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正定寺の閑栖  (しょうじょうじのかんせい)

メインページは検索で「正定寺」
(HP作成は正定寺閑栖:小原壽山)
ブログはFacebookにリンクしています。

お盆のお土産

2013年08月05日 | 日記
4年前からお盆のお参りは全て
新命和尚にお願いしています。

4年目の新命和尚は
クタクタで戻って来ます。

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檀家さんは和尚さんのお参りが
済むと仏間でお茶とお菓子を用意してくれます。

4年目の新命和尚は檀家さんのお気持ちを
無碍にしてはならないと用意された
お茶やお菓子を全て頂くようです。

現在は「冷えたゼリー」が多いらしく、
「今日は12個頂いてお腹がパンパンです」と
話していました。

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私が子どもの頃は「カルピス」が全体の7割で
ヨーグルトが1割でした。
カルピスはビン入りでヨーグルトは一升ビン
に入っていました。

薄める飲み物(粉ジュースも含め)が多かったです。

当時のお婆さんたちは「カルピス」の適度が分からず
水のようなカルピスも随分頂きました。

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お盆は檀家さんからお土産もたくさん頂きます。

地元の方は畑を作っていますから
「なすび・キュウリ・カボチャ・トウモロコシ・オクラ・シシトウ・ピーマン」
などなど大量に頂きます。

これ全てお供えとしていただきます。

昔からお盆の飾り付けは「施餓鬼棚」で
乾物や野菜が供えられます。

檀家さんの仏壇にも「トウモロコシ・スイカ・なすび・キュウリ」などが
お盆の時期には上がっています。

※お供えした野菜を細かくしてお墓に撒くのを「水の花」と云います。

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これから大量の野菜がお土産となって典座に置かれていきます。
野菜は12日に本堂と位牌堂へ移してお供えします。

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今日は珍しいお供え物を新命が頂いて来ました。



まくわうり(真桑瓜)です。

昔はあちこちでたくさん作っていましたが、
最近は見なくなったフルーツです。



専業農家の檀家さん から頂きました。

※専業農家さんはログインしないとダメかも!

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昔はカルピスでしたが今は「栄養ドリンク」がお茶の
代わりだそうです。

