オンマは辛いよ

~グチはゴミ箱へ、思い出は宝箱へ~

深夜のお買い物

2008年05月30日 20時58分43秒 | アッパ君の話
 皆様、ごぶさたしておりました

 最近、春だからでしょうか…。

 眠たい。

 早寝、早起き、ばっさまのような生活をしておりました

 休みの前日になってようやく起きておけるなんて、子どもみたいやねぇ

 まぁ、毎日職場や学校と家を往復している私や子ども達とは違い、毎日家にいるアッパ君は、子どもを通り越して赤ん坊、すっかり昼夜逆転の生活をしております

 そして、深夜と言えば、そう通販です。

 ある日、家に帰ってくると、玄関に大きな箱が

 アッパ君が、夜中に注文していたのです。

 現場から離れ、白く、細くなっていく腕と脚を嘆いていたところで、タイムリーに流れた腹筋マシーン「アブロケット」

 でも、開封、組み立ては私の仕事

 おまけに、「お前も1日20回、5分せぇよ」との事。

 体鍛えたいんやったら、買う前に言ってくれれば、ぞうきんと掃除機出して来たったのに

 

シロウトが言うのも何だけど…

2008年05月24日 22時45分08秒 | 息子の話
 空手の練習でのこと。

 私が道場に着いたとき、ちょうど形の練習が終わり、組手の練習が始まるところだった。

 まず、中学生のお兄ちゃん、お姉ちゃん達が、チビッ子達の練習台になる。

 息子は、黒帯のK君を相手に練習をしていた。

 側で師範にも見られ、厳しいゲキが飛んでいた。

 ひとしきりやり終わると、次は今まで練習台だった中学生が、先生達にシゴかれる番だ。

 息子の相手をしてくれていたK君は、I先生を相手に激しい格闘を繰り広げていた。

 I先生の声は、ひときわ大きかった。

 その時だった。

 K君がどんどん押していき、最後にI先生が転んでしまった。

 「わぁ、さすが、大きい子になると、先生も大変だなぁ」
位にしか思わなかったのだが…

 起き上がった先生は、突然激しくK君に怒鳴り出したのだ。

 何だかよく聞こえなかったが、突きがまっすぐ出ていなかったのか、
 「それやったら、ただのケンカやないかい
と、怒鳴りながら、K君の横腹を数回殴っていた。

 ちゃんと見ていなかったし、素人なのでよく分からないが、仮にK君の突きが本当に悪かったのだとしても、
 「ちょっと、大人気ないなぁ」と、正直思った。

 もしかして、こかされたから…?まさか、ね…

 すると、その時、ズカズカと一人の男が二人の所へ近づいていった。

 K君の父親だった。

 K君の父親は、I先生に向かって、怒鳴り出した。
 これまた、よく聞こえなかったが、
 「子ども相手に何ムキになってるんだ」と言ったようだった。
 先生も父親の胸ぐらをつかみ、
 「勝手に道場に入ってくんな
 と、叫んでいた。

 それまで練習していたみんなも、怒号に驚き、道場は水をうったように静まりかえった。

 師範は、父親をなだめながら、一緒に道場を出ていった。
 I先生は、一応K君と握手していたが、K君は、師範に言われ、着替えて帰っていった。

 I先生は、別に道場を持っていて、この道場の正式な先生ではない。
 息子がこの道場に通っているので、たまに顔を出す先生なのだ。

 その日は、尻すぼみな終わり方になってしまった。
 何も知らない息子は、「なぁなぁ、何で先生怒ったん?何でK君は、先帰ってしまったん?」と聞いてくる。

 返答に苦しんだ末、
 「あんたも、よく先生に注意されるやろ?突きはまっすぐ出さなあかんって怒られたの」
と言ったが、息子は納得していなかったみたいだった

 先生、チビッ子達も、親達も、シロウトだけどちゃんと見てるんですよ

 

コレ、いーねっっ☆

2008年05月19日 22時16分05秒 | 番外編
 数日前から、皆さん、どんどこカキコんでますか?

 「gooひとこと」

 これ、いーよね。

 友達のブログやコミュの更新を一通りざっとチェックしていただけのgooホームでしたが、急激に活発に動き出したカンジがします

 楽しいね。
 ますます、パソコンの前から離れられなくなっちゃうね

 そして、
 …
 
 ブログ更新、サボリがちになっちゃうね…って、あたしだけか、それは。

それとこれとは、別。

2008年05月17日 23時03分30秒 | アッパ君の話
 主婦の皆様は、よっぽどーそう、
 「ワタクシ、趣味はお掃除ですの。おっほっほ…」
という人以外は、家の掃除をしていても、
 「…きょ、今日は、見なかったことにしよう…」
などと、折り合いを付けながら暮らしているハズだ
 私も、例に漏れずそうだった。

