とりとめもないBLOG

ただの日記です

HiKOKI 常圧釘打機 NV32Aの修理 続き

2022-01-26 22:00:00 | 工作

前回使用するのに支障がない程度まで修理した常圧釘打機 NV32Aだが、フィードピストンのダンパーが加水分解で砕けてしまっていたので、部品を入手して取り付け修理を実施した。

ここのバネは無茶苦茶固いので、ネジを緩める際には注意が必要。


所定の位置にダンパーゴムを取り付けたら、元通りに組み付ける。

この時もバネの反発が強いので、少し苦労する。
取り敢えず、気になっていた部分の修理は完了したので、また加水分解でエアー漏れが始まるまでは、使う事ができるだろう。

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JBL Control1Xのスピーカーエッジを張り替える

2021-12-02 12:19:12 | 工作

先月のAliexpressのセールで、Bluetooth対応の中華D級アンプを購入したので、かれこれ10年以上音を出していないJBLのControl1Xを引っ張り出してきた。

繋ぐ前にスピーカーの状態を確認すると、古いControl1なら間違いなく起こっているスピーカーエッジのウレタン加水分解がこのスピーカーでも発生していて、エッジが崩壊していた。

流石にほぼ確実に発生する現象だけあって、先人の記した記録も多く、ネットで修理方法を検索すれば多くの記事が見つかるのは有難い。
用意する道具は3mmの六角と7mmの1/4のソケット、2番のプラスドライバー、抉り用に使う車の内張り剥がしやマイナスドライバー、散らかったウレタンエッジの残骸を掃除する為のハンディー掃除機だけだ。

幸い私が所有しているスピーカーのケースは接着剤で固定されていなかったので、容易に分解できた。

分解し終わったら、ボロボロのウレタンエッジを剥がしていく。今回の作業の中で、おそらくコレが一番面倒くさい上に時間がかかった。

ウレタンエッジの代わりに用意したのは先人に倣って外径117mmのラバーエッジ。 色々な記事を見ていると、大抵の人はコーン紙の表側に接着剤で張り付けているのだが、接着した後に乾くまで圧着し続けるのが面倒だったので、コーン紙の裏側にエッジを張付ける事にした。これであれば、ある程度乾いたところで指で圧着してやれば、あとは放置しておいてもコーン紙がいい具合にラバーエッジを押さえつけておいてくれる。
ただ、張付けてから気が付いたのだが、コーン紙の裏側にはウレタンエッジの残骸が残っていたので、もしかすると先人の皆さんはそれを嫌って表側に張付けているのかもしれない。
手先が不器用なので、ラバーエッジのそこらかしこにボンドが付いてしまったが、どうせメッシュで見えなくなるので、無視する事にした。
コーン紙とラバーエッジが接着されたら、今度はラバーエッジとフレームを接着する。ラバーエッジをめくりながら、ちまちまとボンドを塗布して圧着する。あまり薄く塗りすぎると接着力が不足するし、多くてもはみ出して汚くなる。

数時間程放置して接着剤が乾いたら元通り組み上げて、完全に乾燥するまで1日放置。

見た目があまり良くないが、メッシュカバーを取り付ければ見えないので、気にしない。 実際に音出しした感じでは、特に問題はなさそうだった。恐らく新品とは違った音になっているのだろうが、正直私の耳では分からないし、新品の音なんて覚えていないので、使用に不都合が無ければ、これで暫く使ってみようと思う。

 

 

 

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HiKOKI 常圧釘打機 NV32Aの修理

2021-11-14 00:58:31 | 工作

以前、知り合いの父親の遺品整理の際に頂いた日立工機の常圧釘打機「NV32A」からエアーが盛大に漏れて動作しなくなったので修理する事にした。
HiKOKIは常圧の釘打機はもう見限っているのか、補修部品も絶版がチラホラでてきている。
長さ19mm以下の連結釘を打てる釘打機は殆ど無い(あまり需要が無い?)為、打てる釘種が少ない割には値段が高く、新しく買う程でもない。
代替品としてはMAX CN-238D1、Makita AN303PAN201Pなんだけど、何れも安くはない。

釘打ち機の情報はBildy.jpで確認。マニュアル分解図まで揃っているので、非常に助かった。
各部品の部品番号と図番、部品名も購入画面に載っているのだが、一覧で見たいので、こちらに載せておく。
949821 図番1 六角穴付ボルト M5×16(10入)
878612 図番2B エキゾーストカバー
878601 図番3 パッキン
878599 図番4 ヘッドバルブスプリング
949424 図番5 ワッシャ M5(10入)
878600 図番6 ヘッドバルブOリング
880410 図番7A ヘッドバルブ(A)
878596 図番8 ピストンリング
878609 図番9 Oリング(S-24)
878595 図番10 ピストン
878593 図番11 シリンダパッキン
878594 図番12 シリンダワッシャ
878590 図番13 シリンダ
878592 図番14 シリンダリング
878591 図番15 ピストンダンパ
949539 図番17 ロールピン D3×25(10入)
878132 図番18 フィーダアーム
878340 図番19 フィーダスプリング
983545 図番20 ニードルローラ
878578 図番21 フィーダ
873093 図番22 Oリング(1AP-3)
878356 図番23 シーロック六角穴付ボルト M4×10
878588 図番24 スリーブ
878671 図番25A カッタスプリング
878586 図番26 カッタ
949757 図番27 六角穴付ボルト M5×20(10入)
878577 図番28 カバー
878602 図番29 スプリング
878346 図番30 アジャスタ
878580 図番31 プッシュレバー
878581 図番32 ノーズキャップ
878608 図番33B ボディ
877131 図番34 パッキン(D)
878079 図番35B キャップ
877914 図番36 ダストキャップ
874782 図番37A エアプラグ PT1/4
873093 図番38 Oリング(1AP-3)
877703 図番39 バルブブッシュ(B)
877704 図番40 プランジャスプリング
880567 図番41A プランジャ
878607 図番42 プランジャOリング
875638 図番43 Oリング(S-12)
878605 図番44A バルブブッシュ(A)
878604 図番45 トリッガ
949242 図番47 ナベネジ M5×22(10入)
878583 図番48 マガジン
877371 図番49A ナイロンナット M5
878571 図番51 ピン
949770 図番52 ロールピン D4×14(10入)
878570 図番53 テールカバー
872645 図番54 Oリング(P-9)
878579 図番55 フィードピストン
944486 図番56 Oリング(1AP-20)
878603 図番57 フィードスプリング
877711 図番58 ダンパ
877477 図番59 フィードピストンカバー(A)
877478 図番60 フィードピストンカバー(B)
877479 図番61 マガジンブッシュ
949454 図番62 スプリングワッシャ M5(10入)
949819 図番63 六角穴付ボルト M5×10(10入)
872971 図番64 軸用E形トメワ 3MM
878585 図番65 ヒンジピン
878584 図番66 マガジンカバー
878103 図番67 ガイドロック
880446 図番68B スプリング
878573 図番69 ネイルストッパ(A)
878589 図番70 ガイド
878572 図番71 ネイルガイド
878574 図番72 ネイルストッパ(B)
878575 図番73 ストッパスプリング
878576 図番74 ネイルガイドカバー
878337 図番75 スリーブ(B)
878614 図番76A ナイロック六角穴付ボルト M4×8
878582 図番77 マガジン組(48,64~66含む)
878670 図番78 アジャスタストッパ

