いち年ゆみ組のブログ

アーチェリーと、うちの植物たちと、読んだ本のことなどをのんびりと...

ことばをいただく

2013-11-19 20:46:33 | その他

今日、帰宅すると、故郷からお手紙が届いていました。いつ届くか待ち遠しかったお手紙です。ありがとうございます。

早速拝読しました。なんと滋味のある、厳しさの備わった、それでいてやさしさも感じる文章なのか... こんな文章をいただいたのは、初めてのことではないかと思います。ありがたくて、心がとても温かくなりました。

故郷にいる時はまったく気づきませんでしたが、お手紙を見て、この方はきっと仏道を歩まれているのでしょう。なぜなら、道元の言葉を綴った「正法眼蔵随聞記」の一節が引用されていたからです。

「玉は琢磨によりて器となる。人は練磨によりて仁となる。・・・古人の云く、光陰空しくわたることなかれと」

もう10年以上前に「随聞記」を読んだことがあり、今も持っていますが、その内容はすっかり忘れていました。すぐに本棚から取り出して、この一節を読みました。

ボクはこの方から、射場ではいつも「師匠」と呼ばれていましたが、それはとても畏れ多いことで、ボクにとってはこの方こそ、人生の「師匠」です。アーチェリーのことだけでなく、人生でもっと大切なことを話したり、悩みを打ち明けて聞いて頂ければよかった。残念ですが、ボクが故郷を離れたことで、この方のこんな一面を知ることができたのですから、これも縁なのでしょうね。


何かあったときのために

2013-11-19 20:34:02 | その他

いっこさんと相談して、「私の生き方連絡ノート」を2冊、アマゾンに発注しました。ほんとに、この先何があるか分からないと、最近いっこさんがよく言います。なぜそう思うようになったのか、真意はわかりません。

でも、万一のことが起こった場合に、何も決めていなければ、財産や遺された物をどのようにすればよいか等、伝えることもできずにお別れすることもあるかもしれません。お別れしなくても、思いを伝えることができない状態になっていても、苦労をかけることになると思います。

少し気は重いのですが、いっこさんが乗り気のうちに、避けては通れない「万一」のことを、お互い話し合ってみようと思いました。


「ブッダ 今を生きる言葉」を読んでいます

2013-11-19 20:21:48 | 

引っ越しをすると、たくさんの本の場所が変わってしまって、持っているはずの本がすぐに出てこなかったり、今まで目に触れないところに潜り込んでいた本が出てきたり、いろいろな発見があります。

「ブッダ 今を生きる言葉」(パイ インターナショナル発行)も、ポコッと姿を見せてくれた本です。

厚さ2cmくらいの写真集で、インドの風景や仏像のきれいな写真が掲載され、ブッダの言葉が記されています。

岩波文庫の「スッタニパーダ」「ダンマパダ」を読んだことはありますが、若干表現が難しかったり、スーっと入ってこなかったりするのですが、この本はやさしい言葉で書かれているので、わかりやすいです。例えば、

「すべてのものごとは過ぎ去っていく 怠けることなく、修行しなさい」 

「後悔せず、清々しい気持ちになるなら、それは善くなされた行為である」

こんな言葉に触れると、最近、たるんでいないかな?清々しい気持ちになるようなことをしたかな?と自分に問いかける時間を持つことができますね。それはとてもいいことだと思いました。


「攻略!英語リスニング」を続けて

2013-11-18 21:32:48 | 語学

ボクは今年の3月から、NHKの「攻略!英語リスニング」を続けています。ラジオやストリーミングでリスニングを繰り返せば安上がりですが、行き帰りの電車や外出時にも聞くので、CDも購入しています。

初めのころはあまり聞こえませんでしたが、毎朝家を出る前の10分間にテキストを音読し、電車+徒歩の約40分間ずっと聴いています。1週間で約200回聞くことができます。200回というと自分でも驚きますが、流しっぱなしだから、本当はあまり効果が出ていないかもしれません。

テキストは、その週の全文を読んでも時間がかかるし、繰り返し効果が出にくいので、大体4つに分けて音読します。パラグラフが4~5個ある文章が多いので、ちょうどいいです。

もう8ヶ月続けてきて、自分でもよく続いたなあと思いますが、最近は英語の聞こえがよくなってきました。何度も繰り返し聴くうちに、音が分かれて聞こえるようになり、さらに聞いていると単語よりも少し大きなまとまりで意味を捉えることができます。

ボクは偶然、インターネットで「読んで学んで、考えて」というWEBサイトを見つけたのですが、このサイトの管理者がすごい。音読テキストを1冊、徹底的に繰り返し、その回数なんと500回を達成したそうです。このテキストは、國弘正雄・千田潤一「英会話ぜったい音読(続標準編)」です。

英語学習者の中には、いろんな本に手を出して、どれも仕上げられない人も多いかと思います。ボクも数年前までそうでした。これと決めたテキストを徹底的に繰り返す学習法にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。二宮金次郎は、「大学」をただひたすら読み、600村を救う大仕事を成し遂げる人物になったのだそうです。


「人間にとって成熟とは何か」を読みました

2013-11-17 22:51:03 | 

いっこさんとのお出かけから帰ってから、曽野綾子「人間にとって成熟とは何か」を読みました。ずっとこの本が、本屋さんで販売されていて、気になっていました。先日、テレビで曽野さんが出演され、この本の内容が紹介されて、ボクも読もうと思って購入しました。少しずつ読み進めていたのですが、今日、読み終えました。

総じて言うと、現世での自分の評価へのこだわりを捨てられない人は、いつまで経っても大人になれず、こだわりを捨てられた人は成熟する、ということなのでしょう。

第1話から第18話まで、さまざまなテーマについて曽野さんが述べていらっしゃいますが、ボクは特に、第15話と第18話の内容を深く受け止めました。

AKB48の活動や、五輪東京招致の新聞広告の表現や、最近のマラソンブームに対して批判的な意見も述べられていましたが、なるほどもっともなことだと思いました。ボクは確か昨年末から今年の春頃にかけて、曽野さんの本をよく読むようになりました。「人間にとって~」は、いっこさんも読みたがっているので彼女に貸しますが、返してもらってから、もう一度しっかり読み込みたいと思います。一読をお勧めします。