野村氏は同日、岸田首相と首相官邸で面会した後、「汚染水のその後の評価などについて情報交換した」と記者団に答えた。

 これを受け、首相は「発言は遺憾だ」と首相官邸で記者団に述べ、謝罪して撤回するよう指示したことを明らかにした。

 野村氏は同日夜、農林水産省で記者会見し、「福島県の皆さんをはじめ、関係者に不快な思いをさせて申し訳なかった。緊張感を持って水産事業者に寄り添った対策の実施に万全を尽くしたい」と語った。辞任は否定した。

 東電は原発事故で溶け落ちて固まった核燃料を冷却した後の汚染水について、大部分の放射性物質を除去した上で大量の海水で薄め、健康に問題のない「処理水」として海に放出している。中国は「核汚染水」と呼んで放出を批判している。

「野村哲郎」農水大臣。

見出しでは「野村農相」となっていますが、正式には農林水産大臣です。

農林水産省のトップですから福島原発の処理水放出に一番近い人物とも言えます。

 

中国や韓国は処理水の事を未だに「汚染水」と呼び、

如何にも海に流してはいけないとの印象付けをしています。

その印象操作、つまりデマを一番否定する立場の農水大臣が「汚染水」と言ったのです。

どういう神経をしているのでしょう。

まさか普段から汚染水と言っていないと思いますが。

多分、「中国が汚染水と言っているのを何とかしなければならない」と会議で議題になった為、

その言葉が頭にこびりついて汚染水と言ったと思いたいです。

テレビのニュースで観ました。⇩

随分と高齢だとの印象です。

実際、今年80歳になる様です。

頭の切り替えが出来ない、もう大臣はおろか、議員としても危ない人に思えます。

派閥の関係なのか、年功序列の考え、お情けでの入閣なのか、

1年前に農水大臣として初入閣しています。

 

よく総理は「適材適所」だと言います。

多分、更迭するかどうか記者から質問があるでしょうが、

やはり岸田さんは適材適所だと言い、本人が判断するとか何とか言うのでしょう。

でも、よく考えたら農水大臣に指名した1年前から処理水放出はほぼ決まっていたと思います。

ですから農水大臣として一番重要な役割の大臣だと分かっていながら、この人事です。

 

中国は自分のところを棚に上げて日本を強烈に批判し、

更には日本からの水産物全面禁輸としています。

そんな中国ですから、野村大臣の発言を利用して更に日本を批判するのは目に見えています。

 

野村大臣は今までの仕事ぶりが有能であり、野村氏以外に適任者がいないのなら別ですが、そうは思えません。

先週金曜には能天気な発言もしています。⇩

中国の水産物禁輸「全く想定していなかった」 野村農相 処理水巡り(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

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自ら辞めると申し入れしないのなら、岸田さんは更迭すべきです。

もっと有能な議員を指名してもらいたいです。

それが処理水放出が計画どおり進む為に、そして福島復興に繋がる為に決断すべきです。

そしてこの機会に悪しき前例を止めるべきです。

つまり派閥の推薦や当選回数、年齢等、実力と関係ない理由で大臣を指名するのはやめるべきです。