お菓子な徒然diary

趣味のお菓子作りについて綴ります。ときどき日々の出来事も。

衝撃のお菓子教室見学

2014-12-30 08:30:22 | 日記

少し前にイルプルの授業見学へ行ってきました。先生による実演+一人一台の実習→試食というスタイルで、およそ7時間ほど。驚きと発見の連続であっという間の数時間でした。

お教室のHPをご覧になればわかると思うのでここでは多くは語りませんが、イルプルでいただくお菓子はまさに孤高の美味しさ。一切の妥協を許さず常に最高のものを創るというこだわりが感じられるのです。

言葉にするとなんとも陳腐な表現で、この感動を正しくお伝えできないのがひどくもどかしいのですが

『1度食べれば必ず、ここだけにしかない心を打つ特別なおいしさを感じられるはずです』(こちらより引用)という言葉通りでした。

オペラのレシピを見てその砂糖の多さにちょっと動悸がしたのですが、できあがったものをいただいてみると意外にそれほど甘くないのです(激甘でないという意味で)。

コーヒーの苦みと砂糖の甘みという正反対なベクトルのもの同士をそれぞれガツンと利かせることで、最終的には調和がもたらされるとでもいえばよいでしょうか。

お菓子の甘さを抑えたいなら砂糖を減らせばよいではないかというのは誰もが思いつくことですが、これをやってしまうとなんだかマヌケな味になってしまうことが多いのですよね。

今年の春だったか抹茶のフィナンシェを何度か試作していく過程で「抹茶も砂糖もどっさり入れること」が美味しさの秘訣であると気付いたのですが

やはり幸せな味を創り出すことは毒を生み出すことと同義なようです(砂糖たっぷりバターたっぷり……)。

ガトーショコラは材料に特徴が。チョコレートは3種類使用し味に深みを出すための隠し味としてサワークリームやスパイスなどが使われており、さすが…の一言。個人ではこれを揃えるのはちょっと面倒ですね。

試食は(ほぼ)できたてだったので少々イマイチな味でしたが、寝かせば化けそうな予感ただようケーキでしたのでお持ち帰りして一晩寝かせました。

翌日、呻りながらいただきましたよ。

マカロンは皆さまお好きですか?

このお菓子は最も当たり外れの激しい部類に属すると思うのですが、イルプルのマカロンは超当たり。やばい、うますぎる。

さくっとした歯触りのあとに訪れるねちっとした濃厚さ。この時いただいたのはプレーンなバニラだったので、ほかのフレーバーはもっと美味しいに違いない。

 

これだけ完成度の高いお菓子を作っているからには非常にストイックな空気の中授業が進められると思われるかもしれませんが、実際はとてもアットホームな雰囲気。

講師の方はもちろん生徒さん方も気さくに話しかけてくださり、本当に楽しそうにお菓子を作っていらっしゃいました。

 

 

 

 

 

見学するだけでも「ここには通ってみたい…!」と強く思わされるような魅力溢れるお教室なのに、イル・プルーの味を知ってもらうためと渡される焼き菓子のお土産をいただいたらもう完全にノックアウト。

パウンドケーキ、私が作るものとは別物だ。じゅわっとした食感にこれまたとっておきの隠し味が加えられていそうな風味。

ダックワーズもマカロンを彷彿とさせるねちっとした食感で美味。アーモンドプードルをたっぷり使うお菓子はやはりこうでなくてはね。

クッキーはチーズや柑橘、ココナッツ、ヘーゼルナッツ(?)など素材の味がしっかり楽しめるものばかりでした。(ちょっと甘さ控えめすぎかなと思ったのは秘密。笑)

 

 

 

これは通いたくなってしまうーーー!

けれども、受講料を見て現実に引き戻されるわけですね。いつの日か通ってみたいなあああ。

まあいずれにせよ、今は自分の腕を上げるのみです。ここ数年好き勝手自己流のお菓子ばかり作っているので、そろそろきちんとしたレシピ本で学ぼうかな。というか、作るジャンルが偏りすぎているのでそれをどうにかしないと。

せっかくイルプルに見学へ行ったのだし、弓田先生の本へチャレンジしたいと思うのでした。

 

 

 

 

 

医学書並みのお値段のもあって震えあがってます。これは図書館に置いてなさそうだ…

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8 コメント

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ご無沙汰です~☆締めの文章書く字数が足りず尻切れトンボでゴメンなさい(^^;) (青野水木)
2014-12-30 14:30:41
こんにちは☆

またまたご無沙汰してしまい…(^^;)

当方ブログに戴いたコメントの存在に、気付いたのが数日前…というていたらく(´▽`;;)

小沢さんのレシピ、上手くいきませんでしたか~(>_<)

レシピとkorariさんの「手」の相性が、良くなかっただけかもしれませんし、
korariさんが自己申告されている通り、メレンゲの泡をつくる上でのポイントを、今はまだ体得されてない故…だったのかも分からない。

うーん、こればっかりは、お互いの作業を実際に見せて頂き、また見て頂いた上で、実践あるのみ…な部分もありますよねぇ(´д`;)


