レイバーネット日本 が 伝える JAL 首切り問題
2月22日午後3時、東京・天王洲アイルのJAL本社前は組合旗がたなびき、多くの当該・支援者が集まった。日航キャビンクルーユニオンメンバーは、お揃いの「沈まぬ太陽」オレンジスカーフに「無法解雇を撤回せよ」のたすき掛け。気合いが入っている。2月8日の「整理解雇は不要だった」という稲盛発言で、解雇された当該の人達の怒りはピークに達していた。原告団メンバー数十人は、稲盛会長に要請書を手渡そうと、ビルに入ろうとしたが、警備員とJAL社員は入場を拒んだ。そのため入口で、約40分にわたり激しいやりとりが続いた。原告メンバーは「整理解雇を撤回せよ」「稲盛は出てこい」のシュプレヒコールをあげた(写真)。(M) 動画準備中
1月25日のJAL本社前抗議行動で、日航キャビンクルーユニオン委員長で今回、整理解雇された内田妙子さんは、ビルの役員室に向かってこう訴えた。「会社は、鶴丸ロゴを変えるといいます。大西社長は“初心に返る。その意味もこめてロゴを変える”と。鶴丸のロゴというのは、日本航空の事故の歴史、それを思い出させるロゴでもあるのです。このことに思いを馳せることのできない経営陣は、それだけでも失格です!」。2月22日には午後3時より、整理解雇後2度目の大規模なJAL本社前(東京・天王洲アイル)抗議行動が取り組まれる。また解雇撤回を求める第一回裁判は、東京地裁で3月3日(運航乗務員)・11日(客室乗務員)に開かれる。不当な首切りへの反撃がいよいよ本格的に始まる。 漫画(壱花花)・航空連HP