日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

【本】養老孟司著 「日本のリアル-農業、漁業、林業、そして食卓を語り合う-」(PHP新書)

2023-03-29 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 養老先生との対談集。

vs岩村暢子氏
 統計からみた日本の家庭の食事のありかた
 
vs岩澤信夫氏
 不耕起栽培による農業改革

vs畠山重篤氏
 山の保全による海の再生

vs鋸谷 茂氏
 もうかる林業になるための伐採、植樹法

 それぞれが、各界でユニークな取り組みをしている方々ばかりなので、これもで一般的に言われてきたことへの疑問、アンチテーゼが多く興味深い。いずれも「こうした人々の活動成果が認められ、改革の主流とならないのは何故なんだろう」と思ってしまうのは鵜呑みに過ぎるだろうか。常に何事も「それは本当だろうか」「このままで問題はないだろうか」を問う姿勢を持ち続けたい。

 2023年3月9日 葬儀帰りの電車にて読了
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023年3月9日 【仕事】同期入社を見送る

2023-03-29 06:00:00 | 仕事
 会社の同期が亡くなった。会社帰りの電車で倒れ、そのまま帰らぬ人となったのだと言う。入社時は100人以上いた同期も、これだけ時間が経ってしまえば、訃報を聞いても「ああ、そうか」と思い、その後の職歴次第では香典くらい出す程度なのだと思う。だが彼は、他の同期より少し親しい間柄だった。なので、千葉県まで葬儀に出かけた。

 平日日中の告別式なのに100人以上が集い、個人の人柄を偲ばせる。式は無宗教の音楽葬で、キーボード・バイオリン・フルートのトリオがBGMを奏でたり、送る曲を演奏したり。会葬者は線香でなく、用意された花を一輪ずつ捧げるスタイルだった。音楽好きなのは知っていたが、式場に飾られたギターや写真、ライブ会場の色紙などを見ると、それほど好きだったのか、もっと話せばよかったなと悔やまれた。

 最後に、本人とも対面し花を入れてあげることができた。研修が終わった帰り道、湘南電車で缶ビール飲んで帰ったな(当時はそういうことができる車内だった)。横浜市内の家に遊びにいったこともあったな。数年前に自分が出向になった時、そのことで世話になったな。ちょっと涙が出た。

 式場では、もう何年も会っていなかった同期生とあった。10人以上いたな。入社の時にお世話になった大先輩も来られていた。今後、こういう機会にしか会えない人たち、会うたびに数が減ってゆくのだろう。長生きしたいと言うより、思い残すことが少なくて済むよう、日々を愉しんで生きたいと心から思った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする