
日本で唯一の環境・地域創造のビジュアル専門誌であるBIOCITYビオシティ誌の記念すべき創刊30年+第100号の特集は、「生命福祉コミュニティ宣言!深化するエコロジーの最前線」です。
本特集に、スイスの建設協同組合による持続可能な住まいの探求についての記事を寄稿しました。計12頁にわたり、スイスの建設協同組合の背景や近年の傾向と並んで、環境・社会・経済を総合的に配慮した集合住宅の事例を豊富な写真と共に紹介しています。
季刊誌ビオシティは、101号でその歴史を終えます。ビオシティに初めて寄稿したのはスイスに渡って間もない2001年のこと。スイスでのバイオマスエネルギー利用についての特集記事でした。その間、様々な環境関連のテーマについてかなり自由に書かせて頂いた他、2022年には連載していたビオホテルについての単行本を刊行して頂きました。
実質上の最終号となる第100号ですが、私にとって長年の想い入れの深いテーマである持続可能な住まいの探求について、特にソーシャルの側面を重点に紹介する貴重な機会となりました。
長年、身を削るようにビオシティを育まれてきた一代目編集長の杉田博樹さんと二代目編集長の藤元由紀子さんに、心より感謝申し上げます。大変お疲れ様でした!