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71歳の生涯

2023年04月03日 | Weblog
 今朝の朝刊には元YMOのメンバーである坂本龍一さんの訃報の記事が1面に掲載されている。(中日新聞)71歳での死去となった。 様々な音楽を作曲してきた人生だったし、原爆、原発などへの強い批判もしていた。 平和への強い願い、原発事故によって被災した人達への思いや、支援活動など・・。
2年半前には癌の闘病を公表してたが、それから2年半での死去となる。 癌と言うある種の不治の病で無くなる人は日本でも死亡原因の1位になるほどに人間にとっては驚異的な病気である。 そして、自殺も癌と同じ程度に日本の死因である。 71歳の死去は少し早い気がする。 65歳になった私から見ると、6年後に死ぬことになる。 これはさすがに早く感じる。 私には二人の孫もいて、まだ上の孫は4歳になったばかり。 6年後でもまだ10歳なので、小学校4年生の可愛い年頃なので、あだまだ生きていたいと思って居る。 
しかし、人間の寿命は自分では決める事が出来ないし、人間だけでは無く、生物は全てがその生命を終える日が来る。 人間は動物と言う生物の中では長い寿命を持っている生き物である。 今は化学治療などの日々進化しているが、癌などの病気を治療する手段は多くはない。 年齢的な事もあるし、私のように65歳から70歳ぐらいの年齢になってからの癌を治療することはかなり難しいと言われている。 延命治療の是非は人それぞれだろうが、彼は賢明に治療を続けていたが、寿命を延ばすには至らなかった。 死去する1年前から6回もの手術を繰り返していた様子だが、高齢の手術は医師の中には選択する事に異論を唱える人も少なくない。 
世界的な音楽家、芸術家として知られる事になった事で、自分の使命を意識して来たのだろう。 出来る限り生き続けて、世界に訴える物を持ち続ける事や、発信する事の意味を知っていたのだろう。 
自分の年齢に近い人の訃報を知ると、その年齢から自分の生涯の人生を考えさせられる。 71歳と言う年齢を自分と照らし合わせて考えると、やはり早すぎると実感する。 

著名人の死因の多くは癌である事も若い頃から多忙な生活を送って来た事もその要因になって居る気もする。 もちろん、癌は病気の要因の1位を占める程に
日本では治療が難しい事もある。 
私もどのような事で死を迎えるのか、それは分からないが、癌などの病気で死ぬのはやはり嫌である。 少なくとも、苦しんで死ぬ事は誰も望んで居ないだろう。 老衰で寝ている間にそのまま息を引き取るような自然な死を迎える事ができたらとても幸運な人生なのだろう。 
長生きする事はそれだけ自分を向上させる時間を多く持てる事なので、とても魅力的な事だ。 しかし、彼のように多くの事を社会に対して貢献してきた71歳の人生は短く感じる事は無いだろう。人生を濃密に生きて来たのだろうと想像出来るし、時間を無駄にしてこなかったからこそ、その功績は多義になる。 

私のような一般人の人生と比較するのはどうかな? と思うが、各分野で世界的な活躍をしてきた人の多くは自分の人生をどのような視野で捉えているのだろうか? 大谷翔平は今や世界で一番有名な日本人だろうと思うが、彼は幼い頃からすでに未来の自分を想像出来ていて、その夢、彼の思いからすると、将来の姿はそのまま現実の世界に変わる物と感じる事が出来て居るのだろう。
もちろん、その夢が現実の変わる為にはそれ相応の努力、意思、行動、生き方を実践してきた事の結果であるが。 
少しでもそうした自分を実現出来る為にも常に自分を信じ、自分が何をどのような未来を描き、望んで居るのかを明確にすることが重要だろう。 
一般の人との違いは明らかに、こうした未来を描く力と意思が違って居る。 
常に自分を冷静に見つめ、そこから未来を築くための行動を常に思考しているのだろうと思う。 どうしても一喜一憂したり、他者との相違に翻弄されたり、快楽に溺れたり、欲望を安易に手に入れる事を選択したり。
自分の姿をどのように想像して形成するのか・・・。 
そのために何をどのように選択して、決断して、行動するのか。 
そして、実際に行動する意思、体力、信頼を持ち続けることが出来るか。 
こうした事が理解出来て居るだけではなく、そうした人生をそのまま生き続ける事が出来る人だけが達成出来るのだろう。 
まっ、私のように単に言葉で理解していても、実際に行動が伴わない人は夢などはそのまま夢で終わるのである。
それでも、私はこれからの人生を少しでも自分の意思を裏切らない生き方をしようと思って居る。 去年末で仕事をリタイヤした事もその決断、その選択の結果である。 今は無職で毎日ギターを弾き、筋トレをして過ごして居る生活を送る事が出来て居るので、それは私が望んで居る人生そのものだ。 
今後もギターを弾き続け、ギターを通じて人との交流を続けたいし、筋トレも今は家トレだけど、もう少しコロナが収束したらジムに通う事も再開しようと思っている。 ジムも人との交流が出来るので、より楽しく、よりやる気が沸く事に繋がる。 
さて、今日も天気は悪くない。 薄雲もあるけど、日差しもあり、暖かい陽気になった。 今日も特に用事はなく、弦交換したてのギターの音色もとても良い。 
ギターの弦交換後は確かに煌びやかな音色であるが、全体のバランスはチューニングが安定してからだ。 チューニングが安定する事は弦がある程度伸びきった状態である。 この伸びきった状態からは弦の劣化は進み、特にギターの場合にはフレットがあるので、そのフレット部に弦が当たる事で劣化は加速する。 3ヶ月程度使用すると、フレット部はすり減って来るし、錆なども出るし、実際に弦を交換するときに取り外した弦のフレット部は折れ曲がっている状態なのが分かる。 
それでも実際の音色は私のような初心者、素人にはあまり変化も感じない。もちろん、弦交換後直後は確かに音の違いを実感出来るが、それから以後は変化に気づく事はあまりない。 私は1週間から10日程度経過した頃の音がとても好きだ。 全体のバランスはとても良くなるし、チューニングが安定することは弾いて居ても気持ち良い。


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