オンマは辛いよ

~グチはゴミ箱へ、思い出は宝箱へ~

いらないよ。

2008年06月29日 00時30分44秒 | オンマの話
 6月28日。
 私たち夫婦の結婚記念日です。
 しかも、何と、10周年

 ことあるごとに、周囲に
 「10周年で、何してもらった?」
と聞くと、や、が多かったです。

 そりゃぁ、もちろん

 スウィート10ダイアモンド

 憧れますよ。

 おねだりした時期だってありました。

 でも。

 アッパ君の収入を知っている妻としては、無理なおねだりはできないし、
 それより何より


 かわいそうでしょ?私の指

 指輪を長時間はめ過ぎると、かぶれてしまうのです…

 だから、スウィート10を買うお金で、家族旅行を計画中。

 どっか、オススメのとこあれば、教えてください

 
 

タイムスリップ

2008年06月27日 23時12分12秒 | オンマの話
 今日は、待ちに待った同窓会

 ぐるり見回しただけで、タイムスリップしちゃいました。

 腹がよじれる位笑ったよ

 ダークな話は、暗黙の了解で、避けてたような気がします。

 子育て真っ最中の私たちは、やはり子どもの話でもちきりだったのですが…

 「子どものお迎えがあるから、○時には出んと…」と言った子の横で、誰かが冗談で

 「次会う時は『子どものお迎え』が『デイケアのお迎え』になっとったりして」

と、笑えない冗談を言ったりしていました…

 最後は、みんな連絡先の交換が始まりましたが、何しろ、みんなオバハンですからね。
 赤外線通信をするのにすったもんだで、会計に行っていた幹事の子が
 「まだやってんの?」と呆れるくらい、時間がかかっていました。

 結局、幹事の子が、まとめて住所録を作ってくれることになりました

 今日は、男子には声もかけてないし、女子も21人中10人が集まりました。

 結論から言うと、みんな元気で、それなりに暮らしている、ということ。

 「同窓会どころではない」という子がいなかったことを、率直に喜び合い、再会を約束して別れました。

 本当に、楽しかった~

 
 

浮気しちゃいました。

2008年06月23日 00時20分15秒 | オンマの話
 Oさん、ごめんなさいっっ

 だって、だって、だって~…

 電話したら、「Oは27日まで、お休みを頂いております」って言われちゃって…

 27日の同窓会まで、行けるのは今日しかなかったんです


 Oさんは、もうかれこれ5年はお世話になっている美容師さん

 芸能人に例えると、城戸真亜子ってカンジの、若いんだけど、落ち着いて、洗練されたカッコイイ女性だ

 私の職場やママ友、姑などのしょーもないグチも、ノリノリで聞いてくれる

 でも、今回は、そういう事情で、5年ぶりに浮気して、オープンしたての美容院へ行ってきた。

 ①駐車場
 Oさんの店は、有料。但し、2時間の無料サービス券をくれる。今回の店は、無料家から店までの距離は、どちらも、そう変わらない。

 ②美容師さん
 今日担当してくれたのは、若い男の子。芸能人に例えると…う~ん、難しいなぁ。ただ、…
 驚くほど、無口だった
 必要なこと以外、「しゃべったらあかんの?」と聞きたくなるほど、黙々と作業していた。いつも、店内で一番しゃべっていた私には、少々苦痛だった。
 でも、悔しいけど…仕上がりは上出来、大満足
 テクニックは、Oさんの方が上だったけどね。
 彼はシャンプーやカットのとき、指がやたら顔に当たって、雑?と思ったから。

 ③料金
 料金設定は、似たようなカンジだったので、特に判断ポイントにはならず。
 今回、チラシに入った「新規10%OFF]のクーポンで、大分お得感あり。
 最初にカウンセリングをした段階で、料金を言ってくれるので、安心感もあり。

 ④店内
 これも、どちらもそう変わらない。
 ただ、今日の店は、日曜だからか、子どもが多く、やたらドアが開いたり閉まったり、出入りが激しかったので、入り口に面した場所に座っていた私は、少々落ち着かなかった。
 また、どちらの店もショッピングモール内なのだが、今日の店の方がオバチャン率が高い。つまり、店内の雰囲気にミスマッチしたお方が多い

 総合的に判断した結果…


 あかん、次回までに考えよう…

ラブラブ夫婦のススメ

2008年06月20日 23時15分50秒 | アッパ君の話
 15時になると同時に、私は席を立つ。
 タイムカードを押し、「お疲れ様でした」と同時に車に乗り込む
 病院に着くまでの道のり、赤信号、渋滞、全てがもどかしい。

 急げ。急げ。

 地下の駐車場に車を止め、エレベーターのボタンを押す。
 エレベーターがゆっくりと下りてくる。

 えぇい、階段の方が早いかな。
 早く。早く。

 4階・西病棟。
 小走りになって、息が上がる。
 病室の前で深呼吸。
 カーテンを開け、極上の笑顔でご対面

 少々乙女チックになってしまいましたが…

 いつもの日常だと、こういう風にはいきません。
 10年もたつと、倦怠期もやってきます。

 そういう時、このプチ遠距離恋愛という状況は、かなりよかったりします。

 子どもが寝静まった後、1人で過ごす夜は、日常のありがたさをかみしめ、お互い相手に優しくなれます。

 アッパ君も恐らく、そう思ってくれているのでしょう。

 昨夜のメールに

 「ハラ減った音間も食べたい」

 数秒間、私は携帯の画面を見ていました。


 おしいっっ

 何で、外来語を漢字に変換するかなぁ

 これがちゃぁんと「オンマ」ってなってたら

 「いやん

 とかいったかわいらしい反応もできたのに

 テンションガタ落ち
 悔しいですっっ!!



七夕にはちと早いけど…

2008年06月18日 00時58分17秒 | オンマの話
 私が教師1年目にもった子達は、当時4年生だった。

 4年生というと、10歳

 私は、「1/2成人式」を企画し、生徒達に「10年後の僕・私へ」という手紙を書かせ、10年後、成人式を迎える年に必ず君達の元へ届ける、と約束した。

 その後、結婚し、引越しも数回したが、その手紙だけは、絶対に失くしてはいけないと、大事に、大事に保管しておいた

 手紙には、私の住所、電話番号、メールアドレス等を記載し、届いたら、どんな手段でも構わないから、一言、「届いた」と知らせてほしいと付け加えた。

 その年、順調に生徒達から連絡が届いた

 10年ぶりに声を聞くと、喜びもひとしおだった。

 しかし、一人の生徒だけが、いつまでたっても連絡が来なかった。

 私は、業を煮やして、連絡をとった。

 「えっっ?!来てないです!!」

 大変だ

 彼の両親が離婚し、家族は離れ離れになってしまっていたのだ。
 そりゃぁ、10年もたてば、いろいろあらーな

 幸い、あて先は私の実家の近所だったので、ついでに寄ってみると、全然知らない人が住んでいた。

 「すいませんが、数日前、手紙が届きませんでしたか?」
 「?いえ、来てませんよ」

 どうしよう…

 私は、自分が投函した管轄の郵便局と、あて先の管轄の郵便局に電話し、やっと手紙が「迷子郵便」として、保管されていることを突き止めた

 彼に連絡をとり、現在住んでいる場所に送り直し、やっと全員、手紙が手元に届いたことを確認した。

 彼は、学校のヒーローだった。
 勉強は、正直できなかった。
 でも、スポーツは万能で、特に短距離は当時で100Mを10秒で走っていた。
 サッカーが得意で、某Jリーグのユースの入団テストも受けに行っていた。
 やんちゃ坊主だったが、愛嬌があり、誰からも好かれていた。
 みんなの期待の星、といっても過言ではなかった。

