ハズレが、当たり

またまた、この時期がやってきた。

年に一度のＰＴＡ総会＆学級委員選出



授業参観が終わると、保護者の数はグッと減る。
その少ない人数での学級懇談会。
そして、講堂に移ってからの総会は、そこから更に減る。

総会は、配られた資料を棒読みしているだけ。
その後、形式だけのＰＴＡ本部役員の選出。



こんな退屈なもん、本当は私だって帰りたい。
なのに、何であくびをかみ殺して座っているのか。


この次の学級委員選出の為なのだ。


学生時代は、結構役員に選ばれ、また、やるのは嫌いじゃなかった
今も、やろうと思えばできないこともない。





専業主婦ならね。




学校行事だと言うのに顔をしかめ、しぶしぶ半休しかくれなかったし。

授業参観やって言ってるのに、電話ジャンジャンかけてくるし。


この上、役員で学校に行く機会が増えると、彼女はますますご機嫌が悪くなるだろう




うちの学校の場合、学級委員は、１クラス３人選出される。
立候補する人も結構いるので、３人立候補者がいればすんなり帰れる。
出なければ、くじ引きが始まる。


このくじ引きに参加する為に、わざわざ残っていたのだ

参加しない人は、委任状を提出しており、本部役員が代わりにくじをひく。

自分でくじをひいて当たってしまったならば諦めもつくが、代理でひかれて役員になるのは嫌だ

だから、どんなことがあっても、結果をちゃんと見届ける為に残っているのだ。

息子のクラスは、立候補者が１人出ていた

普段は挨拶しかしない程度のお母様達も、この日ばかりは異様な連帯感が生まれる。

「早よ、立候補しぃな」
「あんたこそ」
「けろろさん、手挙げてるの？立候補ですか？」
「ちがいまーす！」


とうとうくじびきが始まってしまった
出席番号順にくじをひく。
私は後半の方。
隣のお母さんと話しながらも、息をのんで待つ。
去年も、このお母さんと同じような会話をしたなぁ。

