オンマは辛いよ

~グチはゴミ箱へ、思い出は宝箱へ~

アッパ君の謀叛

2008年03月31日 23時10分12秒 | アッパ君の話
 毎月末は、待ちに待ったアッパ君の給料日

 いまだに現金支給されており、帰宅すると、1番に手渡してくれる。

 今日も、いつものように封筒を受け取って、中身を確かめる。
 うん、間違いない。……あれ?

 いつもはお札しか入っていないのに、何だか小さな紙切れが入っている

 見ると、いつもは入っていない明細で、そこには衝撃的な事実が記されてあった

 何より、日給が知らぬ間に2000円も上がっていた
 その上、先月行った出張手当として10万円

 おいっっ!!

 私に渡す前に、合計13万円も抜いてあった

 アッパ君は、慌ててその紙を取り上げたが、既に遅し

 「いつから日給上がったん?」
 「今年から」
 はは~ん。
 言われてみれば、何だかその頃からやけに給料の額がキリがよく、何となくおかしいなぁ、と思っていたのだった

 あのねぇ、先に抜き取って「これで生活せぇ」って残りを渡すのは、
もっともっと稼いでいる人がする事なのっっ!!

 マジメなだけが取り柄だと思っていたアッパ君から、ヒドい裏切りを受けてしまった

 とりあえず、給料分の3万円のみ取り上げ、10万円はアッパ君に持たせておくが、今月のレジャー費に関しては、全額アッパ君持ちということで決着。

 人間、悪いことを企むと、必ず報いを受けなければならないのだ
 

 

お花見

2008年03月30日 22時05分03秒 | 番外編
 毎年3月31日は、保育所も、児童館も、来年度の準備の為、お休みになる。

 とは言え、職場では恐怖の年度末、休みなど許されない。

 最初の2年は、ブーブー、チクチク言われながらも休めたのだが、3年目、とうとう奥様に怒られた。
 「誰かに預かってもらわれへんの?!年度末に休んでるなんて、あんた位やで!」

 有給もない会社がえらそうに言うなっっ

 あまり姑様はアテにならないので、はなから頼んでいなかったのだが、この年を境に姑様に預けて出勤するようになった。

 子ども達は大喜びで、前の日から泊まりに行くことになった。

 わお今日1日何しよう

 すると、アッパ君から電話。

 「ヒマやろ?出て来いや。花見しよか」
 
 え?!このの中ですか?

 いそいそと出かけると、そこはパチンコ屋

 花は花でも「花満開」というパチンコの機種

 ちょうど大当たりしたばかりの台に座らせてくれた

 引き続き座った「春のワルツ」も大当たり

 空気の悪さに一足先に帰ってきましたが、一応、花見、してきました。


 本当の花見は、来週から目白押しだっっ


ずっと、ともだち。

2008年03月30日 18時27分50秒 | オンマの話
 昨日は、保育所のママ友、Fさんと「打ち上げ」に行ってきた

 子持ちの主婦が旦那と子どもを置いて飲みに行くのだから、そうしょっちゅうできることではない。

 今回の飲み会も、もう今年の頭から両家とも旦那様に拝み倒してやっと出させてもらったのである

 しかし、ウチのアッパ君は、やはり内心おもしろくないのだ。
 私が出ていく日の1週間前辺りから「忙しいからなぁ。遅くなるかも」と、やたらもったいつけるわりに当日は何てことなく普通に早く帰ってくるのだが、いかに自分が私のために早く帰ってやろうと頑張ったかを恩着せがましくアピールするのだ。
 しかし、ここで怒っては、出られなくなってしまうので、へいへいと持ち上げ、感謝の意を表し、子どもを風呂に入れ、晩ごはんの準備までしっかり済ませ、「いただきます」と同時に「ごめんね。お願いします。行ってきます」と、控えめに挨拶し、「出してもらう」のだ