 しかし、卒業後、私も退職し、風の噂で入ってくる彼の話は、決して良いものではなかった。
 高校を辞めたい、と電話をかけてきたこともあった。
 
 私は結局何もできなかったが、この手紙騒動をきっかけに毎年、彼の誕生日にメールを送っている。
 彼も、必ず返事を返してくれる。
 別に、しょっちゅうやりとりしている訳ではない。
 本当に、年に1回だ。

 送ってくるメールの文章は、当時の彼からは想像つかない、礼儀正しいもので、彼も年に1度の私からのメールを待ってくれている。

 ちょっとした織姫彦星みたいでしょ?

 ところが、今年の返事には
 「彼女ができました」との報告が

 なぁんちゃって、とっても嬉しかったですよ
 

 


 

ありがとうございました。

2008年06月16日 23時22分56秒 | アッパ君の話
 皆様の温かい励ましのもと、無事、アッパ君の手術が終了いたしました

 結局、またワガママを押し通し、全身麻酔

 でも、戻ってきた時点で、意識ははっきり戻っていました

 主治医から手術の経過の説明を受け、骨はかろうじて繋がっているけど、ふとしたきっかけですぐ折れてしまうので、まだ絶対安静とのこと、右太ももの皮膚を移植したので、うまくくっつけば退院できる(させられる)ことを聞きました。

 くっつかなければ?

 くっつかなければ、また別の部位から皮膚を移植しなおすそうです

 説明が終わり、席を立った主治医に、迷いながら声をかけた。

 「あの、…すいませんでした。」
 「?何が?」
 「…麻酔。何であんなにこだわったのか分かりませんが」
 「あぁ(笑)ボクにもわかりませんね」

 まぁ、でも、別段怒っている素振りも無く、ホッと一安心。
 しかし、全身麻酔は、いろいろな副作用が心配されるのも事実で、ナースステーションとガラス1枚隔てた、集中治療室のような部屋に寝かされていた。

 主治医がアッパ君に説明し、出て行った。
 アッパ君は、何を焦っているのか分からないが、しきりに「いつから歩けるのか」「トイレに行ってもいいのか」をしきりに気にしていた。

 「トイレは、まだ介助してもらって下さい」

 アッパ君は、絶句していた。

 信じ難いが、前回の入院期間も、トイレの介助を1回も受けたことがないアッパ君
 私がいる時は、私にさせていたが、いない時は、ケンケンでトイレに行っていた。

 そう、まるで、誰かに対して、純潔でも守っているかのように…

 しかし、今回ばかりは、そういう訳にはいかなかった。
 「看護婦さん、あとで尿瓶持ってきとって」
 「はい、今出ますか?」
 「ううん、あとでコイツにしてもらうから」
 えっっ

 む、無理ですよ~
 あなた、今、T字帯やってるんですよ?
 太ももも、キズがあるんですよ?

 「まだ、麻酔の副作用等で目が離せない状態なので、私がお手伝いさせてもらってもいいですか?」
 さすが看護婦さん、言葉を選びながら、アッパ君を我慢強く説得する。

 「もう、諦め。心配せんでも、もう既に見られてんねんから」
 ほんま、40のオッサンが、何恥ずかしがってんだか

 アッパ君は、まだ渋っていたが、看護婦さんのもとに手を出し、
 「5千円」
と言った。

 「そんな価値あるんかいな」
 私がすかさずツッコミを入れると、看護婦さんも
 「それを私が言うと、シャレになりませんから」
 さすがに、アッパ君は、しおらしくなった。

 麻酔が切れ、とっても痛いハズなのに、こんだけ軽口を叩けるアッパ君。
 早く、治りますように

 
 