「当たってしまったらするけど、できれば、当たりたくないよね」
「まぁな。絶対せなあかんもんやったらするけど、１回もせえへんまま卒業する人だっておるねんもんなぁ」


歓声があがった。
「誰？Ｉさん？！」
「よっしゃぁ！！」
あと一人

そのあと一人がひかれないまま、とうとう私の前に来てしまった
「はい、けろろさん。引いて下さいね」
みんなの期待のこもった視線が痛い
当たりませんように…!！



くじは…ハズレ（当たり？）
「やったぁっっ！！」

結局、最後に役員が代理でひいたくじが当たりくじ、欠席していたＹさんが役員となり、息子のクラスは終了


そして、その足で娘のクラスのくじびきに合流

娘のクラスは、二人立候補していたので、残る一人をくじびきで決める。
楽勝ちゃう？

…ところが、１列目、２列目、３列目…

え、マジ？

私の前の列まで来た

ひけひけひけひけひけひけ

念力が通じたのか、前の列の真ん中の人、見事命中

「なんだか、申し訳ないけど…よかったね」

さすが、まだ２年生。
お母様達も遠慮気味です


毎年、とっても憂鬱でイヤな日。

だけど、ちょっと、楽しい日。




まぁ、当たってないから言えるんですがね

ありがためいわ…（自粛）

が鳴った。

表示を見ると…うっっ

実家のばっさまだった

「あ、けろろちゃん？アボジ（父）と旅行行ってあんたにおみやげ買うて来たったさかい、取りにおいで」


慌てて手土産にアッパ君が出張先から毎週買ってくる讃岐うどんをぶらさげ、
両親が溺愛している息子と娘を乗せ、
を運転すること１０分。

部屋に入ると、でっかいバッグが目に入った





…また、韓国行ってきたのね



「ちょっと大きいけどな、ええやろ？」

ええ、本物ならね


「これ、あれやで、あの、女優の沢…」
「沢尻エリカですか？」
「そうそう！旅行行く時持っとったのんと同じヤツやで」

いえ、違います。向こうは本物ですから

第一、沢尻エリカ知ってて言ってんのかよ。向こうで言われて買わされた感満載なその言い方…



「でもオモニ、最近厳しくなってきてるのに、こんな大きなカバン大丈夫やったんですか？」

「うん、たまに行く人はそんなに見ぃひんで。」

税関の人、もっと厳しく取り締まって下さい




「どないや？あんまり気に入らんかったん？」

「いっ…いいえコマプスムニダぁ（ありがとうございます）」





いいオモニでしょ？

こうやって旅行行っても、息子にではなく、嫁におみやげを買ってきてくれるのです。

ただ、本物もらったことは、一度もございません（泣）

今さらですが…

家庭訪問の時期が来た

希望日を書く紙に、両方に「兄（妹）がおりますので、同じ日にしてください」と但し書きしたにも関わらず、別の日になった

絶対、話合わせてくれてないんだわ…

無理もない。

どちらも、他の学校から移ってこられた、おっちゃんらしい



ところで皆様、家庭訪問って、先生とどこで話します？

去年も言った覚えがあるが、私が通っていた民族学校では、昔から
「家庭訪問＝先生が家に晩ごはんを食べに来ること」だった

現在、うちの学校では「玄関先にて失礼します」と、あらかじめ連絡が回っている。

玄関先、は分かる。

でも、みんな、どうしてるんだろう。

先生って…立ってるの？座ってるの？

立ってると、「しんどいのにかわいそう」と思っちゃう。

けど、座っちゃうと、自然と肩越しにしゃべるようになって、首、疲れるよね？

で、立ってる先生に、私も立ってると…見下ろす形になっちゃうよね。

でも、今さらこんなこと、誰にも聞けない…

迷った挙句、先生は立ったまま、私は膝をついて先生を見上げる形でしゃべったんだけど





初日、娘（２年）の先生。

定年間際のおっちゃん

話題の５割は、玄関に飾ってある、息子のトロフィーを見ながらの空手の話
「これは、どの流派ですか？」
「あ、糸東流です」
「ほぉ～…いや、全然知らんのですけどね」っておい!!
「で、妹さんも一緒にやられてるんですか？」お前、どっちの担任やねん!!
「前の学校で担任してた子で、県大会出てたっていう強い子おってんけど…○山○○ちゃんって知ってる？」
「はぁ。名前位は聞いたことありますけど…」
そこから延々始まった、彼女の話

ツッコミどころ満載の、天然の先生だった





２日目、息子（４年）の先生。

見た目はサラリーマン風、４０歳手前の男教師。

こちらは、昨日とは打って変わって、トロフィーをチラリとも見ず

今までの先生たちは、家庭訪問時、息子のことを「学校ではクラスの中心、リーダー的な存在」との評価だったが（※←かなりいい風に表現して、の話）
「え？そうですか？ボクが見たところ、おとなしいですけどねぇ…」
「先生、多分それ、ウチの子、まだネコかぶってますわ」

落ち着きはあったが、やけに淡々としたカンジだった




あんまり否定的に見ないように頑張ったんだけど…

だって、子どもらが「先生好き」と言ってるなら、それでいいからだ。


とりあえず、やれやれだ
次は来週の、授業参観です。

大きくなったのね

　子供らの歯医者に行こうと、診察券と保険証を準備していたら…

　あっっ!!

　息子の乳幼児医療の期限が切れていた

　そっかぁ…、乳幼児、３年生までやった…

　と、いうことは、アレだ。

　息子は、私と同じく、３割負担になってしまったワケだ

　歯医者に着き、診察券と保険証を出して待合室の椅子に座ると、受付のおねーさんが私を呼んだ。

　「お兄ちゃんの福祉の方はよろしかったでしょうか」

　よろしくないわっっ!!

　「あ、はい。期限切れましたので…」

　ひきつり笑いで答えた私


　待っている間に、うちと同じような年頃の兄妹を連れた人が支払いをしていた。

　耳ダンボにして聞いてみると

　「二人合わせて4800円になります」

　３割負担になっただけで、そんなにすんのかいなっっ!!