 しかし、家を一歩出ると、パラダイスが待っている

 こうして、保育所に通わせていた5年の間、Fさんと5,6回は飲みに行った。

 Fさんは、この5年間、私の一番の理解者であり、一番の友達であった。
 
 乾杯をして、修了式の話、保育所の話、空手の話、お互いの職場の話、学校の役員の話、学童の話…と、手と口は、休む暇なく動き続ける。
 無理もない。朝は挨拶もそこそこに職場へ急ぐし、お迎えはまちまちで会える日は少ない。
 「また、ゆっくりしゃべろー」と言いながら、お互い忙しく、お茶をする暇も作れなかった。
 
 二次会は、もちろんカラオケ。
 最後に二人で、プリプリの「ダイアモンド」を大声で熱唱した(歳がバレる
 少し、涙が出そうになった。
 Fさんも、歌い終わって「アタシ、ちょっと涙がちょちょぎれたわ」と言って、二人で笑った。

 帰り道、別れるところで
 「何も、変わらないよね」
 「ほんまや。いつでも会えるのに」
 「また、行こうね」と、いつものように別れた。
 でも、帰り道、泣いてしまった。

 家に着くと、Fさんからメール。
 「いつでも会えるのに、何でやろね。涙が出るね。いつも横で話聞いてくれて、笑っていてくれてありがとう」

 わたしも、泣きながら、メールを打った。
 ありがとう。ありがとう。何回言っても足りません

 子ども達は4月から別々の学校に通うけど、私たち、ずっとずっと、お友達でいられるよね。
 
 
 

さがしています

2008年03月25日 23時53分56秒 | 番外編
 今日は、3学期の終業式だった。

 あゆみの評価は、相変わらずイマイチよくわからないけど、とりあえず、1年間よく頑張りました

 担任の先生は、新任だった為、思い入れも相当あったらしく、泣いていたという。
 そして、クラスで唯一、ウチの息子も泣いたとか

 「Y君(息子)はとても感受性が豊かな、素敵な子です」

 保育所の頃から先生に言われていた言葉を、また言われちゃった

 さて、明日から春休み

 朝から学童へ行く為、既に始まっている弁当作り
 それに加え、朝の1時間、自習時間にする課題探し。

 去年の春休み、本屋で、とても良いドリルを見つけた。
 絶対今年も買うぞ、と思いながら、こんなギリギリになってしまった

 去年買った本屋は、もうない。
 近くの大きな本屋を探すが、置いてない。

 はっっ!廃版?

 裏表紙に書いてある出版社に電話すると、「在庫あり」とのこと。

 直売は、送料がドリル代以上かかるので、お近くの書店にてお買い求め下さい、だって

 そんなワケで、4軒回ったが、置いてない。
 取り寄せてもらう間に、春休みは終わってしまう

 猶予は、あと1日。
 何としても、息子に机に座らせる時間を確保しなければっっ

Let´s go!

2008年03月23日 13時37分52秒 | 我が家の話
 ひょんなことから、子ども達を英会話教室へ通わすことになった

 習い事の中でも、一番させることはないだろうと勝手に思っていた英会話。
 勉強は嫌でも一生しなければならないので、今のうちは体を動かす習い事以外は特にさせる気はなかったのだ。

 ところが、先日のアッパ君の祖母のお通夜で、アッパ君の従兄弟と話したのがきっかけだった。
 彼女は、某女子大の大学院を卒業後、留学先で知り合ったカナダ人と結婚しており、二人で英会話教室を開いていた。
 一度、体験で来てみないか、との誘いに乗り、行ってみた。

 に揺られること30分、この距離だけでも、少し憂鬱
 しかし、教室に一歩入って体験すると、子どものイキイキした様子にショックを受けた。
 少しも飽きたり、つまんないと思わせるヒマを与えない、まさしくプロの授業。
 言葉は分からないハズなのに、何故か、先生の言うとおりに出来る子ども。

