記念日・年中行事
◎こどもの日
1948年(昭和23年)に制定された国民の祝日。子どもの人格を重んじ、子どもの幸福を図るとともに、母に感謝する日とも規定されている。
◇端午の節句、菖蒲の節句
奈良時代から続く行事で、江戸時代からは男子の節句として、身を守る鎧や兜を飾り、鯉のぼりを立てて男子の成長を願う行事として盛んになった。初節句にはちまきを食べ、2年目からは柏餅を食べるのが慣わし。
○児童憲章制定記念日
1951(昭和26)年のこの日、子供の権利に関する宣言「児童憲章」が制定された。
○おもちゃの日
日本玩具協会・東京玩具人形問屋協同組合が1949(昭和24)年に制定。
端午の節句に因み、おもちゃや人形のPRの為に設けられた。
○レゴの日
「こどもの日」の5月5日は0505で「レゴレゴ」と読むこともできることから、ブロック玩具のレゴジャパン株式会社が制定した日。
2002年はデンマークでレゴ社が設立されてから70周年、日本で販売されてから40周年に当たり、より多くの人にレゴブロックをアピールするのが目的。
○わかめの日
日本わかめ協会が1983(昭和58)年に制定。
「こどもの日」に因み、子供の成長、発育に欠かせないミネラル、カルシウム等を含んだわかめをたくさん食べてもらおうと設けられた。また、この頃は新わかめの収穫時期でもある。
○かみ合わせの日
2015年に創立20周年を迎えることを記念して「特定非営利活動法人 日本咬合学会」が制定。かみ合わせや咀嚼の大切さをPRすることにより、国民の健康の向上と健康長寿に寄与することが目的。
日付は、5と5でかみ合わせを意味する「咬合(こうごう)」の語呂合わせから。また、「こどもの日」に最近増えつつあるこどものかみ合わせの悪さを考え、健やかな成長を願うこともその理由。
○こどもに本を贈る日
書籍取次のトーハンが制定。全国の書店でキャンペーンが行われる。
▲国際助産師の日
1990年に日本で開催された国際助産師連盟の国際評議会で制定され、1992年から実施。
○午後の紅茶の日
数多くの清涼飲料の製造、販売などを手がけるキリンビバレッジ株式会社が制定。
自社の紅茶飲料「キリン 午後の紅茶」が2015年に発売30年目を迎えることをきっかけに、より多くの人に「 午後の紅茶」に接してもらい、5月の行楽シーズンを「午後の紅茶」と共に過ごして欲しいとの願いが込められている。
日付は5と5で「午後」と読む語呂合わせから。
○手話記念日
日本デフ協会が2003年3月20日に制定。
手話が左右の五本指を使うことから。
○フットサルの日
1チーム5人で行い、フィールドはサッカーの約9分の1のスペースで試合をするスポーツのフットサル。その普及を目的にフットサル大会の主催・企画・運営などを手がける株式会社エフネットスポーツが制定。日付はフットサルが5人対5人で行うスポーツであることから。
○自転車の日
自転車月間推進協議会が1998(平成10)年に制定。
自転車月間の中の祝日を自転車の日とした。
○薬の日
全国医薬品小売商業組合連合会が1987(昭和62)年に制定。
611(推古天皇19)年のこの日、推古天皇が大和の兎田野[うだの]で薬草を採取する薬狩りを催し、これから毎年この日を「薬日[くすりび]」と定めたという故事に因む。
○巻き寿司の日
季節の始まりを表す立春、立夏、立秋、立冬の前日の節分。まさに季節を分けるその日に巻寿司を丸かぶりすると幸福が訪れるといわれていることから、巻寿司の材料となる玉子焼、味付干瓢などを製造販売する広島県広島市に本社を置く「株式会社あじかん」が制定。
○児童福祉週間(5月5日~5月11日)
