正定寺の閑栖  (しょうじょうじのかんせい)

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お坊さん泣かせ

2015年09月10日 | 日記
「核家族」と言われて久しい社会ですが、
ご法事も徐々に昔とは様子が変わってきました。


20年ほど前までのご法事は、祖父母・夫婦・子供から姉弟親族までが
一同仏間に会して行っていました。



最近のご高齢のご夫婦は「息子達には迷惑を掛けたくない」と言って
老夫婦だけでご先祖さまの法要を営みます。

和尚は、その老夫婦の子供さんとあったことがないので顔を知りません。

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そのような家は、実はきわめて希です。

めったに里帰りしない息子や娘も法事となれば戻って来ます。
正定寺の檀家さんの中には九州圏内遠くは関西・関東からも、いとわずに戻ってくる子供さんもいます。

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10代の子供なら仕方ないのですが、出来れば20代以上の大人の子供は
その家の先祖法事には是非参加して欲しいと願います。

ましてや40代・50代の息子は、跡取りとして自覚して頂きたいものです。


葬儀の喪主に対して「初めまして」とお坊さんに言わせないで下さい。

とても悲しくなります。


佐伯市内の和尚さんの話。







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