正直山荘_別館

正直山荘で載せていない、日々の出来事や写真の紹介。

年賀状用印

2015年01月01日 | 書と篆刻
 謹賀新年

 毎年、年賀状には干支にちなんだ言葉を刻しています。
 今年の干支の羊、なかなかよい言葉が見つかりません。
 羊頭狗肉、多岐亡羊、屠所之羊、羊質虎皮、羊腸小径、読書亡羊など、イマイチです。
 時間がなくなり、分相応な本来の職業のたとえ、屠羊之肆、でいくことにしました。
 出典:『荘子』譲王
 中国春秋時代、追われていた楚の昭王に付き添った屠羊説に対し、無事に帰国できたとき恩賞を与えようとしたが、「元の職業に戻れたことこそが賞であり、それ以外に頂くのは筋違いです」と辞退をくり返したという故事に基づくもの。
 羊を殺してその肉を売る店が元の職業ですが、手に職のない私にとっては、そんなことは言えないですね。

水源山石雲寺のセツブンソウ

2014年02月08日 | 書と篆刻
 新城市、うめの湯(名号字袋林)の国道を挟んで反対側に節分草の咲く石雲寺があります。
 節分の頃咲くというので、その名が付けられたとのこと。
 昨日ちょっと立ち寄ったところ今がちょうど見ごろです。
 iphoneしかなく、今日出直して撮りたいと思いましたが、朝からあいにくの雨。
 明日から八方でスキーなので、今年はもう撮れない?
 残念ですがまた来年のお楽しみということで。


 
 

東三河モーニング街道 喫茶早川

2014年02月02日 | 書と篆刻
 スタンプラリーの期限があと2か月となりました。
  東三河賞(5市加盟店を2店ずつめぐる)→コーヒー券2枚
 をめざしています。
 残りは、豊橋2店、田原1店、蒲郡1店。
 ということで、今日は豊橋の喫茶早川
 http://hmgs.jp/hayakawa/
 http://kissa-hayakawa2.jimdo.com/
 和田辻交差点から豊橋市内方面に車を進めましたが、ナビの道が工事中で入れません。
 東三河環状線の工事らしい。
 迷ってなんとかたどりついた先がまるで田舎の民家。
 部屋も落ち着けるし、外の景色もいいし、私好みです。
 ギャラリーで手作り市も開催されていました。
 あと、700円で写経ができるようです。(飲み物付き)
 暇をもてあましている人に教えてあげよう。
 スタンプラリーは、残りあと3店。
 

干支にちなんだ四字熟語 駑馬十駕

2014年01月01日 | 書と篆刻
 新年あけましておめでとうございます。
 毎年、年の初めに備え干支にちなんだ印を作製しております。
 今年の干支はなので、駑馬十駕(どばじゅうが)を刻しました。
 よく知られている馬の入った言葉は塞翁が馬ですが、四字の中に馬が3つも入っているこの熟語が気に入りました。 
 意味は、才能が余りない者でも、努力をすれば才能をある者に並ぶことができるというたとえ。
 出典は、荀子の修身篇から。
 驥一日而千里、駑馬十駕、則亦及之矣
 驥は一日に千里を走る駿馬だが、駑馬(のろい馬)でも十日も走れば、驥の一日分の道のりを行く事ができる。
 篆刻を始めもう20余年経ちますが、いい加減に続けているのでなかなか上達しません。
 それでも、飽きずにやっているとなにがしか得るものがあるようです。
 だんだんコツが分かるような感じになってきました。
 あまり努力していないので駑馬三十駕ぐらいでしょうか?

朱墨の硯

2013年12月03日 | 書と篆刻
 福瀬餓鬼作品展では、硯型の朱墨が展示されていました。(写真左)
 数年前、ネットオークションで何点か落札したのを思いだし、そのうちの一つ(写真右)を摺ってみました。
 箱は古びており古墨ということで出品されていましたが、見るからに偽物です。
 半紙に書けば朱墨と分かりますが、黒い紙に書いても色が付きません。
 篆刻用としては使えず、インテリアで飾っておくしかないかな。
 とりあえず、再びお蔵入り。


福瀬餓鬼作品展終了しました

2013年12月01日 | 書と篆刻
 今回は、久しぶりに先生の篆刻千字文を見ることができました。
 全部で333個に分刻してあり、その一つがパーティの案内はがきに落款印として押印されていました。
 もうこの印はお寺に寄贈されるということで見納めです。
 最後に落款印の画像を残しておきました。
 なんと刻してあるか?高冠陪輦の陪輦です。
 昨日のパーティでは、東京フィルハーモニーのチェロ首席奏者・黒川正三さんが演奏してくださいました。
 はがき右の画は古墨で描いたもので、作品展会場ではたくさんの古墨作品を見られました。
 先生は、もうこれが最後の個展と言われていましたが、今回展示されなかったたくさんの古墨があるので、ぜひ第2段を開いて欲しいと願います。

 
  

福瀬餓鬼作品展が始まっています

2013年11月27日 | 書と篆刻
 作品展の開催が、今日の中日新聞東三河版で報じられました。
 今回は、古墨で書いた絵がたくさん並べられています。
 今までにない企画で、墨色の特徴を生かした味わい深い作品を眺めていると、時が経つのを忘れてしまいます。
 おっと、私の持ち場は篆刻(千字文)コーナーの監視です。
 ゆっくり見られなく残念。
 土日にはまた当番で出かけるので、合い間に見られるかな?


私の餓鬼コレクション

2013年10月20日 | 書と篆刻
 昨日、11月の作品展準備のため、餓鬼先生が三河にもどってまいりました。
 作品の整理をお手伝いをする中、過去の作品を色々見せていただきました。
 改めて先生の偉大さを実感したしだいです。
 私も先生の作品を幾つか所有しています。
 その中の一つがこれ。
 落款から先生45歳ごろの作品と思われます。(33×24cm)
 
  孤亭突兀插飛流 氣壓元龍百尺樓
  萬里風濤按瀛海 千年豪傑壯山丘
  疏星澹月魚龍夜 老木清霜鴻雁秋
  倚劍長歌一杯酒 浮雲西北是神州
  遺山詩横波亭為青口帥賦
 遺山は元好問の号。かなりマイナーなこの漢詩、ネットなどない時代、先生がどのように見つけられたか気になります。
 (私もネットでこの釈文を見つけるのに時間がかかりました。)