記念日・年中行事
○冬の恋人の日
2月14日のバレンタインデーのあと3月14日のホワイトデーまでの中間の日で、恋人の絆
を深める日をと、結婚カウンセラーなどが制定した日。日付は寒さが厳しい冬でも愛情を育
んでくれる月の2月と、二人の結びつきを表す絆(きずな)の「ずな」を→「づな」→「ツーナ」→
27日に見立てたもの。
○女性雑誌の日
1693年のこの日、ロンドンで世界初の女性向け週刊誌『ザ・レディス・マーキュリー』(The
Ladies’ Mercury)が創刊された。
○新撰組の日
文久2年2月27日(グレゴリオ暦1862年3月27日)、京都で幕府が武芸にすぐれた浪士を
集めてつくった武力組織、新撰組の前身の「壬生[みぶ]浪士組」が結成された。
これとは別に、東京都日野市観光協会が同市ゆかりの新選組をPRするため3月13日を
「新選組の日」に制定。日付は文久3年3月13日(1863年4月18日)、後に新選組となる
浪士隊が会津藩御預となったことに由来する。
◇奥州水沢くくり雛まつり(岩手県奥州市まちなか交流館[メイン会場]・奥州市武家住宅
資料館・みずさわ物産センター・JR水沢駅・市街地旧家・商店街他、2月27日~3月3日)
くくり雛とは「押し絵」の技法で作られた雛人形のこと。その起源は江戸時代に遡る。内裏雛
や三人官女、五人囃子などのほか、歌舞伎、おとぎ話などを題材にしたものなどが、中心市
街地などに展示される。
◇第12回引田ひなまつり(香川県東かがわ市、2月27日~3月3日、10~16時)
オーニソガラム(オオアマナ)
【花言葉】「潔癖」「純粋」「無垢」「才能」
【概要】
オーニソガラム(Ornithogalum)はヨーロッパ~西アジア、アフリカに約100種分布する多
年性球根植物。ユリ(ヒヤシンス)科オーニソガラム(オオアマナ)属に分類される。
属名Arnithogalumはギリシア語の「arnithos(鳥)+gala(乳)」が語源で、乳白色の花色
に由来すると考えられる。オオアマナの由来は花がアマナ(Amana edulis)に似ていて大
きいことから来ている。
【特徴】
園芸では耐寒性の露地栽培可能種と半耐寒性のため温室またはフレーム栽培を必要とす
る種に区分される。
球根はタマネギのように薄い鱗片が重なった鱗茎で、卵形や平たい球形。種によって大きさ
は異なり、小型種で径3cm~大型種で径10cmほどになる。
葉は線形~披針形で、長さ20~60cmで球根から直接出る(根出)。地上茎には葉がな
い。開花期は3~5月で、葉の中心から花茎を長く伸ばし、数輪~十数輪の花が散房または
総状花序をなすが、下部の花の花柄が伸びた散房状の総状花序をなす場合が多い。花は6
枚の花被片を持つ星形で、色は白や乳白色が多く、他に黄色、オレンジ色などがある。
花の後にできる実は果で球形または倒卵形。
【種類】
■耐寒性種
・アラビカム(O.arabicum)
地中海沿岸原産。花茎を50cm前後伸ばして、径3cm程度の花を10輪ほど咲かせる。花
色は乳白色で、芳香がある。花の中心にある雌蕊が黒っぽくて大きいのでクロボシオオアマ
ナ(黒星大甘菜)の和名がある。英名はArabian star flower。
http://blg.nikonsrc.com/cache/J61_%25TRewKAXNc45zCf2ynkNE4.D38toM
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・花
http://matsue-hana.com/Graphics/lgal/33709.jpg
・ウンベラツム(O.umbellatum)
ヨーロッパ、南西アジア原産。和名オオアマナ(大甘菜)。 英名star of Bethlehem。
径3cm前後の白花を10~20輪咲かせる。花被片の外側は縁に白色の筋が入る。
花は日が射すと開き、陰ると閉じる。種小名umbellatumは「散(傘)形花序の」という意味。
http://okutama.eco.coocan.jp/plantpic/3577001L.jpg