補修部品もBildy.jpで購入すれば良いのだが、如何せんmonotaro等に比べると値段が高い。
今回購入したのは釘打機後端(シリンダーヘッド)のパッキンと、シリンダパッキン、ヘッドバルブ、カバー、ノーズキャップなのだが、最も欲しかったヘッドバルブがmonotaroのNV32Aの部品一覧に掲載されておらず、部品型番で検索したところ、高圧フロアタッカーのN5004HMFのヘッドバルブが同じ型番だったので、そちらを購入した。

エアー漏れしているのはシリンダーヘッド近辺だったので、最初はシリンダパッキンが原因かと思ったのだけれど、分解してみるとヘッドバルブが劣化して割れていたので、これが原因だと分かった。

左が割れた部品で、右が新品。
ついでに消耗してそうなシリンダパッキンと分解時に切れてしまったシリンダヘッドのパッキンを交換する。

尚、これらを組み付ける際には各部品にスピンドル油代わりにAZ CMK-001を塗布した。使用した理由はゴムを膨潤させない油で、手元に届く場所においてあったから。手元付近にあったのがCMK-002なら、そちらを使っていただろうし。
これらを組み付けて動作確認したところ、この釘打ち機を頂いた時よりもパワーが出たような気がするので、もしかすると頂いた時には既に軽くエアー漏れしていたのかもしれない。

釘打ち機の動作が問題無くなったところで、見た目的に見すぼらしくなっていたノーズ部分のカバーを交換する。

これを交換するには、バネのついた部品を色々と外す必要があるので、正直面倒くさい。
で、付け替える為に部品を外していると、フィードピストンのダンパーが加水分解でボロボロになっていて崩れ落ちた。
動作不良に直結する場所ではないものの、埃が多い場所で使うとシリンダが傷だらけになって、使い物にならなくなるので、追加で部品を購入しなければならない。 因みにこれもmonotaroのNV32Aの部品リストでは絶版扱いだが、NV50AG2に同一型番の部品があるので、おそらくそちらで代用できるだろうと思う。

あまり出番のない工具だけに、わざわざ新しく購入したく無いし、しかしロール釘だけは一生かかっても使いきれないぐらい貰ったので、できれば使える状態で置いておきたい… 樹脂部品の劣化も工具の寿命の一つなんだろうけど、金属部品がまだまだ大丈夫なのに使えなくなるのは、すごく残念な気持ちになるので、なるべく長く部品を出し続けて欲しいなぁ。

AZ CKM-001 超極圧・水置換オイル


AZ CKM-002 超極圧・極潤滑オイル

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マキタ互換バッテリー(容量小さ目)作成

2021-04-06 15:00:38 | 工作

マキタの互換バッテリー(18V)だが、売られているのは大抵BL1860互換で、18650が10本入っている物なのだが、長時間使用しない工具を使うのに、BL1860の大きさだと正直重たい。
そこで、BL1820とか1830互換の物を作る事にした。といっても、AliexpressからBMS付きのケースを購入して18650のセルを5本入れるだけの簡単な工作。

今回使用したセルはEfestのIMR18650 2600mah 40A。容量は2600mAと控えめだが、最大連続放電25A、最大パルス放電40Aの大電流放電可能なバッテリーとなっている。尚、最大充電電流は4Aなので、BMSがきっちり仕事をしてくれないと、マキタ純正充電器で充電するとセルが壊れるかもしれない。

取り合えずバッテリー同士を付属のニッケルタブで接続(要スポット溶接)、各ニッケルタブとBMSを半田付けしてケースに収めれば完成。

予想通り重量は軽くなったので、電池容量が要らない作業をする際には活躍してくれるだろう。

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非常用AC電源

2020-11-28 03:10:25 | 工作

先々月ぐらいに近所で交通事故があり、幹線の電柱を折ってしまった為に我が家で数時間停電した。
9月ごろといえば、まだ気温はそれなりに高かったので、冷凍庫の食料が心配だったのだが、普段から無駄に保冷剤を冷凍庫に貯めこんでいるからなのか、ここ最近の冷蔵庫の断熱が良いからなのか、解凍される事なく停電から復旧した。
その際に、せめて夏場は冷蔵庫ぐらいは動かせるぐらいの非常用電源が欲しいと思った次第だ。
冬場なら灯油ファンヒーターを運転できれば、寒さは凌げるので、起動時のプレヒート用ヒーターの電力消費に耐えられるかどうか。
何日も停電するような状況であれば、ガソリンエンジン式の発電機が有利かもしれないが、とりあえず1日弱運転できれば良いというのであれば、エンジン式は大げさすぎる。 そもそも煩くて近所迷惑。
そんなわけでyoutubeを見ていたら、AliexpressでLiFePO4のバッテリーとインバーターを買って、蓄電池式の非常用電源を作っている人がいたので、真似させて頂くことにした。
まず、AliExpressで必要な容量のLiFePO4バッテリーと、良さげなインバーターを購入する。
今回購入したのは12V100Aの物。それからインバーターは入力が12V、出力は100Vの正弦波出力で定格2000W。
で、これらをバッテリー上部のハンドルで持ち運びできるように、インバーターをバッテリーに結束バンドで縛り付けた後に、付属のケーブルで接続する。

バッテリーの端子キャップはケーブルの太さ分程度に切り欠きを入れて、再利用する。
まぁ、見た目は不細工で、市販されているポータブル電源のような洗練されたデザインではないが、性能的には10万円超えのポータブル電源と同じぐらいにはなっている。
注意事項としては、バッテリーの上部端子からは常時12Vが出力されているので、ショートには十分に注意する必要がある。

インバーターの電源を入れると、バッテリーの電圧が表示されて、しばらくすると出力電圧が表示される。
バッテリーにも電源スイッチがついているが、これはUSB出力用の電源で、メイン出力は上記の通り、常時電圧が発生している。
バッテリーの充電器も付属しているが、当然PSEマークなんて入ってる訳も無い。

バッテリーの取説はぺら紙1枚だが、必要最低限の情報は記載されている。

インバーターにも取説やフューズ等の予備部品なんかが付いていたが、フューズを挿す場所が見当たらないので、もしかしたらケースを開けたらフューズを取り付ける事ができるのかもしれない。
そんなわけで、完成したので、今度深夜に充電して、炬燵に繋いでどれぐらいの時間使えるのか試してみたいと思う。


AliExpress.com Product - 2000W pure sine wave solar power inverter DC 12V 24V 48V to AC 110V 220V digital display

AliExpress.com Product - 12V 100Ah LiFePO4 Storage Battery BMS Lithium Power Batteries 3000 Cycles For RV Campers Golf Cart Off-Road Off-grid Solar Wind

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マキタ 互換バッテリーの記録

2020-10-29 00:19:55 | 工作

販売 Amazon(だったと思う)
型番 BL1880
購入金額 2個セット7000円(たぶん)
コネクター コントローラー無し
セル FST18650-2400mAh(最大充電電流1C、放電4C)
接続 5S3P
 
