むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

不風?......(東鶴)

2011-06-26 | 書道

 

6月25日土曜日は、満を持しての「桑原翠邦先生の板戸」見学です。

八王子は戸吹にある鮨忠へ。

鈴木方鶴先生の書「昌楽」が店の意匠になっています。

佐藤昌翠さんご夫妻と東鶴妻は左右確認後、一目散に鮨忠へ...。

 

なんとも風情のある構えです。

さすが八王子、郊外でないとなかなか味わえません。

竹藪の向こう側(川)にはホタルも...(いたらもっといいのにな)

 

鮨忠のご亭主。

「華下一壺酒」を目の前にすれば、酒飲みにはたまりませんなー、飲まずにはいられませんね。

今度来たときは、づき台で...と密かに心に誓いました。

 

左から、鶴嶺さん、萬鶴さん。このたびは名幹事!!ご苦労様でした。 鶴城さんはじゃんけんに強いようです。

岑鶴さん、じゃんけんに弱いのもたまにはいいことありますね。

そして岸〇禮子さん、中野からバスに乗って吉野先生のおけいこに通われています。

 

皆さんお揃いの記念写真。

前列左から、石合仁鶴さん、佐藤能鶴さん、中田仙鶴さん、東鶴、吉野大巨先生、鮨忠のご亭主、遠藤史伯さん

東鶴妻の順子、鮨忠の奥様。

後列左から、三輪萬鶴さん、佐藤昌翠さん、大久保宗鶴さん、河野栖鶴さん、犬飼翠亭さん、荒井翠鶴さん

後ろが岸〇禮子さん、もどって安藤鶴城さん、藤井岑鶴さん、山崎鶴嶺さん。以上総勢19名の集合写真です。

 

 

6月27日は東鶴夫婦の結婚記念日に当たります。

桑原翠邦先生八十五歳の小品「不風」を吉野先生から記念に頂きました。

「得所」の「しょとく」ではありませんが、逆読みすると「ふうふ」?

と思っていたら、吉野先生からあれは「平安」である、とのファックスが萬鶴さんに。

萬鶴さんからは私にその旨、メールをいただきました。

失礼をいたしました。

どうもありがとうございました。

 

そして、記念に皆様から頂いた綺麗なお花。

吉野大巨先生を始め、鶴友会、むさしの墨友会の皆様、

昨日はたいへんありがとうございました...。


桑原翆邦先生直筆の板戸を訪ねて

2011-06-26 | 書道

 

平成23年(2011)6月25日(土)

八王子「戸吹鮨忠」さんにて、桑原翆邦先生直筆の板戸を訪ねる会が開催されました。

 

 

多くのみなさんは立川駅に集合し、青梅線から五日市線に乗り換えて、秋川駅(最寄りの駅)に降り立ちました。

梅雨の合間だけあって少し湿度も高く感じますが、桑原翆邦先生の作品にお会いできると思うと、気持ちもワクワクします。

タクシーに分乗し、10分ほど・・・

突然、大きな壁面が表れました。

そこが目的地「戸吹鮨忠」さんです。

 「昌楽」と書かれています。

「昌楽」とは “さかんにして たのしい” の意味です。

 

 

 

ご主人と女将さんが愛想よく出迎えてくれました。

 本日の参加者は鶴友会とむさしの墨友会のメンバーが中心となる17名です。

墨華書道会 大巨支部の一大イベントにも感じます。

 

 

吉野大巨先生より、この板戸が書かれた過程や当時の状況、翆邦先生の息づかい、余った墨で条幅を書かれた模様まで楽しそうにご紹介されていました。

詳しくはこちらをクリックしてください。

当時のことを思い出したのでしょう。吉野先生も真剣な眼差しの中にも笑顔が見受けられました。

 

 

鮨忠さんのご主人と女将さんに、桑原翆邦先生が88歳の時に書かれた額装をプレゼントされました。

この板戸は9月?に開催される、雙暢展に飾る予定だとお聞きしています。

この地まで来られなくても、大作が身近に拝見出来ることは素晴らしいことだと思います。

 

「山中に食・書・情在り」

しかし・・・時間をかけて、山ふところにだかれる戸吹で、食を楽しみ、書を賞でて、こだわり人間の心を味わう。

まさに山中に食書情け在りが本来なのかも知れません。

 

 

 

 吉野大巨先生のご説明も一とおり終え、乾杯に移りました。

各先生方も大盛り上がりです。

みなさんより30秒コメントで、書への思いなどを語っていただきました。

 

 

そして、美味しい食も楽しみました。

ほんと、美味しかった!

 

 

 

 

吉野先生からみなさんに記念として、筆がプレゼントされました。

更に!!!

桑原翆邦先生の書が2枚。

ジャンケン大会で決めるとのことです。

二つのグループに分かれての決選です。

一番弱い方(負けた方)へのルールです。

結局、一番弱かったのは、大久保宗鶴さんと藤井岑鶴さんでした。

 

宴は切なく続きます・・・。

帰りの車も準備(到着)しました。

 

 

 恒例の中田仙鶴先生の〆と集合写真をパチリしてお開きとなりました。

参加されたみなさま、本当にご苦労さまでした!

 

山崎鶴嶺さん、関所の番人や事前の調整、荷物運びなど、お疲れさまでした。

殿や姫様もお喜びの様子でしたね。

これで今回の「足軽業?」を解任いたします。

 

(萬鶴)