むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

暑中見舞い申し上げます(萬鶴)

2011-07-17 | 書道

「竹雨先秋爽」

 

うぅ~、暑じぃ~!

お暑つぅ~ございますを通り越していますね。

もっと暑い?南国で、バケーションを過ごしている方は元気かなぁ~?

7月20日から8月8日までの土用の期間中を「暑中」といい、この時期に出す夏の挨拶状を暑中見舞いと言いますね。

 

 

「軽扇揺明月」

何となく意味はわかります。

 

この時期にお教室に伺いますと、大巨先生より「お好きなモノをどうぞ」と毎年いただく団扇です。

今年は節電を強いらていますので、必需品?になっています。

 

 

沢山の中から選ぶのも大変です。

意味をお聞きし、気に入ったものをいただきました。

 

「蜂去花心静」

分かるような気もします。

 

ものの資料によると、、江戸時代この時期にお伺いする家には、この期間二十四節気中の「大書」とほぼ重なる酷暑の時期であり、夏負けをふせぐような食べ物をみやげに持参したとか・・・。

私はたまたまですが、食べ物ではどうかなと思い、木曽で買い求めた采箸をお持ちしました。

気は心です。

 

 

これは昨年いただいたものだと思います。

気に入っている1本です。

何故か、先生からいただいた団扇が6本になりました。

 

大事に飾っておくべきかとも思いますが、私は飾るより使かわさせていただいています。

 

さて、次にやってくるのが「残暑見舞い」ですね。

立秋(8月8日)をすぎてからの見舞いは残暑見舞いになります。

挨拶状の冒頭の句も「暑中見舞い申し上げます」から「残暑お見舞い申し上げます」にかわります。

日本人は古来、こうした四季折々の日常的な行事によって、季節の移り変わりを実感してきたのですね。

しかし、暑じぃ~!

 

(萬鶴)