厚生省(現在の厚生労働省)、全国社会福祉協議会、こども未来財団が主唱し1947年から実施。「こどもの日」からの一週間。
児童福祉の理念を国民皆が振り返り、それぞれが児童愛護の責任を自覚する期間。
○昭和新山熊牧場 こどもの日無料入園(北海道壮瞥[そうべつ]町・昭和新山熊牧場、8:00~17:00)
5月5日(祝)はこどもの日にちなみ、小学生以下は入園料が無料!ヒグマが遊んだり、くつろぐ様子を間近で観察することができる。迫力満点の「人のおり」は人間が檻の中に入る特別観察室で、接近してヒグマの息づかいや声を感じることができる。
○花山鉄砲まつり(宮城県栗原市・花山総合支所付近〈発砲会場は旧花山中学校校庭〉)
3世紀近く遡った伊達藩の藩政時代の正徳2年(1712)の由来と伝えられている。御獄神社から発砲会場まで、鉄砲組を先頭に、子供鉄砲組み、稚児行列、囃子が中心街を練り歩き、発砲会場では12丁の火縄銃が轟音を轟かせる。みどころは、鉄砲組独特の歩行と日本で唯一伝承された火縄銃の古式技法。
○湊まつり(新潟県佐渡市・湊本町通り、5月5日〈火・祝〉※8時~23時30分)
両津湊地区で、湊若松会が主体となって繰り広げられる漁師町にふさわしい熱気あふれる祭り。町内を練り歩き、若宮神社境内で興奮が頂点に達する練り神輿や三組のあばれ獅子、芸山車、そして鬼太鼓などは郷土色豊かでみものだ。4日(月・祝)は前夜祭が行われる。
○小出公園 桜つつじまつり(新潟県魚沼市・小出公園)
地元商工会による餅つき大会や露店・フリーマーケットなど楽しいイベントが盛りだくさん。
○ 艸原祭大かやば焼(新潟県妙高市・池の平温泉芝生広場)
白装束により火送りと夜空に浮かぶ大輪の花火。幻想的な風景が浮かびあがる。妙高高原の春を告げるお祭り。
□花園のささら(茨城県北茨城市・花園神社境内)
花園神社の例祭で笛、太鼓とともに演じられる獅子舞。8~13歳くらいの男児が演じる角2本の親獅子・寄獅子、角1本の牝獅子からなり、優雅で野趣に富む古い型を伝えている。縁起は古く、前九年・後三年の役の折、源頼義・義家父子が戦勝祈願のため奉納したのが始まりとされている。
□間々田のジャガマイタ(蛇まつり)(栃木県小山市・間々田八幡宮)
間々田八幡宮に若葉が繁る頃、江戸時代から続く奇祭「ジャガマイタ」が行われる。田植えを前にして五穀豊穣と疫病退散を祈願するお祭りで、全長15mを超える7体の蛇(じゃ)が境内を練り歩く姿は圧巻。祭りのみどころは神池の水を蛇に飲ませる「水呑の儀」で、なかには勢い余って担ぎ手もろとも池に飛び込む蛇もあり、激しい水しぶきが上がるたびに観客から大きな拍手と歓声が沸く。夕刻近くに行われる勇壮な「蛇もみ」も必見。
□榛名神社 端午祭(群馬県高崎市・榛名神社本殿・神楽殿)
本殿にて端午の節句の祈願祭を執行。初宮詣、家内安全、商売繁盛、病気平癒祈願などの参拝客で賑わう。
□ぼんでん祭(東京都墨田区・白鬚神社境内・隅田川川辺)
6月の祭礼とともに古くから行われている祭で、稲の花(穂)が風の害に遭わぬようにと祈念したことから、鎮花祭ともよばれている。世話人が早朝から神社に集まって、御幣を調製する。完成した御幣を神前に供え、祭典の後、隅田川川岸にて神事が斉行される。
○第9回銀座柳まつり(東京都中央区銀座・西銀座通り・区立数寄屋橋公園(2箇所)・地元西銀座通り所在建物内ほか、11時~)
子どもから大人まで楽しめるイベント。吹奏楽や白バイが登場する賑やかなパレードの後は、歩行者天国に人気のキャラクターなども登場する。大道芸人のパフォーマンス、銀座の柳の2世苗プレゼント、ふるさと観光PRキャンペーンなど盛りだくさんの内容となっている。