あ!
でもそういえば、弓田氏の著書では、全ての材料がグラム計量であることに加えて、
例えば、
ハンドミキサーの羽根1本で○○混ぜの手法で、何分何秒泡立てる(混ぜる)…と、
誰が作ってもブレのない方法を紹介して下さってますから、
メレンゲ関連の著書を一冊だけ奮発して、
メレンゲをマスターしちゃうと良いかも知れませんね☆

一度メレンゲの状態を体得してしまえば、
弓田氏の手法にのっとらずとも、
自己流または他人のどんなレシピでも、間違いないメレンゲが作れるようになってくるはずです(≧∇≦)b


あ、ちなみに「○○混ぜ」と書いたのは…、
イルプルの著書では、ハンドミキサーの持ち方・ボウル内での動かし方一つ一つに至るまで、
細かく指定し、それぞれの動作に名前をつけてあるのですよ(≧∇≦;)

これも他に類を見ない工夫で、
確かにこれなら、どんな初心者であっても、
「本の通りに作ったはずなのに、全然違うものが出来てしまった!」…という惨劇は避けられますよね(´▽`)


……とは言え私も、イルプル関連の本も素材も、何もかもが「セレブ仕様」のお値段なものですから、ほとんど手が出せず…(苦笑)。

家庭向けの廉価本を1・2冊持っているだけです~(^^;)



ま、私は「最高級を追求する」お菓子づくりは目指しておらず、
あくまでも
「庶民でも(ちょっと頑張れば)手が届くお値段で」、
「ケーキってこんなに美味しいものだっけ!?
…と、びっくりしてもらえるお菓子を提供するケーキ屋さん」
を目指してますので(笑)☆


あと私、「和」な人間なので、純フランス菓子って、あまり好きではなくて!(爆)

お菓子は究極の嗜好品ですからねー、
こればっかりは仕方がな
返信する
Unknown (青野水木)
2014-12-30 14:37:55
…あれれ??

自分で投稿したコメントが、どこまで読めてる状態なのか確認出来ないような(´д`;)

すみません、この携帯がダメなのかな…(汗)

全文、投稿されている状態になってますか~??


返信する
お返事 (korari)
2014-12-30 15:08:21
水木さん

gooブログの仕様で「<」の半角を入力するとその後がごっそり消えてしまうようなのです…
最高字数ぎりぎりまで書いていただいたようなのに申し訳ないです(><)
お手数をおかけしますが、よろしければまた書いていただけるととても嬉しいです…!
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Unknown (taeco)
2014-12-30 17:48:23
こんにちは~。これまた、行かれたお菓子教室もすごいですね!! 何層にもなっていたり、たくさんの焼き菓子の種類、素敵な教室ですね。korariさんがいつも作られているのも、手の込んだものが多いですが…。

また、korariさんのつくられるお菓子のバリエーションが増えることは間違いなさそう~!! ただ、自宅でこれだけの種類を一気につくるのは大変過ぎるし、日本の素敵なお菓子やさんの存在って有難いなとも感じました。

マカロンは、砂糖の使用量がすごい印象があるわ…。
返信する
Unknown (青野水木)
2014-12-30 20:02:32
あぁ成る程、そういう事でしたか!(笑)

な~んか消えてる臭かったので、ブラウザバックして入力画面に戻り、
自分の投稿文章コピペっておいて良かった~☆

↑こういう時だけ無駄に周到(笑)


ではでは、連続投稿でいきますね♪


…そうそう、イルプルの体験教室の費用や日程って、どんなんでしたっけ?(←自分で調べろw)

あそこは、プロの職人もワンサカ学びに来る…というのが自慢のひとつ(笑)だから、
別に身分を隠す必要もないしw、
並み居る高級食材のみで作られる、正真正銘の最高級スイーツ、
一度は体験してみたいのですよねぇ(≧∇≦*)


あ、ちなみに教室の方では、品質も間違いないようですが、店舗売りの商品の方は…残念ながらムラがあるかもです(^^;)

以前、一度だけ代官山のお店を訪ねて買い求めたお菓子たちは、
弓田氏の矜持や、世間一般の評判とは掛け離れた、
「ごくフツーのお菓子」でした(-.-;)

何の感動もないことに逆に感動を覚えるレベルで、
今だに忘れられない思い出です(苦笑)。

ちょうど忙しそうな日だったようなので、スタッフの皆さんテンパッてたのかも知れないですねー(苦笑)

色んな意味で、お菓子も料理も「生き物」ですよね!w


返信する
再投稿です☆ (青野水木)
2014-12-30 20:46:11
小沢さんのレシピ、上手くいきませんでしたか~(汗)

レシピと「korariさんの手」の相性が、良くなかっただけかもしれませんし、
korariさんが自己申告されている通り、メレンゲの泡をつくる上でのポイントを、今はまだ体得されてない故…だったのかも分からない。

うーん、こればっかりは、お互いの作業を実際に見せて頂き、また見て頂いた上で、実践あるのみ…な部分もありますよねぇ(´д`;)


