正直山荘_別館

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妻と上海旅行 第11話

2010年03月13日 | 旅行
 山塘街散策中、妻の靴に異変が起きました。
 靴底の前がパクッと開きワニの口状態です。
 とりあえずだましだまし履き、泊まっているホテル・メリディアンの近くのデパートで買おうということになりました。
 定期観光バスは、上海での集合場所のホテル・華亭賓館に戻り解散となりました。
 地下鉄に乗ろうとしたとき、さらに口が広がり、「もうダメみたい。」。
 華亭賓館でガムテープでももらって一時的に補修して帰ろうと話しましたが、旨く伝わりません。
 そのうち、日本語の分かるスタッフが出てきてホテルの裏に靴の修理屋があると教えてくれました。
 親切にもそこまでついて行ってくれ、店の主人に頼んでくれました。
 直っても一晩はそっとした方がいいのではと考え、どこかでサンダルが買えないか周りを探したところ、小さなスーパーのような店があり、海で使うようなサンダルやスリッパなどがありました。
 この時期これが適当かな?と茶色の冬物スリッパを買い靴屋に戻りましたが、靴の修理は他のビジネスシューズと平行して行っているため作業ははかどっていません。
 膠を付けて少し乾かしてから貼り付け、隙間に瞬間接着剤を押し込み完成させるようですが、職人気質の主人らしく、貼ったものが気に入らず、またはがしてやり直しています。
 そうこうしているうちに、周りは暗くなり、寒さが身に堪えるようになりました。
 1時間以上作業風景を見続け寒さで疲労も倍増、でも何とかホテル・メリディアンに戻れました。
 修理代金は華亭賓館の従業員の口添えで、高いか安いか分かりませんが30元(450円)。
 後になって地下鉄など使わず、タクシーでホテルに帰ればこんな苦労などしなくて済んだのにと後悔。
 普段タクシーなど滅多に乗らない生活を送っているので、そこまで考えが及びませんでした。
 その方法なら20元(300円)もかからないのに。
 結局、靴底は旨くくっついたため、新しい靴は買わずに済みました。
 記念に中国の靴を買ってはどうかと妻に言いましたが、やはり靴は日本で買いたいようです。
 日本で買っても生産地はたぶん中国だと思うのですが。