 ゲームをやりながら、英語を覚える。
 始め「やった!」と言っていた息子は、終わる頃には「Yes!]とガッツポーズをしていた

 体験レッスンを見ながら、私は今の子ども達が、とても羨ましく思った。
 私自身、英語は大好きだったけど、あくまでも学校の教科として、机に座ってやるものだった。
 だから、テストでは常にいい点を取ったけど、それは知識としてのものであり、実際に外国人と出会って喋られるものではない。

 子ども達のレッスンは、会話に重点を置き、何より、本人達が楽しみ、「行きたい」と言ったので、決心した。

 身内割引はあるものの、授業料は安くはないし、何しろ貴重な土曜日に半日仕事だが、二人のあの表情を見られるだけでも、もうけもんだなぁ、と思うオンマであった

 
 

スランプ

2008年03月20日 17時33分38秒 | 息子の話
 屈辱の市大会から2週間、今日は息子の空手の区大会があった。

 市大会より規模が小さい為、デビュー戦や場慣れの為に参加する子も多い。

 ウチの息子は、今年で4回目の出場になる。

 1年目は、それこそ場慣れ、号泣で終わった。
 2年目は、形・組手ダブル優勝を果たした。
 3年目は、形がベスト8、組手が3位。
 そして、今年。

 形は、何とかベスト8に食い込めた。
 3回戦で形を変えたから、負けてしまったのだ。
 本当は、自由だったので、同じ形でやっていれば、勝てた試合だった。
 しかし、先生は
 「あれでよかった。3年生なったら、どうせ3回戦で形変えなあかんなるから、1回は本番でやっとかないと、いつまでも自信がつかないから。よう変えたね。1日2,30回やったら、すぐ上達するわ」
と、褒めてくださった。

 組手は、またもや1回戦敗退
 しかも、市大会と同じく反則負けだった。
 コートの隅で、またもや悔し涙を流していた息子
 水準も確かに上がっていたが、このメンバーで上位を争えず敗退してしまったことが、自分のことのように悔しかった

 帰り際、先生に挨拶しに行くと、
 「僕の息子もあんな時期あったわ。今伸び悩んでるからね。焦らんと練習続けたらもっと上手になるわ」

 とりあえず、じゃぁ頑張って通いますので、ビシビシしごいて下さいませ


 

おませさん

2008年03月18日 23時10分43秒 | 娘の話
 最近、息子が、マンガを読むようになった。

 「コロコロコミック」を毎月買っている。

 何でもマネしたがる娘が、「私も『ちゃお』買って~」とねだった。

 読めるんかいな、と思いつつ、一度買えば満足するだろうと、買ってあげた。

 実は、この子たちを連れて電車に乗らなければならず、車内で静かにさせる為に、本屋へ寄ったのだった。

 電車に乗って、子ども達は嬉々として本を開いた。

 熱中している息子の隣で、ひらがなを覚えたての娘が、大きな声で音読を始めた。

 「わたしたち このまちで かぞえられないくらい きすをしたね」
 

 私は、慌てて、娘の口を閉じ、シ~ッッと言った。

 「何で?あかんの?」
 「うん、人がいる場所で、大きな声を出したら迷惑でしょ」
 「はぁい」
 ふてくされた娘を横目に、変な汗が出て来た私

 小学生の読者、多かったんじゃないの、これ?!

 最近の少女マンガ、あなどれない


確かに、怪しい…

2008年03月16日 22時55分08秒 | オンマの話
 これまた、長いことご無沙汰している先輩から、久々のメール。
 開けてみると、こんな文章が。

 「知り合いのペットショップがつぶれるらしく誰か犬を飼えそうな人を探してます。犬貰える人連絡下さい。貰い手がなかったら、保健所行きになるそうです。ちなみに血統書付きで無料です