あ!
でもそういえば、弓田氏の著書では、全ての材料がグラム計量であることに加えて、
例えば、
ハンドミキサーの羽根1本で○○混ぜの手法で、何分何秒泡立てる(混ぜる)…と、
誰が作ってもブレのない方法を紹介して下さってますから、
メレンゲ関連の著書を一冊だけ奮発して、
メレンゲをマスターしちゃうと良いかも知れませんね☆

一度メレンゲの状態を体得してしまえば、
弓田氏の手法にのっとらずとも、
自己流または他人のどんなレシピでも、間違いないメレンゲが作れるようになってくるはずです(≧∇≦)b


あ、ちなみに「○○混ぜ」と書いたのは…、
イルプルの著書では、ハンドミキサーの持ち方・ボウル内での動かし方一つ一つに至るまで、
細かく指定し、それぞれの動作に名前をつけてあるのですよ(≧∇≦;)

これも他に類を見ない工夫で、
確かにこれなら、どんな初心者であっても、
「本の通りに作ったはずなのに、全然違うものが出来てしまった!」…という惨劇は避けられますよね(´▽`)


…とは言え私も、イルプル関連の本も素材も、何もかもが「セレブ仕様」のお値段なものですから、ほとんど手が出せず…(苦笑)。

家庭向けの廉価本を1・2冊持っているだけです~(^^;)


ま、ウチは「最高級を追求する」お菓子づくりは目指しておらず、
あくまでも
「庶民でも(ちょっと頑張れば)手が届くお値段で」
「ケーキってこんなに美味しいものだっけ!?
…と、びっくりしてもらえるお菓子を提供するケーキ屋さん」
を目指してますので(笑)☆


あと私、芯の部分で「和」な人間らしく、
純粋すぎるフランス菓子って、あまり好きではなくて!(爆)

味や香りを「積み重ねるルセットゥ」より、
「余計なものを削ぎ落として、表現したい味わいを浮かび上がらせる」レシピの方が好きなの(笑)。

お菓子は究極の嗜好品ですから、こればかりは仕方ない!w

そこも含めての「面白さ」…ですよね♪
返信する
お返事 (korari)
2014-12-31 07:19:05
taecoさん

本当に素敵な教室でした!私の「手の込んだ」なんて全然ですよ~基本的に面倒くさがりなので(笑)
もう少し華やかなお菓子にも手を出していきたいと思っています。が、やはり洗練されたプロのお菓子もたまにはいいものですよね~
マカロンはレシピを見て改めて砂糖の塊だ、、、と思いました(^_^;)
返信する
お返事 (korari)
2014-12-31 08:46:52
水木さん

保存されていたのですね~!!さすが!
いつも水木さんはとても読み応えのあるコメントを下さりますから、初めからもう一度書いていただくなんて申し訳なさ過ぎてどうしよう…!と思っていたのです。あぁ本当によかった。

水木さん忙しいでしょうしイルプル見学へ行く前に色々調べたので全然構いませんよ(笑)体験レッスンは毎月土曜の18時から7000円ほどで受けられます。今は洋梨のババロアみたいですね。
あとは1dayレッスン(曜日は不定)がありますが、こちらは日中の6~7時間ほど拘束され2~3品作る感じです。お値段は作るお菓子によって様々ですが2万円前後くらいかな。ちなみに私が行ったのは見学だったので無料でした☆

プロの方もわんさかと…!そんな方々と一緒に肩を並べて実習する可能性があるなんてなんだか不思議な感じですね(笑)
高級食材云々に関しては、講師の方も初めてイルプルのお菓子を自分で作ろうとしたときは「個人で材料揃えるの難しすぎw」と思ったそうです。お教室だとそれらこだわりの材料をすべて揃えてくれるわけですものね~レッスン料がお高いのもしょうがないかなと納得してしまいます。

うわああ、それはショックですね…!作り手は人間だからしょうがないとも言えるのかもしれませんが、それを含めて常に一定以上(理想は最高)の品質を提供してこそのプロだと思ってしまうのですが…。これは体験レッスンにて最高の食材を用いて水木さんご自身の手で作られるのが確実かもしれませんね☆

シフォンに関しては完全に私の勉強・経験不足であることは間違いありません。。。水木さんの仰る通り、見学でいただいたレシピにも具体的な数字&丁寧な解説が示されていたのでこれなら私でもなんとかなりそう…!とちょっぴり希望を得て帰路につきましたよ(笑)今度本借りてみます!

最高級・気鋭・斬新などといった言葉で表現されそうなお菓子もよいですが、水木さんの目指すものや考え方もとても素敵。まさにお菓子は「究極の嗜好品」ですね。それにしても水木さんの書かれる文章は流れも言葉の選び方も的確でわかりやすく毎回なるほど~と呻っています。いつもありがとうございます\(^0^)/
私はお菓子作りを語るにはまだまだひよっこなので、色々な考え方に触れつつ自分の好みを見つけていきたいと思います♪
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