ホンネは…

2008年06月16日 00時03分15秒 | アッパ君の話
 待ちに待った、会社の暑気払い

 毎回、飲み会と言えば、アッパ君の帰宅を待ってからしか出られなかった私だったが、今回は、子ども達はばあばんち、アッパ君はパチ屋

 一番乗りで、けろろが事務所にぃ~…

 来たぁ~っっ

 土曜日は、会社は通常どおり。私だけが休みなので、現場から戻った従業員さん達に
 「お。食いにだけ来やがって」
 と、責められながら、それでも嬉しくて、待ち遠しくて

 社長の挨拶で、乾杯

 私は、調子にのって、「ルネッサ~ンス!!」を連発

 飲み会は、5時半に始まり、9時に終わった。
 社長夫妻が帰り、待機の人たちが帰ったあと、その場に10人ほどが残った。

 何やら、2次会へ行く相談をしていた。
 Wさんが、「けろろさんも行くやろ?」
 
 Aさんも「オレ、けろろ(←酒が入ってるからか、呼び捨て!!)が行くんやったら行くわ」
 はぁ
 Rさんも、「ほら、はよ行くで」
 私は、半ば強引にタクシーに乗せられた

 「私、お姉ちゃんおる店やったら、行きませんよ」
 と、何度も言ったのに、着いたのはスナック

 場をしらけさせるのも何なので、とりあえず店に入り、1時間ほど付き合ってお先に失礼した。

 あ~、楽しかった
 
 ほろ酔いでアッパ君に電話をすると、ブチ切れたどなり声に、瞬時に酔いが醒めた

 「お前は、遅なるんやったらなるで、連絡ぐらいしてこんかいっっ!!」
 …
 私は、いつも飲みに出ると、午前帰り。
 え?早い…よね

 電話は、切られた

 酔った頭で、混乱しながらも、とりあえず家路を急いだ。

 何だか、無性に怒っていたので、とりあえず謝り、フラフラになりながら日課のガーゼ交換。

 落ち着いてみると、アッパ君は、
 「会社の飲み会は、毎回9時頃終わっていたから、今日も9時には帰って来る」
 私は私で
 「誰にも邪魔されないので、閉店まで打っている」
との、双方の勝手な思い込みにより、誤解が生じたのだった。

 アッパ君は、スッキリしたのか、まだひきずって、テンションが低い私に向かって、諭すように言った。

 「会社の飲み会って、お前抜いたら男ばっかりやろ。男はな、酒が入ると、どんなブスにも口説くんやで。」

 な、なんだとぉ?!

 会社の飲み会に行く度に
 「絶対、飲みすぎたらあかんで」と、何度も何度も念を押すアッパ君。
 私を気遣ってくれてるのかと思っていたのに…
 結局、私を信用してないってことやん

 言い返すと怒りを蒸し返し、ややこしくなるので黙っておいたが… 
 言っとくけどねぇ。
 私、酒グセ悪くなんかないもんね~だっっ

ここだけは、譲れない!

2008年06月06日 15時21分45秒 | アッパ君の話
 ウチのアッパ君が、再来週の月曜日に二回目の手術をすることになった

 おしりか、太ももから肉を少し削って持ってきて、人工皮膚をかぶせるみたい

 次回の外来受診後、麻酔科の受診も予約が入っていた。

 前回、救急で運ばれたときも、そして、今回も、アッパ君と主治医との間には、この麻酔をめぐって、激しい攻防戦が繰り広げられた。

 半身麻酔で十分、と言う主治医に対し、あくまでも全身麻酔を希望したアッパ君。
 主治医が首を縦に振ってくれないので、麻酔科の先生に直談判し、前回は全身麻酔してもらえた。

 しかし、今回も、似たようなやりとりがあり、主治医に
 「激しく反対します」
と言われたそうだ

 手術前の問診表には、麻酔の欄は、半身、全身の両方に○が付けられていた。

 受診の際にまた、麻酔科の先生に頼む、と鼻息を荒げるアッパ君。

 「先生が半身でいいって言ってんのに、何でそこまで全身にこだわんの?」

 アッパ君、マジメな顔で、真剣に答えた。

 「だって、半身やったら、ち○○に管通されるねんもん。アレ、むっちゃ痛いねんて」

 私は、ずっこけそうになるのをかろうじて抑え、言った。
 「そんなん、注射するようなんと変わらんよ。あんたのケガの痛みに比べたら、大したことないって。」
 「お前、やったことあんの?」
 「あるさ、出産のとき。チクっとするけど、それどころじゃないってカンジやったで」