・花
http://iwasironokuni.cocolog-nifty.com/photos/kaze2/img_1938.jpg
http://kero1113.up.n.seesaa.net/kero1113/image/E382AAE383BCE3838BE
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・ナルボネンセ(O.narbonense)
地中海沿岸原産。白い花をまばらに穂状につける。種小名narbonenseは「(フランス南部
の都市)ナルボン[Narbon,Narbonne]の」という意味。
http://contents.minhana.net/A1347/picture_normal/A1347_picture_normal
■半耐寒性種
・ドゥミウム(O.dubium)
ダミウムとも呼ばれ、オレンジ色の花を数輪~十数輪咲かせる。春先に鉢花としてよく出回
る。種小名dubiumは「疑わしい」という意味。
http://yasashi.info/image/photo/c00565a.jpg
・ティルソイデス(O.thyrsoides)
南アフリカ原産。草丈50cm前後、1本の花穂に30輪前後の白花を咲かせる。開花期は5
月中旬。
http://www.westatic.com/img/dict/skbzk/plants-aa/ornthy_2.jpg
【詳しい育て方】
■主な作業
花が咲き終わったらそのまま花を付けておかずに早めに花茎ごと切り落とす。枯れた花をそ
のままにしておくと栄養がそちらに行ってしまうからである。葉は球根に送る役目があるので
、花後も自然に枯れるまでそのままにしておく。
6月に葉がかれたら、鉢植えのものは掘り上げる。休眠期に30℃を超す場所で貯蔵すると
花芽ができないので、できるだけ涼しい場所で保管する。
■栽培環境
生育中はよく日に当てる。日当たりが悪いと生育が悪く、花が付かないこともある。特に蕾が
大きくなってきたら日当たりのよい場所に置かないと蕾が開かないので、注意が必要であ
る。耐寒性種は露地で冬越しできるが、南アフリカ原産の半耐寒性種は霜に当たると葉が
傷んでしまい最悪の場合は枯れてしまう。鉢植えで育てて、11月以降は室内の良く日が当
たる場所で管理する。
■水遣り
乾燥した土地を好むので水の遣りすぎには注意する。特に球根植え付け直後から2か月の
間は水の遣りすぎで球根を腐らせることがる。休眠開け直後は水に慣らすように回数を控え
めに、土の表面が完全に乾いてから水を与える。それ以外の生育期間は土の表面が乾いた
らたっぷりと水を与える。6月頃に葉が枯れて休眠に入るので6~10月は水を与える必要
はない。
■肥料
肥料は球根を植え付ける際に緩効性の肥料を土に混ぜ込む。その後の追肥は要らない。
■用土
水はけの良い場所を好む。水はけが悪いと白絹病が発生して球根がダメになることがある
ので、庭植えする場合は特に注意する。鉢植えは赤玉土5:腐葉土3:川砂若しくは山砂2の
割合で混ぜた土を使用する。
■植え替え・植え付け
鉢植えは毎年植え替える。露地植えは3年に1回くらい分球するために掘り上げる以外、特
に植え替える必要はない。
球根の植え付け適期は10月頃。露地植えは深さは7cm、小球種は10cm間隔、大球種は
15cm間隔で植え付ける。鉢植えは2~3cmの深さに植え付ける。カウバツムのような巨
大球は鉢植えで球根を用土の上に置くようにごく浅く植える。
■ふやし方
球根を分球する。葉が黄色くなって1/3くらいが枯れた頃に球根を掘り上げる。掘り上げて分
球した球根は植え付けの適期が来るまで風通しの良い場所で貯蔵しておく。
■病気・害虫
病気:白絹病 害虫:センチュウ
白絹病は水はけの悪い土壌で発生しやすい病気である。地際に白い糸のような菌糸が張ら
れ、植物を枯らす。他の植物にも伝染するので、発生した株はすぐに処分する。
■まとめ
日当たりで育てる。特に開花前は日によく当てる
水はけのよい場所が適する
球根は涼しい場所で貯蔵する。