オンマは辛いよ

~グチはゴミ箱へ、思い出は宝箱へ~

卒業式

2012年03月24日 01時49分02秒 | 息子の話
昨日は息子の卒業式でした

巷で大流行していたインフルエンザにも負けず、数々のイベントを元気な体で過ごしてきた息子だったのに…

ここへきて、ここへきて、前日に満を持しての(笑)「しんどい」

「熱はないっ!頑張れ!」

お願い!次の日に倒れてもいいから、卒業式だけは無事に出させて下さい

私の祈りが届いたのか、当日起きてきた息子は、咳は少々出ていましたが、元気そうでした


もうひとつ私を心配させていたのが、服

デカい息子のことだから、きっとサイズの合うサイズを求めて走り回るハメになるだろうと思い、年末にあらかじめ買っておいた服でしたが

「え~?!絶対もうちっちゃくなってるやろぉ?!」

と、かなりの皆様からブーイングの嵐でした

気になり「ちょっと着てみ?」と何度も言ったけど「大丈夫やって」と相手にもしてくれない息子

絶対ちょんちょろちょんのズボンを履いて行くことになるのを覚悟した私でしたが、履いてみると…オッケーオッケー


…と思ったのも束の間…

「オンマ、靴ちっちゃい」

何ですとぉーーーーー?!

無理やり押し込もうとしても、全然入らない

「もうええわ。今まで履いとった靴で行く」

「あかん!あんなんボロボロやのにっっ!!」

ダメもとで下駄箱の中からアッパ君の靴を取り出し

「試しにこれ、履いてみ?あかんやんなぁ、さすがにこれはデカいよなぁ~…」

「ちょうどいい」

嘘やろ~?!

とりあえずよかったけど、あんまり大きくなりすぎんとってよ…


と言う訳で、バタバタと出発!

ところが、隣に並んで歩いてはくれません

「もぉ、こんなん誰も親と一緒に行っとぉ奴なんかおらんわ!」

「何言ってんの!みんな一緒に行ってるって!ランドセル何か入ってんの?」

「いいや。でも先生が今日で最後やからランドセルで来いやって」

少し前を歩く息子。ランドセルが似合わない背中(笑)

一緒に学校への道を歩くのは、1年生のとき以来です。

登校班がなく、近所に知り合いもいなかった為、最初はこの坂道を手をつないで一緒に上がって行ったものでした。

徐々に友達もでき、坂道を上がりきるのを家の前で見届けるようになり、今では息子より先に家を出ている私。

6年間でぐんと頼もしくなりました

学校へ着くと、息子はさっさと教室の方へ向かい、私は講堂の方へ。

一番のりやと思っていたら、何の何の、ずら~りと保護者の列が

受付をすると、プログラムと一緒に息子が書いた手紙を渡されました。

にくい演出をするなぁ、と思いながらもすでにこれを読んだ時点でグッとくるものがありました


いよいよ卒業式。卒業証書をもらうのは、息子が一番最後でした。



この後、またまたフライングして校長先生のお話から既に大号泣だった私

つけまは何とか最後までもちました(笑)

     卒業おめでとう






ここまで息子が大きくなるのに関わってくださった全ての方々に感謝します。「ポチッと!」お願いします
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区大会

2012年03月19日 23時06分50秒 | 息子の話
昨日は、息子の小学生最後の大会がありました。

徒歩10分の場所にある県スポ(県立文化体育館)に7時30分に集合

(そんなに早く行かんでも、県大会じゃあるまいし十分場所取れるやん

(洗濯物干しに、一旦帰りたい…

等々、いろんな複雑な思いが渦巻きながら、文句も言わず最前列に並び、席も余裕で確保





さぁ、いよいよ開会式が始まる!というときに、前方に並んでいた我が道場の師範が突然観客席の下へ走って来たではありませんか

「カメラ!カメラ!」

「えっっ?!前から撮ってくれるんですか?!」

そう、うちの息子、選手宣誓に選ばれていたのであります

驚くみんなをよそに、私は何の迷いもなくカメラを下に放り投げ、師範は見事キャッチ!

