30日午前11時半ごろ、神奈川県を走行中だった東京発新大阪行きの東海道新幹線のぞみ225号(16両編成)の1両目で、乗客の男が油のような液体を体にかけ、火をつけた。男と、煙を吸ったとみられる女性が死亡。県警によると、他に男性17人、女性9人が煙を吸うなどして重軽傷を負った。新幹線は緊急停止しダイヤが大幅に乱れた。

 国土交通省は、1964年に東海道新幹線が開業して以来、初めての新幹線の列車火災事故と認定した。国の運輸安全委員会が調査を始める。

 県警によると、死亡した男は東京都杉並区西荻北4丁目、職業不詳の林崎春生容疑者(71)。県警は、焼身自殺を図ったとみて、殺人と現住建造物等放火の両容疑で7月1日にも、自宅を捜索する。死亡した女性は、横浜市青葉区荏田町の整体師、桑原佳子さん(52)。林崎容疑者とは無関係で、巻き込まれたとみられる。

 県警の調べでは、林崎容疑者は1両目の通路を行き来した後、最前列に座っていた60代女性のテーブルに千円札数枚を置き「拾ったからあげる」と話しかけ、その後、持っていた容器から液体を体にかけ始めた。女性が「やめなさい」と言うと、「あなたも逃げなさい」と応じ、女性が逃げると、持っていたライターで火をつけて倒れたという。


昨日の新幹線火災事故。

身勝手な男の焼身自殺だったようです。

 

密室で焼身自殺をすればどうなるか。

それは想像出来た筈です。

 

それも先頭車両で運転席のすぐ後ろです。

走行中の車両で火災が起これば煙は後ろへ流れます。(多分)

運転席に類焼すれば大きな事故になる可能性もあります。

 

ふと今春のアルプス山岳地帯に航空機を激突させた副操縦士を思い出しました。

道連れ自殺と言うか、卑劣で利己的なとんでもない輩が日本にもいたんです。

「死にたい、でもひとりは嫌だ。多くの人を道連れにしてやる」

こんな模倣犯が出ない事を祈るばかりです。

 

今回はおひとりの女性が巻き添えで亡くなっていますが、本当に可哀想です。

「感謝」の心を常にお持ちの方だったようです。

周りの方からも慕われていたとか。

なんでこんな方が無惨な亡くなり方をしなければならなかったのか

そう思うと悔しく、悲しいです。理不尽すぎます。

 

今回の事件の報道を聞いた時、私は新幹線の車内の様子を想像が出来ていませんでした。


新幹線車内で油を頭からかぶり火を付けた男。

そしてそこから離れたところで倒れた女性。

この ふたりの倒れている姿しか想像できませんでした。

 

しかし車内での火災です。

かなりの炎、そして充満する煙。

そしてパニックになって後方車両に逃げる乗客の皆さん。

この様子を想像できていませんでした。


巻き添えで命を落とした女性はそんな混乱の中

一酸化炭素中毒で亡くなったのでは、と言われています。

Facebookや周りの方の話ではとてもいい方だったようです。

ですから子供さんや子供連れの女性を優先させたのかもしれません。

また非常ブザーを押してくれたのかもわかりません。

 

ご自分より他の方を優先させて逃げ遅れたのでしょう。

心より桑原さんのご冥福をお祈りいたします

 

新幹線開業後、初めての死亡事故となったそうですが

それよりも譲り合いの精神や助け合いの精神があったからこそ

犠牲者が最小限に留められた、その事を居合わせた方に感謝したいです。

 


 

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