【コメント全文】横田早紀江さん
「『できるだけ早く日朝協議を』というのは、以前から言っていて、見守ってきています。失敗しようとどうしようと、『動いていく形』ができてこないと何も動きません。向こう(北朝鮮)がそういうふうに言ってきてくれるのであれば、そうなれば嬉しいです。交渉をしないことには何も動かないし、始まりません。あの国のことだからこの先どうなるか分かりませんが、少しでも動いていけばと願います。もう本当に時間がないですから」

【コメント全文】横田拓也さん
「個人的立場の個々の意見に回答は出来ない。両国が抱える人道問題解決に向けて、金正恩委員長の勇気ある英断を期待する。全拉致被害者の即時一括帰国の要求の水準を下げることは出来ない」

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最近の北朝鮮の発言は日本との関係を動かしたいとの思惑ではと思えます。

今年1月の能登半島地震について岸田総理に「閣下」との敬称を着け、

内容も通常のお見舞いのメッセージでした。

 

更には日本が会いたければ会っても良い、との金与正の発言。

相変わらずの上から目線でしたが。

ただ拉致問題は解決済みとの従来の姿勢は変わりませんでした。

そんな中、完全否定の発言が発表されたのです。

【速報】北朝鮮・金与正氏「日本との接触や交渉を拒否」 新たな談話を発表|日テレNEWS NNN

【速報】北朝鮮・金与正氏「日本との接触や交渉を拒否」 新たな談話を発表|日テレNEWS NNN

北朝鮮の金正恩総書記の妹与正氏が26日夜、談話を発表し、「日本とのいかなる接触や交渉も無視して拒否する」と表明しました。

日テレNEWS NNN

 

この発言の切っ掛けとなったのが林官房長官の「(拉致問題解決済みの北朝鮮の立場は)絶対受け入れられない」

との発言でした。

 

日朝双方の拉致問題についての姿勢を表明しただけでどちらもこう言うしかありません。

しかし、これをチャンスととらえて北朝鮮への制裁を強化すればいいのです。

以前から松原仁氏が指摘している朝鮮総連への圧力等まだまだ日本にはカードが残っています。

 

そして拉致問題解決に前向きになれば一つ一つ制裁を解除したらいいのです。

今のところ北朝鮮は強気です。

加藤健氏の言っている様に北朝鮮に振り回されていては解決は遠のくでしょう。

横田早紀江さん、横田拓也さんのコメントと飯塚耕一郎さんは同じ意見のようです。

※横田早紀江さんはご存知の通り横田めぐみさんのお母さん。

※横田拓也さんはめぐみさんの弟であり北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表。

飯塚耕一郎さんは田口八重子さんの息子。家族会前代表の飯塚繫雄さんに育てられた。

 

 

 

日朝首脳会談が実現するとしたら日本側は岸田総理。

ちょっと心許ないです。

上手く口車に乗せられそうで。

ですから朝鮮語がわかる西岡力さんに同行して頂き、同時に助言もお願いすべきでしょう。

またそれまでに、今日からでも北朝鮮に揺さぶりをかける様な発言も必要です。

小泉訪朝時に盗聴を承知で当時の安倍官房副長官が「これでは話にならない、もう日本に帰りましょう」との発言。

これに驚いた金正日が拉致を認めた逸話があります。

朝鮮総連は日本の状況を逐一本国に報告しているでしょう。

それを承知で日本に有利に働くような発言をするのです。

どこまで金正恩、金与正兄妹に効き目があるのかわかりません。

しかし何もせず「会いたい会いたい、無条件で会って話をしたい」では話になりません。

交渉術に長けた官僚、駆け引きがわかる専門家たち総力で拉致被害者奪還に向けて行動して欲しいです。

岸田さんには政治生命を賭けた日朝首脳会談とする意気込みを持ってもらいたいです。