幕張テクノガーデン(千葉県千葉市美浜区)
こんにちは。
今日もありがとうございます。
挫折や逆境。
一般には「ないに越したことはないもの」として、忌み嫌われるものです。
あるいはまた、挫折や逆境が現在進行形で困っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ただ、挫折を味わうことは、人として生きていくためには不可欠なもの。
ちょっと考えればお分かりになると思うんですが、
どんな形であれ、「挫折」と「人の弱さ」は切っても切れない関係にあります。
挫折の味を知ればこそ、人の弱さを知ることが出来る。
ゆえに、「弱さ」の扱い方がわかり、
人に対して優しくなれるのです。
さて。
そんな「挫折」にも、大きさがあります。
簡単な例で言うと、学校のテスト。
ひとことに「テスト」と言っても、
定期的にあるものから、いわゆる入試のような重いものまであります。
このうち、より失敗として大きいのは「入試」ですよね。
さて、定期的なテストで失敗した人と、「入試」に落ちた人がいたとします。
テストで落ちた人が入試で失敗した人に、
「失敗も成功のうちだよ」と励ましたら、
皆さんはどう思いますか!?
…おそらく「薄っぺらい」印象しか受けないと思うんです。
こういうわけで。
自分より重い挫折に接している人に「適切な言葉を投げ掛ける」のは実は至難の技だし、
そもそも「言葉を投げ掛けること」自体が不適当な場合だってあるのです。
特に責任や思い入れ、年齢の軽重が絡む場合、
下手な言葉を出す位なら、なんにも言わないほうがずっとマシだったりすることが多いのです。
そもそもの話、「「人の苦しみ」が完全に理解できる」なんて、
ありえないことなのです。
それにどんな挫折であれ、
同じ環境で同じ種類のものがで起こることはないのです。
つまり、挫折はいろいろあれど、「その挫折」に関しては誰もが初心者なのです。
誰の心も読めないなら、
逆に、頼るのも頼られるのも限界があることを知りましょう。
出来ないものをしようとすることに、どれだけの意味があるのか。
その答えは、皆さんの胸にあると思います。