日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

【本】長谷川明著 「インド神話入門」(新潮社)

2023-03-17 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 アンコール・ワット訪問の予習その2。カラー写真集かと見間違う薄めの本だったが、小さめの文字でしっかり解説があった。だが知りたいのは神話であって、個々の神々の詳説じゃないんだけどなー。

 そう思ったら最後の20数ページほどに、ラーマヤーナの概説があった。概説で20数ページ、一大叙事詩と言うことが理解できる。大まかに7編に分かれているそうで、どこまで踏み込んだものか悩む。

 本書中にはカラフルな神々の画像(よくインド料理屋などで見かける奴だ)がふんだんに掲載されており、よくよく見れば周囲の生物や山川の配置など、興味深い。何十枚も見ていると、次第にパターンが解ってくる。とは言え神々の名前を覚えるのは難しく、せめて10くらいは覚えられたら恰好がつくのではないかと思うのだが。予習は続く。

 2023年3月4日 自宅にて読了
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【映画】BLUE GIANT <7.1ch LIVE ZOUND×RGBレーザー>

2023-03-17 06:00:00 | 本・映画・展覧会
上原ひろみ(Pf)、馬場智章(Sax)、石若駿(Dr)

 音楽界ではけっこう話題のアニメ映画を観てきた。本作、原作のコミックはだいたい読んでいたのでストーリーに入るのは容易だった。劇場版は主人公が仙台で一念発起して東京に出、仲間を得て10代にして国内最高峰のステージに立ち客を熱狂させるまで。

 近年の音楽アニメは演奏シーンに手が抜かれずプレーヤーの描写が細かいばかりでなく、演奏も相当の腕達者が担当することが多い。今回は国内屈指のジャズメンが担当。上原ひろみが全般的な音楽担当のため話題になることが多いが、主人公はサックス担当。なので馬場智章を取り上げるのが筋なのかもしれない。初心者のド下手以前の演奏から日本一のあの店のステージまで、芸幅が広く苦労したであろう石若駿。ふだんジャズを聴くことはないため無縁だったが、それでも十分に凄さが伝わってきた。

 アニメーションは正直いただけない。キャラクタデザインが原作とかなり違うし、なぜか石塚真一の画って色を付けると逆に平板な感じになってしまう。それ以上に違和感があったのがプレーヤーの動き、昔のアーケード版ビデオゲーム(バーチャファイターとか)を見ている感じ、ポリゴンの処理がリアル過ぎてアニメから浮いてしまっているのか。主人公たちの仙台訛もおかしかったし。そういうのを差し引いても、音楽シーンの素晴らしさで本作には高評価を付けられる。特に物語終末のライブシーンの熱さ、凄さは音楽アニメ史に残りそう。本作でジャズを聴きに行く人が増えたら良いな。

 原作では、その後の主人公は単身ヨーロッパに渡り、現地で癖があるが凄腕の仲間と怪しいマネージャーを得、さらに活躍してゆく。劇場版の続編としてヨーロッパ編が制作されるのか、楽しみだ。ちなみに本作は劇場ご自慢の「LIVEZOUND」上映で観たが、音を楽しむのであれば「ライブサウンド」上映の方が向いている。そちらで上映されることがあったら、音目当てにもう一度観に行くかもしれない。

 2023年3月3日 川崎・チネチッタにて
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする