オンマは辛いよ

~グチはゴミ箱へ、思い出は宝箱へ~

心配ご無用!!

2008年11月29日 17時47分11秒 | オンマの話
 アッパ君の「療養」は続く。
 今まで、包帯でぐるぐる巻きになっていたり、びっこをひいていた頃には、
 「大変やったねぇ」
と、同情的だった周囲の人たちも、一見普通に歩いている現在は、
 「あの人、昼間から仕事もせんと、ブラブラして」
と、格好の噂の餌食となってしまう。

 一応、仕事をしている私を気遣ってるのと、リハビリを兼ねて、夕方の買い物に一緒に行くと
 「あの夫婦、いっつも一緒に買い物行ってんで~
と、隣の奥様が会社の奥様に噂する

 井戸端会議のママ達も
 「お父さん、今も病院行ってんの?」「どれぐらいの周期で行ってんの?」「いつから仕事できそうなん?」
と、興味深々だ

 一緒に買い物?したらあかんの?よそのおっさんと歩いてる訳ちゃうねんからええやんか。

 アッパ君の通院周期があんたらに何か関係あんの?もう、ほっとってよ。

 と、言いたいところだが、グッと拳を握り締め、ガマンする。


 隣の奥様は、噂好きなので、他にもうちのこと、あることないこと吹き込んでいるのだろう。
 会社の奥様も、一緒に仕事していると、あれこれ聞いてくる。
 テキトーに受け流していたのだが、この奥様だけは、一筋縄ではいかない。

 「見た目分からんっていうことは、働けるっていうことやろ?」
 「はぁ…」
 「働きって言ったら?」
 そら、私だって、早く元気になって働いてほしいに決まってる。
 一緒に買い物なんて、行って欲しいなんて思ってないし

 「あんた、不安ちゃうん?生活できてんの?働いてもらい」
 「あ、それは…今、労災出てるし…」
 「だから何?誰かチンコロする人いてんの?」
 「は?」
 「だからぁ、『この人労災もらってんのに働いてますよ』ってチンコロする人でもあるんかいなって言ってんねん」
 これぞ、毒舌の極み

 どこのチンピラですか、この人…


 この奥様、口は悪いが、確かに情は厚い。
 心配してくれてる…のかなぁ。
 それとも、生活に困って、「お金、貸してください」と言われるのを恐れてるのかなぁ。
 それなら、心配しないで。
 いくら困っても、あなたにだけは、絶っっ対に、言いませんから

 ほんと、その口、縫い付けてやりたいよ

 
 
 
 
 
 

ご報告。

2008年11月25日 00時03分44秒 | オンマの話
 ごぶさたしておりました。
 この週末は行事が多く、ヒドく疲れました。
 1日1日の行事で、それぞれ1つの記事ができそうですが、私が過ごした週末を簡潔にまとめたいと思います


 21日 マダン

 「マダン」とは、韓国語で「広場」という意味です。
 うちが住んでいる場所は、日本で3番目に在日韓国・朝鮮人が多いと言われています。
 小3の総合の時間に「身近な国を知ろう」という単元があり、そこで韓国のことを詳しく学びます。
 チヂミの焼き方や、ハングルの読み書き、チョゴリのファッションショー、韓国の民俗遊び、昔話等、この期間学んだことを、発表するイベントがありました。
 私は、仕事が休めない中、無理を言って午前中だけ参加させてもらいました。
 いきいきと発表する息子を見て、何だか感激してしまいました。
 これを機に「民族の誇り」なんて大げさなことは言いませんが、これから育っていくこの子たちが、お互いを尊重し、グローバルな視点で物事を考えられる人間になってほしいと思いました


 22日 ドッジボール大会

 市内の小学3年生の中から抽選で選ばれた72チームが集まり、大会が開かれました。
 応募した時から、毎日朝練に通っていた息子。
 2学期が終わると転校してしまう友達に、最後に最高の思い出を作ろうと、頑張ってきたようでした。
 72チームを3チームずつ、24組のブロックで予選リーグが行われ、各ブロック1位のチームで決勝リーグが行われました。
 ウチのチームは、予選リーグを見事1位で通過。
 決勝リーグは、1回戦はシード、2回戦で惜しくも1点差で敗退してしまいました。
 今まで空手の試合しか経験がありませんでしたが、チームで勝つ、というのは、喜びもひとしお、何よりも、みんなで喜びを分かち合えるのが最高でした。
 いい経験をさせてもらいました


 同22日 飲み会

 保育所時代のママ友、Oさんのご主人が、胃ガンの為、45歳という若さで亡くなられました。
 Oさんの方から「飲みに行こう」と誘われ、よし、今日は話いっぱい聞くからね、と出かけました。
 もう一人、いつもつるんでいたFさんに声をかけるも、突然の誘いだった為旦那サマに反対され、2人で居酒屋へ。
 正直、間が持つか心配だったけど、Oさんは意外と元気で安心しました。
 長い闘病生活の間、覚悟を決めて献身的に看病し、悔いなく見送れたから、ということでした。
 強い。…そして、酒も強かった…
 結構イケる口を自負してきた私でしたが、ギブアップ。
 帰宅した瞬間、バタンキューでした。