　そんなにお金入れて来とったっけ…


　うちの子らの順番になり、息子は、初期虫歯が１個みつかったものの、しばらくしたら生え替わる歯だった為、様子見となった

　娘は、これまた初期虫歯が１個見つかったが、削らずに薬で様子見


　ドキドキしながら受付に行くと…

　「二人合わせて、１４３０円です」

　なぁんだ。

　いつもより、３０円上がっただけだった

　よかったぁ～。




　子どもたちよ。

　これからも、元気で大きくなってくれ

　

結果発表～♪

今日は、先週行われた昇級審査の結果発表があった。

ウチの息子は、無事昇級、３級になりました。

前回に引き続き、師範の
「あともうちょっとで飛び級やったのになぁ～」
とのお言葉

いいっすわ。ぼちぼちいきますんで…

帯の色は変わらなかったけど、道衣を新調しました

お支払いは、定額給付金で…（笑）




ところで、今回の昇級審査、新会設立以来初の保留者が出た
しかも、３人も…

それまで、昇級審査と言ったら、申込書は全員に配られ、もれなく昇級…。

中には
「級を買ってるもんや」
と、ナメくさってる母親がいるのも事実。

一度、先生に聞いたところ、
「審査を受ける権利は、みんなにあるから。ただ、受けても上がるかどうかは分からんで」
という立場なのだそうだ。

本当のところは、数年前、一度ありました。
普段の練習を見て、受けても上がらないだろうという子には、申込書を渡さなかったことが…

すると、ある母親からクレームが入ったらしい。

「審査を受けるために頑張ってきたのに、申込書を渡さないなんて、おかしい」
「申込出して、審査まで１か月あるんやから、それまでに頑張るから」

結果、申込書をもらい、その子は昇級


それを見ていた別の母親は
「これでは、審査の権威がない」
「子供も「申込さえしたら上がんねんやろ」って言って、練習しなくなる」
と、怒り心頭だった



そんなだったから、今回の保留者が出たのは、子供たちも、親たちにとってもだったのだ。

保留になったU君の母親は、毎週道場には来ているが、まともに自分の息子の練習を見ることなく、いつもおしゃべりに夢中だった。
の日は、練習を休む。
先生の指導方法にいつも文句を言っている。（学校でも、有名なモンスターペアレントなのだそうだ）

審査の日も、早く終わって早く帰りたいを連発。
明らかに空気が悪くなってるのに、気付かない。
「なぁなぁ、見とったらさぁ～、うちの支部の子ら、全体的に早いやろ。これって、やっぱり先生の指導？」

嫌やったら、早く帰れっっそして、やめてしまえっっ

その場にいた全ての人が、心の中で怒鳴っていた（笑）



発表された時、彼女はやはり怒っており、
「なぁ、ウチの子何があかんかったん？」
「わざわざK市まではるばる行って上がらへんねんやったら、最初から言ってくれたら受けへんのに」（←実は、これが一番腹立ってるようだ）
「え～、これで、小学校のうちに黒帯なれるかなぁ。ギリギリ？○君はなるんちゃうん」（←これにもかなりこだわっている）

隣に座っていたYさんと私は交互に
「子どもには、他の子と比べて怒ったらあかんで」
「そうやで。本人が一番ショックやねんからな。空手やめるって言いかねへんで」
「小休止のときにでも、先生に聞いてきたら？何があかんかったんか」
と、興奮している彼女をなだめた。

「あの子、そんなんよう聞かん思うわ」
「アンタが聞いて来んねんやろっっ！！」


何やらしばし師範と話してきた彼女。何でも
「『あの子多分全然分かってないと思うんで、もっとガンガン言ったって下さい』って言ったら『いつも言っとうわ!!』って言われた」

モンスターも、師範には通用せず


しかし、その後の練習は、師範はほぼU君につきっきり。

「こんなんやったら、いつも先生に言おうかな♪」

一瞬にして、並んでいた母親たちの神経を逆なでさせるあたり、やっぱりモンスターなのだろう


次回の昇級審査は、８月予定。

ツボにハマった!!

