予算審議 本格スタート
修正含みとなった2011年度政府予算案の審議が衆院予算委員会で本格スタートした。社民党から2日に阿部知子議員(党政審会長)、3日に照屋寛徳議員(党国対委員長)が質問に立った。
阿部知子衆院議員
子ども手当 成年扶養控除廃止は筋違い
増額財源として23~69歳の成年扶養控除(対象者約520万人)で年金給与収入568万円(税引後所得約400万円)超世帯などを対象から外すことについて、阿部議員は、就労支援措置が不十分な現状で「さまざまな要因があって家族という形態の中で暮らしている人たちのはしごを全く外していいのか」と疑問視。
阿部議員はまた、子ども手当の支給額上積みについて(子育て)世代が働けるように応援する、すなわち保育の充実に上乗せ分(のカネを)をかけるべき」と述べ、現金給付上乗せより保育サービス現物給付の充実を優先させるべきだと主張。併せて、政府が検討するとした。
阿部議員は、子ども手当の増額(3歳未満で月1・3万円から2万円に引き上げ)とその財源確保策について問題点をただした。
(社会新報の記事から)
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