師範への厚い信頼がなせるワザ

そして、師範が撮って下さった写真が、これだ↓



「宣誓

我々選手一同は、日ごろの練習の成果を十分に発揮するとともに

指導して下さる先生方や応援してくれる家族に感謝して

最後まで正々堂々戦うことを誓います」



「ええ文章やなぁ。誰が考えたん?お母さん?」横の方に座っていたK先生に聞かれました。

「へっっ?!いや…お友達に教えていただきました…

パクりました。完パクです。たみ○~さん、ありがとう。







うちの区大会は、全て完全自由形。

息子は、県大会に備えて練習してきた「セイエンチン」で行くつもりでしたが、2日前の練習で「隠し剣(笑)」「五十四歩」の方が完成度が高いと言われ、この2つの形を相手によって使い分けるように言われました。




1回戦シードの2回戦、相手はバッサイダイ。息子は五十四歩

「いきなりかい!」先生方がそろってずっこけ、ツッコミ入れてました(笑)

「隠し剣」やっちゅーてるやろーが

結果、5-0で勝ち


3回戦、相手は平安5段、息子は五十四歩。5-0で勝ち。

4回戦、相手は同じ道場のS君で平安5段。息子は五十四歩。5-0で勝ち。

決勝戦、相手は紅一点の女の子でニーパイポ。息子はもはや隠し剣でも何でもない五十四歩で4-1で勝ち

という訳で、昨年に引き続き、五十四歩一本で優勝いたしました




組手

1回戦シードの2回戦、5-0で勝ち。

3回戦、5-0で勝ち。

4回戦、6-0で勝ち。

「何か、Y今日はスゴイなぁ」

「自信に満ち溢れてる」


「オーラがあるわ」

普段は滅多に褒めてもらえない、K先生もニコニコ笑って言ってくださいました。


そして決勝戦。

息子は苦戦を強いられていました。

相手も攻略策を考えていたのでしょう。最初から間合いを詰めて詰めて攻めてきます。

「何なんこれ!空手の試合ちゃうみたい!」

そう、例えるならばボクシングの「クリンチ」のようにピターっとくっついてグッと肩を掴んでくるのです

息子の中段突きが入り、1-0。

相手の中段蹴りが入り、1-2。

息子、反則。

相手の中段突き、1-3。

息子の中段蹴り、3-3。

引き分けで再試合となりました。

再試合でも相手のクリンチ攻撃は続きました。

う~ん、どうやらこかそう、こかそうとしているように見えます。

ところが、いかんせん息子がデカいのでうまくいかない、といったところのようでした

掴まれている為、自分の間合いに持って行けず、無理に放つ突きは反則をとられ、0-3で完敗

結果は準優勝でした


「う~わ、最悪や」

上がってきた息子は、本当に悔しそうでした。

そんな息子に、F先生は

「決勝までの試合は、100点満点やった。

やっとって気持ちよかったやろ?

相手がみんなお前怖がって逃げまくっとったやないか。

あれが、俺が見たかったお前の組手や」


何とも有難いお言葉をちょうだいしました

でも、すぐその後、

「お母さん、コイツこれから毎日走らせてください。

スタミナがなさすぎるわ。

これだけはねぇ、空手の練習でどうにかなるもんとちゃうから」
と言われ、

K先生には

「お前、今度から名谷まで走って来い!

ほんで練習時間に休んで終わったらまた走って帰れ!
と言われ、

S先生には

「お母さん、コイツねぇ、須磨の海岸走らせてください」と言われ、

師範にも

「お前、決勝で本気出せんでどないすんねん!」と背中を叩かれていました。


どうやら、敗因はスタミナ不足




でも。

課題があった方がいいやん。

文句なしでやりきって終わられたら困るもん

頑張って続けるねんで。

M工の先生とこにも挨拶に連れて行かれてたし(爆)









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今週のけろろ家

2012年03月17日 07時41分20秒 | 我が家の話
眠たい。

とにかく眠たい。

きっと、そう。アレだ。

花粉症の薬。

あれは、麻薬のように眠りを誘う。




というワケで、ネタが溜まってきましたので、まとめて書いちゃおうと思います。

お蔵入りより全然マシでっしゃろ?