でも、一日1本しか飲めません。

医療費のお知らせ

2013年08月05日 | 日記
郵便はがきに「親展」と書かれたものが
市役所保健課から届きました。

家族の病気やケガなどで医療機関(病院)を
受診した医療費のお知らせです。

私は高額な「抗がん剤」を投与します。

しかし、病院の窓口では国保適用の負担額に
高額医療適用(国保限度額適用)で実際の支払いは10分の1程で済みます。

国民健康保険がなければ、生活に大きな経済的負担を掛ける
ことになっていました。

限度額適用の制度がなければ
治療の断念もあったかも知れません。

保険制度がない外国では、すでに父は死んでいたかも
知れないね・・と娘が話します。

他の方のおかげで「生かされている」

一枚のはがきが教えてくれました。
感謝することを・・・。



とにかく暑い

2013年08月02日 | 日記
大工さんも蒸し風呂のような場所で
作業しています。



窓が1ケ所で風通しが悪く、扇風機を回せば
壁の土やほこりがまって仕事になりません。

天井を外すと大きな梁が出てきました。



秋のお彼岸頃には、人が住める部屋になると云うことです。

8月2日は養賢寺のご老師(蟠龍窟)が暑中問候にわざわざ
お見えになります。

一昨年まで龍潜洞老師がお見えになっていましたが
住職交代にともない問候も新命老師に交代しました。



新命老師の室号は蟠龍窟と云います。

国泰寺派管長だった稲葉心田老師の
室号と同じです。





今日からお盆の檀家さん参りが始まります

2013年08月01日 | 日記
盆月に入った今日からお盆参りが始まりました。

8月は月遅れ盆になります。

全国では7月にすでにお盆を終えた地方もあります。

この暑い時期にわざわざ黒い衣を着て
檀家さん参りをしなくても過ごしやすい時期に
お盆行事をすればいいのにといつも思います。

特に小さいときからお盆参りを夏休み返上で
手伝ってきた寺の子は誰もがそう思ったはずです。

でも、この暑さでないと「お盆」の雰囲気が出ないのも
確かです。

こんな炎天下に平然と花を咲かせている「百日紅(サルスベリ)」が
境内にあります。

秋のお彼岸まで咲いています。







点在している百日紅は青々とした紅葉の間から伸びています。

今年は新命和尚が紅葉の子どもを育てています。
いつも失敗するのですが今年は根付いているようです。



今日からお盆が終わる16日まではお坊さんは身動きが取れません。
檀家さんも無理をせずお身体に気を付けてください。








HPに寺報をアップしました

2013年07月29日 | 日記
寺報を手作りしている寺院もありますが
正定寺は昭和63年から印刷を業者へ委託
しています。

手作り印刷の寺報は、カラー写真などを施し
檀家さんの心を大いに揺さぶります。

こんな具合に



正定寺は白黒印刷なので、高齢者から眼を凝らさないと
風景や人物が判りづらいと云われます。



お寺の新聞はそれぞれの味わいがあり、
最近はネットからでもダウンロードが出来る
時代になってきました。

いずれ、寺報を配送しないで各家がネットから
ダウンロードする時代が来るかも知れませんね。

遠い未来に!


晋山式DVD

2013年07月26日 | 日記
晋山式のDVDが350ケース発送されました。

DVDが250ケース・BDが100ケースです。

発送先は「晋山式随喜寺院」・「稚児参加者」
「当日役員」・「晋山式に関わった新旧世話人」
「特別寄付者」・過分な祝儀を賜った檀信徒などに
配布しています。

BDはDVDディスクでは見ることが出来ません。
近所のDVDをお持ちの方と交換してください。

DVDは2枚組・BDは1枚ですが内容は一緒です。

本編が1時間30分・特別編が1時間30分の
約3時間の映像です。

こちらがDVD(2枚組)



こちらがBD(1枚)




