クルマユリ(ユリ科)「車百合」2006.08.06雨竜沼湿原
ユリ科の多年草。本州中部以北の深山の草原や林中に生える。茎は春に地下の白色球状の鱗茎から出て、高さ三〇~六〇センチメートルになる。葉は長さ一〇センチメートルぐらいの披針形で、茎の中ほどに六~一五葉を放射状につける。夏、長い花柄をのばし、頂に暗紫色の斑点をもつ径約五センチメートルの黄赤色の六弁花を開く。
別名 かさゆり「笠百合」
名の由来は、放射状に輪生する葉が車輪に似ていることから。
花言葉は純愛
クルマユリ(ユリ科)「車百合」2006.08.06雨竜沼湿原
ユリ科の多年草。本州中部以北の深山の草原や林中に生える。茎は春に地下の白色球状の鱗茎から出て、高さ三〇~六〇センチメートルになる。葉は長さ一〇センチメートルぐらいの披針形で、茎の中ほどに六~一五葉を放射状につける。夏、長い花柄をのばし、頂に暗紫色の斑点をもつ径約五センチメートルの黄赤色の六弁花を開く。
別名 かさゆり「笠百合」
名の由来は、放射状に輪生する葉が車輪に似ていることから。
花言葉は純愛
タチギボウシ(ユリ科)「立擬宝珠」2006.08.06雨竜沼湿原
ユリ科の多年草。本州の中部以北から北海道、千島南部、樺太、シベリアに分布。平地から高山にかけての湿地や草原、湿った原野に生育し、ときに群生します。
根際から立ち上がる葉は、長さ約20㎝、幅6~7㎝の先がとがった長楕円形で、長い柄を含めると全長30~40㎝になります。初夏から晩夏にかけて、株の中央から1mほどになる長い花茎を伸ばし、淡紫色から濃紫色をした長さ4㎝ほどの花を数多く付けます。
名の由来は、つぼみの花の形が擬宝珠(古い橋や寺院の欄干につける玉ねぎの形をした飾り)に似て、葉が立っていることから。
花言葉は沈静
ミヤマスミレ(スミレ科)「深山菫」2007.06.24暑寒別岳
スミレ科の多年草。北海道、本州、四国の低地~亜高山の林内、林緑に生える。高さ約3~10センチメートル。地上茎がないスミレで地下茎が伸びて群生することが多い。葉は心形で波状の鈍鋸歯がある。花は径1.5~2cmで花弁は5枚で距が短く葉の裏が紫色。
チシマフウロ(フウロソウ科)「千島風露」2006.07.16暑寒別岳箸別ルート8合目
フウロソウ科の多年草。本州北部、北海道以北に生える。高さ約三〇センチメートル。根葉は長柄をもち茎葉には短柄がある。葉身は掌状に五~七深裂し各裂片は広卵形、両面に毛がある。夏、葉腋から花柄を出し十数個の花をつける。花は淡紅紫色で径二・五~三センチメートル、花弁は五枚。
名の由来は、千島列島に見い出された風露草の仲間
エゾノシモツケソウ(バラ科)「蝦夷下野草」2006.08.06雨竜沼湿原
バラ科の落葉低木。アジア大陸北部に分布し、日本では北海道に生える。低地~亜高山帯の湿った草地などに生え、茎の高さは50~100センチ。茎先の散房状花序に、直径4~5ミリの紅紫色の花を密につける。萼片の内側に短い毛がある。葉は奇数羽状複葉で、頂小葉は特に大きく、掌状に5~7裂し、単葉に見える。縁には欠刻状の鋸歯がある。
名の由来は、北海道に産するシモツケに似た花を咲かせる草。
ミヤマアズマギク(キク科)「深山東菊」2006.06.25暑寒別岳頂上台地
キク科の多年草。本州中部以北、北海道に分布する。高さ約5~15センチメートル。全体に軟毛がある。根ぎわに生ずる葉はへら形か楕円形で、茎の葉は狭長楕円形。初夏、直径2.5センチメートルほどの頭状花が茎頂に咲く。頭状花の周辺部は花弁状で淡紅紫色の舌状花、中心部は黄色い管状花からなる。
母種のアズマギクが全体に毛が多く、冠毛が赤褐色であるのに対し、ミヤマアズマギクは毛が少なく、冠毛は濁った白色をしています。
名の由来は、高山に生える、アズマギクの一亜種であることから。
「東菊」は関東北部から東北に多く分布する「菊」だから。
花言葉は誠実
2007.06.24 暑寒別岳頂上台地
タカネナデシコ(ナデシコ科)「高嶺撫子」2006.07.16暑寒別岳箸別ルート9合目
ナデシコ科の多年草。本州中部以北の高山の岩礫地に生える。高さ約二〇センチメートル。葉は対生し披針形で白粉がある。夏、茎頂に紫紅色の五弁花を開く。花弁は著しく細裂し、萼の下には四個の苞葉がある。花は大きく花色も濃い。
別名 オノエナデシコ「尾上撫子」
名の由来は、高山に咲く撫子の仲間
「撫子」の由来は、撫でるようにして大切に扱う子供と言う意味で、和歌、万葉集からの花名。
別名 カワラナデシコ「河原撫子」、ヤマトナデシコ「大和撫子」(日本女性の清楚な美しさをたたえていう語。)、ひくれぐさ「日暮草」。古名ではとこなつ「常夏」。
北海道、東北にはエゾノカワラナデシコの近縁種がある
仙翁、岩菲、石竹、カーネーションも同じ仲間。
花言葉は思慕
