FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

「ゼロ・グラビティ」無音の響き青き地球はかなき生命そして再生

2014-01-30 18:37:03 | 日記
SF映画の形をとった哲学映画。そして愛の物語。ラブストーリー。
人間のちっぽけさ。健気にも逞しく生きようとする人間。
今まで最高の男っぷり。俺の中ではクルーニーベスト1.間違いなく代表作になる。オーシャンズ11より10倍素敵だぜぇ~。
母なる地球がちっぽけな二人を見守ってくれている。

---------------------------------・--------------------------------------「宇宙からの帰還」を読んでも分かったが、生命は生きられない空間なのだ。でも、人類は安全な地球から出ようとする。

無重力空間。無酸素。無音。

生きることはどういうことなの。
死ぬとは?
なぜこの世には男と女が存在しているの。
人は争う。
人が人を殺す。
支配する。


真っ暗な地球に映る溶岩の様な輝きは電気で光る都会の灯。

星に願いをかけているときに彼らがその間にいる。

心を閉ざす。
傷つきたくない。
悲しみたくない。
ツライ思いをしたくない。

いよいよだよ。

分かるけど。もうそろそろ行こうよ。

旅に出るんだ。
人生の全てを受け入れるのだ。死ぬまで生き抜くのだ。楽しむんだ。

まさに行きて帰りしの物語。

生還の物語。

みんながサバイバーなのだ。

だから、自分から命を絶たないでくれ。

絶望寸前、でも声を途絶えないでくれ。

信号を送り続けてくれ。一方通行通信してくれ。

そう、返事は返ってこない。しかし母なる我が地球は見ていてくれている。

約束してくれ生きて帰ると。生還すると。

やっぱり生まれたからは生き抜こう。

サバイバーでいてくれ。

信号を送ってくれ。

一方通行通信になってもやり続けてくれ。

希望を捨てないでくれ。

再生の物語。

去年、ラストで観るはずだったこの映画。今年最初で暫定1位になりました。

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