　このネタ爆笑しました!!
　母親なら分かるでしょう


レッドシアター 柳原可奈子

そうじゃなくて…

今日は、息子の昇級審査だった

審査は全支部合同で行われる為、本部のある市まで、４０分かけて向かう

今日は、絶好の花見日和

会場のそばにある公園に、花見目当ての人たちで、駐車場は満員御礼

審査が終わった後も、夕方まで残って練習をしていた為、帰りも大変だった

高速に乗っても、渋滞

「どこ行っとったんですか？」

と、１台１台聞いてまわりたい位だった


家に帰ってきて、バタンキュー

週末に出張から帰り、いつものように娘と留守番していたアッパ君に八つ当たり

「なぁ、今日審査の場所、桜満開やったで」
「ふぅん」
「なぁなぁ、木曜日満月やってんて。ええなぁ～。夜桜見ながら、花見したいよなぁ～」

すると、アッパ君は、無言でリビングのカーテンを開けた

うちの前は、桜並木。

夜は、街灯がうまい具合にライトアップされている

「はい、夜桜。いつでも見れるやんけ」

「はぁ?!」

そうじゃなくってさぁ～


それから寝ころびながらネバること１時間。

無事外食のお許しをゲットいたしました


審査結果は、金曜日までおあずけ

こうなりゃ意地だ！

　今日は、朝刊のチラシを見た瞬間から決めていた。

　「今日は、会社帰りにずえ～っったいのたいのたいにミスド行くっっ」

　新商品のフロッキーシューがお目当てデス

　新発売を記念して、通常価格の\138がなんと\100

　本日のコーヒータイムは、フロッキーシューのダブルショコラで決まりっっ!!

　うちから歩いて８分、最寄りの駅前にあるミスドに直行


　ところが…あ～～っっ、ないっっ

　フロッキーシューのダブルショコラの場所だけ、ぽっかりと空いていた

　そ、そんな…

　しばしボーっと立ち尽くす私の後ろに並んでいた高校生が、迷惑そうに私の前に手を伸ばし、ドーナツを取る様子を見て、はっと我に返った。

　せっかく入ったんだから、何か買って帰らなくちゃ

　同時に１００円になっていた、リッチドーナツの方へ、私の大好物、エンゼルクリーム……だけ、ない！またしても！

　ヒドイ、ヒドすぎる…

　
　せっかく入ったんだから…以後略（泣）


　そうね。
　新商品の発売日。
　どっかのお店では行列ができていたらしいし。
　仕方ない。

　明日こそは

　こうなりゃ意地だ（←これこそまさに食い意地）

　どぉしても食べたいのっっ!!１００円の内にっっ

神様でしょ?!

我が家の食卓には、お察しのとおり（笑）キムチは欠かせない

日本で３番目に韓国・朝鮮人が多いと言われている我が町。
キムチ屋さんには事欠かない

徒歩１０分程のキムチ屋さんに、週イチの割合で買いに行く。

今日も、キムチが切れているのに気づき、慌てて閉店間際のキムチ屋さんへと走った

幸い、店はまだ開いていて、おっちゃんはキムチを袋に詰めていた。

「こんばんはぁ。まだ残ってますか？」

そう言って、カバンの中から財布を出し、待つこと１分。
おっちゃんは私の方を見て、一言

「何か、ご用ですか？」

ご用ですか、だとぉ？

キムチ屋にキムチ買う以外に何の用事があるっちゅーねん!!
客には「いらっしゃい」だろーがよぉっっ!!

…と言いたいのをググッッと抑え、

「キムチ、まだ、残ってますかね？」

と、ゆっくり繰り返した


おっちゃん、私の声、聞こえなかったんかも知れない。
でもさぁ、私、毎週行ってんのに、顔も覚えられてないんかいな

年末に買いに行った時もそうだった。
ぞんざいな言い方で
「予約してない人には、売るもんあらへんわ」

おいしくて、有名な店かも知らんけど、

客を大事にせぇへん店は、いつか潰れるよ


とか言いながら、懲りずにこの店に買いに行く私も私なのだが

頑張ります、私?!

　今日は、息子の空手の練習日。

　後ろで見ていた私たちの方へ、S先生が歩いてこられた。

　何やら、紙切れを持っている。

　「けろろさん、書くモン持ってる？」
　「あ、はい」

　カバンをゴソゴソ探してボールペンを出すと、先生はその紙を渡し、名前を書くように言われた。

　その紙は…あっっスーパーキッズだ

　前回、支部の強化選手中、うちの子だけが参加できなかった講習会だ。
　
　「きゃ～っっ出れるんですかぁ、私」
　
　興奮した私のすっとんきょうな叫び声が、道場にこだました

　「いや、おかんちゃうで」

　はっっすいません、つい…


　喜びでプルプル震えている私に、水を浴びせるような言葉。

　「だから、今度からおかんの都合で練習休ませたらあかんで」

　そうなんです。

　先日、あの会社の送別会の日。

　実は…姉妹支部の練習日だったのです

　やむをえずの初サボリだったのです

　「行かれへんねんやったら、連絡くれたら一緒に連れてったるし、家まで送ったるから。今は一番練習せなあかん時期やねんから」

　「はぁ…すんません」


先生、私、頑張りますっっ!!
いや、頑張るのは、息子なんだよな

とりあえず、まずは、１２日の昇級審査から