エゾシオガマ(ゴマノハグサ科)「蝦夷塩竈」2006.07.16暑寒別岳箸別ルート7合目~
ゴマノハグサ科の多年草。北海道、本州の中部以北の亜高山帯~高山帯に分布する。葉は長三角形状で羽裂しないが粗い鋸歯がある。下部の葉は対生するが、茎の上半部では互生する。上部の葉腋に黄白色の巴形の花がねじれて横向きに咲く。
暑寒別岳の「蝦夷塩竈」は「増毛蝦夷塩竈」で花の色は白だった。
名の由来は、北海道に産する塩竈の仲間。
「塩竈」は、海水を煮詰めて塩を作るかまどのことで、塩竈の在る海辺の風景が美しいことから。花も葉まで(浜で)もが美しいこと。
花言葉は幸せ
マルバシモツケ(バラ科)「丸葉下野」2006.07.16暑寒別岳箸別ルート7合目~
バラ科の落葉低木。北海道・本州中部以北の高山に生える。高さ〇・三~一メートル。若い枝は紫色を帯びる。葉は短柄をもち長さ約五センチメートルの卵円形または倒卵形で縁に二重の鋸歯がある。夏、枝梢に多数咲く白い小さな五弁花が複散房状になる。花から雄しべが突き出してみえる。
名の由来は、葉の形が丸いことと、栃木県の下野国(下野)で最初に見い出されたことから。
花言葉は努力
トウゲブキ(キク科)「峠蕗」2006.07.16暑寒別岳箸別ルート7合目~
キク科の多年草。北海道、本州東北部の温帯林の周辺や海岸草原に生える。高さ約六〇センチメートル。葉は長い柄を持ち腎臓状卵形で縁に鋸歯がある。夏、茎の上端に散房状に径四~五センチメートルの黄色の頭花をつける。
別名 エゾタカラコウ「蝦夷宝香」
名の由来は、葉が蕗に似ていることから
チシマザクラ(バラ科)「千島桜」2006.06.25暑寒別岳
バラ科の落葉低木。本州中部以北の亜高山から、北海道、千島列島の南部にかけて分布。高さは0.5~5メートル。幹は直立しない。花は葉と同時に開き、直径2~2.5センチの淡紅色~白色の花を1~3個散形状につける。葉は倒卵形~広倒形で、縁に欠刻状の二重の鋸歯がある。
名の由来は、千島地方に多く咲く桜ことから
花言葉は美人
マシケゲンゲ(マメ科)「増毛紫雲英」2006.06.25暑寒別岳
マメ科の多年草。増毛山系暑寒別岳のみに分布する固有種。花茎は10~15cm、葉は全て根生状で奇数羽状複葉。小葉は広披針形で19~27個、長さ10~15mm、表面はほぼ無毛、裏面には白色の毛がある。花は紅紫色、茎頂に3~5個つく.。がく筒は長さ12mm内外、表面に白色の軟毛がある。
上記説明は、「北海道データブック」より
名の由来は、増毛町(暑寒別岳)に特産するゲンゲ。
「紫雲英」の由来は、花が一面に咲いているのを遠くから見ると低くたなびく紫の雲のように見えることから。
ゲンゲ「翹揺」「紫雲英」は漢名。マメ科の二年草で紅紫色の小さな蝶形花を八個ほど輪状につける。
ハスの花に似ていることから別名レンゲ「蓮華」「蓮華草」とも言う
花言葉は緩和
レブンサイコ(セリ科)「礼文柴胡」2006.06.25暑寒別岳
セリ科の多年草。北海道以北の高山に分布する。葉は先の尖った倒披針形で、基部は茎を抱く。茎は3~5つに分れ、茎先に10数個の花が卵形の小総苞に包まれて咲く。花弁は黄色で、後に紫褐色に変わる。
名の由来は、礼文島で発見された柴胡
アオノツガザクラ(シャクナゲ科)「青の栂桜」2006.06.25暑寒別岳
シャクナゲ科の常緑小低木。北海道、本州中北部の高山帯に生える。高さ一五~六〇センチメートル。茎は横にはい、枝は斜めに伸びる。葉は緑色の線形で長さ約一センチメートル。七、八月頃、数本の花柄を伸ばし、その先に長さ七、八ミリメートルの緑白色の卵状壺形の花を斜め下向きに開く。
上記は国語辞典からの説明ですが他の資料、HPではツツジ科となっております。
名の由来は、緑黄色の花を青と見て又、葉の形が針葉樹の栂、花の形が桜に似ていることから。
花言葉は臆病
チングルマ(バラ科)「稚児車」2006.06.25暑寒別岳頂上台地
バラ科の落葉小低木。北海道、本州中部以北の高山の日当たりのよい湿地に生える。高さ約一〇センチメートル。茎は地をはい、先端部が立ち上がり葉を束生。葉は奇数羽状複葉で、九~一一個の小葉からなる。小葉は倒卵状披針形、先端は尖り、長さ六~一五ミリメートルで縁に不規則な鋸歯がある。夏、茎頂に長さ約一〇センチメートルの花茎をのばし、先端に径三センチメートルぐらいの白い五弁花をつける。多数の痩果の先は花柱が伸びて長い尾状になり羽状に毛が生える。
別名 イワグルマ「岩車」、チゴノマイ「稚児の舞」
名の由来は、
1、花弁が輪状に排列しているためにつけられた稚児車(ちごぐるま)の転訛したもの。
2、羽毛状の果実が放射状に出ているさまを玩具の風車にみたてたものともいう。
花言葉は、可憐
「羽毛状の花柱」2006.07.16暑寒別岳箸別ルート8合目