 しかし、今日は、そういうわけにいかなかった

 「あそこ、きたないで」

 そう、1日中家にいる、アッパ君のせいだ

 おかげで、私は、こんな普通の土曜日に、大掃除並みの掃除をするハメになった

 アッパ君の「監視」からは、決して逃れられない

 彼の気持ちも分からないことはない。
 毎日、家の定位置に陣取り、汚いところは、嫌でも気になってしまうのだろう。

 ちなみに、今日、アッパ君に指摘された場所は…
 リビングの壁に、少しくっついていた、ホコリ。

 愛しています。
 かわいそうだとも思います。

 でも…

 それと、これとは、別。

 家の中のこと、極力、口に出さないでもらいたい
 
 

ヤなこと吹っ飛んだ

2008年05月14日 22時54分04秒 | 息子の話
 いつか、家に帰ってきてからも、会社から電話がかかってくる話を書いたことがあるが、今日もかかってきた

 結論から言えば、私の作業員さんへの伝達ミスだったのだが、彼女は、鬼の首でも取ったかの様に、電話口から説教をした。
 電話の向こうには、皆がいる気配。
 恐らく、「これは、けろろのミス」なのだと、アピールしているかのようだった。

 心身共に疲れ果て、もう再起不能

 横では、アッパ君が「もう、辞めてまえっっ!!」と、怒鳴っている。

 重い体をひきずるようにして、息子を空手に連れて行った。

 練習が終わり、帰る用意をしていると、先生が近づいてきて、息子に向かって言った。

 「M(息子)、9月7日やで。県大会。」

 え?!今、「県大会」って言った?!

 うちの道場は、区、市大会は本人の希望で出られるが、県大会から上の大会は、先生の指名だ。

 まだ、一度もお目にかかったことがないが、私が住んでいる県は、全国大会で優勝したこともあり、とても水準が高いらしい。

 まぁ、経験として、参加させてくれるようだ

 でも、それだけ、息子の頑張りが認められた、ということなのだ

 いやぁ~、嬉しいねぇ
 さっきまでのイヤな気分は、すっかり晴れてしまいました

 

どよ~ん。

2008年05月12日 23時35分57秒 | アッパ君の話
 今日は、アッパ君を病院まで連れていった

 予約は8:45。

 8時に子どもを送り出して、すぐに出発

 病院に着いたのは、8:35。

 よし。余裕やな…って、え~っっ

 診察券自動受付機の前には、ズラ~っと長蛇の列

 アッパ君を待合に座らせ、列に並ぶ。
 受付を通ると、35番。

 総合病院の休み明け、ある程度覚悟はしていたものの…

 整形外科の受付へ進む。
 「今からレントゲン撮ってきてください」
 
 ベルトコンベアー式に放射線科へ流された

 レントゲンを撮り、再び整形外科待合へ。
 しばらくして、名前を呼ばれ、アッパ君は診察室へ消えていった。

 待合室に一人座り、誰を見るでもなく、たくさんの人をボ~っと見ていた。

 恐らく、この時間で、私はかなり疲れたのだと思う。

 明るくて、キレイな病院だ。
 震災後に建った、新しい病院だ。

 なのに。

 やはり、ここは「病院」なのだ
 「生気を吸い取られる」と言うと、表現は悪いが、元気な人も元気じゃなくなる、そんな気がする

 診察室からアッパ君が出て来た。
 次回は、木曜日。
 そして、来週早々にも、2度目の手術をするとの事。

 
 

 
 

しまった!!

2008年05月11日 23時05分00秒 | オンマの話
 今日は、母の日でしたね。


 ………すっっっかり忘れておりました

 毎年、母の日はうちに舅、姑、義弟夫妻を招待するならわしだったのだが、姑と義妹がアッパ君がこんな状態だし…と気を遣って、「今年はなし」ということにしてくれたのだった。

 プレゼントだけは、義妹が買ってきて、渡しに行ってくれた。

 あぁぁぁぁぁ…それで安心しきっていたのだ
 
 実家の母のことを…

 花キューピットのサイトを見て…
 あはは、私みたいな人、いるよね、やっぱり。

 「母の日 遅れてごめんねギフト」

 オモニ、今年はこれで勘弁してね

おれも族

2008年05月10日 19時50分49秒 | アッパ君の話
 朝、一番に家を出ていたアッパ君が、家にいる。
 子ども達を送り出し、昼ごはんを準備して家を出、帰ってきたら家にいる。
 
