実家に帰省していたときのことですが。
実家近くには小ぢんまりとした動物園みたいなところがありまして、そこへ子供をつれて行って参りました。
まあ動物園と言うには大げさで、要は害獣や家畜を展示しているといった感じのところですが。
そこにはクマとかサルとかもいれば、ポニーとかヤギとかロバなどのそれなりに程度のいい動物もいまして、餌なんかやったりして触れ合えるわけです。
そこで、子供と一緒にポニーに餌なんかやったりしていたのですが、息子はどうもガツガツ餌をもらいに来る動物が苦手なようでして
:「ほらウマさんに餌あげて」
:「や、や、手ガブガブ」
:「大丈夫だよ、ほら」
とか言って、歯をむき出しにして迫ってくるポニーを怖がって、なかなか餌をあげることができませんでした。
するとそれを焦らされたのと勘違いして、ポニーが奥さんの太ももをガブリとやったのです。
その瞬間を僕は見逃したので、
:「うわー、うわー」
と叫んで一目散に逃げる奥さんを見て、
:「ウマの頭でも当たったのかいな」
と思ったのですが、後で見たら結構な痣になっていました。
▲それがこれ
まあ草食動物なんで大丈夫でしょと思っていたのですが、調べると大事故になりかねない場合もあるそうですね。
幸い奥さんのケガは痣程度で済んだので、笑い話で済むくらいだと思います。
息子は、それ見たことか的な目で奥さんを見ていました。
笑い話と言えば、その晩に僕は何となく「噛まれたらゾンビ化する」みたいな話を思い出し、奥さんと馬鹿みたいな会話を楽しみました。
:「朝起きたら、ケンタウロスみたいになっていたら面白いね」
:「笑い事ではないよ」
:「逆ケンタウロスだったら困るけどね」
:「いやーどっちがいいんだろう」
:「ところでほら、ケンタウロスって弓持ってんじゃん」
:「持ってるね、狩猟でもしてるんじゃないの」
:「でもウマなら草食だよね。狩猟より採集に適した道具を持つべきだと思うんだ」
:「あれはリンゴ採ってるんだと思うよ。それに上は人間だから肉食でしょ」
:「あ、なるほどなるほど、おやすみー」
結果、朝起きても奥さんはケンタウロスにはなっていませんでした。
実家近くには小ぢんまりとした動物園みたいなところがありまして、そこへ子供をつれて行って参りました。
まあ動物園と言うには大げさで、要は害獣や家畜を展示しているといった感じのところですが。
そこにはクマとかサルとかもいれば、ポニーとかヤギとかロバなどのそれなりに程度のいい動物もいまして、餌なんかやったりして触れ合えるわけです。
そこで、子供と一緒にポニーに餌なんかやったりしていたのですが、息子はどうもガツガツ餌をもらいに来る動物が苦手なようでして
:「ほらウマさんに餌あげて」
:「や、や、手ガブガブ」
:「大丈夫だよ、ほら」
とか言って、歯をむき出しにして迫ってくるポニーを怖がって、なかなか餌をあげることができませんでした。
するとそれを焦らされたのと勘違いして、ポニーが奥さんの太ももをガブリとやったのです。
その瞬間を僕は見逃したので、
:「うわー、うわー」
と叫んで一目散に逃げる奥さんを見て、
:「ウマの頭でも当たったのかいな」
と思ったのですが、後で見たら結構な痣になっていました。
▲それがこれ
まあ草食動物なんで大丈夫でしょと思っていたのですが、調べると大事故になりかねない場合もあるそうですね。
幸い奥さんのケガは痣程度で済んだので、笑い話で済むくらいだと思います。
息子は、それ見たことか的な目で奥さんを見ていました。
笑い話と言えば、その晩に僕は何となく「噛まれたらゾンビ化する」みたいな話を思い出し、奥さんと馬鹿みたいな会話を楽しみました。
:「朝起きたら、ケンタウロスみたいになっていたら面白いね」
:「笑い事ではないよ」
:「逆ケンタウロスだったら困るけどね」
:「いやーどっちがいいんだろう」
:「ところでほら、ケンタウロスって弓持ってんじゃん」
:「持ってるね、狩猟でもしてるんじゃないの」
:「でもウマなら草食だよね。狩猟より採集に適した道具を持つべきだと思うんだ」
:「あれはリンゴ採ってるんだと思うよ。それに上は人間だから肉食でしょ」
:「あ、なるほどなるほど、おやすみー」
結果、朝起きても奥さんはケンタウロスにはなっていませんでした。