正定寺の閑栖  (しょうじょうじのかんせい)

メインページは検索で「正定寺」
(HP作成は正定寺閑栖:小原壽山)
ブログはFacebookにリンクしています。

花園会役員総会と花園会女性部総会に献茶会

2015年06月21日 | 日記
平成27年度花園会世話人総会が6月20日(土)午後7:00より行われました。
午後7:00より位牌堂に奉納された新茶を役員全員で献じて、
ご先祖さまに新茶をお供え致しました。

午後7:15より役員総会が書院で行われ、各議事を審議して無事に午後8:15に全てを終えました。
 
役員の皆さまには、農繁期のお忙しい中総会に参加いただき、まことに有り難く感謝申し上げます。

]

6月21日(日)午後2:00から献茶会と平成27年度花園会女性部総会が行われました。
今日は午後1:00から檀徒の葬儀があり、
和尚は葬儀に赴いたので和尚が帰るまで閑栖が場つなぎでお話をさせていただきました。

午後1:30から2:40まで位牌堂に集まった女性部を前に閑栖がお話をして午後2:40から和尚導師のもと
献茶会が行われました。女性部は31名が法要に参加致しました。



花園会役員総会はこちら

女性部総会はこちら

窓口の先に広がる景色・・・日本年金機構

2015年06月11日 | 日記

女房が今年の4月頃、佐伯市の日本年金機構の窓口に
私の年齢による基礎年金受給額などを尋ねに行ってくれました。

窓口の女性相談委員さんのお話では「本人(私)意外には、いくら看護している奥さんでも
ご主人の個人情報にかかわる、受給金額や年齢別の受給額の違いなどの詳細は
教えられない」といわれたそうです。

病床にあった私に代わって相談に行ってもらったのに
無駄足をさせてしまいました。

結局、受給申請の詳細や資料は、自宅へ郵送していただきました。




今日は体の調子も良く、雨もそんなに降っていなかったので、
5月に日本年金機構から送ってもらった資料を持って
日本年金機構の同じ佐伯市の窓口に行ってきました。

私は昭和31年1月生まれなので、基礎年金の繰り上げ受給で
60歳から受け取る事が出来ます。

平成21年にガンの告知を受けたあとは、
抗がん剤・外科手術・放射線治療と入退院が続き、
いのちが尽きる日はいつなのだろうかと思う毎日を過ごしてきました。

そんな健康状態だったので満60歳から国民年金基礎年金を
繰り上げ受給する事にしました。

わずかな年金をどれだけの年数受け取れるか、
目標が一つ増えて生きる力にもなるかも知れないと家族みんなの話し合いの結果でした。

来年1月に基礎年金受給申請をするのですが、
もしも入院している場合を考えて、郵送の申請用紙もいただきました。

窓口の女性相談員さんは丁寧に記載の仕方や資料の説明をして下さいました。

全てを終えて帰ろうとする私に、女性相談員さんが席から立ち上がり、
私に「来年の受給申請には、郵送や委任者ではなく、ご本人さんが元気で窓口申請が出来るように私も祈っています。」と
言って頭を下げて下さいました。

私はとてもうれしかった。生きる目標が増えたと思った。

続けて女性は「日本年金機構の個人情報流出でご迷惑をおかけしました。」と
再び頭を下げられました。

女房が出向いた時の「ご本人さんが窓口に来ないと個人情報なのでお話出来ません」の相談員さんと
私が出向いた時の「ご本人さんが是非、元気で窓口にお出でになる事を祈っています」の相談員さんでは
窓口の先に広がる景色が違うのかも知れません。

役所やそれに準ずる仕事場の方々は、さまざまな制約や規律で
大変なのでしょう。


今日の窓口相談員さんの対応で、
相手の気持ちを思いはかって言葉を掛けたり、
話を聞いたりすることを私は忘れていた事に気づかされました。

坊主としては失格ですね。



草刈り・草取り・剪定が一斉に始まった

2015年06月09日 | 日記
参拝者が気持ちよくお参りができるようにと庭木の剪定をします。
境内が広い正定寺は一日三人の職人が来ても三日間では終わりません。


年に6月と8月の二回行われる剪定だけではなく、
害虫駆除や寒肥なども行われ、木々の管理は容易ではありません。



今や庭木が充分に手入れできるのは観光寺院だけになったのかも知れません。

ずいぶん前の本山機関誌に、わが娘を嫁がす結婚披露の席で、
婚家に対して次のような挨拶が行われた記事がありました。


・・・・・・
縁あって私の庭で育ったこの苗木は、種々のめぐみを受けて自然のまま伸び伸びと
成長致しました。

私はあまり手を加えておりませんので枝葉の形は良くありませんが、
その分だけ素直に丈夫に育ってくれました。

この苗木も本日良縁にめぐまれ、皆様のお庭に植え替えさせて頂くことになりましたが、
どうぞしっかりと根付くように見守って頂き、皆様のお力添えで皆様の家風にあうように、
歳月をかけてその枝ぶりを整えてやって頂きたいのです。

そしてとても厚かましい想いなのですが、、この苗木が、しかるべき場所を得て、
ついには皆様のお庭になくてはならないような名木に育ってくれることを
ひたすらに念じているのです。      ・・・・・・・・

この記事を見たときから、私の中には人と庭木が重なって見えるようになりました。

樹木を見守るのはたやすく、樹木を育てるのはむずかしい。

人を見守るのはたやすく、人を育てるのはむずかしい。

人間の真のよろこびは育てることなのかも知れません。 





なにやら大工仕事のような音が・・・

2015年06月01日 | 日記
境内の梅の木に、梅の実がすずなりです。

一雨ごとに梅の実が落ちるのですが、だれも梅取りをして
梅干しを漬けるとか、梅酒を作るとか言い出しません。

梅干しを漬けても、誰も食べなくなりました。
梅酒を作っても、もっとアルコール分が高い飲み物を好みます。

私もたくさん成っている梅の木を見ても、取るのが面倒くさいので
話題には一切触れません。

そうしていると女房が「梅肉エキス」作りに立ち上がり、
梅を取ってきてお嫁さんと金槌で種を取り出しています。





このあと、果肉をジューサーに掛けてとことこ煮詰めて行きます。

最終的には黒々した梅肉エキスがわずかですができあがります。

それにしても嫁と姑が金槌を持って向き合っている姿は
ドキッとしますよね。