日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【本】橋本卓典著 「捨てられる銀行〔2〕」(講談社現代新書)

2023-03-27 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 シリーズ2作目、今回やり玉に挙げられるのは主にメガバンク配下の信託銀行および運用会社である。

 恥ずかしながら本書で知った言葉、フィデューシャリー・デューティー(受託者責任・顧客本位の業務運営)。道徳的責任と言い換えられそう。極論すれば「自社が損をすることになっても、顧客のためのアドバイス(運用)をする」。さてこれは難しい。いったいそれほどの会社が実践できるものか。大口顧客の資産を預かっていれば、アドバイス1つで億単位の売り上げが吹っ飛ぶ、もしくは上客を逃すことになる。「株主に対し説明がつかない」と言う言い訳も、ちょっとは解らないでもない。

 だが、著者の指摘通り、グループ内の論理を優先し、顧客に良い商品でなくグループの業績アップに良い商品を売って来たことは容易に想像できる。「まわし」と言う隠語を思い出した。

 ただ、こうした業者を責める一方で、投資家あるいは預金者は、それなりに勉強して金融商品を理解しなければならない。「解らない商品に投資をしてはいけない」という格言もある。それが面倒であれば、多少は食い物にされることを覚悟すべきなのだろう。さて、自分はどうだろうか。僅かばかりの退職金を得て、どうしたものか戸惑うペリカン(by井上陽水)状態である。

 2023年3月6日 自宅にて読了
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2023年3月6日 【ハイク】シリーズ川崎市を歩く・中原区(その2)

2023-03-27 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 中原区を歩く2回目、季節の関係でコースを飛ばし、リスト3番目を歩く。スタートは前回と同じく、JR南武線・武蔵中原駅。設置上のスタート地点までバスでは行かず、歩きでがんばる。

【3.多摩川散策と等々力緑地コース(地図)】約6.6km

 公園だけでなくグラウンドや球場、屋内体育館など幾つもの施設が集積した等々力緑地内を歩く。サッカーJリーグの雄・川崎フロンターレのホームスタジアムに隣接して、釣り桟橋もある池に鴨がたくさん浮かんでいる光景はちょっと面白い(写真)。
 緑地を抜け多摩川に出れば、あとは土手または河川敷の歩道をひたすら下流に向かって歩いてゆくだけ。途中、「日本及びアジア初の常設サーキット」(wikipedia)であった多摩川スピードウェイ跡を紹介する碑が埋められている。昭和11年開業なのでもう90年近くも前のこと、さほど広いとも思えない河原に造られたコースで足りるほど、クルマの性能は低かったのだろうか。
 丸子橋では、中原(綱島)街道を越えるためいったん東京側まで橋を渡り、そちらの交差点の横断歩道を渡ってから神奈川側に戻ってくるコース設定となっている。面倒くさいが。おかげで川面や河原の様子を観察できる。つい数日前に見た渡し跡の碑を過ぎ、さらに下流へ。実はここからの方が、土手を歩く距離は長いみたい。
 しばらく歩いたところにある橋がガス橋、文字通りのガス管なのか、橋の側面に伸びているのが見える。ここで多摩川から90度向きを変えて内陸へ、一直線で南武線の踏切に当ると、その手前にゴールの平間駅改札口が見えた。

 コースの殆どは多摩川沿い、真冬だと吹きっ晒しで寒いかもしれないが、広々とした景色が続くのは気持ちが良い。当日朝はまだ風が冷たく、ロングコートで正解だった。だが後半は日が昇り気温が上がり、薄手のセーターを脱いでも汗ばむほどだった。この季節は、衣類の調節が難しい。

本日の歩行距離:約6.6km+1.1km(武蔵中原駅→等々力グランド入口)
通算の歩行距離:約12.6km
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