マキタ純正充電器を用いて充電後、1個が故障。8Ahをうたう商品だが、実際は2.4Ahを3本並列の7.2Ah。
3P接続は小電流で充電するにしてもセル間の電圧バランスがとりにくいと考えたので、2個とも分解して30個の生セルにして、そのうち生きている20セルを別のバッテリーケースに入れて使用。10セルは壊れていたので廃棄。

販売 Energy House(AliExpress)
型番 BL1860B
購入金額 4493円(内送料753円)
コネクター コントローラー有り
セル 不明 L1865-2.0 3.6V 2.0Ah
接続 5S2P

コントローラー基板付きなので、空の状態で純正充電器を使って充電しても大丈夫な筈だが、まだ試していない。
商品説明には6Ahと書かれていたが、実際は2.0Ahを2P接続の4Ah。

販売 BA Electrics Store(AliExpress)
型番 バッテリーケース充電保護pcb回路ボード
購入金額 1873円×2
コネクター コントローラー有り
セル 無し
接続 5S2P
 
コントローラー基板とケースのみ。上記のBL1880のバラしセルを使う為に購入。
FST18650-2400mAhの表記が正しければBL1850相当のバッテリーになる筈。

販売 DAWEIKALA-3 Battery Store(AliExpress)
型番 18V 4000mAh
購入金額 2個セット7192円(内送料1999円)
コネクター コントローラー無し
セル LN 18650-1500mAh3.7V
接続 5S2P

説明書きにコントローラー基板とVTC4が内蔵されると書かれていたので購入。
送られてきた商品はコントローラー無し、セルは1500mAhのバッテリーだったので、メッセージでセラーに連絡を入れたが返信無し。
流石に性能詐称が酷すぎるので、Open Dispute。こちらは全額返金要求、それに対してセラー側は0円回答。
結局AliExpressの仲介が入って、返品で全額返金か、返品無しで半額返金を選ぶ事になった。
中国から他国への送料は安いのかもしれないが、その逆は死ぬほど高い上に、Li-ion電池の輸送は手続きが面倒くさい為、半額の3,596円返金を選択した。
3Ahのバッテリー2個が3600円で手に入ったと思えば、まだ我慢できる。
追記(2021/10/12):充電回数にして10回程度で充電途中で充電停止。互換充電器で3.5A充電していたのだが、バッテリーがそこそこ温かくなっていたので、分解してテスターでペア毎の電圧を測定。1ペアのみ0.5Vとなっていてmakitaのバッテリーとしては故障確定。 やっぱりBMSが入っていないと1C超の充電は故障しやすいのかもしれない。 取り合えずバラして、生きているセルは単セルバッテリーとして余生を過ごしてもらう事にした。

販売 Rebuild Store(Yahooショッピング)
型番 マキタ 互換バッテリー BL1860B
購入金額 7505円
コネクター コントローラー有り(似非BMSの可能性大)
セル Samsung INR18650-30Q 3000mAh
接続 5S2P

互換バッテリーの中では比較的高い部類だが、セルの信頼性が高く、コントローラー基板が内蔵されていて、国内販売で1年間の保証付という事を考えれば、妥当な金額。
購入した製品はセルカバーが邪魔でセルの型番が完全に確認できなかったが、ショップの評価欄を見ると、INR18650-30Qが使用されているとの事なので、おそらく大丈夫だろう。
コントローラー基板の取り付けは半田付けがいい加減で、酷い。
追記(2020/10/29):twitterを見ていたら、このバッテリーのBMSについて、フェイクの可能性が高い事が記されていた。基板裏面のチェックをしていなかったので、裏側で繋がってると思っていたのだけれど、どうやら中間セルはどこにも繋がっていないようだ。そのうち似非BMS基板がでてくると思っていたけれど、思ったよりも早くに出ていた事にビックリした。国内で売られているバッテリーよりもAliExpressで売られているバッテリーの方が信用できるとか、酷い時代になったものだと思う。 幸いこのバッテリーをマキタ純正充電器で充電した事はないので今のところ破損せずに使えているが、今後も互換充電器で充電して使う事にしよう。


販売 waitley 株式会社サンライズ(2023/2/12 Amazon購入)
型番 WTL1860 BL1860Bマキタ互換 18Vバッテリー
コネクター コントローラー有り
セル 不明 HH INR18650 30A 3.7V GF211 22SePt25
接続 5S2P
youtubeを見ていて、評判が良かったので購入してみたバッテリー。

BMSはフェイクでは無さそう。

バッテリーセルの容量は不明。30A?と書かれているようなので最大出力電流は30Aなのかな。

タブの取り付けやケーシングはしっかりしているし、残容量がパーセント表示で見る事ができるのは良いと思う。

日本語のマニュアルらしきものと、バッテリーホルダーが同梱されていたのは、好印象だった。

あとは暫く使ってみなければ、分からない。
とりあえずマキタ純正充電器でも互換充電器でも充電できたが、いずれにしても充電完了後は速やかにバッテリーを充電器から取り外して保管しておいた方が良いだろう。


尚、各セルに表記されている型番に関しては、AliExpressを見ていれば分かると思うが、SamsungやVTC等の型番が印刷された熱収縮スリーブが売られているので、あまり当てにならない。
コントローラー基板に関しては、回路や充電状態を解析した訳ではないので、実際にバランス充電されているかどうかは不明。
コントローラー基板は未だリファレンス的な物が無いようで、Energy House、Rebuild Store、自作ケースの何れのコントローラー基板も回路や形状が異なっていた。

コメント (3)
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マキタ Makita 互換バッテリーについての考察

2020-09-09 01:08:00 | 工作

以前マキタの互換バッテリーについて書いた

噂によると今のマキタの純正バッテリーはVTC5AとかVTC5Dという凄まじい放電特性を持っているバッテリーを使用しているらしいので、充電も放電もかなりの電流が流せるようになっている。
たしか、*マーク無しのBL1860はVTC6だった筈だ。機会があれば*マーク付きのバッテリーもバラシて中身を確認してみたいと思う。
純正バッテリーをバラせば、決して暴利で売っているのでは無いとわかる(定価は高いけど実売はBL1860で1.3万円ぐらい)。
バッテリーセルは言うまでもない。IMRの18650で大電流対応の物の値段を調べてみれば分かると思うが、一本千円だとしても10本入っているので、それだけで1万円だ。
バッテリーコントロール基板が入っていて、セル毎の電圧監視、温度監視、終止制御、充電回数記録が行われている。
でもって、そのコントロール基板は防塵防滴処理されていて、基板が透明の樹脂のような物で覆われているので、水没でもしない限りは安心して使えるだろう。
バッテリーセルを繋ぐニッケル板は大電流に耐える比較的厚めの物が使われていて、スポット溶接も接触面積が多く強固な溶接となっている。

そんなわけで、純正バッテリーの値段は妥当だと考えられるし、仕事で道具を使っているなら、リスクのある互換品を使わない方が良いのは間違いないだろう。
しかし、世の中、職人ばかりではない。特にマキタはDIY市場にも広く販売しているのだ。
素人はその道具を使って稼いでいる訳ではないのだから、純正の半額以下で売られているバッテリーがあるなら、それを使いたいと思うに決まっている。

なので、互換バッテリーを使う上で、なるべくリスクを避ける為にも理解を深めたいと思う。

まず、ショボい互換バッテリーを高出力系で使うと、内蔵されているセルの定格放電出力の限界付近で放電されるので、バッテリーがそれなりに発熱する。
実際ダイソンの掃除機のバッテリーは使用中でもそこそこ熱をもつ。個人的にはダイソンのバッテリーの使い方は純正バッテリーでもかなり厳しいと思う。
ただ、放電の場合は過放電でセルが壊れる事はあるだろうが、熱で配線が溶けてショートでもしない限り電池が燃える事は無いだろう。

問題は充電だ。
マキタの純正充電器は純正バッテリーの性能を容赦なく使うような設計になっているので、DC18RCで最大9A、DC18RFで最大12Aというかなり大きい電流で充電するようになっている。
全ての電流がバッテリーに流れる訳では無いだろうが、2本並列の5組直列(5S2P)でも1本あたり4.5A。となると、VTC5D(2800mAh)でも1.6Cでの充電となる。
高出力対応のVTC5Dでもそれなりに発熱するような電流で充電するので、充電器側にバッテリーを冷却する為の電動ファンが付いている。
なお、VTC6は仕様上では連続最大充電電流5A(パルスだと6A)となっているので、5S2Pを9A充電であれば仕様内となっている。ただし12A充電は充電の仕方によっては際どい。

充電時間をカタログスペックで見てみると、純正充電器DC18RCで充電した場合、6.0Ah:55分、5.0Ah:45分、4.0Ah:36分、3.0Ah:22分、2.0Ah:24分、1.5Ah:15分となっている。
最新のDC18RFだと6.0Ah:40分(フル)※、27分(実用充電80%)※、5.0Ah:40分(フル)、4.0Ah:29分(フル)、3.0Ah:22分(フル)、17分(実用充電80%)※、2.0Ah:24分(フル)、1.5Ah:15分(フル)だ。
バッテリーケースの形状から想像するに、BL1815とBL1820は5S1P接続、他は5S2P接続だと思う。
いずれにしても、急速充電に対応したセルでなければ耐えられないような充電電流だろう。
純正充電器の充電制御は皆あまり興味が無いのか、純正バッテリーを破壊してまで測ろうという強者はいないようで、ネット上でデータを見つける事はできなかった。

互換バッテリーは実際に中身を見てみないとわからない場合が多いが、ちゃんと作っている物であれば、純正充電器でもなんとか使用に耐えうる。3000mAhの電池を3本並列接続であれば9A流しても1セル当り1C充電なので、標準的な充電電流となるからだ。
ちなみに先にも書いたがVTC5AやVTC5Dとバランス充電基板付きのケースを買ってバッテリーを自作しようとすると、純正バッテリーのBL1860Bが買えてしまうぐらいの費用がかかるので、趣味以外ではお勧めできない。

で、中華の容量詐称バッテリーを純正充電器で充電すると、どうなるかというと、バランス充電基板が入っていない物は、バッテリーのセルが死ぬか、炎上する。
殆どの場合セルが死んで充電器が異常を検知し、充電が止まるのだけれど、充電が止まらずに火災になるケースが頻発しているようだ。
制御基板が入っているタイプは、少しは安心して使えるだろうか。
たまたまセルの品質が良く、規定電流以上の充電電流に耐えられたとしても、確実に寿命は縮んでいるだろうし、セル間の電圧バランスはかなり怪しい事になっている筈だ。
制御基板無しの互換バッテリーを純正充電器で充電する場合は、ほぼ満充電の状態の物に追い充電するようにすれば、CC充電が極短時間で終了し、CV充電に移行するだろうから、少しは壊れにくいかもしれない。

互換バッテリーに内蔵されるコネクター基板だが、無制御タイプの基板がコレ


で、充電制御タイプがコレ

見れば分かると思うが、無制御タイプは温度しか見ていない。
制御基板も今後はフェイク基板が出てくるかもしれないので参考にしかならないが…
まぁフェイク基板だとしても電極がケーブルでは無く、ニッケル板で接続されているだけでも安心感は高いかもしれない。
無制御タイプのケーブルの細さは大電流を流すには不向きだ。 充電の9Aはまだしも、放電で数十Aを連続して流せるようなケーブルではないと思う。

今のところ国内で販売している互換バッテリーで制御基板が入っている物を見たことが無い。もし制御基板が入ってたら、売り文句に写真を載せてくるだろうから、売ってないんだろうなぁ。たぶん。
制御基板入りはAliExpressで購入可能ではあるものの、電池容量詐称で6Ahが4Ahだったりするし、送料が高いので微妙なのだ。
制御基板とケースのキットも販売されているが、そこそこの値段だし、安心して使えそうなセルを購入すると、結局、高級な互換バッテリーを買うのと同じぐらいの金額になってしまう。
国内で販売されている互換バッテリーの中にも制御基板らしきものが入っている物があるので、多少高くてもそれを買うのが良いかもしれない。性能詐称の激安中華バッテリーでアタリハズレを楽しむのも良いが、随分と分の悪い賭けなのだから。

で、結局互換バッテリーの充電はどうするかというと、小電流でゆっくり充電するのがベターだろう。
といっても現在販売されている純正充電器であれば「DC18SD」もしくは、適当な互換充電器に頼るしかない。しかし、敢えて充電性能の低い「DC18SD」を5千円以上出して買うのか?という話なんだよなぁ…

取り合えず、互換バッテリーを購入したら、まずは分解。基板とセルを確認。
セルの容量が小さく、基板が無制御タイプなら負荷の小さい物向けで使用。
制御タイプならセルの性能次第で充電器と用途を使い分けるような感じだろうか。
基本的には1C以下で充電できるような充電器ベターだと思う(そもそもセルのスペックシートを見ると1Cどころか1A充電と書かれている物が多い)。
小電流でゆっくり充電すれば、バランス充電回路が無くても、セルに問題が無ければ、ある程度は勝手にバランスする。
小電流充電であれば、CCCV充電のCC充電領域だけで完結するような充電器のほうがバッテリーの寿命は延びるかもしれない。完全な満充電はできないかもしれないが、過充電でセルを壊す確率は低くなるだろう。

とにかく、中身が酷い互換バッテリーでも購入当初は問題なく使用できるだけに質が悪い。
そこそこまともな互換バッテリーは純正に比べれば安価ではあるものの格安では無いので、微妙なところだと思う。
国内で互換バッテリーを販売している業者は、自らが販売しているバッテリーの分解写真は載せないし、公表もしないから、結局買ってから自分で調べるしかない。
純正と同等の互換バッテリーを作ろうと思ったところで、相当するセルが安価で売っている訳もなく、コスト的に難しいのだから、どうやっても純正同等品は無理筋だろう。
ただし小電流(といっても1セル辺り10A~15Aぐらいは流せる)用途であれば純正セルよりも高容量のセルが存在するので、それなりのセルを使っているバッテリーであれば用途は広がる。

したがって、やはり問題は充電だろう。
直列に繋がれたプロテクター無しの18650を充電する上でバランス充電回路が無いのは危険だし、そこに定格以上の急速充電をするとか、そりゃセルも死ぬし燃えるに決まっている。
PSEマークがどうとか書いているショップも多いが、バッテリーの故障や炎上は充電器や制御回路込みの話なので、まったく話にならない。
安い互換バッテリーを分解したら、大抵制御回路無しの基板で、せいぜいセルの温度監視しかしていない。
PSEマークが付いていようが、付いて無かろうが、悪条件が揃えば簡単に壊れるし、燃える。