現在、DVDもBDも在庫がありません。

コピーガードは施していませんが
パッケージに記してあるように
制作業者も関わっていますので
コピーは恐る恐るでお願いします。

TSUTAYAにはありません。


今回の配送は早い

2013年07月24日 | 日記
22日の夕方にゆうメール40通とクロネコメール便500通を
それぞれ窓口に届けました。

ゆうメールは23日には役員さんの
元に「晋山式DVDと寺報」が届いたようです。

クロネコメールは通常24日に届くのですが
ゆうメールと同じく23日に佐伯市内の
配送を終えているようです。

別に翌日指定をしているわけではないのですが
クロネコさんがとても頑張っています。

晋山式DVDはちょっとやる過ぎ?
大河ドラマ仕立てになっています。

九州外の方々は25日までには届くと思います。





藩主お鷹狩りの部屋

2013年07月23日 | 日記
正定寺の二階には「九畳の間」と「六畳の間」があります。

檀家さんの中でもこの部屋を知っている方は10名前後だと思います。

「九畳の間」には床の間があり、元々佐伯藩主のお鷹狩りの休憩に
作られた部屋だそうです。

藩主が襲われないように家来が一階を覗く無双窓が
あったりします。

明治以降は「お鷹狩り」が行われなかったので
佐伯公が二階を使う事はありませんでした。

昭和に入ってこの二階は物置になっていました。

昭和45年頃、子ども部屋として改装しました。
その後は寺族の寝室や書斎に使われていました。

昨年の晋山式で納戸等を檀信徒用に開放したので
寺族の使用出来る部屋がなくなりました。

そこで45年ぶりに二階を改装することにしました。



ベニヤ板を外すと昔の棚や土壁があらわれました。
私もはじめて見る光景です。

外した板の中には檀家さんの戒名を記した日牌・月牌の
「祠堂板」が出てきました。





何度もリサイクルされた「祠堂板」を見つけて
先人達の「もったいない」の心をあらためて教わりました。

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部屋の改装だけなので9月頃には終わると云うことです。

工事金額の工面は、住職が銀行から借り入れするらしいです。

「うがった人間」が「晋山式の余剰金を使っている」と
ウワサしそうなので「ちがいます」と声を大にして云っておきます。

※うがった人の事まで・・・・お寺って大変ですね。

九畳の間の床と袋戸棚


六畳の間から見た床の間


天井裏ものぞけます。



寺報の発送が始まりました。

2013年07月22日 | 日記
先ほど佐伯市の勉強堂印刷さんから「寺報夏号が
出来上がったのでお持ちします。」と連絡がありました。

寺報の夏号は、毎年7月25日~月末にかけて檀信徒にお届けしています。

夏号には「お盆の日程」・「初盆のお家」などが掲載されて
います。

今回は晋山式のDVDも加わっているのでいつもより
多くの発送になります。

お寺から直接発送の檀家さんには7月25日頃お手元に
届くと思います。

地区の世話人さんを介しての場合は、月末までに
世話人さまがお配りすると思います。



配達はクロネコさんの「メール便」と郵便局さんの「ゆうメール」で
梱包内容によってお届けが異なります。

DVDは書籍などと同じように扱えるのでメール便やゆうメールで
送れると云うことです。

ゆうメールは明日の配達です。
メール便は数日かかると思います。



そろそろお盆の準備です

2013年07月15日 | 日記
久しぶりのブログ更新です。
本堂の畳に発生したカビは、掃除機・エタノール雑巾などを
駆使して都合4回の一斉掃除でキレイに取り除くことが出来ました。

エタノール500mlを5本使い切りました。
2倍に薄めて霧吹きで畳にかけて雑巾で拭き取ります。

梅雨明けの風も手伝い、カビの臭さも消えて
本堂は以前のようになりました。





境内は庭師さんがお盆前の剪定に来ています。
お先祖さまを迎える準備は着々と進んでいます。

檀家さんにお届けするお盆の配布物も準備が進んでいます。
今回は晋山式のDVDの発送もあるので封筒分けの
コンテナがいつもより多くなりました。

「寺報59号」や「お盆のしおり&日程表」と共に
「晋山式DVD」が一緒に同封されます。

「メール便」と「ゆうメール」のどちらが安いのか
調べるために「クロネコ運輸さんのアイテム」を
無料で頂きました。



これで「2㎝を超えていますのでメール便では送れません」
と云われる事がなくなります。

今月の25日過ぎには檀信徒のお手元に寺報が届きます。





本堂はカビだらけ ヒイェー!