□相模国府祭[さがみこうのまち](神奈川県大磯町・六所神社・馬場公園・神揃山)
相模国一之宮寒川神社、二之宮川勾神社、三之宮比々多神社、四之宮前鳥神社、平塚八幡宮、総社六所神社が大磯の斎場に集まり、国家安泰、五穀豊穣、諸産業の繁栄を祈念する相模国最大の祭典。
□公時まつり(神奈川県箱根町・公時[きんとき]神社)
子供の健康、家内安全を願う鎮守の森の祭典。湯立の獅子舞の奉納、子供相撲、子供ばやし、登山競走の開催が予定されている。金時力餅、金太郎飴のおみやげもある。
○長沢鯉のぼり祭り(山梨県北杜市高根町・道の駅南きよさと・南八ケ岳花の森公園)
400匹を超える鯉のぼりが泳ぐ姿は壮観。田んぼでは鯉のつかみどりやどろんこカヌー競争など、大人も子どもも泥だらけになって大はしゃぎとなる。芝生広場では農産物の直売や餅つきなどが行われる。鯉のぼりは4月6日(月)から5月9日(土)まで見ることができる。
○第36回塩の道まつり(大町市)(長野県大町市内塩の道 湖畔道中(旅姿)コース、山麓道中〈文化史跡〉コース)
毎年5月3~5日に小谷村、白馬村、大町市で開催される「塩の道まつり」。大町市では5月5日に開催。信濃大町駅前で受付後、湖畔道中(旅姿)コースまたは山麓道中(文化史跡)コースの出発地へバスで移動。かつて日本海から松本へ塩などを運んだ塩の道・千国海道を、地元のふるまいをいただきながら、自然と語らい文化にふれながら歩く。昔の旅姿で歩くのも楽しい。山麓道中コース:要事前予約
□桃太郎まつり(愛知県犬山市・桃太郎神社、11~16時)
毎年5月5日のこどもの日に、「桃太郎のように健やかに」の願いを込め盛大に開催され、桃太郎行列、野口雨情作詞による犬山桃太郎音頭にあわせた桃太郎おどり、宝探しの行事が行われる。
□夫婦岩大注連縄張替神事(三重県伊勢市二見町・二見興玉神社)
年に3回行われる大注連縄張神事。この大注連縄が張られる夫婦岩は沖合い700mの海中に鎮まる猿田彦大神縁りの興玉神石と、日の神を逢拝する鳥居の役目をしている。神職、氏子によって張り替えられ、参拝者も参道から手送りで参加できる。
□猿田彦神社 御御田[おみた]祭(三重県伊勢市・猿田彦神社)
男は侍烏帽子、女は市女笠に手甲・脚絆、桃山時代の装束に身を包んだ植方が田楽に合わせて田植を行う。色鮮やかな衣装の八乙女や稚児が彩りを添え、境内では露店や、さだひこ太鼓の演奏も。早苗が植え終わると今年の豊漁、豊作を占う「団扇角力」が行われ、豊年踊の後の「団扇破り」では身体健全、災除けの御守りになると伝えられる大団扇の紙片が見学者によって争うように持ち帰られる。
□でででん祭り(岐阜県郡上市・長滝白山神社)
約360年前から行われているとされ、男子厄除け、無病息災を祈願するもの。長滝白山神社の御神体を奉じた神興が太鼓の「デデデン」という音に合わせて参道を勢いよく駆け下りる。
□金剛輪寺 花まつり(滋賀県愛荘町[あいそうちょう]・金剛輪寺本堂周辺)
5月5日のこどもの日に1カ月遅れの花祭りが行われる。蓮華の花の御堂にお釈迦様をおまつりし、甘茶をかけて祝う。本尊観音菩薩の宝前では住職が、子どもの無事成長・交通安全など厄除けを祈る。また、地元の有志によるもちつき大会、ビンゴゲームなどが行われ、子供たちで賑わう。
□苗村神社節句祭(流鏑馬)(滋賀県竜王町・苗村[なむら]神社参道)
端午の節句に、子どもの成長と五穀豊穣を祈る。神輿3基、子ども神輿3基が練り歩いた後、7頭の神馬が古式ゆかしい格好で参道(馬場)を駆ける勇壮な流鏑馬も行われる。
□長刀振り(長刀まつり)(滋賀県守山市・小津神社)