こんな中学生理科程度の知識とネットに転がっている資料や情報だけで想定できるような事をショップが知らない訳がないので、クレームを入れても無駄だし、持病と同じでうまい事付き合っていくしかない。

丸のこやグラインダーみたいにモーターがぎゅんぎゅん回るような工具や純正充電器の性能をフルに生かしたければ、純正バッテリーが最もコストパフォーマンスが高いし、安心して使える。
インパクトみたいに間欠動作させるような用途や、そこまでパワーに拘らない掃除機のような用途であれば、使用時間やコスパ重視で互換バッテリーも十分に使えると思う。
バラして中身が糞バッテリーだった場合はワークライトとかラジオとか扇風機なんかに使えば良いかもしれない。

いずれにしても、コントロール基板が入っていない互換バッテリーを使う際は、電池を最後まで使い切らない事が肝要だ。
互換バッテリーでプロテクター入りのセルが使われる事はまず無いので、セルの放電終止下限電圧を下回っても、電流を流してしまうから、過放電になってバッテリーの寿命を著しく縮めるか、壊れる。
「もうちょっと使えるかなぁ」と思わず、余裕があるうちに充電する必要があるので、常に予備バッテリーは用意しておいた方がいいだろう。
ただ、ワークライトやラジオなんかはバッテリーが過放電状態になっていても分かりにくいので、使ったら充電するぐらいの感覚で良い。
あと、充電器にバッテリーを挿しっぱなしも危険だ。中華製のコストカット互換充電器に信頼性を求めてはいけない。

そんなわけで互換バッテリーを使う人はバッテリーケースを開けるためのT-10ドライバーや細径の2番+ドライバーは必携。
バッテリーの素性を確認した上で、できるだけ安全に使おう。
バッテリーケースの分解や組立はショートには十分に気を付けて実施する事。
何も考えず、リスクもとらず、手間も暇もかけたくないなら、安心安全の純正バッテリーを使おう。中身を知れば、決して高いモノではない。用途によってはオーバークォリティーなだけで。

 

 

 

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マキタ互換バッテリー

2019-12-20 15:21:56 | 工作

互換バッテリーのデメリットに関しては、「マキタ 互換バッテリー」で検索すれば、いくらでも確認できるので、色々心配な人は純正バッテリーを使うのが良いと思う。
しかしながら、私のようにマキタのコードレス機を買うメリットとして、互換バッテリーの豊富さを上げる者からしてみれば、「そんなダメダメバッテリーの中でも比較的使えるものって無いの?」という話になる訳で、きっとそう思っている人は多い。

最初に買った18V 8Ahをうたう互換バッテリーは充電2回目にして2個中1個が故障。

全く充電されなくなったので、T10のドライバーでネジを外してバラしてみると、18650が3本並列を5組直列接続となっている。

テスターで電圧を計ってみると、2組が電圧無しで3組は問題無かった。

バッテリーには「FST18650-2400mA」の表記。

FSTのバッテリーのスペックシートを見た感じでは最大充電電流1C、放電4C。
電池性能のバラつきもあるので、最大充電電流は1本あたり2300mA、3本並列だと6900mA。少し余裕を見ても7000mAといったところ。

充電回路はバッテリーの上に載っている小さい基板なのだが、バランス充電などは考えられていない回路で、過電流保護などは全く考慮されていないように見える。

で、マキタ純正充電器「DC18RD」や「DC18RC」の充電電流は9Aなので、そりゃあバッテリーもダメになるなぁ…と。

その反省も踏まえて、次はAmazonで売ってる中身非公開の互換バッテリーを購入するのはやめて、Aliexpressでバランス充電、バッテリー保護回路付きっぽいバッテリーを購入

商品の説明書きやケースには6Ahと書かれているけれど、商品の評価欄を見ると4Ahとか書かれているので、例によって容量は眉唾物。
バッテリーの被覆で型番を見る事はできなかったが、バッテリーが壊れたらバラすついでに確認する事にしよう。

基板は、それっぽい造りで、バッテリーの各端子に接続されており、回路が機能していればきちんとバランスも取られていると思う。

あとは耐久性というか、どのタイミングで壊れるか。
そんな訳で、互換バッテリーは突然壊れるというのを前提に予備を買って揃えておいた方が、安心して使えますよという事で、しばらくは使いながら様子を見よう。

 

 

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塩ビ管でのエアー配管

2019-12-03 13:28:54 | 工作

先日友人から「その後、塩ビのエアー配管の調子はどうか?」と聞かれた。

結論から書くと、今のところは何も問題は起きていない。
短距離の屋内配管で、紫外線や風雨に晒される事が無いので経年劣化がそれほど進まないのかもしれない。
又、使い終わったらエアーを抜いていて負荷が掛かっていないから、接合部への負担が小さいのかも。

屋外の塩ビの水道配管は2回程割れたり、接合部が外れたりした。
割れたのはエルボの部分で外的衝撃か経年劣化(?)、接合部外れは接着不良でウオーターハンマーの衝撃で抜けた。
接着不良に関しては、エルボの奥までパイプが入り切っていなかったので接着が緩かったのだろうと思う。
割れのほうは、エルボがそもそもパイプよりも弱いというのもあるが、たぶん誰かが踏んだか何かをぶつけたのではないかと思っている。

で、エアー配管だが、こちらは接合部への接着はエアーを通す事を考えて、特に念入りに行ったので、今のところエアー漏れの兆候は無い。
しかし水と違って、エアーの場合は接着部が外れると部品が弾け飛ぶだろうから、それを想定して、接合部分にビニールテープでも巻いておいたほうが少しは事故防止になるかもしれない。
勝手な想像だが、おそらく塩ビパイプや部材よりも接着剤の劣化のほうが早いのではないかと思っている。

そんなわけで友人には、屋外で使う予定なら金属かゴムの配管を使った方が良いし、太陽光が当たらない屋内で塩ビ管が使いたいなら、接合部の接着の件とぶつけたりしない場所への配管、事故防止策を検討した上で、恒常的に圧力をかけるのではなく、一時的に使用するだけなら、自己責任でやる分には良いんじゃないかという話をして、この話題は終了。

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RaspberryPiで使えるテンキーと使えないテンキー

2018-12-17 12:08:12 | 工作

RaspberryPiでIPカメラの映像を常時受信していて、カメラの映像のレイアウトを変更したり、RaspberryPiを再起動・シャットダウンしたりする為に、スクリプトを書いて数字のファイル名にしている。
で、そのスクリプトを実行するのにテンキーで数字を入力して実行しているのだが、先日初めてRaspberryPiで使えない(反応しない)物を掴んでしまった。
そのテンキーはWindowsPCでは問題無く反応するので、不良品というわけではなく、ラズパイがキーコードを受け取らないようだ。
もしかしたらテンキーが吐き出すキーコードが普段使っている物と違うのかもしれないので、今度調べてみる事にしよう。
とりあえず今後の為に、使用実績のある機種と、使えなかった機種を記載しておく事にする。