2013年06月29日 | 日記
昨年の秋に畳替えをしました。
5月まではい草の香りが残っていて
本堂に入ると良い香りがしていました。

6月中旬から一斉に畳にカビが発生しました。
百枚を越す畳は見る見るうちにウイルスに冒されて
行きます。

掃除機で懸命にカビを吸い取り、晴天の日に
雑巾掛けをしたいと思っています。

なかなか雨が上がりません。
梅雨だから仕方ないですね。

本堂に掃除機を掛けながら、
昨年の晋山式に畳替えしたのはお寺だけでは
ないことに気づきました。

分衛所になった甲斐照光家と安下所の安藤廣美家も
今頃は畳にカビが生えているのではないかと思うと
申し訳なく頭が下がります。

両家ともカビ取りしながら、
昨年の晋山式を思い出しているのではないでしょうか。


三余館での仏教講座は20年前・・・

2013年06月22日 | 日記
佐伯市に「三余館」という市民の集会施設があります。

もう20年ほどまえになると思いますが、ここの館長さんから
「仏教講座」の開講依頼がありました。

「着物教室」・「ヨガ教室」・「語学教室」などと同じように
受講生を集めて行うカルチャーサロンの立ち上げでした。

当時私は30歳半ばだったと思います。

毎週金曜日の午後6:00前後から1時間30分の講義でした。
1年もすると話のネタがなくなりました。

そこで宇目小野市の長徳寺和尚さん(2歳下)に声を掛けて
二人で約2年間行っていました。

二人の持ちネタもなくなり、浄土宗の潮谷寺和尚さん(同じ年)にも
参加してもらい3人で1年が過ぎたところで、蒲江丸市尾の梅南寺和尚さん(7歳下)も
加わり作ったのが写真のステッカーです。



『西遊記』をモチーフにして「孫悟空が潮谷寺」・「沙悟浄が長徳寺」「白馬の玉龍が梅南寺」
そして「猪八戒が正定寺」と受講生も「そっくり」という評判でした。

佐伯市では著作権などという観念があまりない頃に、イラストレーターの
制作作品を買い取りました。

ステッカー以外にもTシャツも作りました。

その後、仏教講座は浄土真宗大谷派の十輪寺和尚(同じ年)・日蓮宗の本行寺和尚(同じ年)と
宗旨宗派を超えた若い僧侶が集まり、一時はヨガ教室に次ぐ50名超えの受講生でした。

※受講生の98%は女性です。と云っても年齢は随分上です。

その他に臨済宗から蒲江福泉寺和尚・宇目長昌寺和尚などなど最後には10名を超える
僧侶で講座が運営されていました。

その後、宗旨の異なる僧侶が集まり「佐伯市仏教会青年部」も立ち上げました。

「三余館」での仏教講座は6年間続きました。

後任の館長さんは公共施設での「宗教講座は認めない」という方針だったので
講座はなくなりましたが、私にとって貴重な経験でした。

禅宗・浄土宗・浄土真宗・日蓮宗と宗旨が違う和尚さんが仲良く集まり
互いの教義や佐伯地方の仏教風土を受講生と共に学ぶ良き場所でした。


玄関と勝手口

2013年06月21日 | 日記
お寺には出入り口がいくつかあります。
正定寺にも50年前には、玄関と内玄関それに勝手口が
ありました。

玄関だけは昔のままですが、内玄関は客間になり
勝手口は場所が変わりました。

明治の頃の図面はこちら



玄関は「妙の道に入る門」が
もとで禅寺などでは仏道の入り口として重んじています。

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お招きする方で玄関なのか内玄関なのか違いがありました。

遠来の尊宿(和尚さん)や檀家さんは玄関から、
法類寺院・縁故寺院や寺院役員は内玄関から、
御用聞きや弟子・家族は勝手口からなどと

一般の家にも玄関と内玄関の二つが
別に備わっているところがあります。

私が小学校の頃、内玄関はなぜか、取り壊されて客室になりました。
内玄関がなくなったことで行事などが不便になりました。

檀家さんが届けてくれる野菜などは勝手口(炊事場に近い)から
声を掛けてくれます。

海の檀家さんはご法事でお魚を持って来てくれます。
心得ていてお魚は玄関ではなくて必ず勝手口で
頂きます。

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最近は、少し事情が違ってきました、

お彼岸の回向袋(供米)を勝手口から渡そうとする方がいて
あわてて女房は玄関へと案内しました。

仏さまのお供えはお堂への入り口の
「玄関」からと決まっています。


先日は、正装してお参りに来た檀家さんが勝手口から
入ろうとしていました。家族も後に続いて・・・

この檀家さんは普段のお仕事で勝手口を使うので
いつものようにと思ったのでしょう。

この時も女房は慌てていました。

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お寺にお参りする正式な入り口は石段を登り
山門をくぐって境内に入るのですが、
檀家さんの姿は見かけなくなりました。