欽明天皇の時代に琵琶湖の氾濫により社殿が流され、神霊を琵琶湖の中から迎えて祀った際、村人が喜び、踊ったのが起源と伝えられている。境内の社殿前では踊りが奉納されるほか、男子が木製の長刀を振り 、ササラを振りながら華やかに行列し、そのあとを花笠を被った子どもが踊り練り歩く。
□辻沢の竹馬まつり(滋賀県高島市・若宮八幡社)
毎年5月5日に子どものみで行われる例祭。幼児から中学生までの子どもが、手甲・脚絆に陣笠をかぶり、紺かすりの着物を着て、背中にはのぼり旗に玉だすきを掛け、桐の木の馬頭に竹をさした竹馬にまたがって、手綱をひいて地域をねり歩き、馬場を駆けて流鏑馬の神事を奉納する。
□泰山府君祭[たいざんふくんさい]端午大護摩供(京都市左京区・赤山[せきざん]禅院、9:00~14:00)
大護摩供が雲母(きらら)不動堂で行われ、御詠歌を奉納。蓬の大祓の輪が設けられる。
□競馬会[くらべうまえ]神事(京都市左京区・上賀茂神社、10:00~)
1093年(寛治7)に宮中で行われていたものが、神社に奉納されて以来続いている神事。
競馬会の儀が13:00から行われ、左右の馬の競駈は14:00頃より始まる。
□今宮祭(京都市上京区・今宮神社 御旅所、5月5日〈火・祝〉~5月17日〈日〉)
平安の昔の紫野御霊会に始まり、爾来由緒と伝統のある西陣の祭として毎年5月に営まれている。神輿3基と剣鉾9基を中心とする祭り行列で、今宮神社から御旅所までを氏子によって祭列が巡幸する。京都一大きいといわれる神輿の舁き上げや拝殿上げ降ろしがみもの。
□歩射神事[ぶしゃしんじ](京都市左京区・下鴨神社、11:00~)
宮中古式による葵祭の露払いの前儀。弦の音で邪鬼を祓う神事。
大的を射る神事や鏑矢で悪鬼を祓うなど、数々の弓矢の神事を奉納し、葵祭の無事を祈る。
□例大祭 地主祭(京都市東山区・地主[じしゅ]神社、行列出発:13:00~ 祭典:14:30頃)
縁結びの神様のお祭り。神職を先頭に稚児、武者、白川女の花使いなどの行列が清水から三年坂、茶碗坂を神幸する。
○子供の日萬葉雅楽会(奈良県奈良市春日野町・ 春日大社萬葉植物園〈雨天時屋内にて〉)
13時より境内にある春日大社萬葉植物園の舞台にて管絃、舞楽が演奏される。雨天時は屋内にて演奏される。
□玄奘三蔵会大祭・万燈会(奈良県奈良市・薬師寺5月5日〈火・祝〉※万燈会は5月4日〈月・祝〉~5月5日〈火・祝〉)
玄奘三蔵の御遺徳の顕彰と仏法興隆を願う大祭。法要の後に伎楽の奉納もある。また19時頃からは万燈供養として約1000基の燈籠が玄奘三蔵院を中心に幻想的な光の空間を作り出す。
□日月[じつげつ]山水図屏風特別拝観(春)(大阪府河内長野市・金剛寺本坊)
室町時代、16世紀頃の作。六曲一双。四季を描いたもので、右隻には春から夏への景色に金の太陽、左隻には秋から冬への景色に銀の月を配する。山並みはうねり、躍動感に満ちた絵画である。展示当日は美術館のガラス越しではなく、直に鑑賞できる。
□まくら祭(大阪府泉佐野市・日根[ひね]神社)
5mほどもある竹の竿に色とりどりの飾り枕を付けた枕幟(まくらのぼり)を背負い、五社音頭を唄いながら長滝の御旅所まで渡御する。また、氏子が行列を作り市内を練り歩く。日根神社は大井関大明神と称して、延喜式や国内神名帳にも名がでている古い神社だ。
□別所公春まつり(兵庫県三木市・上の丸公園)
戦国時代の三木城主、別所長治を偲んで開催される祭り。別所公辞世の句が刻まれた歌碑前での歌碑祭、文化展、各種武道大会、武者行列、お茶会、子ども縁日も開催される。
○【春のカーニバル】キッズ花のファッションショー(兵庫県淡路市夢舞台・淡路島国営明石海峡公園)
生花などを使って、フラワードレスを作ってみませんか?作ったドレスをファッションショーでお披露目しよう!