 23日 LIVE STAND 08 OSAKA

 二日酔いの頭を抱えて、息子と二人、電車に揺られて、インテックス大阪まで、電車を3回も乗り継ぎして行ってきました。
 オールスタンディングの会場に1万2000人の人が集まって、スゴい熱気でした。
 中でも嬉しかったのは、吉本新喜劇!!
 ゲストにナイナイの岡村隆史が出ていて、踊ってくれましたよ、オカザイル
 ライブの臨場感はたまんなかったけど、結論としては…
 やっぱり、漫才は、テレビで見るのが、一番。


 24日 妹と弟
 
 妹と一緒に、弟の家へ行ってきました。
 思ったより元気そうで安心しましたが、部屋汚っっ!!
 いつもキレイにしてたのに…とにかく、ネコの毛だらけ!!
 何でもネットゲーム「モンスターハンター」にハマってしまったそうです
 ダメだよぉ~、ネコがライオンみたいになってるよぉ
 掃除しているうちに、弟の出勤時間がきてしまい、ほぼとんぼがえりで帰ってきました。
 次、会えるのは、もうお正月かな。


 ふぅ。
 さて、明日からまた通常のモードに戻ります。
 頑張らねばっ
 あっ、息子の給食当番の服、アイロンしなくちゃだわっっ
 マメに更新できずに、ごめんなさい。
 ではっっ
 

 

熱血+サラリーマン÷2=良い先生?!

2008年11月19日 13時20分04秒 | オンマの話
 2学期真っ只中、学校行事が目白押しの今日この頃なのだが、劣悪な環境の職場にいるせいで、波に乗り遅れている感のワタクシ

 先日の音楽会で、ごぶさたしていた同じクラスの友達のママさん達と会い、長時間校門の前で立ち話をしてしまった

 その時、私が参加できなかった、3年生の母親達の親睦会のときの話を聞いたのだが…。

 ここでも何度か書いているが、息子の担任は、かなり熱血な先生です

 彼は非常に熱心で、教師達の中でも朝は一番早く出勤し、夜は一番遅く帰る先生。
 彼の学校での時間は全て生徒達の為に使い、学級だよりは毎日出し、生徒が学校にいる間、彼が職員室で座っているところなど誰も見たことがない。
 でも、彼は、宿題を見ません。

 4月から一部母親達から出ていたクレームである。
 毎日、漢字ドリルの宿題を出されるのだが、自分で書き取りをした後、解答を見ながら自分で答えあわせをして、学校へ持っていく。
 ただ、いかんせん、子供が自分で見るものだから、このままでは細かいハネやとめ、突き抜けるか抜けないか等の細かいところまでは不十分である。
 それを学校で先生にちゃんと見て欲しいのに、直すどころか、見た形跡すらないのである

 先生に直訴したところ、彼はあっさりと「見ていません」と認めた
 まぁ、正確に言えば、見れないのだろう。
 子供の小さな変化、これは、教室で座っているときには決して見つけることはできない。
 どんな小さな変化も見逃さず、イジメやさまざまな問題を小さな芽の段階で見つけ、解決したいのだ、と先生は言ったらしいのだが、これが今度は校長の耳に入り、キツくお灸を据えられたそうだ。
 「先生は根本的に間違っています。学校は学びに来るところです。自分が出した宿題を見ていないなんて言語道断です」

 一方、隣のクラスの担任は、生徒とのコミュニケーションが一切無く、授業中は参観日と言えどおかまいなしに子供達を怒る声に終始する。
 ただし、漢字の指導はとても丁寧だと言う。


 「ほんま、1組と2組の先生、足して2で割ったらちょうどええのになぁ」
 
 との言葉で、彼女の話は締めくくられた。


 私は、息子の宿題を、どんなに忙しくても、必ず見ている。
 「先生が見てないのなら、私が見よう」程度にしか思わなかったのだが、みんな考え方が違うのだろう。

 教師をしていた頃は、家庭で見てもらうのは、むしろあまり好きではなかったけど。
 子供がどこでつまづいたのか、何が分からなかったのかを知りたかったから。

 でも、子供を持った今、「勉強は家でもできる。(程度にもよるけど)学校でしか学べない、いろんなことを経験させてほしい」と思う。


 だって、息子のクラスの子供達は、先生が大好きだから。
 「先生大好き。学校大好き。」
 これは、親よりも長い時間一緒に過ごしている子供達の、これ以上ない評価だと思う。
 だから、私は「子供が好きな先生=良い先生」だと思っている


 先生、頑張って
 あ、でも、勉強もしっかり教えてやってくださいね


 
 

記念写真

2008年11月09日 23時40分50秒 | 娘の話
 娘の写真を撮りに某子ども写真館へ行ってきた

 私ども在日には、七五三などというものは、ない。…と思う

 だって、子どもの頃、うちの兄弟はおろか、周りの友達も、そんなことやってなかったし、写真も残ってないもの

 子どもができて、ママ友からいろんな情報を取り入れていく内に、なんとな~く流れに乗ってみた(笑)