3月 11日(日)

マイミクのたみぷ~さんと三宮へランチに行きました

「クーポン使い」の異名を持つたみぷ~さん(笑)

「探す」と言いながら何の行動も起こしてなかった私とは違い、ちゃっかりしっかり

2000円→980円

という素晴らしいランチクーポンをゲットしてくれていました

そして、当日

電車の中で「少し遅れます」というメールが

うんうん。想定内

そして到着したたみぷ~さんの口からは

「クーポン家に忘れた…」

………うん。うんうん。ギリギリ想定内…かな?………

おうちでお留守番している次男君に頼んで、クーポンをお店にFAXしてもらうってことになってましたが…

「すごいなぁ。FAXできんの?」

「いや、初めてやねん…」

案の定、電話の向こうでは「できひ~ん」と次男君。




焦りを抑えながら穏やか~に説明するたみぷ~さん

店の電話が鳴る

「お願い、次男君っっ!!」と必死で祈る

たみぷ~さんの携帯に「できひ~ん」と電話が入る




これが続くこと数回……


「も…もうええやん。実費でも…

口元まででかかっていたとき、これ以上イタ電はごめんだと思った(かどうかは定かではないですが)店長さんより

「クーポンに表示されているアルファベットを言っていただけたら」

おぉっっ!!希望の光が

受話器の向こうでは次男君のアルファベットを読み上げる声が

「う」

「う…『U』な!ほんで?」

「や行」

「え~っと…『Y』な!ありがとうっっ!!」

よかった…ローマ字習ってて(爆)


安心した途端急激にお腹が減ってきた!

そこからはむちゃ食べた!しゃべった!笑った!つけま取れた!みたいな日曜の昼下がりでございました…





3月 13日(火)

娘りんこの「2分の1成人式」がありました。



「けろろさんってお兄ちゃんの話しかしませんよねー」

と言われていることは巷では有名な話なのですが

お兄ちゃんの陰に隠れてほったらかしでしたが; ̄ロ ̄)!!、娘りんこもゆっくり着実に成長を重ね、気付けば10年たっていました

     将来はマンガ家になりたいのだそうです。

     

ソーランも合唱もとっても上手でした。

♪お父さんお母さんありがとう

今までの教え忘れない

心配させないから

変わらずよろしく♪


卒業式前に、ちょっぴりうるうるさせられた2分の1成人式なのでした。





3月14日(水)

アッパ君の先輩が、アッパ君の病気の知らせを聞いてパワーストーンをプレゼントしてくださいました。



邪気と災厄から実を守ってくれるオニキスと、「ここ一番」の勝負に臨むときに力を与えてくれるブラックトルマリンルチルで作ってありました。

オニキスには、アッパ君を心配し、良い方向へ向かってほしいと言う先輩の心を表し、先輩の名前から龍の彫刻が三つ入れられていました。

いつもアッパ君の側で一緒に病気と闘っています、見守っていますという意味を込めているそうです。

(ぶっちゃけ…ちょっとだけ……ひきましたけど…あかんあかん!そんなん言うたら!(笑))

この先輩は、ちょっぴり話はうんちくが多くて難しい、めんどくさいお人なんですけど、人はいいんです(←フォローになってないけど

私とアッパ君を引きあわせてくれ、今の家を仲介してくれた先輩。

私達夫婦にとって、一生頭が上がらない先輩でございます

「貴方を思う凡ての人達と一緒にいる事を忘れることなく、その思いを心のささえに頑張ってください」

というメッセージが入っていました。

感動しつつ、大事に置いているアッパ君…っておい!はめな意味ないねんで!(笑)




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やっぱり「NO」と言えない女

2012年03月13日 17時01分43秒 | オンマの話
では、以前の話の続きをば。






1回目は、1月の末。

2回目は、2月の中頃。

何気ないご機嫌伺いメールを送ってきた、前会社の奥様

そして、とうとうお電話がっ

「何の用事か分かる?」

「いえ…分かりません」

「うそぉ~」

はい、嘘です。本当は、薄々感じました。でも、分からないフリをつらぬきました

「電話じゃ何やから、ちょっとお茶でも行こか」




用件は、やっぱり…そう、皆様の予想どおりでございました

「けろろ…戻ってきてくれへんかな」




ほら。




ほらほら。




なっ!そうやろ?!



