~ ヤモえもん ~

休日は毛鉤釣り…自然に触れ、酒を楽しむ。

十五夜の山女魚

2019年09月13日 | ブログ

ススキの穂を揺らしながら、爽やかな秋風が頬を撫でていった。今日は中秋の名月、十五夜だ。海釣りでは、満月の時は、釣れないという。渓流釣りに限っては、そんな事はないだろうと思いたいが、魚信がないと、こんないわれを信じてしまいそうだ。閉伊川の支流のこの溪には、6月にも入渓し、実績があったはずなのに、夏が過ぎ、秋風が吹く禁漁直近の季節なのか、流れは静かなものだ。それでも、小さな流れ込みで岩魚が毛鉤に反応してくれた。その後は、ここぞという場所に毛鉤を流しても、水面は何も変わることなく、毛鉤だけが流れ、出るのはため息だけだった。川辺に腰を下ろし、爽やかな風を感じたら、お腹が空いた。食欲の秋…。

清らかな水面は秋の日差しにキラキラと輝いていた。渓にいるだけで心地良いが、小さい岩魚がかまってくれたら、なお嬉しい。
今日の釣りメシは、いつもの鶏そぼろ弁当とポテトサラダとレタスのサラダでヘルシーに。

大堰堤の落ち込みを釣るiwameさん。
このポイントならと狙いをつけて、毛鉤を落とすと、精悍な雄山女魚が…。
中央の白い泡の脇から毛鉤に食いついた。今日はこの辺りで納竿としよう。あとは、今宵の宿に向かうだけだ。


今宵も東北の日本酒にめぐり合い、美味い肴に舌鼓をうつ。ほろ酔い気分で、夜空を見上げると、十五夜の月が明るく帰り道を照らしてくれていた。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