 何だか、変な気分

 帰って来ると「お帰り」と言ってくれる人がいて、子ども達は嬉しいみたいだけど

 でも、アッパ君、かなり苦痛なのだと思う

 一人の時間が苦ではない私に比べ、無趣味の彼は、テレビもチャンネル変えてばかりで見てないし、活字は読まない。

 そんな彼が、家で何をするでもなくじっといるのは、拷問に価する

 私が仕事から帰ってくるのを、じっと待ち構えているアッパ君。
 シャワーを浴び、ガーゼ交換、コーヒーを飲んで落ち着く。
 私は、洗濯物を取り込み、夕飯の支度。

 「じゃぁ、アッパ、買い物行ってくるから」
 「オレも行こうかな」
 何ですと

 今までは、私が買い物行こうと誘っても、頑なに拒んでいたのに…

 玄関のドアを開けると、大きく伸びをして、言った。
 「う~ん、風が気持ちいい」
 ドラマのワンシーンのパロディのようで、笑ってしまった

 でも、実際行ってみると、数歩歩いただけで、車に戻ってしまった。
 リハビリするには、あまりにも無理がある時間帯

 でも、この日を境に、私が出かけるときには、必ずと言っていいほど、「オレも行く」と言うようになった。

 あわれ、まだ定年を20年も前に「おれも族」になってしまったアッパ君

 本当は、スーパーなんかじゃなく、大好きなパチンコ屋へ行きたいんだろうなぁ。
 


泣いた鬼嫁 その2

2008年05月07日 23時38分15秒 | オンマの話
 うちは連休の間、特に遊びに行くこともなく、家でひきこもっていた

 そして、連休の間、私の頭をずっと悩ませていたのは、連休明けのアッパ君の通院だった

 奥様には、もうずっと前から
 「5月の7日、ウチ1日おらんから、お願いします」と、頼まれていたのだった。

 手当たり次第に身内に電話をかけ、付き添いを頼んでみたが、ことごとく断られた

 「もう、ガキちゃうねんから、一人で行けるって」
 「じゃぁ、絶対タクシーで行くって約束して!」

 そして、今日を迎えたのだ。
 連休明けともあって、書類の量はハンパなく多かった
 パッパとやっつけようとするのだが、時計ばかり気になって、落ち着かない

 昼過ぎになって、やっとアッパ君から電話がかかってきた。
 「今、診察終わったで」
 
 よかった…

 「次はいつ?次は、絶対ついて行くから!!」
 
 電話を切った瞬間、涙が出た。
 最近、涙腺が緩んでいる
 
 私、こんなとこで、何してんの?
 何で、あんな状態のアッパ君を、一人で病院行かせてんの?
 最っっ低やなぁ、あたし。

 明日、早速次回の通院日、付き添いの許可をもらおう。
 「休ませて」なんて、ゼイタクは言いません。
 病院から帰ったら、その足で出勤します
 それでもダメなら…仕方ないですね。やめさせてもらいます。
 

泣いた鬼嫁

2008年05月07日 23時07分17秒 | オンマの話
 退院するアッパ君を病院まで迎えに行き、家に到着した瞬間、待ってましたとばかりに、私の携帯が鳴った。
 奥様からのメールだった。
 「手が空いたら電話ください」
 でも、よくよく考えてみると、連休前の忙しい日に休みをもらったのだ。
 仕方がない。
 私は、アッパ君を家に放り込み、わざわざ会社へ出向いた。

 会社へ着くと、鍵がかかっている
 開けて中に入り、奥様に電話した。
 奥様はびっくりしながらも、「あと30分位で戻るから、それまでおってくれへん?」と言った。

 奥様が戻るまでの30分間、電話はジャンジャンかかってきた。
 私は、せわしなく応対しながら、タイムカードを押さなかったことを、心底後悔した

 何故、電話をかければよかったのに、わざわざ会社へ行ったのか?
 実は、私は、奥様に、「辞めたい」と言おうと思っていたのだ。

 しかし、電話を受け、業務をこなしながら、激しく揺れていた。
 やっぱり…やっぱり、この仕事、この仕事は、嫌いじゃない。
 でも、でも、これから先、アッパ君の病院への付き添い、どうすんの?

 「ごめんなぁ。わざわざ来てくれたん?アッパ、どないしてんの?」
 奥様が戻ってきた。
 「いえ、大丈夫です。今は家で休んでます。ところで、用件は何やったんですか?」
 「H(従業員)があんたに聞いてって言っとってんけど、Sマンションの来月の点検日の報告…」
 「あぁ、それ、さっきやっときました」
 「ほんま?ありがとう」

 今だ。
 大きく息を吸って言葉を発しようとしたその時、奥様が私に封筒を差し出した。
 「よぉけ入ってないけど。退院祝い。これで、おいしいもん食べておいで」
 

 「あ、ありがとうございます…」
 
 何?!ズルい。このタイミング。

 涙が溢れた。

 「何で?どないしたん?何も心配ないやん。労災下りんねんやろ?給料も入ってくるって」
 お金をもらって泣き出したからか、奥様は的外れな慰め方をした。

 「いえ、あの…不安なんです。これから仕事と両立できるかどうか」
 「そんなん…会社抜けて送り迎えしたったらええやんか。ほんで二人で昼ごはん食べて帰ってきたらええやないの」
 
 「…」
 「ほら、アッパ待ってるで。早よ帰ったり。お疲れさん」

 あぁ、言えなかった…
 1回目の通院は連休明け。
 そう、あなたが、私に、1ヶ月も前から残業を頼んできていた日です。
 それでも、あなたは、快く行かせてくれますか?