オンマは辛いよ

~グチはゴミ箱へ、思い出は宝箱へ~

僕の進む道

2012年02月11日 00時33分35秒 | 息子の話
年が明けて間もない1月初め。

子ども達とに乗って、えべっさんに行った帰り道のことです。

「おお、Mやないか。どこ行くん?」

前から声をかけてきたのは、最近練習にはあまり顔を見せなくなったS先生でした

「えべっさん行ってきて帰るとこなんです」

「へぇ。ほなおかん飲んどん?

(まだ忘年会での醜態が記憶に新しかったので、この頃はいろんな先生にからかわれておりました

「ははは。…あの、いろんなこと、もう忘れてください

それじゃぁ、と一度立ち去ろうとしたS先生でしたが、「あ、そうそう」とこちらを振り返り、息子に向かって

「F先生とも話しとってんけどな、T(S先生の息子、中2)が今通ってるM工の空手部の練習にそろそろお前も連れて行こうと思ってんねんけど。どないや、頑張れるか?」

何ですとぉっっ?!

「はい」

息子即答してるしっっ!!

「お母さん、いいですか?」

「は、は、はいぃっっ!!もう、お任せいたしますっっ!!」

S先生と別れた後、だんだん分かってきたのか

「え~?高校生と練習すんのぉ?怖いなぁ」

とか言うておりましたが…




中学行ったら、バスケ部に入ると言っている息子。

今までいろんなお兄ちゃん、お姉ちゃんの姿を見たり、話を聞いたりして、このまま空手はフェードアウトしちゃうのかなぁ…などと考えていた私だったので、息子の返事は正直意外でした

火曜日に通っている名谷支部のK先生に

「お前、やめんなよ」と言われたときも

「辞めませんよ!」と答えていました。

と言う訳で、今回は何度も何度も意思確認した上での道衣購入~♪

     ……ぶっかぶかですけど、成長期やからね




辞めない、とは言ったものの、今年に入ってからはバスケに傾きつつあって、先日の試合が終わって以来、なかなか空手に気持ちを切り替えられなかった息子でして

何故か空手の練習日になると体の不調を訴える日が続いていたのでした

今日も鼻水が垂れ始め、頭が痛いと言う彼を無理やり引っ張って行った形ではありましたが、到着した道衣と、久々に道場に来たF先生の熱い指導のおかげで、無事テンションが戻りました

(遅っ!もう県大会まで1カ月きってるっちゅーねん!)




形の練習が終わり、組手の練習中、悲劇は起こりました。

よりによって新しい道衣を着たその日に…鼻血!!!


「きゃぁぁぁぁ!!にまんさんぜんえーーーーーんっっ!!」

「ティッシュティッシュ!」

「上向け上!」

「あかんあかん!ティッシュ詰めて首の後ろ叩いて!」

「大丈夫?道衣に付いてない?」

「もう古いのんに着替えといたら?」

「今度から組手の練習するときは裸でせなあかんなぁ」

一時騒然となった道場。

息子より道衣の心配してましたけど、私を筆頭に(爆)




小さいときから、それはもうよく鼻血を出す子でした。

今まではたいがい、鼻血を出したらその時点で戦線離脱が当たり前だったのに、今日は

「早よ鼻詰めて出てこい!」

熱いF先生のゲキがとび、息子もすぐまた飛び出していきました

鼻にティッシュを詰めたあほ顔の息子を相手に、Aちゃんは真面目に相手してくれました…



そして、神聖な道衣が入っていた袋は



哀れ、残骸入れとなってしまいましたとさ




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病院とアリーナ

2012年02月05日 17時10分16秒 | 息子と娘の話
数日前から咳がひどくなった娘りんこ

熱はないからと学校へ行かせていたものの、しんどそうだし周りに嫌がられはしないかと心配になり、金曜日にとうとう休ませました。

夕方、息子を道場に放り込んで娘りんこと小児科へ。

さすが時期的なものもあり、待合室は満員御礼

これは当分呼ばれることはないと、読書にふけっておりましたら…

「あのぉ、すいません。こんばんは」

今まで普通に座っていた右隣の方が、私に突然挨拶をしてきたではありませんか

「はっ?!はい、こんばんは」

慌てて挨拶を返したものの、頭の中ではぐるぐると「」マークが回っておりました。

「Sと申します。あの、娘が同じ学校の同じクラスの子やと言ってますので、ご挨拶だけでもと思いまして…」

そーなのっっ?!

慌てて娘りんこの方を向くと…本読んでるしっっ!!

「あんた、知ってたん?」

「うん。」

言いなさいよバカッ!!

拳を握りしめながらひきつり笑顔で謝った私

結局、Sさんはインフルエンザだったようで、娘りんこはただの風邪でございました。










あくる日は、息子のスポ少のバスケ大会でした

4年生の卓球以来、学校でのスポーツ活動には一切興味を示さなかった息子。

6年生になり、隣のクラスの先生に誘われ、初めはしぶしぶ参加し始めたバスケでしたが

「おれ、最近、何か、バスケ、楽しい」

あふぉ丸出しのような単語しゃべりでバスケの楽しさを語ってくれた息子

どんなに寒い朝でも

「今日は朝練ちゃうん?」

と言っただけで飛び起きるほどでした



さて、そんなワケで会場に到着♪



さすがバスケの大会、167㎝ある息子も大して目立ちません。

第1試合、対戦相手はN小。

     円陣組んで気合い入れます。

     ジャンプボールはもちろん息子

結果は13-5の圧勝     ※息子、見せ場なし



第2試合の勝者が次の対戦相手とあって、試合を見てたら…S小にすんげーの発見!

「むちゃデカい」

「バッシュ履いてる」(=どっかでバスケ習ってるということ。息子はもちろん体育館シューズ(笑))

「……今のん見た?」「……ダンクかましよった……」

当然結果は16-0でS小の勝ち。

「終わった…

親の誰もがそう確信している中、何の根拠もない自信家ばかりが集まったうちのチームは意気揚々とコートへ入っていきました。


準決勝戦、うち対S小。始まったと同時にポンポンと2ゴール入れられてしまいました。

すんげー4番になすすべもなく抜かされていくうちの子ら…

と思ってましたが、結構やってくれましたよ。

そして、第1セット終了直前、うちの息子が放ったロングシュートが…見事決まり、同点!!

「キャーーーーーーーーーーーッッ!!」

黄色い声…もとい、おばちゃんの茶色い声が響き渡りました(笑)


その後、選手交代した第2セット、すんげー4番がひっこんだ間にチャンスとばかり4-3と逆転したうちら

「調子こいたらあかんけど…けど、もしかしてもしかしたら…いけんちゃうん?」

儚い期待が胸を揺らした第3セット…あぁぁ、すんげー4番君が再びコートへ

その後は子ども達の頑張りもむなしく、最終的には6-4で敗北

「ほんでも俺らええ試合したよなぁ」

「ほんまや。前の学校は1点も入れられへんかったのに、俺らは1回は逆転してんもんなぁ!」


慰める必要のない恐るべきプラス思考家の集まり…


ほんでも、ドッジボールの時も思ったけど、普段の空手の試合とは違う、団体競技のおもしろさを感じることができました。

息子は、中学ではバスケ部に入るそうです。

今注文してる道衣、無駄にならんように空手も頑張ってほしいもんです…




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