※対象:小学校4年生までのお子様とその保護者(事前申し込み)
○【春のカーニバル】スマイルパーフォーマーQちゃんショー(兵庫県淡路市夢舞台・淡路島国営明石海峡公園、〈1〉11:00~11:30〈2〉14:00~14:30※雨天中止)
大道芸人“スマイルパフォーマーQちゃん”参上!大人から子供まで、みんなが楽しめるパフォーマンスをぜひ♪
□出石神社 幟まわし(兵庫県豊岡市・出石[いずし]神社)
出石神社の祭神「天日槍命」の但馬開拓にまつわる行事。地元の子どもたちが竹ボラに合わせて幟[のぼり]をたて回す。
□こどもまつり子安神社大祭(岡山県岡山市・吉備津彦神社境内)
子授け、安産、育児の神様をお祀りする子安神社の大祭。こどもの健やかな成長を祈り、こども神楽の演舞があり、境内にはおよそ100匹の鯉のぼりが泳ぐ。
□金刀比羅宮 奉納蹴鞠(香川県琴平町・金刀比羅宮 書院鞠庭、10:00~12:00)
毎年5月5日、7月7日、12月に行われている。当日は、金刀比羅宮蹴鞠会(しゅうきくかい)会員による「奉納蹴鞠」(ほうのうけまり)が書院前の鞠庭で行なわれる。「さぬきのこんぴらさん」として親しまれる金刀比羅宮は海の神様で、全国各地から多くの参拝客が訪れる。参道の石段は御本宮までは785段、奥社までは1368段を数える。
○カレッタ子供の日特別イベント(徳島県美波町・日和佐うみがめ博物館、9時~17時)
ウミガメに関するクイズや子ガメの体重当てなど、絶滅の危険にあるウミガメについて知ってもらうイベント。当日は小学生の入館料は無料となる。
○いかざき大凧合戦(愛媛県内子町・豊秋河原[とよあきがわら]、8:00~16:00※凧合戦13:00~15:00)
町の中央を流れる小田川をはさんで二手に分かれ、数百もの凧を大空に舞い上げる。糸に付けた「ががり」という刃物で相手の糸を切り合う伝承行事。また、1年間に誕生した子どもの名前を出世凧という大凧に書き入れ、健やかな成長を願って大空高く上げる初節句行事のほか、凧おどりや大凧出世太鼓の披露もあり、多くの人で賑わう。
○四国のてっぺんあめご釣り大会(高知県いの町桑瀬・道の駅「木の香」前)
渓流の女王あめごを桑瀬川第一エンテイ~第二エンテイの約1km区間に放流して竿による餌釣り、つかみ取りなどを楽しんでもらう。6時より受付、8時開始。
○日本童話祭(大分県玖珠町・玖珠川河川敷・三島公園周辺)
子どもの成長を願って開催。ジャンボこいのぼりのくぐり抜けや仮装パレード、おとぎ劇場など多種多彩なイベントが繰り広げられる。日本のアンデルセンといわれた郷土の口演童話家、久留島武彦を記念した祭り。
○竹の古場公園つつじ祭り(佐賀県伊万里市東山代町・竹の古場公園)
青空コンサートやカラオケ大会、ビンゴゲームなどのイベントが開かれる。また「竹の古場市場」と銘打ってバーベキュー、山菜・新茶・木炭など地元でとれた産品の販売も行われ、多くの人々で賑わいを見せる。
○黒砂糖まつり(鹿児島県徳之島町・畦プリンスビーチ、11:00~)
子どもの日の5月5日に、徳之島町畦のプリンスビーチで開催される黒砂糖祭りは、牛を使ったサトウキビの汁絞りなど昔ながらの黒砂糖作りを見学・体験できる。キビジュースやできたての黒砂糖が無料で配られ、毎年長蛇の列! 出店も賑わい、演芸大会など趣向を凝らしたイベントで一日中楽しめる。
ハナショウブ(花菖蒲) Japanese iris, sword-leaved iris
【花言葉】「うれしい知らせ」「優しさ」「伝言」「心意気」「優しい心」「優雅」「あなたを信じる」
【概要】
ハナショウブ(花菖蒲、Iris ensata var. ensata)はアヤメ科アヤメ属の多年草である。
シノニムはIris ensata var. hortensis, Iris kaempferi。
ハナショウブはノハナショウブ(学名I. ensata var. spontanea)の園芸種である。
花ショウブの園芸化は江戸時代中期からといわれ、江戸系、肥後系、伊勢系、アメリカ系、長井古種、大船系など育成地にごとに園芸品種群が生まれた。
和名の由来は葉が菖蒲に似ていて美しい花を咲かせるから。
菖蒲湯の菖蒲(Acorus属)はサトイモ科で別物。葉がにているだけ。花も咲くことは咲くけどきれいな花ではなく、蒲(がま)の穂みたいな黄色い花である。
属名の「 Iris(アイリス)」は、ギリシャ語で「虹」が語源。ゼウスの妻「ヘラ」の侍女「イリス」は、ヘラから7色の首輪を与えられて「虹の女神」となったことからにちなみ、種小名の「ensata(エンサタ)」は「剣形の、剣のように鋭い」を意味している。