 「女の人は、デカイから」
 うちの主人が無知ですいませんすいませんすいません…(ラビィ風に)

 「あんたさぁ、今、全世界の女性を敵に回したよっ!赤ちゃんとおしっこが、同じ所から出る訳?」

 アッパ君は、へへへと笑いながらも、
 「とにかく、これだけは、絶対に譲らんからなっっ!!」
と言い残し、パチンコ屋で車を降りていった。

 訳分かんない


 お下品な話で、失礼しました
 

類は友を呼ぶ?

2008年06月03日 00時31分51秒 | オンマの話
 先日、中学時代の友人からメールが来た。
 プチ同窓会の誘いだった。

 中学時代、私の学年は1クラス、31人しかいなかった。
 その分、結構密で、現在も連絡を取り合っている子が多い。

 みんな、結婚・出産を経験し、育児真っ最中の年代だ。
 
 いろいろ懐かしく思い出している内、ある一人の子が浮かんだ。
 その子ーMちゃんは、学生時代より、大人になってから仲良くなった。

 学生時代は、「悪い」と言うよりかは、「おませな」子達のグループに属していた。
 日本学校の男の子と付き合い、お嬢さん学校の制服を血眼になって探していたり。
 かと言えば、当時のバンドブームにのっかって、ライブハウスに入り浸っていたり。

 でも、今思えば、Mちゃんは、同じグループの子達に合わせていたのではないか、と思う。

 何故なら、それから数年後、結婚が決まったとき、同級生に
 「Mちゃんにブーケ頼んでみたら?」
 と言われ、会ってみてビックリしたから

 Mちゃんは、お嬢様だったのである。
 学生時代の面影は微塵もなかった。
 何でも当時Mちゃんは、お嬢さん短大を卒業後、就職もせず、ヒマなおばはんらにフラワーアレンジメントを週イチで教える、という優雅な生活をしていた。

 私が嫁いだ場所がMちゃんちと近かったこともあり、それをきっかけに、私とMちゃんは、急激に親密になっていった。

 Mちゃんも結婚し、私が息子を産んで入院していた時に偶然妊娠発覚で同じ病院に来ていたりもした。

 しかし、付き合っていくうちに、イヤでも見えてくるものがある。
 
 「育ちの差」

 子どもを連れて彼女のキレイな家に遊びに行く。

 手土産は持っていくが、それを出されることは、ない
 
 「ラ・フランス食べる?」
 ラ・フランスっすか…。
 
 イチゴも、ただ皿に盛られていない。
 何か、デカいブランデーグラスみたいなのにイチゴを入れ、ちゃんと上にミントの葉が飾られていたりする。

 料理の話をしていても、
 「そこに、バルサミコ酢を2,3滴垂らすと…」
 バルサミコ酢っすか…。

 …と、一事が万事、この調子なのである

 ドラマの中でしか見たことがないような、キレイなお部屋で、息子が汚しはしないかとハラハラしていても、彼女はベランダのプランターを見せながら
 「けろろちゃん、子どもには、きれいなものをいっぱい見せてあげるといいのよ。」
 
 おぉ、後光がさしている…

 彼女の家から帰ると、夢から醒めたような気になり、何かに取り付かれたかのように床磨きを始めたりしたこともあった

 子ども達が幼稚園に通う年齢になり、彼女は競争率の高い幼稚園へ入れたかったらしく、その日の話題は願書をもらいに行ったことだった。
 「願書もらうのに前の晩から並んでて~…私も水筒の中に紅茶入れて、マドレーヌ持って行ったわ」
 マドレーヌっすか…。