いかにあたしが扱いやすかったか分かったやろ?!


はっはっはっはーーーーだ!



何でも、私が引継ぎしたMさんは、従業員とモメて辞めたらしく、その後入った事務員さんも、ある日突然音信不通になったそうです

「あのときは、けろろに対して何も不満とかなかってんで。ただ、5時までやってくれる事務員さんがほしかってん」




あぁ、今まで何度となく夢見た「奥様を見返す瞬間」がまさに今、目の前に繰り広げられているのでありました


でも。でもでも。

即答できない位、奥様は…やつれていたのでした

私が辞めてから、1度は入院していたという奥様。

糖尿ですでにインシュリンを打っており、その上肝臓の数値が悪く、毎日のように病院に通っているということでした。



「何で?そんなに迷うことあるん?うち、あんたが加古川まで行ってるって聞いて、余裕でこっち戻ってきてくれると思ってたけど。何?そんなにええ条件なん?時給は?」

「○○○円です」※前会社より50円

「まぁ。生活は保障せなあかんからな。同じ金額にするわ。他は?」

「交通費は全額支給されてます」

「ほう。ほんで?」

「雇用保険かけてもらってます」

「う…うん。ほんで?」

「有給休暇が年10日で1年ごとに1日増えます」

「ゆっ!!…それは…ちゃんとした会社なんやなぁ。ほんでもあんた、アッパ入院すんねんやろ?ちょっとでも近いとこにおった方が動きやすいんとちゃうのん?」

「………」

「今はうちの長女も手伝ってくれてるし、前あんたがおったときみたいに会社から出られへんような状態でもないやん?みんな用事あったらかわりばんこで休み取ったりできるし」

ファミレスで夜の8時から気が付けば12時、奥様の説得は続きました。

「いや、ほんま、ありがたいお話ですけど…」

「ほんなら来てぇな。ええ返事待ってるで」

あの頃と変わらない口調(笑)





でも、どーーーーー考えても、この会社に移るメリットは

近い

以外考えられませんでした




そんなある日、今の会社の契約更新の日が来て、すっかり断る気でいた私は、すんなり捺印




そして、意を決して奥様のもとへ行って参りました




「すいません。悩みに悩んだ結果ですけど、向こうの会社の契約を更新しました」

「え~っっ!!じゃぁあんた、ずーーーっと加古川まで通うつもりなん?」

「いや…」

「それ、いつまでなんよ。契約」

「へ?6月です」

「じゃぁ、7月から待ってるで」




何てことはない、「NO」という機会が3カ月延びただけなのでした…




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上出来!

2012年03月05日 00時07分39秒 | 息子の話
前の記事の続きが気になるところではありますが、それはちょっと置いといて。



今日は第44回兵庫県空手道選手権大会がありました。

スランプになって欠場して以来、1年ぶりに参加する県大会。

そして同時に、小学校最後の県大会でした。



私は「小学校の思い出作りや。軽い気持ちで行きなさい」と送り出しました。

実際、県大会では2回戦敗退が常だったので、今回もそんなとこやろう、と思っていたのでした



6年男子は形は1番最初、組手は1番最後

開会式が終わると、その場に残って…あぁぁ、やっぱり1回も形打たんまま試合に臨むことに

横の子はちょっとの間も惜しんで形打ってるのに…あぐらかいてまんがな

自分の順番が迫ってやっとこさちょこっと屈伸のようなものをやっていましたが…

1回戦

笛の音を聞き間違え、ビミョーなスタートになりましたが、相手は平安二段、5-0で勝ち

2回戦

今度は本調子。相手はゲキサイ、5-0で勝ち

3回戦

相手は平安5段、4-1で勝ち

4回戦(コート決勝)

相手は昨年県3位のI君のゲキサイ。うまかったー。ストレート負け


なぁんとなんと、ベスト8いただいちゃいました




午後からは組手です

1回戦シードの2回戦

6-2で勝ち

3回戦

またまた反則を出して相手に1ポイントあげてしまいましたが、接戦の末、最後の中段蹴りで何とか7-4で勝ち

4回戦(コート決勝)