使用実績のある機種
エレコム TK-TCM011
エレコム TK-TDM017BK
Levens keyboard-002

使用できなかった機種
iBUFFALO BSTK11

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Raspberry Pi Zero Wのセットアップ(Raspbian Stretch Lite)

2018-07-04 11:57:11 | 工作

ここ最近、日本橋の電子部品屋で、RaspberryPi 3B+やRaspberryPi Zero Wが普通に入手できるようになった。 値段も通販で購入するのとそれほど変わらないので、取り合えず両方とも購入してきた。
3B+は今まで買ってきたRaspberryPiの上位互換品という事で、後回しにして、ひとまずRaspberryPi Zero Wを触ってみる事にした。

Zeroシリーズは有線LANポートが無いので、Raspbianを起動してから、直接弄るかUSBからSSHで弄るか、ZeroWなら無線LAN経由で弄る事になる。
で、折角のZeroWなので、無線LANで弄ろうと思ったのだが、いくつかのホームページを参考に設定しようとしてみたのだが、どれも設定の内容が微妙に異なる。というか、具体的に書いていないページが多い。

当然間違った設定をすれば無線LANには繋がらない訳で、それの試行錯誤で時間を浪費してしまったので、忘れない内に動作した内容をメモしておく。

1.公式サイトからRASPBIAN STRETCH LITEのZIPファイルをダウンロードして、イメージファイルを取得する。

2.SDカードフォーマッターでmicroSDカードをフォーマットする。

3.Win32 Disk ImagerでRASPBIAN STRETCH LITEのイメージファイルをmicroSDカードに書き込む

4.microSDカードの中にbootというボリューム名のドライブが作成されるので、そこのルートディレクトリに「ssh」と「wpa_supplicant.conf」というファイル名の空ファイルを作成する

5. 4で作成した「wpa_supplicant.conf」を適当なテキストエディターで開いて、下記のように入力して保存する。

ctrl_interface=/var/run/wpa_supplicant
network={
ssid="xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx"
psk=xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
key_mgmt=WPA-PSK
}

以上。1行目は必須。ssidは繋ぎたい無線LANのSSIDを入力(ダブルクォーテーションで囲む)。pskはハッシュ値を書く(ダブルクォーテーションで囲まない)。
なお、ハッシュ値はWPA key calculation: From passphrase to hexでSSIDとパスフレーズを入力して計算した値を用いる。
key_mgmtはWPA2を使用していてもWPA-PSKと記載する。

6.microSDをRaspberryPi Zero Wに挿入して、起動する。因みにZeroシリーズの画面出力端子はminiHDMI、USBはmicro USBなので、ケーブルには注意。

7.起動してユーザー名とパスワードを聞いてくれば、それぞれpiとraspberryと入力すれば、起動完了。 無線LANに接続されていれば、ユーザー名入力前ぐらいにIPアドレスが表示されている筈。わからなければ「ip address」で確認。

8.固有の問題なのか、例によって現在のネットワーク環境ではDHCPで割り振られたネットワークパラメーターでインターネットに接続できないので、以前のストリーミングカメラプレイヤー設定の時と同じようにdhcpcd.confを設定する。
sudo nano /etc/dhcpcd.conf」でエディターを起動して、「static routers」と「static domain_name_servers」を環境に合わせて書き換える。

9.「sudo shutdown -r 0」と入力して再起動。

10.インターネットに接続されていれば「sudo apt update」や「sudo apt upgrade」等が通る筈なので、それらを実行する。

11.ネットワーク環境を容易に設定する為に、「Network Manager」をインストールする。
sudo apt install network-manager
sudo systemctl start network-manager
sudo systemctl enable network-manager
以上。
sudo nmtui
でネットワーク関係の設定が容易にできるようになる。

参考にさせて頂いたホームページ
にせねこメモ 
なぜにぶろぐ

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Raspberry Piを使って複数IPカメラの映像表示レイアウト

2018-01-25 09:56:25 | 工作

Full HDの画面に4画面等倍表示のレイアウトは前に書いた通り。
その後、他のレイアウトを検討して欲しいとの要望があったので、いくつか考えてみた。

1画面全体表示+1画面ワイプ
omxplayer --avdict rtsp_transport:tcp --win "0 0 1920 1080" <rtsp address> --live -n -1 --layer 1 | \
omxplayer --avdict rtsp_transport:tcp --win "1430 800 1910 1070" <rtsp address> --live -n -1 --layer 2

-layerオプションを付ける事で、映像の上に映像を重ねる事ができる。数字が大きい方が上のレイヤーになる。


1画面大きめ表示+3画面小さ目表示
omxplayer --avdict rtsp_transport:tcp --win "0 0 1280 720" <rtsp address> --live -n -1 | \
omxplayer --avdict rtsp_transport:tcp --win "1280 0 1920 360" <rtsp address> --live -n -1 | \
omxplayer --avdict rtsp_transport:tcp --win "1280 360 1920 720" <rtsp address> --live -n -1 | \
omxplayer --avdict rtsp_transport:tcp --win "1280 720 1920 1080" <rtsp address> --live -n -1

前回書いた6画面表示レイアウトの内、下の2画面を取り除いたレイアウト。
もしかしたら1画面全体表示にして、3画面をワイプ表示にしたほうが見栄えは良いかもしれない。その場合は、

1画面全体表示+3画面ワイプ
omxplayer --avdict rtsp_transport:tcp --win "0 0 1920 1080" <rtsp address> --live -n -1 --layer 1 | \
omxplayer --avdict rtsp_transport:tcp --win "1430 10 1910 280" <rtsp address> --live -n -1 --layer 2 | \
omxplayer --avdict rtsp_transport:tcp --win "10 800 490 1070" <rtsp address> --live -n -1 --layer 2 | \
omxplayer --avdict rtsp_transport:tcp --win "1430 800 1910 1070" <rtsp address> --live -n -1 --layer 2

といった感じだろうか。
これでいくつかのパターンのスクリプトを作って、切替できるようにしてやれば、必要に応じてレイアウトを変更できるようになるだろう。

あれから、色々な条件で動作確認してみたのだが、4台全てのカメラのエンコーディング解像度を1920*1080にしていると、Raspbelly Piでは4画面同時に処理しきれないようで、全く表示されない。
因みに一台を1080p、もう一台を720pにして、1080pをフル画面表示にして720pの方をワイプ表示にする分には、特に問題無く表示された。
IPカメラのプロファイルを複数設定できるのであれば、プロファイル毎に異なる解像度を設定しておいて、表示形態によって表示プロファイルを使い分ける方が良いのかもしれない。

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Raspberry PiでIPカメラのストリーミング画像を同時再生する

2018-01-22 19:00:00 | 工作

工場の設備監視用に安価なIPカメラを使うにあたって、録画までは必要無い場合、Raspberry PiでRTSPを再生できれば予算を抑えられて便利。
ということで、色々と調べてみたところ、こちらのホームページに、そのものズバリな内容が書かれていたので、参考にさせて頂いた。

とりあえずラズパイにOSを入れないことには始まらないので、オフィシャルサイトからRASPBIAN STRETCH LITEをダウンロードして、microSDカードにイメージをコピーすれば、OSのインストールは完了。ハードウェア決め打ちだと、この辺りの手間が無くて良い。

microSDをラズパイに挿入して、キーボード、マウス、LANケーブル、HDMI経由でモニターを接続して、電源ケーブルを挿せばRASPBIANが起動して、モニターにターミナル画面が表示される。
ユーザー名とパスワードを聞いてくるので、ユーザー名「pi」、パスワード「raspberry」と入力すればコマンドプロンプトに文字が入力できるようになる。