 その下には、ずら~っと豪華な面々が

 ヨークシャテリア
 コーギー
 コッカ
 シュナウザ
 ケアン
 スピッツ
 ワイマラナ
 柴犬
 シェルティー
 パピヨン
 チョコラブ
 ダックスフンド

 え~、そうなんだぁ、アッパ君に相談してみよっかなぁ。
 コーギーか、柴かな。
 外で飼わないといけないだろうな。
 犬小屋は、どこに置こうか…

 いろいろ考えをめぐらせていると、先輩から再びメールが。

 「どうやら、チェーンメールのようです。ごめんなさい」

 そうだよね、血統書付きで無料だなんて、そんなおいしい話、ないよね…

 まぁ、冷静に読んでみると、かなり怪しいんだけど、パっと見て「犬のいる生活」を思い浮かべてしまった分、ショックも大きかった…

懐かしいなぁ

2008年03月15日 22時01分03秒 | オンマの話
 S県に嫁いだ先輩が里帰りしていると聞き、子どもを連れて会いに行った。

 H市へ嫁いだ後輩にも声をかけて、先輩の実家で集合

 最初は、近所のイタリアンレストランでランチしよう、とのことだったが、いかんせん3人とも子育て真っ最中とあり、先輩の実家にそれぞれ食べ物を持ち寄って、盛り上がろうということになった

 私の次に結婚した後輩の子どもは、1歳4ヶ月の娘が一人。

 次に結婚した先輩は、4歳の娘と2歳の息子の母になっていた。

 ひとしきりご飯を食べると、子ども達は遊び出したが、後輩は子どもがちょうど目を離せない時期。
 落ち着いてご飯も食べられず、ゆっくり座って話すらできる状態ではなかった

 「やっぱり、しんどいなぁ」
 後輩がつぶやいた。
 「久しぶりに会ったのに、全然しゃべれないよね」

 あったなぁ、こういう時期…。

 つきっきりでご飯食べさせて、オムツ替えて、寝るまでトントンして…

 楽になったなぁ、と、自分の子どもを見る。

 息子も娘も、先輩の子どもを遊んであげて、頼もしいお兄ちゃん、お姉ちゃんだ

 でも、大変そうな後輩、一番良い時期だよ。
 真っ只中にいる彼女は、分からないだろうけど。
 そして、私も、あの頃は分からなかったんだけど。
 私は、少し、少~し、羨ましかったよ。

 息子も、娘も、急がなくていいよ。
 ゆっくり、ゆっくり、大きくなってね

 

ありがとう。

2008年03月14日 23時01分30秒 | オンマの話
 娘の修了式は、無事終わった

 涙は…息子の時に比べると、出なかったかなぁ。

 同じ6歳でも、息子の時に比べると幼く感じ、発表の間が開く度にして、感傷に浸る余裕がなかった、というのが本音である
 皆さんの時は、どうでしたか?

 親の席には名札が貼ってあって、指定席。

 はうあっっ隣はAさんだ

 また聞いてもいないのに、しゃべりだしたよ。
 「あのね、一番上の子は、今5年生なんだけどぉ、その時の修了式はこんなんでぇ、2番目の娘は今2年なんだけどぉ、その時はぁ…」
 かわいそう、反対隣の人。顔がひきつってるよ
 
 また、イタいのは、Aさんのご主人。
 式場に入ってきて、堂々と来賓席に座った
 「なぁ、あんたのご主人、来賓なん?」と茶化すと、
 「あはは、うん、そうだね」
 出た~っっ!!このKY夫婦がっっ

 まぁ、そんな中でも、修了式はとどこおりなく終了し、退場すると同時に茶話会の準備。
 Fさんの総合司会のもと、茶話会が始まった。
 私は、代表で謝辞を読んだ。
 何もしない、とむくれていたAさんだったが、自分が購入したプレゼントを子ども達に持たせ、渡すよう指示し、一つ一つ説明しながらとてもご満悦

 ひととおりの出し物も無事終わり、乾杯のあと、しばし歓談。
 担任が、私たちのテーブルに回ってきて、言った。
 「謝辞は、けろろさん適任でしたね。けろろさんがやるって聞いて『やっぱり!』って思いましたもん」
 この言葉だけで、全てが報われたような気がした

 まぁ、何はともあれ、結果オーライ
 感傷に浸るのは、今日だけ。
 また、来週からは、2週間通常通り保育所に通います