変種名の hortensis は「庭園栽培の」、 spontanea は「野生の」という意味である。
【特徴】
草丈40~100cm。葉は、扁平な線形で全縁、直立する。
開花期は5~6月。 優美な花形としっとりとした風情が魅力で、色彩の魔術師とも呼ばれるように、花色の変化に富んでいる。アヤメやカキツバタに似ているが、花弁のつけ根が黄色で、アヤメのような網目模様はなく、葉幅は狭く、葉脈がはっきりと隆起している点でカキツバタと区別できる。花形は、三英咲き(さんえいざき)と呼ばれる3枚の弁が大きく目立つものと、6枚の弁が広がる六英咲き、そして八重咲きなどがある。品種の育成地によって、江戸系、伊勢系、肥後系の3タイプに大別されるが、これらの交配種もあり、さらに、種間交配によって育成された黄花品種や、アメリカなどで育成された品種もある。
【主な原種・園芸品種】
ノハナショウブ 〔野花菖蒲 Iris ensata var. spontanea〕
花茎の高さは40~100cmになり、葉は剣形で全縁。花期は6月~7月で、赤紫色の花びらの基部に黄色のすじが入るのが特徴。アヤメには網目模様が入り、カキツバタには白色から淡黄色のすじが入る。
http://taneyama.seesaa.net/image/Iris20ensata20var.20spontanea_all.jp
江戸系(江戸種)
変化に富み多彩。葉が剛直で庭植え向き。
・‘浦安の舞’
http://hangar7.jp/drive/drive-hanasyoubu-sirokitakouen/20100607_77.JPG
伊勢系
弁が垂れるのが特徴。外花被が3枚の三英花が多い。
・‘伊勢舞子’
http://www.tree-flower.jp/27/shirokita_syoubuen/hanano_ame_002.jpg
・‘青柳’
http://www.geocities.jp/expensive_high14/ir2275.jpg
肥後系
豊満でボリューム感のある花。鉢植えで鑑賞するのによい。外花被が6枚の六英花が多い。
・‘秋の月’
http://blossoms.main.jp/hakkou-iris/images/akinotuki1.jpg
長井古種
山形県長井市にある品種群。江戸時代より保存され守られているといわれる。
・長井小町
http://www.geocities.jp/go_seven_7/image/summer7837h1040.jpg
【詳しい育て方】
■主な作業
定期的な植え替え、施肥、そして乾燥させないよう十分に水やりすること。
■栽培環境
菖蒲園などでは、修景効果のために開花期に水を張っていることが多いが、水生植物ではなく、周年株元が水につかるようなところはよくない。日当たりを好み、極端に乾燥しないところであれば、あまり場所も選ばず、水辺に近いところから、一般の草花が育つ花壇まで、幅広く育てられる。蕾が出て開花する時期に一時的に水につかるのは問題ない。
■水やり
発蕾から開花中は十分な水分を必要とする。乾燥すると花がきれいに開かず、開いてもすぐにしぼんでしまう。鉢植えでは、容器に水をためて、鉢ごと入れておくとよい。
■肥料
秋の施肥は大切で、9月~10月に株を太らせることで、翌年もよい花が咲く。早春の芽出し肥、開花後のお礼肥も少量施しておくとなおよい。
■用土
一般の草花向け培養土が利用できる。植え付けのときは、肥料分が少ないほうがよく、しっかり根づいてから肥料を施す。
■植え付け・植え替え
植え付け:ポット苗であれば、春から初夏、秋に植え付けは可能。株分け苗は、開花直後が最適期である。根茎が隠れる程度の深さに植え、新芽が伸びていく方向をよく確認して、植え付けの向きを決める。
植え替え:連作を嫌うため、植えっぱなしにして数年たつと生育が衰えてくる。開花直後に株分けして植え替え、このときに土壌改良もしておく。鉢植えは、毎年植え直しをするのがよい。
■ふやし方
株分け:花が咲き終わるころ、または秋に株を分ける。花茎の部分は枯れてなくなるので、その横にある花の咲かなかった若い芽をつけて分ける。
タネまき:秋まき(とりまき)、または春まきで苗をふやすこともできる。タネをまいて3年目ぐらいに開花する。品種が混ざらないようにするには、花がらを早めに摘み取り、株元にタネが落ちないよう注意する。
■病気と害虫
病気:ほとんどない。
害虫:ヨトウムシ、メイガ
5月~6月は特に注意が必要。