水産生物部  [山形県立加茂水産高等学校]

水産生物部では様々な生物の
採集、観察、研究を行っています!

そんなめちゃめちゃたのしい活動の一部をご紹介!!

今週の活動について3 by顧問

2006年11月11日 22時57分40秒 | Weblog
 サクラマスの親魚は全て「腹開き」にされました。
 
 採卵で使用したサクラマスは美味しくありません。それを言えば失礼ですが、エネルギーを全て子供(卵)に使われるため脂ものっていません。

 それを魔法の調理法、「燻製」にすることで味を蘇えらせます。
 そして食べます。

 親から子へ命を回し、子は春に天然水域へ放流され、死んだ親は食材とする「命の授業」でした。

 

今週の活動について2 by顧問

2006年11月11日 22時41分50秒 | Weblog
サクラマスの親魚は、子孫を残した後は有効利用で、加工実習に利用されました。
お題は「腹開き」。

 「三枚おろし」より難しい。
 
 魚を捌くにはテクニックが必要です。テクニックを磨くのは回数をこなすしかありません。
  
 魚は、スーパーでは既に加工され売っているものが多く、今の世の中「三枚おろし」を上手にできる人も少ないでしょう。

失敗が許される最高の教材です。

今週の活動について1 by顧問

2006年11月11日 22時28分19秒 | Weblog
 今週は、ビッグなことはしていません。
 日も短くて、フィールドに行くにも躊躇してしまいます。
 それでも今週は何とか川に行きました。
 しかし、来週からは間違いなく寒さも背中を押して、躊躇どころか即決で引きこもってしまいそうです。

 さて、自然を相手に仕事をしている人間にはそんなことを言っていられない現状というものがあります。生物のライフサイクルに合わせたイベントが目白押しです。

 今の旬はサクラマス。
 人工授精は10月23日におこなわれました。命をかけたビッグイベントです。
 写真は採卵作業を終えた親魚達です。
 子供は今「眼」を出したところです。3週間もすると沢山の命が産まれます。

この活動は授業の話しですが、その影には水産生物部の活躍もあり、教材としてなりたっています。