信女」の戒名となっており 

明治から「院居士 大姉」をもらっていることも知りました。

15日の夕方 先祖の魂を 送ってお参りする際  寄せ墓した

古い棹石をあらためてみて

  「あ! あの 春月 という字は わたし  書いた覚えがあるよ。」

と Yちゃん。

 それは 安政2年に亡くなった方のお墓とわかり

 ご先祖様たちに 今までにない親しみを感じました。

いいお盆だったなあ。

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コメント (17)
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