14日の早朝、電話のベルが鳴った。 電話に出たら妹の様子が変だったので、すぐに女房に代わった。 そして女房から母の死を告げられたが実感が無い。
急ぎ九州の実家に向かう。途中妹や弟と連絡を取り合い、友人の助けをかりて母の遺体を安置している斎場に着いて棺の中の母に会った。静かな顔で眠っている。
「お袋、起きろ」と声をかけたが目を閉じたままだった。夢の中の出来事の様に時間が進む。 翌日葬儀を執り行ない、いよいよ出棺の時になったら母との別れが本当の出来事として心に受け入れられた。途端に心の中に大きな悲しみが込み上り、私は泣いた。遺骨となってしまった母を車の中で少しだけ抱いた。両手でしっかり抱いてやりたかった。悲しかった。親不孝と心配ばかりかけた事を母に詫びた。
母は、辛抱強く穏やかな性格だった。いつも笑っていた。老いても可愛らしく、いつも優しかった。
母への別れの言葉は、「心に生きつづける」。
ある意味、貴方は親孝行でしたよ。不自由な体とはいえ、ちゃんと親を見送ったのだから。
貴方が書かれた、お母様の性格は、きっとそのまま、貴方の性格なのだろうと思います。
心に生きるお母様と一緒に、思いっきり、想い出に浸って下さい。
お母様の死というのは、どれだけ大きなことかと思いますし、ブログからもそこに書ききれない思いを感じました。sueさんを見ていると、sueさんのお母様のお人柄を感じますね。そして、sueさんの娘さんとお孫さん、つながっていますね。