日々の戯れ

鈴柩の頼りない脳細胞に代わる記憶

食事で十分(サプリメント)

2007-05-22 | ニセ科学

子どものころ

漬け物とかに化学調味料を

白くなるほどかけて食べさせられた

「グルタミン酸は脳内伝達物質なので

 味の素をなめれば頭が良くなる」

という学説が発表されたせいだ

多分学説は前半の部分だけで

後半は一般人の短絡思考だったのだろう

がんがん振りかけた張本人は

後にN潟大で生化学を教えることになる

K吉という伯父だった

大好きな伯父さんだったし味の素も嫌いじゃなかったので

言われるままに口にしていたのだが

何も異常が出なくてよかった

(味音痴にはなったかも)

 

今となっては笑い話であるが

今だから笑えない話でもある

・・・DHAで頭が良くなる・・・

全然日本人は変わっていないなあと思うのだ

昔より悪くなっていることは

学会で発表されたことが追試もされぬまま

番組で放送されてしまうこの状況だ

「あるある」は消えても

みのもんたは自信満々に食材を薦めているではないか

 

抗酸化サプリメントが死亡リスクを高めるというニュース

http://health.yahoo.co.jp/news/detail?idx0=w30070305

ベータカロチン7% ビタミンA 16% ビタミンE 4%

の死亡率上昇が認められた

(被験者23万人だから番組の被験者4人とかとは桁が5桁も違う)

何の事はないこのニュースが示すことは

「脂溶性ビタミンの取りすぎは危ない」ということだ

だが他のサプリメントにしても

安全性は怪しいものだと思う

何しろその物質を単独で多量に取った時のデータは

過去にないものだろうから

サプリメントをとるということは

人体実験の被験者になるに等しいのだ

味の素を食べさせられて無事だった私のように

あなたも何事もありませんように

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