ネットワークの設定については環境によって異なるので、何とも言えないけれど、うちの環境ではDHCPでディフォルトゲートウェイとDNSがうまい具合に割り振られないようで、それらを明示してやる必要があった。
sudo nano /etc/dhcpcd.conf」でエディターを起動して、「static routers」と「static domain_name_servers」を環境に合わせて書き換える。
無事にインターネットに接続できるようになったので、「sudo apt-get update」とか「sudo apt-get upgrade -y」とか入力してみれば、問題無く動作しているのが確認できた。

あとは、上記のホームページを参考にしつつ、「sudo raspi-config」でSSHでアクセスできるようにしたり、GPUに割り当てるメモリーを増やしたり、microSDカードの領域を確保したり、パスワード変更したり、パスワード入力レスで起動するようにしたりする。
時間のローケーションは変えておいた方が良いけれど、環境ロケーションはEnglishのままの方が良いかもしれない。キーボード配列が英語キーボード準拠のままになるけど。

sudo reboot」でリブートして、次にプレイヤーをインストール。
sudo apt-get install omxplayer -y && sudo apt-get install screen && sudo reboot」と入力すれば、
omxplayerとscreenがインストールされて、その後リブートされる。
omxplayerはraspberry piの動画再生支援機能が使えるメディアプレイヤー。screenはコンソールを複数開くためのソフト。

自分で使うならscreenなんて無くても、omxplayerさえあれば、

omxplayer --avdict rtsp_transport:tcp --win "0 0 960 540" <rtsp IP address> --live -n -1 | \
omxplayer --avdict rtsp_transport:tcp --win "960 0 1920 540" <rtsp IP address> --live -n -1 | \
omxplayer --avdict rtsp_transport:tcp --win "0 540 960 1080" <rtsp IP address> --live -n -1 | \
omxplayer --avdict rtsp_transport:tcp --win "960 540 1920 1080" <rtsp IP address> --live -n -1

と、入力してやればFullHDのモニターに4分割でIPカメラの画像を確認する事は可能だ。
しかし、使うのは現場作業者であるから、家電並みに電源を入れるだけで使えるようにしておかなければならないし、リモートでメンテナンスできるようにしておかなければならない。
というわけで、やはり上記のホームページに書かれているようにスクリプトを組んで、cronでカメラの接続状態を一定時間毎に監視するようにするのがモアベターという事になる。

下のスクリプトは上記ホームページからの引用。該当するページが無くなってしまうとメモ代わりにならないので、転記しておく。
sudo nano /etc/init.d/displaycameras」でエディターを起動して、displaycamerasというテキストを作製する。

---------- 以下引用

#!/bin/bash
### BEGIN INIT INFO
# Provides: omxplayer
# Required-Start:
# Required-Stop:
# Default-Start: 2 3 4 5
# Default-Stop: 0 1 6
# Short-Description: Displays camera feeds for monitoring
# Description:
### END INIT INFO

# Camera Feeds & Positions
top_left="screen -dmS top_left sh -c 'omxplayer --avdict rtsp_transport:tcp --win \"0 0 960 540\" <rtsp IP address> --live -n -1'";
top_right="screen -dmS top_right sh -c 'omxplayer --avdict rtsp_transport:tcp --win \"960 0 1920 540\" <rtsp IP address> --live -n -1'";
bottom_left="screen -dmS bottom_left sh -c 'omxplayer --avdict rtsp_transport:tcp --win \"0 540 960 1080\" <rtsp IP address> --live -n -1'";
bottom_right="screen -dmS bottom_right sh -c 'omxplayer --avdict rtsp_transport:tcp --win \"960 540 1920 1080\" <rtsp IP address> --live -n -1'";

# Camera Feed Names
# (variable names from above, separated by a space)
camera_feeds=(top_left top_right bottom_left bottom_right)

#---- There should be no need to edit anything below this line ----

# Start displaying camera feeds
case "$1" in
start)
for i in "${camera_feeds[@]}"
do
eval eval '$'$i
done
echo "Camera Display Started"
;;

# Stop displaying camera feeds
stop)
sudo killall omxplayer.bin
echo "Camera Display Ended"
;;

# Restart any camera feeds that have died
repair)
for i in "${camera_feeds[@]}"
do
if !(sudo screen -list | grep -q $i)
then
eval eval '$'$i
echo "$i is now running"
fi
done
;;

*)
echo "Usage: /etc/init.d/displaycameras {start|stop|repair}"
exit 1

;;
esac

---------- 以上引用

として、保存する。rtspのアドレスの部分は各IPカメラによって異なるので、予め「ONVIF Device Manager」等を使用して調べておく事。
上記のスクリプトの権限設定を
sudo chmod 755 /etc/init.d/displaycameras
と変更して、下記コマンドにてスタートアップに追加する。
sudo update-rc.d displaycameras defaults
また、IPカメラの死活確認及び再接続を行う為に、
sudo crontab -e」で
*/5 * * * * /etc/init.d/displaycameras repair
といった感じで、スケジューリングしておく。上記の場合5分毎の確認となる。
上記のスクリプトを見ればわかると思うが、映像を止めたければ「/etc/init.d/displaycameras stop」で表示を停止する事ができる。
再スタートは「/etc/init.d/displaycameras repair」もしくは「/etc/init.d/displaycameras start

上記スクリプトは4分割同時再生のものだが、6分割同時再生の場合は、下記のスクリプトとなる。

---------- 以下引用

#!/bin/bash
### BEGIN INIT INFO
# Provides: omxplayer
# Required-Start:
# Required-Stop:
# Default-Start: 2 3 4 5
# Default-Stop: 0 1 6
# Short-Description: Displays camera feeds for monitoring
# Description:
### END INIT INFO

# Camera Feeds & Positions

#First Colmn
large_left="screen -dmS large_left sh -c 'omxplayer --avdict rtsp_transport:tcp --win \"0 0 1280 720\" rtsp://192.168.1.168:7447/56fc759be4b01f1769f35f7f_1 --live -n -1'";
mid_lcenter="screen -dmS mid_lcenter sh -c 'omxplayer --avdict rtsp_transport:tcp --win \"640 720 1280 1080\" rtsp://192.168.1.168:7447/56fc791fe4b01f1769f35fad_1 --live -n -1'";
bottom_left="screen -dmS bottom_left sh -c 'omxplayer --avdict rtsp_transport:tcp --win \"0 720 640 1080\" rtsp://192.168.1.168:7447/56fc791fe4b01f1769f35fae_1 --live -n -1'";

#Second Colmn
top_right="screen -dmS top_right sh -c 'omxplayer --avdict rtsp_transport:tcp --win \"1280 0 1920 360\" rtsp://192.168.1.168:7447/56fc795be4b01f1769f35faf_1 --live -n -1'";
mid_rcenter="screen -dmS mid_rcenter sh -c 'omxplayer --avdict rtsp_transport:tcp --win \"1280 360 1920 720\" rtsp://192.168.1.168:7447/56de2e1888117cf574015d71_1 --live -n -1'";
bottom_right="screen -dmS bottom_right sh -c 'omxplayer --avdict rtsp_transport:tcp --win \"1280 720 1920 1080\" rtsp://192.168.1.168:7447/56de2e1888117cf574015d71_1 --live -n -1'";


