子どものころ
漬け物とかに化学調味料を
白くなるほどかけて食べさせられた
「グルタミン酸は脳内伝達物質なので
味の素をなめれば頭が良くなる」
という学説が発表されたせいだ
多分学説は前半の部分だけで
後半は一般人の短絡思考だったのだろう
がんがん振りかけた張本人は
後にN潟大で生化学を教えることになる
K吉という伯父だった
大好きな伯父さんだったし味の素も嫌いじゃなかったので
言われるままに口にしていたのだが
何も異常が出なくてよかった
(味音痴にはなったかも)
今となっては笑い話であるが
今だから笑えない話でもある
・・・DHAで頭が良くなる・・・
全然日本人は変わっていないなあと思うのだ
昔より悪くなっていることは
学会で発表されたことが追試もされぬまま
番組で放送されてしまうこの状況だ
「あるある」は消えても
みのもんたは自信満々に食材を薦めているではないか
抗酸化サプリメントが死亡リスクを高めるというニュース
http://health.yahoo.co.jp/news/detail?idx0=w30070305
ベータカロチン7% ビタミンA 16% ビタミンE 4%
の死亡率上昇が認められた
(被験者23万人だから番組の被験者4人とかとは桁が5桁も違う)
何の事はないこのニュースが示すことは
「脂溶性ビタミンの取りすぎは危ない」ということだ
だが他のサプリメントにしても
安全性は怪しいものだと思う
何しろその物質を単独で多量に取った時のデータは
過去にないものだろうから
サプリメントをとるということは
人体実験の被験者になるに等しいのだ
味の素を食べさせられて無事だった私のように
あなたも何事もありませんように