相手は「タイガー」ことH君

プログラムを見た時から「ここまで行ったらええやんな」と、はなから勝てる気なしの母子でした。

始まってみるとやはり立て続けに中段突きを2回入れられ、こちらは反則出すし、力の差を嫌がおうにも見せつけられました

ちっちゃくすばしっこいH君が、デカい息子の懐にもぐりこむように放った中段突きを見た瞬間、私はいとも簡単に諦めました

ところが、です。

5-3から息子の中段蹴りが入り、同点!続けて中段突きが入り、6-5で勝っちゃったのです。

「ぎいいやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

ビデオに入るのもお構いなしで私は叫びました



コート決勝で燃え尽きてしまったかのように、決勝トーナメントではあっけなく負けてしまった息子ではありましたが、小学生最後の県大会で初の入賞という、ただの「思い出作り」と言うには上出来すぎる快挙をなしとげちゃったのでした。





息子の今日の成績は、決して息子一人でなし得たものではなく



1日アップに付き合ってくれた同じ道場のお兄ちゃんT君、

声を枯らして声援を送ってくれた道場の先生や仲間、

差し入れを持って応援に来てくれたマイミクたみぷ~さんとほのたいさん、

前日にゼッケンを奉納してお参りしたお地蔵さまに至るまで

何か「ミエナイチカラ」が働いたんじゃなかろうか、と言う気がしてなりません。



本当によく頑張ったね。

これから中学に行っても、この調子で頑張ってね。

いや、その前に、2週間後の区大会、選手宣誓も頑張らなね




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「NO」と言える女

2012年03月03日 13時26分08秒 | オンマの話
またまたすっかり放置してしまってすみません




私は今まで、重大な決断をするときは、結構流れに任せて生きて来ました。

「NO]と言えない人間だったのです。

また、断る時も

「親があかんって言ったから」「アッパがあかんって言ったから」

楽な逃げ方です。責任の転嫁もできます。

断るときの気まずさが嫌だから…という平和主義者の仮面をかぶった卑怯者、とでもいったところでしょうか




しかし、私はこの度、自分で決断して答えを出さなければいけない場面に2度も遭遇してしまいました




土曜日の昼下がり、インターホンが鳴りました。

「はい」

「○○○中学校のPTAです」

なにっっ!!; ̄ロ ̄)!!



ドアを開けると、見知らぬ女性が2人立っていました。

「今回ね、総務役員を選出する選挙でけろろさんの名前が挙がりまして、お願いできないでしょうか」



確かに、「小学校で総務役員をしていると中学校でも名前は挙がる」とは聞いていましたが、まさか入学前だとは…

「いや、私仕事してるんで…」

「大丈夫ですよ。みんなお仕事してるから。それに小学校みたいに朝から集まったりなんてことはないので」

「いつから集まってるんですか?」

「昼から」

………

「私、加古川まで行っているので、昼からでも出られません」

「合わせますよ」


さすが。仕事を理由に断る人には何ぼでも対応できるんやな

「いや~、でも、ほんまに無理ですねぇ」

「そこを何とか…もう、本当にねぇ、小学校よりも全然楽ですから」

「そうなんですか?」

「はい、私は会計監査やったんですけどね」

そら楽に決まってるやんかっっ!!


絶句していた私に、女性はたたみかけるように

「まぁね、即答はもちろんできないと思いますので、来週もう1回お伺いしますね」

と言い残し、帰っていきました。





その夜、もちろんアッパ君に相談しましたが、答えは一言

「ことわり。」でした

どう言って断るか、それが問題だ…




1週間後、約束通り彼女たちはやってきました。

私は意を決してドアを開けました。



「1週間いろいろ考えたんですけど、やっぱりお断りしようと思いまして」

「えっ?ダメですか?」

「実は…この春から主人が入院するんですよね~」

「あぁ、ご家庭の事情じゃぁ仕方がないですね」

「それやったら先週言えよ」と言いたくなるような断り方をしてしまいましたが、何とか撃退(こらっ!)できました




「また俺のせいにして」とアッパ君も呆れてましたが




もうひとつのお誘いのお話は、次回へつづく…「ポチッと!」お願いします
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