# Camera Feed Names
# (variable names from above, separated by a space)
camera_feeds=(large_left mid_lcenter bottom_left top_right mid_rcenter bottom_right)

#---- There should be no need to edit anything below this line ----

# Start displaying camera feeds
case "$1" in
start)
for i in "${camera_feeds[@]}"
do
eval eval '$'$i
done
echo "Camera Display Started"
;;

# Stop displaying camera feeds
stop)
sudo killall omxplayer.bin
echo "Camera Display Ended"
;;

# Restart any camera feeds that have died
repair)
for i in "${camera_feeds[@]}"
do
if !(sudo screen -list | grep -q $i)
then
eval eval '$'$i
echo "$i is now running"
fi
done
;;

*)
echo "Usage: /etc/init.d/displaycameras {start|stop|repair}"
exit 1

;;
esac

--------- 以上引用

基本的にはomxplayerのwinオプションで大きさと場所を指定しているだけなので、ディスプレイの解像度や、画面レイアウトの変更も含めて、設定は煩雑ではあるものの、自由度は非常に高い。
ラズパイの性能に依存する部分もあるから、何画面まで同時に再生できるか分からないが、1ディスプレイ当たり4画面ぐらいが視認性の面でも良いのではないかと思う。

プレイヤーの設定については以上だが、IPカメラの設定について。
カメラの解像度は1080pの性能があったとしても960pもしくは720pに下げておく事。
自分の環境では1080pの解像度では何故か正常に動作しなかった。
まぁ、4分割表示なので1080pの解像度があっても、意味が無い上にネットワークトラフィックが増えるだけで害にしかならないから、解像度を下げて使う分には特に問題は無いだろう。
カメラの解像度の下げ方は、CMSやONVIF Device Managerを使うか、NVRを持っているなら、それで設定すると良いだろう。

因みにカメラ1台あたり、凡そ1~3Mbps弱の帯域を使用する。
VBRなので映像に動きが無ければそれ以下になる事もあるし、フレームレートや解像度、圧縮率等の設定で変動するが、多量のカメラを常時閲覧する場合はネットワークの経路を考えて、基幹系に影響を与えないように配慮する必要があるだろう。
また映像のタイムラグに関しては、IPカメラの設定次第だが凡そ1秒程度。
自社の製造ラインの監視に使うなら、それぐらいのラグは許容できる。 それが許容できないぐらいシビアな条件だと、そもそもIPカメラは使えないかな…
録画もしたい向きにはラズパイを使わず、素直にNVRを買いましょう。

追記:RaspberryPiのPATHのディフォルト値の設定は、/etc/profileの"PATH"の値を編集する。基本はelse後のPATHを変更。
その時だけPATHを追加する方法は
PATH=$PATH:[dir name]
export PATH
echo $PATH
で追加後確認。

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HIVP管でエアー配管

2017-11-25 19:54:06 | 工作

基本的に塩ビパイプでエアー配管は推奨されない。圧縮空気が熱を持つので、それに伴う塩ビパイプの耐圧低下が理由かと思われる。
VP管とHIVP管は共に耐圧力は1.0MPa。耐熱温度はVP管が60度でHIVP管が50度。温度が上がると耐圧力は低下する。HIVPのメリットは耐衝撃性。
工場で動いているような大きなエアーコンプレッサーで四六時中圧力をかけっぱなしにするような状況であれば、塩ビパイプをエアー配管に使うのは流石に躊躇するところだが、自宅のベビコンレベルであれば、0.8MPaでリミッターがかかるし、熱も然程ではないので、自己責任の範疇で使う分には問題無いだろう。
ただし、夏場に気温が35度を上回る際は、少しは気を付けた方が良いかもしれない。

配管前は使う度にホースを引き回していたのだが、ガレージ入口付近に吐出口を設けたので、ホースの引き回しが短くて済むので便利になった。
配管長はせいぜい15m程なので、そんなに水は発生しないと思うけれど、一応配管に少しだけ下り勾配をつけて、終端にドレーンバルブを取り付けておく。
吐出口を2箇所作ったので、多少の圧力損失が出るかもしれないが、そこに手持ちのサブタンクを繋いで、バッファータンク代わりにすれば、そこそこエアー量が必要な工具も回せるだろう。

2019年12月時点までの使用状況はこちら

【アストロプロダクツ】AP オイルレス サイレント エアーコンプレッサー 30L
 
アストロプロダクツ

 

ASTRO PRODUCTS 04-07814 アルミニウム エアタンク 25L 04-07814
 
アストロプロダクツ(AP)

 

(STRAIGHT/ストレート) エアーサブタンク 38L 17-609
 
(TOOL COMPANY STRAIGHT) ツールカンパニーストレート
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SHORAI LiFeバッテリーを復活させる

2016-03-24 12:01:05 | 工作
会社の同僚が乗るCB400SFに取り付けていたSHORAIのLiFePOバッテリーがあがってしまったらしく、充電の依頼があった。
で、いつも使ってるリチウムイオン系バッテリー用の充電器で充電しようとしたら、電圧が低すぎてエラーとなり、充電が始まらない。
ターミナル間電圧を測ってみると5Vを切っていたので、バランス充電用の端子から、各セルの電圧を測ってみると、各セル毎の電圧は0.9V~1.2V。 間違いなく過放電状態。 SHORAIのバッテリーは保護回路付いてないのかな?
こちらのページを見てみると、やっぱり保護回路は付いていないようだ。
 
このままでは充電できないので、少し前にamazonで購入して、封すら開けずに放置しているLi-ionバッテリー充電基板を使って、強制的に充電する。 保護回路もバランス充電回路も付いていないなら、多少強引な技を使っても大丈夫だろう(ただし、バッテリーに負担はかかるが…)。
 
バランス充電用の端子から1セルずつ充電する。
本来はB+,B-端子から電流を取って充電するのだが、バッテリーの状態が悪すぎて、充電が止まってしまうので、OUT端子から電流を取って、無理矢理充電。 テスターで電圧を見ながら、端子間電圧が2.7~2.9V程度になったら充電を止める。
こんな方法で充電して大丈夫なのか分からないが、バッテリーの持ち主からは壊してもいいと言われているし、LiFeは燃えにくいという事なので、自己責任でやるぶんには問題は無いだろう。 万が一、燃えて火事になっても、全部自分の責任。

バッテリーターミナル間の電圧が12V弱になった時点で、いつもの充電器を使うと、無事充電が開始された。 セルあたりの電圧がバラバラなので、念のためバランス充電モード。
で、充電完了時の充電量が3000mAh程度だったので、まともに使えるのかどうか、かなり怪しい。 使えたとしても、一度過放電して容量が怪しくなったバッテリーなので、出先で再度上がってしまう事を考えると怖くて使えないかな。
まぁ、とりあえず装着してもらって、使えるかどうか試して貰う事にしよう。
結果はまた後日。

4/6追記 今のところ特に問題無く使えてるようだ。意外とLiFeは強制復活に強いのかもしれない。

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コメント
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