 息子5歳、娘3歳の年に、二人で撮った写真。

 うん、なかなかいいもんだなぁ


 そして、今年。娘7歳なので、同じく、流れに乗ってみた(笑)

 前回も思ったことながら……スゲー

 皆様、ビシッときめておられる

 Gパンで行っていた私は、非常~に居心地悪かった

 張り切るママやばあば達とは対照的な、訳も分からず連れてこられたようなじいじと、疲れて待合室で眠るパパ達

 着飾った子ども達でごったがえす中、うちの娘はシンプルにお色直しなしで、すんなり済ませた。

 「この格好のまま帰りたいなぁ~」
 娘も私も、魔法の解けたシンデレラのような寂しさを感じた。

 しかぁ~しっっ!!
 現実に引き戻される写真の注文

 「金かけんでええで」
 家を出る前にアッパ君に言われていたのに。

 「かわいぃ~っっ!あ、でも、こっちの顔もいいねぇ~
 親バカ炸裂

 はっっ!!これがココの戦略なのだな。

 しかし、気づいても、時既に遅し
 私は、まんまとこちらの戦略にハマってしまっていた

 無い袖は振れないので、何とか予算内に収めたが


 店を後にしながら、思った。
 世の中、景気が悪い悪いと言われているが…

 子ども相手の商売は、不景気知らずだ。きっと。

オンマ直伝!

2008年11月09日 00時27分55秒 | 娘の話
 先日、娘が児童館から1枚のおたよりを持って帰ってきた。
 
 希望者のみの編み物をするとのことだった。
 
 牛乳パックと、割り箸3本を持ってくるように、とのことだった。

 「やりたい?」と聞くと、即答で「ウン!!」とのこと。

 早速準備して、次の日に持たせた。

 しかし、その日、娘はそれをそのまま持って帰ってきた。



 「どうしたん?」
 「まだやねんて。一旦持って帰りって」
 おたよりには、期日が書いてなかった。


 数日後、娘に聞くと、今日から始まっていた、との事。
 「何で?持って来いって言ってくれへんかったん?」
 娘は、悲しそうな顔でうなずいた。
 「じゃぁ、明日持っていき。1日くらいやったらすぐ追いつくやろ」


 しかし、次の日、娘はまた、そのまま持って帰ってきたのだ。
 「先生が、昨日からやってない子は、あかんって」
 

 何じゃ、そりゃ
 
 民間になってから、こんないきちがいが多くなった
 もしかしたら、娘が期日を聞き逃しただけなのかも知れない。
 でも、娘が不憫だったので、オンマは一肌脱ぐことを決心した


 不器用なオンマだが、子ども時代夢中になったリリアン

 最近、すっかり見なくなったが、ネットで検索すると、牛乳パックと毛糸でできるらしい。

 そう言えば息子も保育所時代、これでマフラーを作ってたなぁ。

 なるほど、これなら編み棒も不要で、子どもでも簡単にできる。

 やってみると、娘も楽しそう。

 息子も横から「オレもちょっとだけやらせて」とせがむ。

 そして、一番はしゃいだのは、他でもない、オンマ

 「ちょっと待って!オンマちょっとやったるから」

 押し合いへし合い、取り合いになりながらも、何とか垂れ下がってきた。

 かわいいマフラーができたらいいね


 

 
 

 

ちょっぴり不安になっちゃった…

2008年11月06日 16時53分27秒 | オンマの話
 現在、療養中のアッパ君。

 足の具合は大分良くはなってきているが、後1回、中の金具を取る為の手術をしなければならない。

 昨日の診察で手術の日程が決まるはずだったのだが、思ったより治り具合が悪く、年が明けるまで様子を見ることになった

 同僚や社長とはしょっちゅう会っているが、入ってくる話題は、どれも暗い話題ばかり。



 「鉄の値段が下がった」
 (アッパ君は、スクラップ業界で働いております)

 「親会社が倒産するかも…20人リストラされたらしい」

 「うちの会社、とうとう週休2日制になったぞ」
 (もともとは日曜のみ休み。それすら出勤になることも多々あった)




 何気なく、会社でぼやくと、奥様の叱咤激励


 「労災もいつ切られるか分からんねんやろ?」
 分かってる。

 「いつ戻っても、アッパの居場所がある確証はないねんやろ?」
 分かってる。

 「あんた、アッパが何を考えてるのか、分かってんの?」
 …うるさい。

 「あんたもようそんなのん気に構えてられるなぁ。ウチやったら、絶対ムリやわ。働けば?って言ってまうわ」
 うるさいうるさい。

 「このままやったら、アッパ怠けぐせ付いてしまうで。ちょっと話し合った方がいいんちゃうん?」
 うるさいうるさいうるさ~いっっ!!

 「それともあんた、真剣にフルで働く?」
 それだけは、絶対、イヤです。


 でも、正直、ちょっぴり不安になっちゃった…

 いや、不安は、ずっと、あったのだ。

 だけど、多分、今、一番不安で、焦っているのは、アッパ君自身だと思うから、今はムチを叩くときではないと思っている。