私たち寺族でさえ石段を使う事がなくなりました。

今では女性部の中に数人いるだけで、ほとんどは便利な車道を
使って境内に乗り込みます。

みんなで玄関という「入り口」の意味を考えませんか。
結構奥が深いんですよ。

お盆に行われていた地区施餓鬼(ちくせがけ)

2013年06月20日 | 日記
今でも「施餓鬼」をセガキと云わずにセガケという
人がたくさんいます。

なぜ「セガケ」というのか分かりません。

お盆は正式には「盂蘭盆(うらぼん)」と言います。

インドの言葉でウラバンナ(逆さ吊り)を漢字で音写したものです。
「逆さ吊りの苦しさから救う法要と期間」を盂蘭盆会と云います。

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お盆の法要はお釈迦さまのお弟子さんの目連尊者(もくれんそんじゃ)が
母を救う話に由来します。

目連尊者は神通力によって亡き母が餓鬼道に落ち
「逆さ吊り」にされて苦しんでいると知りました。

どうしたら母親を救えるのかお釈迦さまに尋ねたところ、

お釈迦さまは
「僧が修行を終える7月15日に多くの供物をささげて、供養すれば母を救うことが出来るであろう」と
答えました。

目連尊者がお釈迦さまの教えのままにしたところ、
その功徳によって母親は極楽往生がとげられたとのことです。

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それ以来、7月15日には寺院で施餓鬼法要を行い、
父母や先祖に報恩の供養を行う事になりました。

又、仏壇のある家庭ではご先祖さまの精霊を迎える日となりました。


一部の地域で、この施餓鬼法要を「月遅れ盆」の8月15日前後に
小字地区で寄り集まり、輪番で当番を決めて行っていました。

「江河内・間庭・久留須・向船場・神内」などでは、
20年前まで行われていました。

座番の家は隣保の方と、五色の短冊や青竹・施餓鬼棚などを準備して、
家の位牌を持ち寄っていました。

夏の暑い盛りに、住職とその地域の庵主さんの4・5名で施餓鬼法要をしていました。
法要後のお斎は「そうめん」が定番でした。

「お盆合同法要」ですね。

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時代と共に、お盆の法要は個別にお参りするのが一般的になり、
「地区施餓鬼」は消えて行きました。

※宇目は今でも「地区施餓鬼」があります。

正定寺では秋の彼岸に「山門施餓鬼会」を行うようになりました。

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その「地区施餓鬼帳」がお寺に保管されています。





帳面には施主(供養主)や法要の会計簿もちゃんと付け出されて
いました。



お盆の行事は1400年前の推古天皇の時代より続く年中行事です。



献茶会の茶碗

2013年06月19日 | 日記
献茶会に使われている茶碗は
相国寺の梶谷宗忍管長の「福寿」と
書かれた茶碗です。



「金閣 止止庵」とあります。



茶碗と云っても大きい茶碗です。



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相国寺管長と鹿苑寺金閣・慈照寺銀閣寺の住職で
室号が止止庵だった梶谷宗忍老師の筆です。

窯は佐伯市蒲江畑野浦福泉寺窯で
龍淵恭道和尚作。

大きな茶碗で、恭道和尚は「釜揚げうどん」を入れる
茶碗に使いなさいとくれましたが、
もったいなくて今では献茶会で新茶を入れる茶碗に
使っています。

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確か、火鉢のような大きなものもありました。
数個作った火鉢の一つが国泰寺にあります。

先ほど晋山式でお出で頂いた澤大道老師が
「重たいのよね」と漏らしていました。

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福泉寺窯で作られた陶器は全国にあります。

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福泉寺窯の最近の作品





















恭道和尚さんが、最近体をこわしていると聞きました。
心配しています。

風の便りでは、口はまだまだ達者だと云うことなので安心しています。
和尚さんの米寿は大がかりなお祝いを致しましょう。

その時、私も還暦です。