 まぁ、こういう小さな違和感が、彼女と会って話すたび、ズンズンと積もっていき、私はとっても疲れてしまった

 そして、年賀状だけの付き合いになり、現在に至る…。

 私が、たまに同級生としゃべる時、このMちゃんの話をすると、大盛り上がりになる。
 こんな人も、一人くらいいても、それはそれなりに面白い。
 害がない程度の付き合いなら、の話だが…

 Mちゃんも、同窓会、来るのかな

 

 

 

とか言って私も…

2008年06月01日 21時36分45秒 | オンマの話
 奥様に勧められて、おいしいお水を置くことにした。

 配達のお兄さんが設置してくれている間に、チャイムが鳴った。

 何でも、オール電化の工事費無料キャンペーンだとかで、分厚いカタログをペラペラめくりながら、○○電力から直で仕事をもらっているだとか、テレビでCMをやっているだとか口早にまくしたてた。
 
 普通さぁ~、来客中なら、控えるもんだろうがよぉ

 「あのぉ、今たてこんでるんで…」
 「あ、お水ですか?これ、いいですよね」
 
 そして、帰るどころか、ウチの電気代とガス代を聞いて、
 「結構高いですねぇ!!」
と、大げさに目を丸くした。
 ありえん。
 ウチの電気代もガス代も、ママ友達から褒められているというのに

 ところが、だ。
 私、恥ずかしながら「NOと言えない女」なんです
 パチンコ屋へ行ったアッパ君が帰って来る頃、また来ると言って、彼は帰って行った。

 「すいません、なかなか帰ってくれなくて…」
 家に入った私に、お兄さんは「同業者なのにこんなこと言うのも何ですが…」と切り出して、衝撃的な一言。
 「あれ、みんな、嘘ですよ」
 「で…ですよねぇ。そんな、おいしい話、ないですよねぇ、は、はは…」
 お兄さんも、昔、同じ仕事をしたらしい。
 あのトーク、全て丸暗記して、「○○電力から直」、というのもありえないし、契約とったら1人3万円もらえるんだって
 「買い換える時は、ショールーム行きますって、バシっと言った方がいいですよ。訪問はヤバイですよ。やっぱり自分で行くか、こうした口コミでないと」

 お兄さんが帰って数時間後、チャイムが鳴った。
 あれ?同じようなこと言ってるけど、また別の子。
 「ごめんなさいね、主人、まだ帰ってきてないんですよ」
 「?」
 よくよく聞いてみると、今度は同じオール電化でも、別のメーカーの販売員だった。
 「どうりで、今日はやけにどこの家も風当たりがキツかった訳ですね…」
 ガックリと肩を落とした販売員その2。
 10代にも見てとれる彼は、明らかに営業に向いてないタイプで、一応形式的に電気代とガス代を聞いてきたが、今度は
 「あ、スゴい上手に使っておいでですね。それなら、かえってボクが持ってきた話は、損することになりますわ」
 私は、彼を少々不憫に思い、
 「この前の階段上がったとこ、まださっきの人行ってないんとちゃうかなぁ。行ってみたら?」
と、いつもなら決して言わないようなことを言って、家に入った。

 しばらくして、約束どおり、販売員その1がやってきた。
 そして、ちょうどいい具合に、アッパ君が帰ってきた。
 アッパ君は、販売員と分かるや否や、さっと家に入ってしまった。
 「すいませんねぇ、負けてきたんかな?ホホホ…それじゃぁ」
 家に入ると、アッパ君の雷が

 「お前なぁ、水の人や思ったやないか。あんなん、話聞くなっていつも言ってるやろが!!何の為に玄関にカメラ付いてんねん」

 あ~いとぅいまて~ん(もう死語?)

 皆様は大丈夫かと存じますが、訪問販売には、くれぐれもご用心を…