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「摂政」何の問題もない 渡部昇一・上智大学名誉教授 2016.10.18 00:06
渡部昇一・上智大学名誉教授の話
「政府の意図は分からないが、有識者会議のメンバーは少なくとも皇室制度の専門家ではなく、
期待することはない。
現行の皇室典範で摂政を設けることができるのだから、何の問題もない。
陛下が摂政を否定されているが、天皇の公務の本質は、宮中で祭事を行い、国と国民の平安を祈ることにある。
高齢になっても戦没者慰霊や被災地慰問をなされるのは、ありがたく、尊いお心だが、本質ではない。
公務は、摂政である皇太子さまがなさると言われれば、誰も異議は唱えない」
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「有識者会議のメンバーに専門家は誰もいない」と、メンバー発表時に言われていました。
素人に議論させていいのか、みたいな事を。
選出基準や選出者は誰なのか気になるところです。
上記は産経ニュースの記事ですが、その通りだと思います。
現行の法律で対処できるのなら、問題がないのではないでしょうか。
天皇陛下の公務は宮中で祭事を行い、国と国民の平安を祈る事。
これに尽きると思います。
この事は誰にもできない事です。
戦地への慰霊や被災地訪問は極端な事を言えば、代理人でもできる事です。
被災地への訪問で、被災者の方々が力付けられたでしょう。
この事は否定しません。
でも今は「天皇陛下万歳」の時代ではありませんし、
他の皇族方でも被災者の希望に繋がる事でしょう。
秋篠宮両殿下や眞子さま、佳子さまがご訪問されてもきっと力付けられた事と思います。
一番の公務は祭事です。
これに尽きます。
その内容は存じ上げないですが、大地震の際は
「地の神よお鎮まりください。被災地の方にこれ以上災厄が降り注がれない事を願います」
そうお祈りくだされば、それだけでいいのです。
戦地への巡礼の旅もひとまず区切りがついた様です。
これでご自身もご納得されたと思います。
そして今度は是非、靖国神社に御親拝して頂きたいと思います。
「天皇陛下万歳」と叫んで国の為に命を捧げられた戦没者たち。
そして「靖国で会おう」と友と誓って戦地に赴いた戦士たち。
戦地で犠牲になっても魂は靖国神社に戻っているのです。
(と言っても現実的には残された私たちの心の問題かもわかりませんが)
今後は祭事を行い、次期天皇に天皇としての務め、その心構え等を伝授して頂ければと思います。
※弁解になりますが、皇室の事、天皇陛下の事、まだまだ認識不足なところがあると思います。
誤解があるかもわかりません。失礼な発言で不愉快に感じた方にはお詫びします。
渡部昇一氏や小堀桂一郎東大名誉教授も発言されてましたので、違和感はないです。
Voice 10月号にも渡部昇一氏の「摂政がやはり最善」タイトルで、記事がありました。
「生前退位」の報道に関しても摂政の説明もなく、全く無い制度の様に報道しません。
これ自体にも恣意的な操作を感じてる事のほうが、よほど問題です。
ビデオメッセージと言う形は、今の時代に出来るようになった事であっても、
皇居宮殿における祭祀が第一義であることを、唯一としていただく事と思います。
僭越ですが、参考までにVoice 10月号より、
水間政憲氏記事(戦前の昭和天皇と皇室の真実 より)抜粋
・・・・・・昭和天皇が大正天皇の摂政になられての事です。
大正十年十二月十二日には
「摂政は天皇に代わり祭祀をおこなうものとし、摂政御拝礼(実際は行啓中につき御代拝)・
皇后御拝礼の順と擦る事、摂政御拝礼なきときは、その御代拝が行われることなどを定める」
(昭和天皇実録 第三)と決められていました。
産経新聞も「生前退位」という言葉を使っていますね。
天皇陛下が「摂政」を望まれていない為、敢えてこの言葉を使っているのかもしれません。
渡辺昇一氏や水間氏の主張に納得させられます。
「摂政」でなんら困らないと思います。
今回の陛下のご発言は見方によっては天皇の政治不介入の原則から外れるような気もします。
現在の法律で十分対処できると思いますが、それでは陛下はご納得されないんですね。
昨夜のニュースでNHK記者が天皇陛下の生前退位をスクープしたと表彰されていました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161018/k10010733781000.html
報道した経緯がよくわからない事もあり、この表彰に違和感を覚えました。
天皇陛下のご発言に違和感を覚えた方も多かったようです。
そこまで考えていらっしゃったのか、という意見や現行法で対処できるのに誰かの入れ知恵ではないかとか。
戦後、皇太子時代にアメリカ人家庭教師がつかれていたのでその影響も少なくないでしょう。
でも皇室は日本独自のものです。
男女同権では語られませんし、祭祀は現在の科学では説明できるようなものではありません。
天皇陛下の公務は宮中で祭祀を執り行う事に尽きると思います。
国の平安、国民の幸福をお祈りくださればそれだけでいいのです。
ご高齢で心身ともに疲労困憊するまで被災地に慰問されることを国民は望んでいません。